2023/01/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 路地裏」にエンプティさんが現れました。
■エンプティ > 新たな年を迎え、街が賑わう裏で、異界もまた賑わいを見せる。
年の暮れから続く異界の住人達の乱交。
それで何が生み落とされるではない。
熱狂が満ち、一年の活力を漲らせていく通過儀礼。
この街の欲望が生み出した異界もまた、欲望によって成り立っている。
その異界をさ迷う怪異もまた、欲望の赴くまま、均衡を保つために”錠前”を求める。
『開くべき鍵穴はございませんか』
良く訪れるは合鍵ばかり、故に、調律しなければならない。
現世から隔離された中において、迷い込む雌の欲望を求めて怪異はふたなりの肉棒を漲らせて彷徨う。
ご案内:「王都マグメール 路地裏」にイリーナさんが現れました。
■イリーナ > 「あー……もう全部まわったかな」
新春の路地裏を、赤いコートの女が歩いている。
フリーゆえに得意先のあいさつ回りは欠かせない。
気が付けば夕暮れ、まだまだ新年のお祭り騒ぎはあちこちに――。
明日は一日フリーだからか、この後はのんびりお酒でも飲もうか。
そんな、ゆっくりとした過ごし方を夢見て歩みを進めていた、が。
「……ん、ぁ?」
一歩、多く踏み込んだ時に一変する世界。
右にも左にも艶やかな甘い声と、聞きなれた身体の交わる音。
「……まだ、一滴も飲んでないんだけど」
酔うにしてもお酒はまだ一滴も飲んでいないし、危ない薬もやっていない。
突然放り込まれた現状に、戸惑いからか足が止まる。
■エンプティ > 『開くべき 鍵穴はございませんか』
売れない絵本の登場人物のような、擬人化された動物達が腰を打ち付けあう中、
いびつに歪んだ建物の窓に明かりが灯り、その中でも影絵が卑猥な乱交を繰り広げる。
悪質な冗談だけで作られた痴態が埋め尽くす中、声がする。
路地裏の影から這い出して来る、人影。
無貌。瞳も鼻もない、朱に濡れた唇を歪めて嗤いながら歩み寄ってくる。
『貴女の鍵穴 開きますか? 開きませんか?』
優しく、優しく、鈴が鳴るような声で目の前に現れた怪異は囁きながら手を伸ばして来る。
『貴女の鍵穴 開きますか? 開きませんか?』
声が響く度に、鍵穴が何なのか、理解してしまうだろう。
『私の合鍵で 開きますか? 開きませんか?』
歩む度に弾む爆乳を貴女に押し付け、壁際に追い詰めながら、怪異の手が貴女の尻に触れる。
……爆乳の下で、視界の外で、雄の臭いが漂う。
視界の外に、鍵穴に合鍵が近づいていく。
■イリーナ > 「一服盛られた……にしては効き目が遅い? 手足もしっかり……」
額に手を当てて思い当たる節を探そうとするが、思い当たらない。
そんな呆気に取られている中でも、擬人化された動物たちの交尾には目を奪われ――。
「――そんな欲求不満だったとでも?」
はぁ、とため息を吐きながら、聞こえてきた声。
そちらの方を振り向けば。
「……あんた一体何者よ」
あいさつ回りだからか、携帯している武器は今日は持っていない。
「鍵穴ぁ……? それしかいってない、で」
怪異、戦う術を持たない今は一目散に逃走するのが何よりも優先されるべきことなのだが。
「――ぁ……。」
とと、と後ろ脚を引きながら、追い込まれる壁際。
何度か響く「鍵穴」という言葉。
女の頬がわずかに赤く染まり、こみ上げてくる羞恥心を誤魔化すように視線が泳いだ。
問いかけ。唇が言うべきか言わないべきかとわなわなと何度か震え。
