2016/01/11 のログ
ハナビ > 「んっ、ぁっ…ひっううううっああっああ…♡」
媚薬が周り、瞳にハートマークを浮かべながら愉悦の表情を浮かべる。
舌を出し撫でられる手に愛情を快楽を抱きながらすりすりと頭を寄せていく。飼い主に甘えるペットのように、肛門から喉まで犯されながらも肌を寄せていて。

「あっ、ぅ…んっ、ぁ…アスタルテ、さまぁ♡ んっ、ちゅっ…」

数分に渡る濃厚なキスにすっかり表情を緩めながら体を名残惜しそうに離すと、再び抽挿が始まり、ゴポゴポと愛液と化した胃液が沸き立つ音を立てていく。そしてすっかり甘い感情に浸っていたところ、今度は大柄な魔物がついに重い腰をあげてこちらへとやってきた。

「んっ、ぁ…ぁ…ひっ、ぁ…な、なにっ…ひぐっ!? ふぐっ!!おおおおおっ!!? ピッ、あっ、あああっ!!♡」

ビーンと伝わる振動は次第に大きくなり、ハナビの全身を内側から震えさせていく。その振動は当然中の触手にも伝わり、驚いた触手が暴れ、ロータスとスライミーの触手や体液が震え、脳髄までシェイクされていき、その振動が細胞を揺するたびに放水のような絶頂を帯びていく。

「あっへっ、ぁ…んっ、ぁ…へっ、ぁ…♡」

だらしない表情で快楽の地獄に流されて、それが数ヶ月続いた頃、お腹はすっかりと大きくなり胸も膨らんで、穴という穴から触手を覗かせながら愛しそうにお腹を撫でていた。

魔王アスタルテ > (ハナビは妊娠し、そのお腹は膨らんでいた)
『そろそろ出産の時だな』
(ロータスは、ハナビにそう語りかける)
「どんな子が生まれてくるか、楽しみだよね♪」
(アスタルテは、生まれてくる子にわくわくしていた。

 ハナビの穴という穴から触手を覗かせている。
 そんなハナビから、新たな触手が生まれるのだ)
『ガッハッハッハ!
 まずは触手一匹目の出産ってかぁ?
 そういや四つ子の触手生物だったよな』
(大王ブルートも相変わらず、ハナビの乳首や臍から出た触手を振動させている。
 いや、現在ではハナビの狐耳などからも触手が出ており、それも振動させていた)
『おいロータス、ハナビの膣内から触手を抜いてやれよ。
 出産なんだからな!』

『うむ。そうだな』
(ロータスは、子宮を突いていた触手をゆっくりと抜く。
 ここ数ヶ月間、絶えずハナビの割れ目を塞いでいた触手がやっと解放されたのだ。

 そしてしばらく経てば、ハナビの割れ目から幼き触手が顔を覗かせるだろう)

ハナビ > 「はっ、ぁっ、はっ、ぁ…♡」

陣痛も今は快楽のスパイスでしかない。膨らんだお腹を抱えながら足を開き、主人に見えるように秘部を晒して、少しずつ体外へ押し出すように呼吸を整えていく。
呼吸だけで絶頂できるほど快楽漬けにされた頭も、今この瞬間だけはとろけるような思考で愛しく赤子へと意識を向けていく。

「んっ、はっ、ぁ…ああっ、ひっぁ…ふぐっああおっおおおおっっっ♡ローっ、さまぁ♡ 穴、寂しいっ…♡」

触手が引き抜かれて体が激しい消失感を覚える。体から芯を抜かれたように脱力し、ヒクヒクとぽっかりあいたアナルを疼かせている。
はぁはぁと呼吸しながらお尻を媚びるように振ってれば、次第に秘所がくちっと開き幼体が顔を出してきて。

「はっああっ!産まれちゃうっ…ロー様のっ、赤ちゃんっ…♡ あんっ、ああっ…ふゅきゅううううっっ!!?」

ぎゅっと力んだ瞬間、幼体がずるるるうっと音を立てて産道から体を引きずり出してきた。続いて2体、3体と顔を出していき、立て続けに出産絶頂を決めさせていくのだ。

魔王アスタルテ > 『出産時だ、穴を塞いでしまえば我が子が出られまい。
 寂しいと思うが、我慢するがいい』
(数ヶ月ぶりに膣内と尻穴の触手が抜かれたのだ。
 ハナビにとっては、もはや身体の一部かのように馴染んでいたかもしれない。
 それが急に、ハナビの体内からなくなってしまったのだ。

