2016/05/11 のログ
ご案内:「砦跡」にテイアさんが現れました。
■テイア > マグメール王国とシェンヤン帝国との国境、その境界線ギリギリにある砦跡。
一応は王国領にあたるこの場所だが、現在はシェンヤンが陣営を構えている。
既に帝国との戦は、惰性で続けられている状態ではあるが、国境の内側の砦をとられたまま、というのは由々しき事態である。
と、上層部、ある貴族が言ったらしい。
そこで立てられたお粗末な作戦。
砦にいるシェンヤンの敵勢およそ3000に対して1500ほどの戦力で砦攻めをしろ、という戦略にもなにもなっていない作戦。
砦跡とはいえ、城壁も残っている部分が多く攻める側が明らかに不利な戦いだった。
■テイア > 苦戦を強いられるのは予想通り。
ため息すらでない戦況。
そして何より、この作戦そのものがシェンヤン側に漏れていた。
そのせいで、補給路を断つという定石を踏むこともできずに無謀な砦攻めに挑まされる兵達。
まともに攻めることすらできず、敗退した。
――とまあ、それによって大勢の死者が出る、もしくは全滅する、なんていうのが上層部の希望的予想だったのだろうが、
部隊は最低限の被害に抑えつつ、すんなりと撤退した。
そして、今に至る――
「…っぐ……。」
ヒュン、と空気を切る音がした直後、肌を乾いた鞭が叩きつける。
背に感じるその鋭い痛みに、女の噛み締めた唇から押し殺したうめき声が漏れた。
そうやって何度も鞭打たれた、本来白い女の背は紅く腫れあがり、皮膚が裂けて血を流している。
鞭が肌を打つ度に、その振動に両の手首を吊り上げている鎖がジャラリと音をたてる。
殿をつとめた部隊の大半が、現在捕虜としてこの砦に捉えられていた。
殿部隊の隊長を務めていたテイアもまた、その例に漏れず石造りの牢の中でこうやって拷問を受けている状態である。
■テイア > シェンヤン側からすれば、砦に攻めておいてすんなりと撤退したのを訝しむのは当然だろう。
先程から、何を企んでいる、だの似たような尋問が繰り返されている。
(さて、私のようにうまい具合に捕虜になれたのは一体何人いるんだろう…。)
また鞭が振り下ろされ、皮膚が裂けて新たな血が流れていく。
噛み締めた唇にも傷は増えて、そこから血が滲む。
痛みに呼吸すらしづらくて苦しい。
それをごまかすように、思考を巡らせる。
今回、上層部とは別にたてた作戦、それは一人でも多く捕虜として敵陣の中に入ることが重要だった。
しかし、その捕虜をどう扱うかは、シェンヤン次第だから捕まっても殺される可能性もある。
最悪、自分ひとりでやらなければならない、と思う反面自身が捕虜になれたのは幸運だとも考える。
捕虜になる、という第一条件はクリアしたが、そのあとにも重要な役割は控えている。
シェンヤンの内部に自らが入り込み、動けるというのは作戦運用するのに都合が良かった。
――だからといって、この拷問を自ら望んで受けるほど被虐趣味はないが…。
「…ふ……」
何本目か分からない自白剤という名の催淫剤が打ち込まれる。
血液に直接流し込まれるそれは強烈で、頭の芯がクラクラするとともに体に熱を篭らせる。
常人であれば、既に発狂する位の量を打ち込まれていたが、精神力で意識をつなぎ止める。
しかし、その注射を打ち終わると拷問は次の段階へと進む。
ぞろぞろと――着ているもの、部屋に居たものの態度から上官クラスだろう――男たちが新たに牢へと入ってくる。
『エルフか、こいつは珍しい』
『なかなかに上玉だ、あそこの具合もいいといいんだがなぁ』
ようは、そういう事だ。
女性が捕虜となれば、性欲のはけ口とされるのは帝国でも、王国でも変わりはない。
エルフという種族は、妖精や精霊に近くその容姿は人間離れして皆美しい。
テイアもまた、その例に漏れず整った容姿をしている。
それを見て下卑た笑いを浮かべる男達に、嫌悪感も顕に睨めつけていると乱暴に衣服を剥ぎ取られる。
■テイア > 「…ぁ…くっ…」
背中は鞭で打たれて、衣服も裂けていたからほぼ引きちぎるように、パンツも、下着も乱暴な手つきで剥ぎ取られていく。