「~~~……っ、開く、わよ」
甘く響く囁く声が、鼻を伝う雄の臭いが、押し付けられ、触れ合う柔らかな胸と、形を変えるお尻から伝わる感触が。
震える声で、合い鍵が合うことを伝えてしまうだろう。
■エンプティ > 笑みを浮かべる。嗤う。唇が、人の範囲を越えて頬を裂くように釣り上がる。
鍵穴が合鍵で抉じ開けられる。激しく。何度も、何度も。
そう予感させるほどの愉悦。狂喜と共に一歩引き、
怪異の手が建物を指し示すと扉が軋みながら開いていく。
中には大きなベッドが設えた部屋が一つ。
……外で鍵穴を開けるか、部屋で開けるか。
怪異は誘うように、目の前でドレスが脱げて、地面に落ちていく。
下着を身に着けていないのにつんと上向きの爆乳。その頂の乳首は陥没して埋もれたまま。
黒いガーターを身に着けているが、ショーツは履いておらず、貴女へ突きつけるように”合鍵”がそそり立つ。
『合鍵と鍵穴を一組に……♥』
答えを待つ前に、怪異は近づいて貴女の頬に手を添えて、唇を重ねる。
ゆっくりと唇の感触を味わうように押し付けながら、舌が潜り込む。
絡み合う舌は唾液を混ぜ合わせ、やがて、舌先が喉奥へと入り込む。
長い、長い舌。
人外のそれは咥内や舌を蹂躙しながら喉を犯す。
そこに息苦しさはない。それ故に、今味わっているものは人の常識を超えたところにあり、
人の常識や倫理など無意味だと教えてくるだろう。
■イリーナ > ある物がない、顔。
唯一ある唇が横に広がり、浮かべられる笑み。
一線を越えてしまった、自分で踏み出してしまった。
そんな非日常のやりとりに恐れと、楽しみが混ざり合い身体がぶるりと震えた。
建付けの悪い扉が開く音に視線を追えば、大きなベッドが一つ。
黒いドレスが落ち、目の前で晒される張りのある乳。
そして視線が落ちていけば、ごく、と小さく喉が鳴り。
「……合い鍵と、鍵穴……。」
はぁ、はぁ、と高鳴る鼓動に合わせるように熱い吐息を吐きながら、顎が上がり、唇を重ねられる。
「なが、ぃ……」
最初は絡み合いのご挨拶。
長さが違いすぎるからか、抑え込まれるように舌を遊ばされ、喉の奥へと侵入してくる。
「がまん、できない……か、らっ」
相手も、自分も。
既に気分がのっている。
自由にさせられている腕がコートを脱ぎ、既にパツパツにはったインナーシャツを、胸の頂が押し上げている。
「の、ど……ふか、ぃ」
喉の奥を犯される。
肉棒とは違う暖かさが、舌先の微細な動きに翻弄されるように身震いをしながら、露出された柔らかな胸に生地越しだけれども自分も押し当ててつぶし合おうとするだろう。
■エンプティ > しばし、喉奥を犯していく中、怪異の爆乳が押し付けられて歪むうちに、インナーシャツを押し上げていく。
すると、意図してか怪異の陥没乳首が布地を押し上げるほどに尖った頂を咥え込み、中に呑み込んでいく。
中で待ち受ける怪異の乳首が、貴女の乳首と先端を擦れ合わせながら乳肉が淫猥に歪んでいく。
『……アハァ……♥』
舌をずるりと引き抜いて、嗤う怪異の舌が肉の谷間にねじ込まれると貴女の乳房に絡みつき、粘り気のある唾液をまぶすように揉み転がしていく。
『貴女に合う合鍵……♥ 良く確かめてくださいな……♥』
貴女の手を取り”合鍵”に触れさせる。並の男よりも雄々しく反り返り、毒々しい体表を帯びて、
雁首に至っては”鍵穴を抉じ開ける”悦びに大きくエラを張っている。
既に性臭を帯びるほどに先走りがにじんで、貴女の鍵穴を待ちわびている。