 だがスライミーは相変わらず、ハナビの全身に入りこんでいる。
 ハナビの視覚とスライミーの視覚は現在、共有していた)
『ロータスの触手が抜かれても、私はあなたを愛撫し続けるわ』
(その言葉通り、ブルートの振動も相まってハナビの体内は相変わらず刺激され続けている。

 そして、ハナビの割れ目から触手生物が顔を覗かせる。
 それは全身から無数の触手が生えている、見るからに謎の生物である。
 触手で覆われているのでどんな姿をしているかは不明だが、どちらかと言えば丸っこい)
「あともう少しだよ! 頑張って!」
(アスタルテは無邪気に、ハナビと生まれてくる触手生物を応援する。

 そしてついに一体目がこの世界に誕生した。
 その触手生物は生まれた瞬間に、母であるハナビに自身の触手を伸ばして、胸部に巻きつく。
 どこか抱擁しているようにも見えなくない)
『がっはっはっは!
 まずは一体目だ! 目出度ぇじゃねぇか!』
(ブルートは、生まれてきた触手生物の幼体を見て豪快に笑った。

 親たるロータスは、その性格上クールなものだった)
『よし、順調だな。それでは二体目だ』
(そして二体目も生まれると、今度はハナビの右腕抱きつく)
「あははー♪ この子達は、ハナビお母さんを愛してるんだね~。
 ハナビちゃんは、狂おしい程可愛らしいんだから、無理ないよね♥
 出産絶頂しているハナビちゃんも……たまんないよね♥」

(三体目も無事に生まれ、今度はハナビの腰に巻き付いた)
『おめでとう、ハナビちゃんにロータス。
 これで無事に三体目が生まれたわね』
(スライミーはハナビの脳から、出産を祝福する。

 そして最後の四体目も無事、生まれる。
 最後の赤子は、ハナビの左太股に巻き付いた。
 それ等四体の触手生物は、ハナビの脇や胸、股間などに触手を伸ばし、
 母を愛撫し始める)
「生まれて早速ハナビちゃんを愛撫するなんて、えっちぃ触手だね~♪」

ハナビ > 「ひゃっ、いっ…♡ スーさまぁっ、気持ちいいっ…♡ んっ、ああっ…ブルさまもっぉ…ひっうんっ♡」

すっかり愛称混じりの敬語で呼ぶくらいには馴染んでしまったのか、甘える声で快楽を与えてくれる二人に感謝しつつ、芯が抜けた体に満足させるような刺激を与えてくれて。瞳を輝かせながら愛撫に嬌声を上げ続ける。頭の中に響く応援の声にこくこくと頷きながら精一杯いきんで。

やがてゆっくりと顔を出したふしぎ生物。見たこともない魔物だが、今はそんなことはどうでもいい。伸びてきた触手を抱き寄せて我が子を抱き寄せるようそばに寄せる。今まで魔物の子を産んだことは何度かあったが、それらはすぐにどこかに行ってしまい、こうして対面することは初めての経験だった。

2匹、3匹と姿を見せ、最後の4匹目が生まれて体に抱きついてきたとき、ちゅっと我が子達にキスをして。魔王たちに視線を向ける。

「っ、はっ、ぁ…ローさまぁっ、こんなに、可愛い子、生まれたよっ♡ 褒めてっ、ほめてぇ♡」

最初からずっと激しい性交を重ねていたロータスには他の魔王よりワンラク上の感情があるのか、我が子たちを見せながら甘い声をあげて触手にすりすりと頭を寄せるのであった。

「アスさまぁ、いっぱい、うんだのっ、きもちよかった♡ こんなの、もう、忘れられないよぉ♡」

魔王アスタルテ > (ロータスの触手がハナビから抜かれた後も、スライミーとブルートは絶やさずハナビを愛撫し続けた。
 感謝の言葉を聞けば、ブルートは男らしくサムズアップ。さすがに、ハナビの脳や全身に居るスライミーが何らかの反応を返す事はない。
 だが、数ヶ月もこの空間にいるのだからハナビが愛称で呼ぶように、魔王も四天王もさらにハナビと親密になっている

 ロータスはクールながらも、紳士的にハナビに声をかける)
『ああ。よく頑張ったな、ハナビ。
 可愛い子が生まれたな。まさしく、我々の子だ』
(ロータスは表情こそ変えないが、ハナビの頭を優しく撫でる。

 アスタルテは、ハナビに優しく微笑んでみせる)
「ハナビちゃん、おめでと~♪
 お母さんを愛するとても良い子が生まれたね。
 ハナビちゃんが立派な魔族である事を認められたのかもしれないね」

