2022/07/25 のログ
■イーヴィア > 「―――剣の形をした棍棒、と言っても間違いは無いかも知れねぇな
だが斬れない剣じゃあない、カタナみたいな切れ味を追求した物とは逆に
必要な切れ味を、絶対に落とさない。 ――泥仕合にこそ強い代物だ。」
(とは言え――其れは、全て扱う者次第だろう
扱う者の手足となって、扱い物の力量の儘に振るわれる武具
斬馬刀と言え、其の重量と頑強さであれば、魔獣の首を落とす事も可能だろう
長剣とは言え、女の剛力で揮えば、鎧ごと骨を砕き、死を与える事も叶うだろう
何より、その剛健さは、決して折れぬ剣は、女の身を護る事にもなろう
無銘である事が、女の目的に合致するとなれば
店に置いて在るどの武器よりも、此れが良いと、鍛冶師として判断した。)
「試して見りゃあ良い。 木人形は、人間の固さに調整してあるからな。
そも、御前さんの怪力なら、素手でも人を折れそうなもんだが…。
……獲物の分、間合いを伸ばしてくれるだろうよ。」
(――大の大人でも、或いは冒険者辺りでも。
女の様に、軽々と片手で構える事は難しいだろう。
相変わらずだ、と、感嘆を籠めて、小さく口笛を鳴らしては
壁棚に置かれて居た、調整用の砥石や金槌をテーブルに乗せ。)
「―――普通の鍛冶で使う期間の、倍以上を鍛ちに掛けてる。
金属の密度と折り返しが肝だ。 まぁ、言った所で真似出来る奴はそう居ないだろうがな。
魔術も、特殊な機構も無い、唯のなんの変哲も無い剣だ。
逆に言えば、変な干渉を受けたりする心配も無い、気を割く必要も無い」
(――相手の手の内が読めぬ、新たな地への旅の相棒としては
悪くない選択だ、と。 少なくとも己は、そう思うのだ)。
■メイラ・ダンタリオ > 刃は鈍ら 硬く詰まれた身 丈は馬の首へと届き
振り方次第では丸ごといける そんな剣は、頑強性 この一転に絞って打たれているせいか
菱形のその剣を握り、切っ先をいまだ空中に着けないまま 手の中にグリップは存在する。
長ければ、長いほど 剣身を浮かせ続ける行為は負担なはず 腕力 よりも 手首への負担 握力 への維持。
「心配するうこともなく気兼ねなく振える 武器持ちとしてはうれしい限りですわ。
何も考えなくていいんですもの 適度な力で適度な位置を、などと
そう、わたくしはそんなエレガントにはいかなくってよ?」
そう言って、剣身を左手に乗せ、両手で愛でる間に、いくつかの木偶を並べていくイーヴィア。
試し切りだってタダではないというのに、ぽんぽんと用意する辺り 今まで日の目を見なかったこの子への意識
そして 耐えきれるかの一抹の不安でもあるのかもしれない。
「試し斬り ねぇ。」
横に寝そべれば簡単に叩き割れるだろう 人の形をした丸太を、剣の形をした斧で壊すようなものだ。
立っている状態では、抵抗による弾き飛ばされてしまう力がかかるよりも先に、斬れてしまう
それが理想ながら、この場合望むのは破壊である。
メイラ自身、今までの中で一番の鈍らだろう 扱う武器ではそう感じるこの剣。
何度か、片手で 両手で振るってみると、ブォンブォンと空を斬るとは程遠い、風を千切った音がする。
木偶の前に立つと、まずは一体目 最初はかっこよく決めるつもりもない。
両手 切っ先を前に向ける持ち方で木偶の肩にトン、と叩く形。
そこから、両手で持ち上げるや左足を前に一本伸ばす。
構えが正眼から片側に寄り、持ち上げる鍔元が肩による。
そのまま、真っ直ぐに 木偶の足場に力がかかるように振り下ろす。
この剣 天井と壁が無限ならばメイラになんら気兼ねさせることはない。
メイラにとって重量とは攻撃力 防御力とは攻撃力 頑強性とは攻撃力