素肌を晒せば、更に下卑た視線が絡みつき男たちは大げさに歓声なんかをあげている。
白い透明感のある素肌、長い手足、引き締まった体。
男を魅了するには十分すぎる肢体、背に傷を負い血を流すさまは苛虐の炎を灯す。
後ろに回った男の、太い指が秘裂にいきなり挿入されその痛みと嫌悪感にテイアは体を捩った。
『おやおや、随分と淫乱な娘だね、濡れてるじゃないか
ははは、指を締め付けてきおるぞ、この淫乱め』
発狂するほどの量の自白剤。その強い催淫効果にさすがに精神力だけで体の反応を抑えることはできなかった。
ししどに、というほどではないが太い指を受け入れるそこは湿り気を帯びており、
拒むように収縮するそこを、指で擦り上げながら男が耳元で嗤う。
『乳首もびんびんじゃないか、ははは。愉快愉快』
正面に立った男は、胸を揉みしだき乳頭をぐりぐりと指で強く扱きあげる。
「…殺してやる…ぅっ…うぐっ…ごふっ」
視線で人が殺せたら、と射殺すような鋭い視線を男たちに向けながら、吐き捨てるように女が呟いたが戒められた状態で何ができる、と男たちの手がとまることはない。
『物騒だなぁ、そんな物騒な口は塞いでしまおう』
男が合図をすると、釣り上げられていた手首の枷に繋がる鎖が緩められる。
ガクリと硬い床に膝を打ち付けながら、男達に跪く格好になると口を押し開かれ、すでにいきりたった怒張を押し込まれる。
むわっとアンモニアと、先走りの醜悪な臭いが鼻腔まで流れ込み吐き気すら覚える。
■テイア > 後ろから秘裂を弄っていた男も、指を引き抜くと既に興奮し硬くなったそれを取り出す。
そして、女の身への気遣いなどまったくない仕草で一気に挿入した。
『噛み付いたら即座に首をはねるからな』
『うひょ、締まるっこれは、なかなかっ』
前後で好き勝手に腰を使い、自らの欲望、快楽のみを優先する男たち。
犯す男のほかに、上官クラスの者は女の胸や肌にそれをこすりつけ、
下っ端の者たちは傍でその様を見ながら興奮し、自慰を始めている。
拷問という名の男たちの欲望を満足させる為だけの、肉欲の宴が始まった。
■テイア > (…最悪だ。穴だけでいいのなら木の洞とでもやってろ…。)
秘裂の奥、粘膜をこすられれば体は傷つけまいと潤滑液を分泌する。
刺激を受ければ、秘芽も乳頭も固くはなる。
まあ、催淫剤の効果でその量が増えたとしても、それは生理的な反応、薬の作用でしかない。
なのに、男たちは淫乱だと蔑む言葉をかけながら興奮していく。
肉と肉がはじける音、抽挿による水音、淫らな音が場を支配するのとは反比例するように、冷めた思考の女。
喉奥を突かれるのに苦しくて涙が滲む。
そして、男たちが果てた。
ビュクビュクと口にも膣にもねばついた白濁が注ぎ込まれ溢れかえる。
喉奥に差し込まれたそれに飲み下すしかなく、苦しげに喉を鳴らしながら女は白濁を飲まされる。
女の肌で、傍で自慰をしていたもの達もまた果てて、白い肌を穢していく。
「――っげほっかはっ…」
抜けば、上下の口から白濁が溢れかえってくる。
涙で潤んだ瞳、苦痛に歪められた顔、どろりとした白濁に整った顔も、銀色の髪も、白い肌も染められ…。
その有様に男たちは支配欲を満たされていく。
そして、犯していた男がどけばまた男が群がり何度も何度も犯される。
ご案内:「砦跡」にロレンスさんが現れました。
■ロレンス > 境界線での戦いを遠目に見ていると、そこにいたのは美しいエルフの娘だった。
尖った耳をみると、妻の姿を一瞬思い浮かべ、苦笑いを浮かべつつも今は傍観に徹する。
そして、シェンヤン側の勝利となり戦が落ち着いたところで男は動き出す。
静かに、気配を沈めながら砦に忍びこむと、勝利の宴と捕虜の女に現を抜かす男たちの姿が、そこらかしこに見えた。
人間と魔族、どちらが業が深いのやらと呆れるように苦笑いを浮かべれば、お目当ての女の姿を求めて奥へと進む。
(「ふむ、あれだな」)
牢獄の格子窓から蝙蝠の姿になって入り込むと、前後の穴を肉棒で塞がれ、貫かれながら白濁を浴びせられる姿を見下ろす。
彼女はこの最悪の状態から何を望むだろうか?