(ロータスはしばらくすると、ハナビの頭から手を放す。
 そして、自身の触手をうねらせた)
『さて、出産を喜んだとこで……。
 貴様は苗床だからな。一度の出産で終わるわけでもない。
 さっそく、次の触手を孕ませずぞ』
(ロータスは再び、ハナビの秘所と肛門に自身の触手を挿入する。

 アスタルテは、四天王メカルトの機械の胴体を冷蔵庫のように開き、
 そこから漆黒の液体が入った注射器を取り出す。
 予め、媚薬を複数作って保管していたのだ)
「今日の薬物投与もまだだったよね。
 それじゃあ、射しこむよ~」
(いつものように、アスタルテはハナビの首筋に注射器を射し、
 そして媚薬を体内に投与する)

ハナビ > 「ふにゃぁ…♡」

撫でられて、愛撫されて、子供も生まれて幸せを感じながらむぎゅ、と我が子を抱きしめる。ミレー族として、ヒトとしての幸せは得られなかったかもしれないが、これはこれで幸せのカタチかもしれない。
体を汚染され、全身が変わっても今自分はまさに愛されてて、愛してて、それはとても幸せで。

ロータスが次、と言えばすぐさまに股を開き、入り込んでくる触手を愛しそうに受け入れて。

「はぁぃ♡ あっ、んんっ…ふっああっ、両方、いっぱい♡ おくすりっ、もっ、欲しいよぉ♡ アスさまっ、入れて、射れてっ♡」

舌を出し、はやくはやくと上機嫌のまま両穴に触手を受けれて薬をせがむ。これがハナビにとってご飯であり、褒美でもあるのだ。

魔王アスタルテ > (抱き締められた謎生物の子は、嬉しそうに自身の触手を蠢かせる。
 キスや抱擁で母の愛を感じ、謎生物もその愛情を返すかのように触手を使ってハナビの股や胸、脇や脇腹、太股など全身を愛撫し続ける。
 『生んでくれてありがとう、お母様』そんな言葉が聞こえてくるような気さえしてくるかもしれない)
 
『次の子も元気に孕ませてくれ、ハナビ。
 我々の愛しの子なのだからな』
(ロータスは、無数にある自身の触手の四本で、
 触手生物の赤子をそれぞれ優しく撫でてやった。
 その後、ハナビの子宮を何度も突き始める。
 肛門に挿入されたロータスの触手は、再び腸や胃を通って食道へ)

「一日一本だよ~。
 それ以上は、あげられないからね?」
(薬物中毒になった少女に、アスタルテは薬を投与し終える。
 これを絶やせば、中毒症状が出かねず危険だろうか……。
 そして薬の投与が終われば、アスタルテはハナビの唇にキスをしてみせ、舌を絡ませる。
 数分のキスが終われば、いつものようにアスタルテはハナビに「愛しているよ……♥」と囁いてみせた)



(それから十数年以上の時が進む。
 ハナビにとっては、一生の内の約半分の時間をこの結界内で過ごした事になるだろうか。
 アスタルテ達に監禁される以前の記憶は、もう遠いものになっているかもしれない。
 だが、ハナビは魔族となっているので年はとらずに外見は変わっていないかもしれない。
 この十数年以上もの間に、ハナビは幾多もの触手生物を出産し、この結界内は触手生物で溢れかえっていた。
 それ等全てが、ハナビとロータスの子なのである。
 先に生まれた触手生物はすくすく成長し、平均の人間程のサイズになっている者もいる。成長した触手生物の形状も、獣型や人型、異形、鳥型など様々だが、その全てが全身を触手で覆っている)
 それ等の謎生物は、触手を使ってハナビの全身に巻きついたり、愛撫したりしていた)

ハナビ > 「はぁい、んぐっおっ…んぶっ、んんっ♡」

あっという間に喉元までかけてきた触手を大切そうに体内に収めるとまた終わらない快楽が始まり、種付をされればまた産み落とし、お薬を貰っては今を生きていく。

アスタルテに愛を囁かれ、ロータスの子を産み、スライミーに愛撫されながら、ブルータスにかき回してもらう。それがとても幸せに感じ、早いものでもう何十年も時が過ぎ去った。

定期的に与えれた薬のせいか、だいぶだいぶ体は馴染み。昔のことなどほとんど記憶から抜け落ちている。記憶なんて、頭の中にいる二人からすれば些細なものでいくらでも改ざんできるのだが。
我が子たちは大きく成長し、今その数匹をそばに携えながら新たな一匹を産み落としていた。