そう、このイカレくるった女にとって、全ては攻撃力に転換される。
怪力令嬢 その言葉の通り。 全てはこの怪力が、攻撃力という答えに導く。
「―――(シ ィッ)!」
ギザ歯を噛みしめ、空気が閉じ切った歯の隙間から鋭くこぼれながら
肩口から乗せた長い刃 真っ直ぐな西洋両刃剣 その見が、両腕と体で振るわれ、木偶の肩口から浅く斜を描いて
斬れた音 叩いた音 それらの前に ぼぎゃっっ と凡そ 人間では生まれにくい音を生まれさせる。
切っ先が勢い余って、地面をたたき折れるという不細工な真似はしないのは、両腕が染みついているのか
ピタリと切っ先を止めると、圧がかかり、へし砕けながら食い込み続け、ミシリとミキリという音が一瞬で幾つも重なった音
ぼぎゃっ なのだ。
飛散する木屑がメイラの黒髪の前髪 頬 瞼に当たる中で、瞬きすらしない。
姿勢を振りぬいたそれから戻し、片手で振るう斬馬剣。 手のひらで剣身を撫でながら。
「この子が硬さを謡うのなら、わたくしが攻撃力となりましょう。」
互いの役割は、これで決まった。
お前は耐えればいい わたくしが後は全て役割をこなそう。 それだけなのだ。
■イーヴィア > (普通の頑健さであれば、其の剣は自重で自壊しかねない
だが、尋常では無い金属密度となった剣は、そうはならぬ
普通ではない事を、魔剣の条件とするならば
其れは純粋なる剣でありながら、魔剣と言えるのかも知れない
使い手を選ぶ上に、大分尖り過ぎているとは思うが
試し切りと実戦は異なる、其れは誰よりも心得ている
だが、少なくともこの場合、剣の耐久力を、女の剛力に耐えられるかを図るには
充分なつくりの木人形は用意した積りだ
女が、剣を振るう其の瞬間まで、何処か緊張した面持ちで見て居るのは
其の剣が、此れまでとは異なり、女に合わせて作られた訳では無いからだろう
我が子を嫁に出すにも似た気分、と例えるのは誇張では無い
手が掛かった子であれば猶更だ。)
「―――――………!」
(――文字通り、叩き折れた。 華麗な剣技とは異なる、荒々しい傭兵の如き斬撃。
斧やハンマーを扱う時に似た振るい方は、其の剣の扱いを良く判って居る其れだ
ただ、何も考えずに敵へと叩き付ければ、其れで良い
女の剛力を存分に揮おうと、其の剣はひたすらに耐え続けるだろう
決して折れる事無く、女の意思に応え続けるだろう
女に力を与える物では無い、女の力を損なわぬ為の剣
修理や修繕も、女一人の力で全て叶うであろう其れ。)
「……配合比率は秘密だ。 だが、純鉄では無いと言って置く。
修繕道具は堅めのモノを使えば良いが、普段、御前さんが使ってる物で問題無いだろう。」
(――相手の斬新が終わった後で、己は木人形の残骸を拾い上げる
人間と同じ固さ、重さ、其れがこの様な破砕のされ方になるというなら
其の斬撃が掠めただけでも致命的な傷と為りかねぬだろう
――基本的に、心配と言う物はこの相手に限って一切して居ない
だが、改めてその規格が良さと言う物を、肌で感じる事と為った)。
「―――――……他に注文が在れば、直ぐに調整してやる。」
(決まった。 ならば、己が出来る事は、その準備を万全にする事だ)。
■メイラ・ダンタリオ > 巨剣擬き メイラが扱う代表的な質量武器
それすら手放し 何ら変哲もない 馬の首に手が届く程度の長剣を望み
手に渡ったのは菱形の剣身 菱形の鍔 そんな剣を握って思ったのは 頑強性という一点故にか
たとえて言うなら 凝縮 折り返しは重ねることで剣身の身を詰ませ、隙間なく仕上げる。
鋭さや強度は一度か二度でいい それは錬金術で証明されている。
しかし何度も何度も折り返して作り上げるような ある種の異常 刀でも見られるそれは