『恐怖よりも♥ 愉悦が強い♥ 開錠セックスを楽しみましょう♥ 今宵限りの私のつがい♥』
貴女のショートスカートに手をかけ、ショーツにゆびをかけながら
『……合鍵、こちらの”鍵穴”でも味わってみますか♥』
貴女の唇を、怪異の親指が這い回る。
『下の鍵穴で合鍵を受けてしまえば♥ もう抜きたくなくなりますよ♥』
■イリーナ > 喉奥を犯され、反射的に震える喉が侵入者を追い返そうとするものの、
そこには嫌悪感や嘔吐感はなく。
ずり上がり露出される胸が、互いの胸の頂が擦り合わされると女の腰が悩まし気に揺れる。
「ふーっ、ふー……ぁ」
引き抜かれた舌を追うように舌がでて、絡み合った唾液が唇から垂れ、胸へと。
混ざり合った唾液が乳房へと落ち……そこへ、唾液を塗りたくられながらもみくちゃにされていく。
身体の力が抜けてか、腰を壁際へと預けながら……誘われるがままに右手が、相手の下腹部へと。
右手で触れ、形を探るように根元から先端へと引き寄せる。
身体の下半身を擦り合わせれば、挟まった合い鍵が反り立った熱を女の下腹部へと触れさせて。
「ふーっ、ふーっ、ふーっ……ぅ、ん」
触れていた右手、熱と、形と、先走り汁が指先に残る。
自分の唇へと持っていき、指の先を舐める。
臭いを、味を、形を、熱を。
「それ、なら……今、味合わない……と」
コレを、抜きたくなくなる……。
これからハメられっぱなしな行為を想像し、女の赤めが蕩ける。
ずるずると背中を滑らせながら、屈服する様を示すように合い鍵へと視線を合わせることになるだろう。
■エンプティ > 『ドスケベな色合いで綺麗ですよ♥ 迷い込んだのにセックスをすることを選べる貴女♥
もう鍵穴も蕩けていますね♥ セックス楽しみですか♥』
意図があるのかないのか、言葉を投げかけながら尻たぶを掴んで揉みしだく怪異は嗤う。
指先に残った先走りを舐め取る貴女の頬を舐め、鍵穴へと擦り付けていたが、
己の提案に頷いて、表情を蕩けさせていく貴女がその身を滑らせて跪くならば、
その目の前に雄々しく反り返った肉棒が半透明の液体を滴らせて歓迎する。
『しゃぶってください♥ きっと、貴女の上の鍵穴にもぴったりとはまりますよ♥
貴女の鍵穴と言う鍵穴を私に合わせてあげますね♥』
臭いを、味を、形を、熱を感じ取るほどに”自分と最高の相性”という情報が強引に流れ込んでくる。
異界に、怪異に呑まれていくほどに、快楽に身を委ねるほどに理性が薄れていくことさえ実感できるだろう。
『ほら、しゃぶって♥』
怪異の手が、貴女の頭を掴んで亀頭を押し付けてくる。
その間も、怪異の舌が長く伸びて、貴女の”鍵穴”にねじ込まれて抉るように舐め嬲るだろう。
■イリーナ > 「そんな、こと……」
ない、なんて言えない。
指に残る熱を、臭いを、先走り汁を。
逃さないように指の間まで舐めてから身体を滑らせてひざまずく。
「ふぁ、い……」
喉奥と口の中を長い舌で弄ばれたからか、少し呂律が妖しい。
頭を掴まれ寄せられて。
咥える前に、熱い吐息を竿に吹きかけ、舌で根元から先端へと這わせる。
今から入れられる合い鍵がどんな形なのか、味なのか、臭いなのか。
「ふーっ、ふーっ。 せっ、くす。 楽しみ、です。
鍵穴……もう、我慢できなくて――」
右手で竿を掴み、左手は開かれた己の下腹部へ。
濡れて用をなさないショーツをずらし、外の空気に触れると身震いを。
二本の指で、物欲し気にひくつく入り口を晒していると、滑り込むように上から長い舌がやってくる。