そんなことを思いながら蝙蝠は本来の彼の姿へと変わり、傍から見れば闇から男が突然現れたかのように見えるかもしれない。
銀髪の下で何時もなら青色に化かされていた瞳は、真紅に染まり、柘榴色の魔力をふつふつと溢れさせていく。
「性と食事はよく似ていると、友に聞かされたことがあるが…成る程、下卑た輩の食事は見るに耐えない。こうも美しい女を乱雑に扱えるとは、気が知れんな」
憐れむような笑みを浮かべ、男達をぐるりと見渡しながら一瞥し、盛大に溜息を吐く。
仰々しい仕草をしながらも、男達が彼女かこちらへ攻撃の意思を示せば、その瞬間に赤黒い魔力を凝結させ、水晶のような針を放って手の甲や、足を貫くだろう。
「ここには君のご友人らしい女性も囚われているようだ。さて……取引をしようか、君が望みを叶える代わりに、君はどれだけ自分を差し出せる?」
自身と仲間達を天秤にかけさせ、それに対する対価を求む。
勿論、砦という敵地のど真ん中から安全を作るのに、ただ抱かれる程度の甘い対価では、頷くつもりはない。
身を一時の奴隷に陥れられるだけの覚悟があるか、そんなことを問いかけつつ、敵の真ん中で不敵に微笑んでいた。
■テイア > 「――!」
犯しにかかる男には好きな様にさせてやる。
勝手に快楽を貪ればいい…とテイアは動かなかった。
同意のある行為であれば、口淫も別に嫌悪感は抱かない。
相手をより感じようと、相手に感じさせようと自ら動いていただろう。
けれど、今行われているのは女の体を使った自慰に等しく。
テイアから何かしら男たちに対して働きかける事は何もなかった。
ただ、意思とは裏腹に収縮する粘膜はどうしようもなかったが。
されるに任せ、醜悪な音と臭いを発しながら続けられる宴。
その最中、冷静な思考の女の視界にちらりと黒いものが掠める。
なんだろうと、口を貫かれて首すら自由にならないから視線を動かせば、突如この場に似つかわしくない上品な衣服に身を包んだ男性が現れる。
銀の睫毛に縁どられた鮮やかな紅が印象的だった。
『なんだお前は?!』
突如現れた男に対して、場が騒然となる。
誰何の声を上げるもの、慌てて剣を構えるもの。
そんなシェンヤンの男たちの様を意に介すことなくため息をつく男。
襲いかかった兵士たちは、どこから現れたのか透明な針で貫かれて悶絶していることだろう。
「……は、…はっ…」
口を犯していた男も、漏れなく透明なそれに貫かれ悶絶している。
口から溢れる白濁を吐き出して、荒い息をしながら男を見上げる格好。
言われる事に怪訝そうに眉根を潜め。
「…なん、だと…?」
突如現れたこと、何もない空間からの攻撃。
そして、敵の真ん中で笑んでみせる彼。その神経。
そんなことが出来るのは少なくとも人ではない。
どうやら、女性兵も捕虜となっていることを匂わす言葉。
ちらりと息がまだあるシェンヤン側の兵士たちを見る。
この作戦を彼らに聞かれるわけにもいかなかった。
■ロレンス > 「君らのような下品な輩に、お前と言われる所以はなければ、応える義務もない。だが……そこの姫君には名乗る必要がある」
慌てて剣を取れば、周囲に浮かんだ赤黒い魔力が水晶の様な針になり、手を貫き、悶絶させていく。
そんな様子に目もくれず、唇を塞いでいた男が悶絶して転がれば、塵の様に蹴り転がしてどかしてしまい、彼女の前へと悠然と近づいていった。
「私はロレンス、ベルクバインの当主であり、月夜の闇に真紅を求めて歩む者達の長でもある。……要するに、君らの言う吸血鬼の始祖だ」
満面の笑みで詩人ぶった前置きを語るのはいつもの癖ながら、長ったらしく分かりづらいと文句を言われたことがあり、結局最後はこうして補足を苦笑いで繋ぐ。