身を研ぎながら穴という節目がどこにも宿ることがなく、綺麗に一枚へと仕上げるが故だ。
「手によくなじむこと。 お前は普通の剣の、半分太い程度でしょうに。
重さも硬さも、大剣に近づけてしまっているのでしょうね。」
イーヴィアの純鉄ではない ある種の鋼ながら、ドワーフなりの鍛鉄があるらしい。
この凝縮されたような剣を手に、メイラは狂気的な三日月の笑みを浮かべることはない。
うっすらとした弧を描く程度の、そんな笑みの中で、やっとイーヴィアに向き直って見せる。
片手に凝縮剣を携えて振り無くそれは 殺人鬼のような圧すら感じられる。
「刃こぼれや歪みよりも、手入れや油を纏わせる事 あとはせいぜい接続部位に血が入り込む危険性。
これは樹脂か凝固剤で埋め立ててますの? それとも外せるように?」
刀のような、部位が外せる代物でたとえると鍔の間 柄を外した茎など
赤が垂れ落ち、拭う暇もないほど振い続けると赤が中まで浸透してしまい、こびりつく。
扱い方を聞きながらも肩に担ぐようにして、その斬馬を手にカツリコツリと傍までいくと。
心残りはないか? そう聞かれる。 メイラは、顎に手を当て、指先で撫でる。
「ん。」
イーヴィアは、今のメイラにこの二振り よく似合っていると手渡す決心もついている。
残りの問題と言えば、メイラはバスタードソード これと同系統の、丈が違うだけの剣
それが台に置かれたままなのを見つめる。
「鞘ですわね。」
メイラは、この斬馬剣に対して、鞘をどうしようかとつぶやいた。
長く収めてしまえば抜くのに苦労する 皮で切っ先と刃だけを保護すると、背中に垂れ流すしかない。
しかしメイラは、腰に差し込んで伸ばしたいという。
故に、腰に差し込んだまま、鞘から離す方法 それをどうしようかと剣を撫でながら試案し。
「ん~~……先端と片側だけというのも。」
一息ですらりと抜けるのに、腰に差せる鞘。
収納式では、抜くときは全身包まれるから変わらない。
なら、と仕掛け付きのように半身を捻れば露出できる、というのも凝りすぎのような気がする。
絵物語のようにするり行きたいところ。
腕を伸ばしきるまでのロスを好んでいない。
■イーヴィア > (――殺人鬼と、戦士の違いは何か。
其れは殺人が、目的か、其れとも手段か、だ。
殺すという意味では何も違わない、その二つを分け隔てる明確な違い
例え女が、其れと同じ気配を纏って居たとて――其れさえ違えなければ、良いのだ
女が異常であるならば己もまた、鍛冶錬鉄に対しては異常であろう
気が狂うほどの折り返しを繰り返す間、只管炉と向き合い、鍛冶場へ籠る
一心不乱に金槌を振るい、肌を焙られながらに鉄と向き合い続ける
だが――其れが己の、普通、だ。 己にとっては、当然だ。
何の不思議な事は無い、と――其れはきっと、相手も同じなのではなかろうか。)
「隙間は作らねぇように嵌めて有る。 樹脂を纏わせちゃ居るが、水気の入り込む余地もないな。
柄がもし壊れても、最悪、柄の芯材を掴んで振れる様にはしてあるさ。
血に塗れても、柄と巻革自体が吸い上げてくれるだろうよ。」
(飾りでは無い。 あくまで実戦の為に作り上げたモノ。
故に柄巻き部分の造りにも妥協は無い、何せ隙間を生もうものなら
全力で振った瞬間、使い手の手首を持って行きかねぬ
否、十中八九持って行くだろう
故に、基本は外さぬ事を前提に。 例え外れても、使い続けられる様に。
刀と異なり、外せる構造にして、多少の余白を生む意味は、剣にはない
女へと、剣の使い方を凡そ応え、其の性質を教えては
――その次の問題、鞘について。 ふむ、と少しばかり考え込み。)
「――どうしても腰にってなら、抜くんじゃなく、鞘が直ぐ外せるようにするか