ご奉仕のはじめとばかりに、亀頭部分に口づけを。
そのまま先端部を咥え入れ――。
「ん、ぐ……舌、だ、め」
膣内を舐め嬲る舌の動きに身体がびくつき、
反射的に震える身体と唇を窄めることで不規則な刺激を口の中の肉棒へと伝えるだろう。
敏感に反応する身体で途切れ途切れになるが、潤んだ目が心地よさげに垂れ、卑猥な唾液が跳ねて潰れる音を立てながら、肉棒へとしゃぶりつく。
周りの擬人化された動物たちの交わりと同じように、がっつくようなご奉仕で。
■エンプティ > 『すっかり鍵穴になってしまいましたね♥』
合鍵を受け入れる為の体、心、欲望。
異界に相応しい貴女を見て嗤い、しかし根元から先端まで舐め這う舌の感触に
怪異の肉棒が大きく震えて貴女の顔に先走りを滴らせる。
そのにおいが、好ましく思えてくる。
その味わいが、好ましく思えてくる。
文字通り合鍵、鍵穴を開いて開かれる貴女の心を蝕む、なんら悪い印象を覚えない
肉棒から滴る雄の欲望。
戦慄く鍵穴の肉襞を長い舌が、その異様な全容に反して丹念に舐め取り、時折蛇蝎が暴れるかのように
激しく蠢いて擦り上げる。
唾液が、粘膜に染み込んでくる。
まるで悪い薬を飲まされたように、気持ちが高揚してくる、熟れない絵本の登場人物のように
何の悩みもなく交わることだけが頭を占めていくだろう。
そうさせられていく自覚を遺しながら、貴女を異界に取り込んでいく。
『どんな鍵にでも♥ これは♥ 合ってしまう♥ 鍵穴なのに♥』
亀頭を咥え込み、唇を窄めて多彩な刺激を与える口淫奉仕に腰を震わせる。
咥内に溢れる先走りが、更に脳髄へと染み込んでいく。
普通の男相手ではどうしても感じられる臭気、嫌悪感がそこには存在しない。
まるでおとぎ話の穢れのない存在の如く、しかし欲望は剥き出しにして咥内の粘膜に雄の欲望と脈動を訴えかけてくる。
それ等は貴女の鼓動と調律しながら重なり合い、貴女の呼吸に合わせて淫気を注ぎ込むように一体となっていく。
抜きたくなくなるのではなく、はまり込んだままが当たり前だと思わされてしまう淫猥な一体感が出来上がっていく。
それと共に、怪異が貴女の頭を掴み、腰を引き、貴女の奉仕に合わせて突き入れる。
その度に先走りに混じった白濁を迸らせて呑み込ませていく。
『鍵穴♥ ひゅご♥ こんなぐぼぐぼされたら♥ 我慢できない♥
出しますよ♥ 飲んでください♥ 私の鍵穴になってしまいなさい♥』
一気にずんっ、と喉奥を越えて気道まで肉棒がねじ込まれる。
息苦しさも苦痛もない。まるで性器にねじ込まれたかのような挿入感。
それと共に、怪異の肉棒が大きく脈打ち、半ば固形化した白濁が爆ぜる。
異界の欲望全てが流れ込んでくるかのような量が、二度、三度、断続的に迸りながら逃げ場なく臓腑に注ぎ込み、
頭上で蕩けた声で喉を震わせながら、怪異は貴方の鍵穴を容赦なく蹂躙していくだろう。
■イリーナ > 先走り汁から伝わる熱が、味が女の気分を昂らせる。
肉襞を内側から丁寧に、普通の舌では届かない奥まで責め立てる舌。
ぺたりとつけた腰が震え、肉棒を咥える口が、竿を擦る手に力が入る。
すっかり染め上げられていく脳内。
はやく、はやく。と強請るように頭の動きが早くなる。
銀の髪を掴まれ、強引に打ち付けられはじめる。
喉奥まで、先ほどの下とは違う圧迫感。
口の中で、喉の奥で震えるソレが射精が近いことを感じ取り。
「おぐ、おぐ……だし、てっ」
竿を擦っていた手がより密着感を求めて相手の腰へ。