「はぁ、ぁぁつ、んっ…ぁ…♡ ローさまぁ、また産まれたよっ♡」

このくらい時が経てば、ハナビも昔の天真爛漫なころの性格を徐々に取り戻し、笑顔で快楽調教を受けながらイキっぱなしの体に馴染んでいた。自分から奉仕もするし、子育てもしながら今やすっかり家族気分で闇の世界を満喫していたようで。 

外見はといえば老けた、ということはないにしろ少し背が伸び、髪と毛が伸び、艶やかな表情をするようになり、肌に魔族の証が浮かび上がってるくらいだろうか。今まで持ち合わせていなかった闇の魔力も携えて、闇の祝福を受けた体はより強靭になり、力強くなっていた。

魔王アスタルテ > (この暗黒の結界が張られ、既に何十年も過ぎている。
 先に生まれた触手のように、ハナビもまた少し背が伸びて髪が伸びて、艶やかな形相も見せるようになったりで立派になった。
 そんな様子を側に見ていた魔王と四天王にとっては、それが微笑ましくある。なにせ、彼等の外見は変わっていないのだから。
 またハナビは、闇の魔力を携えたり肌に同胞としての証が浮かびあがったりで、より魔族らしくなった。
 これもまた、喜ばしい事である。
 これだけ時間が経てばハナビも、激しい愛撫や薬物、呪いによる快楽も身体が馴染んでいるのだろう。彼女は天真爛漫に笑顔を見せていた。
 無論、日課となっているアスタルテの愛の囁きや薬物投与、スライミーの体内からの愛撫、ブルータスコンビによる掻き回しも数十年間一切絶やさず継続していた。
 
 そしてまた、新たな子が生まれる)
「やった~、また無事に生まれたね♪
 次の子は、どんな子に育つかな?」
(新たな子の誕生にはしゃいで喜ぶアスタルテ。
 ロータスは夫の如くハナビを優しく自身の触手で包み込む)
『よく頑張った、ハナビ。
 また可愛い子が生まれたな』
(ロータスは、新たに生まれた子を抱き抱える。
 この闇の世界で、家族のようなものが出来あがっていたのだ。
 なにせ、何十年もこの闇の世界で生活し続けているのだから)

『おいおめぇ、そんなに暴れるんじゃねぇ!
 他の奴等を見てみろ? 良い子にしてるだろ?』
(ブルートは、やんちゃな子を戒めている。
 元気な子に育っているという証拠である)
『そろそろ飯にしようぜ』
(ブルートは、四天王メカルトにそう言った。

 すると、メカルトは自身の機械の胴体を冷蔵庫のように開く)
『そうですね。ブルートさんはお酒とお摘みですね。
 ハナビさんは、何に致しますか? アスタルテ様の媚薬だけでよろしいですか?
 この子達の食事は……いつも通りハナビさんの体液でよろしいようですね』
(ブルートは、メカルトから酒瓶とお摘みを受け取る)
『ありがとよ。
 今日も出産したからな、目出度ぇこった! 飲むぜ!』
(そんな生活空間が、この闇の世界に広がっている)

ハナビ > 「えへへっ ローさまぁやみんなのおかげだよ♡」

ロータスに抱きしめられながら頬を赤らめて尻尾をパタパタと震わせる。この人たちは自分を奴隷や家畜として扱わない。対等とは言わないが、少なくとも親しみで接している。そのことが嬉しかった。人間はミレー族であると軽蔑するのに、この人たちは隔たりなく接してくれる。
だから、毎日の地獄のような快楽責めも、いつしか苦にならなくなり、もっと一緒にいたいと望むようになり、それらは如実に体に変化をきたし、闇の魔力を生み出すまでに至った。

「え、ボクも飲んでいいの…?」

メカルトに目を丸くして答える。媚薬と精液以外の食事など何十年ぶりだろうか。それとも意外と食べていたのだろうか。恐る恐るアスタルテやロータスの顔色を伺いつつ、OKそうな様子を見せればメカルトにお願いするであろう。

「じゃ、じゃあ、ボクも、お酒、飲んでみたい…スー様も、一緒に食べようよ」

体の中にいる主人に問いかけて、みんなで一緒の食事を願う。お酒を飲む前に先に我が子たちに、キスをして、愛液と母乳をすすらせ、尿道を犯させてほぼ愛液と化した尿を吸わせ、餌を与えていく。
それらが終わればひと段落したのか、子供たちを寝かせて戻ってくるのであった。
真っ暗な世界でもしっかりと四天王と魔王の姿は見えていて、尻尾をぱたぱたと振ってロータスのそばへと歩いていく。ロータスとアスタルテの間がお気に入りの場所なのだ。