剣を抜くと同時に、鞘を背後に引き放れば、抜刀までの距離は稼げるだろうよ
それか――鞘に入れた儘でも、ぶん殴れるようにするか。」
(割と――其れが一番難問のかも知れない
女が望む構え、帯刀の仕方、それらを考えても、剣は長く、大きすぎる
せめて背に背負うのであれば、色々と遣り様が在るだろう
だが、もし其れが駄目だと言うなら、在る程度抜刀の仕組みを変える他無い)。
■メイラ・ダンタリオ > バスタードソードより長く、トゥーハンドソードよりは短く
両手で振り下ろす切っ先が馬の首と供に騎手の手を 首を 両断せしめんとさせる丈
鉄塊を畳んだ姿。 元の大きさをここまで縮めたような姿のそれを、手に携えたまま置かないメイラ。
手の中で、今だなじませ続けるかのように。 イーヴィアの剣 は メイラが握る剣 として
もはや確率させている関係性を醸し出しながら、接続の部位 はめ込まれる部位 それらの流れを説明され頷く。
ならばこれは、血をぬぐいながら、下手なことを そう たとえて言うなら 剣を虐めるような真似さえしなければ
長く長くメイラの手元にあるだろう。 影打ち同然の試作品 死蔵同然の試し打ち。
それがメイラの元で、いくつもの歴をこれから刻むのだ。
メイラは頷くだけで答え、赤い瞳を細めるだろう。
さて、問題の鞘である。
この鞘に関する問題 扱いきれない代物を扱えるメイラであろうと
その鞘への注文もまた、じゃじゃ馬だった。
一息で引き抜くのではなく外れるかのような、ストレスのない抜刀
抜き身となったら殺しきるまで鞘に戻すことはない。
この願いを叶さえる際 二人は鎧をくみ上げた時よりも、アイディアが浮かばなかった。
ふと、メイラが呟く。
「わたくし、これの銘は名無しでも構わないのだけれど
名付けろと言われるものなら、ジェヴォーダン(獣)の剣とでも思っていましたわ。」
そう、獣。
牙も爪も、先端が尖っているだけの塊だ。
これはそんな風に考えていたのだとポツリとつぶやく。
「……鞘が顎のように開けば、持ち上げるだけで抜けますわね。」
ぼそりとつぶやいた。 獣からの連想だろう。
十字は上から持ち上げてだが、上下に開くだけでも、剣を回してから抜けばいいだろう。
そんな風に呟いて、鞘なんてどこにもない辺りを見ながら。
「鞘が生きていたらできたのかもしれなくってよ。」
剣を持ち上げ、剣身を見ながら指で撫でて呟いている。
鎧の一件があるから、ずいぶんとスムーズにイメージできているのだろう。
■イーヴィア > (己の他に、此れを振るおうなぞと思う者は他に居ない
そして己はあくまで鍛冶師だ、と為れば、女こそがこの剣の主となるのは自然か
だが、其れだけでは足りぬ。 其れだけでは、この剣を連れ出してくれる礼には足りぬ
鞘について、妥協を進言せずに試案を続けるのは、其れも理由だろう
だが、鞘と言うのは難しい。
特段、剣が、其の頑健さ以外は何の変哲も無い鉄剣である、と言うのも手伝うのだろう
あんはいくつかある、だが、そのどれもが実用的かと言われれば
抜刀の際、すくなからずの手間を掛ける事になる
どの様な形状にしても、長さと言う根本的な原因を解消するには足りぬ
いっそ、鞘を魔道具の如くに特殊な物へ変えて仕舞えば
其れは其れで解決するのやも知れぬ、が――)
「――――……其れだと、ジェヴォーダンってのが鞘の印象になっちまいそうだな?」
(――女の言葉に、一寸瞳を瞬かせ。
其れから、其の光景を想起して、少しばかり戯言を述べるだろう
確かに面白い構造だ、其れが叶えば、抜刀其の物が大きく簡略化されるだろう
だが、そんな自動化に使用できる素材や魔術、或いは魔導兵器を