嫌悪感と圧迫感はないものの、身体の反射的に喉を震わせながら迫りくる射精を促すように潤んだ紅い眼で見上げ。
ぎゅ、と縋るように濃しに回した腕を寄せ。
喉奥で爆発し胃へ喉へ、唇へ。
対陵に押し寄せる白濁液の熱に意識が飛んだかのように赤い眼が虚ろに見上げることだろう。
下腹部、舌が弄んでいた鍵穴からは、女の絶頂を知らせるように透明な愛液がぷしゅ、ぷしゅと噴き出され路地裏の床を、責め立てていた長い舌を濡らすだろう。
■エンプティ > 『でりゅ♥ お口の鍵穴にでりゅ♥ たくさん♥ たくさん♥』
腰に組み付かれた姿勢で白濁を注ぎ込み、瞳から意志の光が失われながらも注ぎ込む欲望の滾りを受け止めて
意識の外で絶頂を覚えて潮を噴く貴女の痴態に怪異は腰を揺らめかす。
『こんなにも貪って♥ イキながら堕ちても♥ きちんとイケてエラいですね♥』
言葉とは裏腹に、射精を終えた怪異は乱暴に肉棒を喉奥からずるりと引きずり出して
貴女の体を掴んで抱き抱える。
『犯し尽くした後に返すのが勿体ないぐらいの方ですね……♥』
そのまま、ベッドがある部屋へと移動していく。
二人が脱ぎ散らかした衣類はそのまま外へと放置して、室内に入ると、
ベッドの上に乗り上げて、貴女を背後から抱きすくめると、
意識を取り戻すまで胸を揉みしだいて乳首をひねり上げ、濡れそぼった秘裂に指を捻じ込んでまどろみから引き戻すように愛撫する。
『起きてください♥ 私のつがい♥ 私と一組になった貴女♥ セックスしましょう♥
今日は新年♥ 今日はお祝い♥ 私達の体でたっぷりお祝いしましょう♥』
■イリーナ > 潤んだ紅い眼が、爆乳の揺れの合間に見える顔を見上げる。
舌が異様に伸びるだけの唇が、どこか悦ぶように開き注がれる言葉を受け止める。
意識がもったのは、そこまで。
腰を押し付けられ、自分の手で引き寄せて。
鼻先が潰れるぐらいの密着感で押し当てられる肉棒。
奥へ、奥へと放出される白濁液にむせ返りながら、喉の奥でびくつくたびに身体をぴくりと痙攣させようか。
「げ、ほっ………はー、はー、っ、ぁー……あー」
引き抜かれることで解放された唇が、酸素を求めて喘ぐ。
意識が飛んだままの、光を失った視線は定まらない。
だらしなく垂れた唾液と、逆流してきた白濁液が、女の唇を、胸へと伝っていこう。
直接摂取させられた毒の効果だろうか。
乱暴に扱われ、イカされた微睡みからはなかなか戻れない。
抱えられたベッドの上、背後からの優しくもあり刺激を与えてくる愛撫。
ぴく、びく。と小さな痙攣を何度か繰り返し――。
「ぁ、は……ぁ?」
気が付けば柔らかなベッドの上、耳元での囁き。
背中に押し当てられる柔らかな胸と、未だに反り返り熱を、存在感を伝え続ける熱。
酸素を求めるだけだった喘ぎ声に、少し甘い響きが混ざり始める。
告げられるなんとも卑猥な起き抜けの挨拶に、耳まで真っ赤にしながら小さく頷いてしまうだろう。
■エンプティ > 「ああ、申し遅れました……♥ 私、エンプティと申します……♥
お名前お聞かせ願えますか……♥」
尻の谷間にいきり立つ熱を挟み込みながら耳元で囁くと耳たぶを甘く食み、
己の指でくつろげた貴女の鍵穴へ長い舌を舐め這わす。
『沢山教えてください貴女のこと……♥
どんなセックスが好きなのか……♥ 甘いのがいいのか……♥ 激しいのが良いのか……♥
痛いのがいいのか……♥ 気持ちいいのが良いのか……♥』
頬にキスをして、まるで本当のつがい、恋人のように優しく愛でて。
『……それとも、会話をしないで、獣みたいに交尾する方がいいですか?