懐からハンカチを取り出すと、顔にかかった白濁をぬぐいつつつ屈んでいき、その瞳を覗きこむように見つめる。
「君らの戦いを遠くから見ていた、君に興味が湧いたのでここまできたが…恐らく君の同僚だろう娘達も、こいつらの餌食にされている」
顔を近づけ、囁きかけながら片手を敵兵たちの方へと向けていく。
威嚇するように先ほどの水晶を無数に広げていけば、銃口を突きつけたかのような威圧感ぐらいはあるだろう。
何やら迷っているように見える中、どうする?と改めて問いかけて彼女の答えを待つ。
■テイア > 「……」
剣を取り迎え討とうとした者も、その透明な針に貫かれていく。
牢の中は、色欲の淫獄から血に染まる叫喚地獄へと変貌していた。
女を後ろから貫いていた男も、ひいひいと豚のような悲鳴を上げながら逃げ出そうとしていたか。
「ああ…魔族か…。吸血鬼の始祖様が随分と小汚い所におこしになったものだな…。」
彼から感じる強力な魔力、優雅で、まるで詩を紡ぐかのような自己紹介を受ければ納得がいく。
顔や髪にこびりついた白濁を拭われるのに、片方の瞳を閉じて。
けれど、何故彼がこんな所に現れたのか、という疑問。
それも続いた言葉によって解消される。
「――っはは…可笑しな人だな。…彼女たちも相応の覚悟があっての事だ。思念は読めるか?」
興味がわいたから、とわざわざこんな場所、しかもこんな状態の女を訪ねてくるとは…思わず吹き出してしまった。
この状態で笑うことのできるテイアに、彼はどのような反応をするだろうか。
そして告げられるほかの女たちの事。心が痛まないわけではない。笑みを消すと視線をロレンスから逸らし。
しかし、敵陣に捕虜として入り込むには女のほうが都合が良かった。
その方が欲にかられた男たちの判断の誤りによって生存する確率が上がるからだ。
兵たちは、怯んで動けないだろう。
囁きで近くなった男へと、思念を読めるなら読むように伝える。
このような状態に出てきた相手だ、わざわざシェンヤンにこの事を伝えたりはしないだろう。
今回の作戦、トロイの木馬にみたてた捕虜、内部へ入り込み内側から転送魔法を使って自陣の兵を送り込む作戦を思い浮かべる。
彼の要求を断れば、ばらされるというリスクはあったが応える心づもりが女にはあるようで。
■ロレンス > 恐れ慄き、悲鳴を上げて逃げようとするものには攻撃を仕掛ける様子はない。
ただ、その様子に冷たく視線を向けて嘲笑を浮かべるぐらいはあるかもしれないが…。
「戦う女性はそうだろう…あぁ、出来る」
吹き出すように笑ってしまう様子を見やれば、笑みを浮かべながら頷いていく。
そして彼女の考えた作戦、転送魔法を使って内側から攻撃を仕掛ける奇襲のために、捕虜になりにきたと知れば、思念の言葉で同じく答えていく。
入りこんだ兵士達に一時的に彼の使う魔法でポテンシャルを上昇させ、彼女達が掴まる間の安全をつくるために、彼の術でここらの男達を望んだ通りに…そして自然に操る仕込み。
彼女の作戦が綺麗に決まるための後押しを対価として提案すれば、一度彼らへと振り返る。
一瞬、一つ目の牛のような幻影が彼の背後から浮かぶと、瞳に力が集まり、呪われた瞳が宿っていく。
それを見た男達の時間をとめていき、生きた人形状態としてしまえば、瞳の変化を解きながら彼女に振り返る。
「さて、対価はここで十全にいただいて…後は君らの望むように事を進ませたいと思うが、どうだろうか?」
人間の軍勢を操ることなど、簡単なことと言いたげに力を示してみせると、柔らかに微笑む。