集めるだけでも、其れなりの時間や費用を必要とするだろう
詰り――少々、其れは現実的ではない、と言う事
だが、其処まで考えて――ふと、腕組みをした
女が何かつぶやいても一瞬、返事が遅れ、思案に集中していたろう
人差し指を立て、女に向けては、部屋の中をとりとめなく歩き出し――)
「――――……ちょいとからくりが必要だが、出来るかも知れねぇ。
流石に、あのゴーレム鎧見たいにゃ行かないが…。
特別な操作も要らん、柄に手を掛けて、引き抜く力で、柄が開く様に、だ。」
(――柄に剣を収める際には、自ら口を閉じさせる必要が在るが
引き抜く際は、通常通りに抜刀するだけで、自然と鞘が開く構造
女が言ったように、獣が口を開く様な其れを――機構次第で実現できるやも、と。)
「その代わり、耐久性も両立したいなら、鞘も重くなる
木造りの鞘でも出来無くは無いが、御前さんの扱い方だとなぁ。
金属と組み合わせて、仕組みを組めば壊れ辛くもなるだろうよ」
■メイラ・ダンタリオ > 獣の剣 顎の剣 ジェヴォーダンは、この剣には、少し洒落気が強いだろうか。
しかし、かの獣は別の場所で 100の躯を積み上げて尚つかめなかった獣の名前。
縁起としては十分に好い。 誰にも使われなかったこの剣も、100に届かせて見せようという意思表示。
そんな風に、子供のような会話にも見える。
練り上げている話こそ、楽しい。
しかし、それは鞘を主体にした銘だと述べるイーヴィア。
メイラは、無言のまま剣を撫で、確かにそうだと肯定するだろう。
これはただの獣のように見えて、抜いてからが歴を重ねるのならば、最初から獣の内側が見えてはいけない。
だからその銘はそぐわない。
しかし、剣を無骨にしている分だけ、鞘を少し特別にしてしまうのは、別に構わない様子。
それは、この剣を彩るための工程だからだ。
いくつか仕掛けを施せば、重さは増すができるだろう、と。
メイラの鎧を手掛け 大脇差を作り、あの妖刀の補佐を務めるものを築いているイーヴィアだからか
顔に苦みは全くない様子に、メイラは言葉少なく聞いている。
再び顎を撫でながら、剣を握るまま腰に添える。長さ的に下げるのではなく
後ろ腰に沿うように横に寝かせて帯剣するような仕草で、ただ腰から持ちあげて引き抜くような動作を
数度、繰り返しては顎を撫でて試案する。
「わたくしは、怪力令嬢ですわ。」
増える重さ、なんだというのかと言わんばかり。
何度も高速で振るい続けるのではなく、そこに携えるだけなら余り悩ましくないかのよう。
しかしまだこれは案の段階。 互いに決まり手がない。
持ち上げる剣を、互いに見つめている。
「……。」
ようは、鞘に収まったままただ無造作に振うように抜ければいいのだと考える。
「鞘の片側 硬めの革でわたくしの歯列のように仕上げてみる?」
提案は、鉄拵えの鞘の片側を空白にし、ジグザグの革の切れ目を拵えるというもの。
抜くときも戻すときも、革の先を金板で補強すれば引き抜くときだけべろりと抜け
戻すときはずるりと飲み込むようにさせるそれ。
余計なからくりよりも単純だ。 たとえて言うなら、くじ引き箱の出入り口のようなもの。
■イーヴィア > 【継続】
ご案内:「設定自由部屋(鍵付)」からイーヴィアさんが去りました。
ご案内:「」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
ご案内:「」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
ご案内:「」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。