魔王アスタルテ > 『嬉しい事を言ってくれるな、ハナビ。
 我は、貴様との子が出来て心よりよかったと思うぞ』
(クールなロータスだが、だんだんハナビに本音を言うようにもなってきている。
 そんなロータスの言葉に、ブルートが続く)
『よしっ、ハナビも一緒に飲もうぜ!
 おいメカルト、ハナビの分も酒用意してやれや!』
(常に快楽を感じ常にイキ続ける身体に馴染んだハナビなら、お酒を飲むのも問題ないだろうか?

 ハナビがアスタルテやロータスに顔を向けると、タコ怪人の方は頷き、魔王はにこりと優しい微笑みを向ける。つまり、飲んでも良いという事である。
 長きに渡り、ハナビは媚薬と精液以外の食事しか与えられていなかった。だが、その間は魔王も四天王もハナビと一緒でロクな食事をとっていた様子はない。ハナビも媚薬と精液で過ごしていたのだから、彼等もそれ相応に美味しい食事をしなかったのだ。
 だが時が経ち数年前には、ハナビにもアスタルテにも四天王にも豪華な食事が並ぶようになった)

『ハナビさんもお酒ですね。
 ロータスさんもお酒でいいですか』
『そうだな。今日は、みんなで飲み明かそうか。
 ハナビの言う通りだ。スライミーもたまには出て来い』
(ロータスも円をつくるように座っていく。
 アスタルテも、ロータスとの間にハナビが座れるスペースをつくってちょこんと女の子座りする。
 ちなみにアスタルテは、幼女な外見の通りお酒は飲めません)
「あたしはオレンジジュースと、そうだねーローストビーフにしようかな」
(しかも、その小さな体系通りに小食な魔王である。

 スライミーは、ハナビの身体から出てきて、青髪の少女の姿を模る)
『そうね、たまには一緒に食べてみるのも楽しいものよね。
 子供達を寝かすのを手伝うわ』
(ハナビが子供に愛液や母乳など、餌を与える光景を微笑ましげに眺めてから、
 スライミーは子供達を寝かすのを手伝った)
「二人とも、はやく~」
 その後、ハナビとメカルトの二人で一緒に戻ってくるだろう)
『それでは、私も久しぶりにお酒を飲むわよ』
(メカルトは、ハナビとスライミーにもコップを渡し、お酒を注ぐ。その後メカルト自身、自分のコップにも酒を注いだ。
 魔族の国でも一級品のお酒である)
 
「それじゃあみんな集まったところで、乾杯だよ~♪」
(みんなで楽しく、乾杯するだろう)

ハナビ > 許可を貰えれば笑みを浮かべ、数十年ぶりの食事を、家族とも呼べる魔王たちと共に過ごした。
ロータスの変化も敏感に感じ取り、肌を寄せるように少し体重をあずけながら身を寄せたりして。 スライミーも体から出てくればやや寂しい感じもするが、今では血液のいたるところにまでスライミーの残りが染み込んでいる。
例え本体が体内にいなくても常に彼女とは繋がってるし、ロータスともまた常につながっていた。
それゆえに特にこの二人には懐いているのである。もしもこの家族たちに敵対するものが現れたのならば、命懸けで守る、と思える程に身も心も預け、瞳は魔族らしく赤く染まり、紋様は全身へと広がっていた。

「乾杯♡」

楽しそうに、幸せそうに乾杯をする姿を見れば、暗闇の結界から出る日もそう遠くないのであろう

魔王アスタルテ > (幸せな時間は続いていく。
 ハナビの体内には、スライミーの残留が染み込んでいるし、彼女はロータスとも常に繋がっている。
 ハナビの事は、アスタルテや四天王にとって家族とも言える程に大切な存在だ。
 この幸せな時間が続くのは、とても魅力的な事だった。
 だが、終わりはいつかやってくる……)

(この結界を埋め尽くす程の子供達は今後、時間が流れる結界の外で過ごしていかなければならない。
 子供達は、外の世界を知らないのだ。
 その点など、この結界を出れば話しあわなければいけない事もあるだろう。
 だが今は、この幸せな時間を楽しもうじゃないか)

ご案内:「◆近郊の森」からハナビさんが去りました。
ご案内:「◆近郊の森」から魔王アスタルテさんが去りました。