……ふふ♥ まずは、おまんことおチンポでぐぼぐぼしましょうか♥』
我慢できないと言っていた貴女の耳元で
『自分で、咥え込んでみなさいな♥』
甘く、優しく、快楽を誘惑する。
■イリーナ > 「イリーナ……イリーナ、で、す。」
耳元でささやかれる名前。
まだ力が戻っていないのか、借りてきた猫のように控えめに名前だけを返す。
それでも、耳と、秘所をなぶられれば甲高い鳴き声が一つあがり背中をぞくりと震わせる。
「は、ぃ。 は、ぃ……セックス、で。
セックス、でイリーナのこと、もっとしって下さ……ぁ」
背後から抱きかかえられながら甘い唇が頬に一つ。
空いている手が、待ちきれないとばかりに背後の熱源へと伸ばされて。
「ぅ、ぁ――……は、ぃ」
獣のように。
甘い誘惑の言葉とともに告げられる命令。
左手が、探り当てた熱源を。
右手は、指で押し広げて物欲し気にひくつく秘所を広げる。
背中を向けたまま、愛液をだらしなく垂らした秘所の入り口が、亀頭にふれてぐちゅりと卑猥な音が立つ。
「ふー、っ、ふーっ、ふー……ぅ、ん!」
鍵穴が吸い付き、貫かれ、開かれる。
背中を向けたまま、前かがみの状態で両足をM字に広げて受け入れる。
中で膣内を押し広げていく肉棒の形が、熱が。
待っていたとばかりに歓迎して絡みつく肉襞越しに伝わり、こらえきれないと女の銀の髪が小さくゆれる。
「動く、から……動きます、から」
はぁはぁと浅い吐息合間に、自然と腰が上下に動き出す。
最初はゆっくりと、抜けないように。
……ものの数回の上下運動で、タガが外れたのか溢れた本気汁を糸を引かせながら、両手を膝に当てて速度が速くなっていく。
唇から零れ落ちていく女の声は、唾液と濁音交じりのなんともみっともなく、だらしないまさに獣のような喘ぎ声だろうか。
■エンプティ > 『可愛い名前……♥ こんなにいやらしくて最高の鍵穴を持っているけれど……♥
沢山のおチンポを絞り取って来たのでしょうね……♥』
嬉しそうに怪異は嗤いながら自ら竿に手を添え、秘所を指でくつろげて亀頭と触れ合わせる。
『イリーナ焦らなくてもおチンポは逃げないのよ♥ それに一度ハメてしまうと抜きたくなくなると……、んふぁああああああ♥』
言葉ではそう言いながらも怪異もまた待ちわびたその瞬間、合鍵と鍵穴が絡み合う。
食い締めて、押し広げ、溢れて、迸り、脈打ち、戦慄いて。
絡み合う肉と肉が打ち震えて怪異もまた腰を震わせる。
『ぉおおおおおお咬み合うぅううううう♥
イリーナのドスケベ鍵穴マンコが合鍵に咬みこんでぐぼぐぼになってるうううう♥』
目の前で卑猥に咥え込んでいく様を見つめる怪異の顔が仰け反り、腰を打ち上げる。
「イィ♥ イヒィ♥ イリーナ♥ もっと貪って♥ はまっちゃう♥
鍵穴に合鍵が合わさっちゃう♥」
獣じみた声をあげる貴女の本気の腰遣いに肉棒を痙攣させながら喘ぐ。その竿が、蠢く。
一度打ち据える度に膨れ、脈動が変じ、体表を這う血管の位置が変わり、雁首の形状まで歪んでいく。
「んおっ♥」
その変換が目まぐるしく続き、それが終わりを迎えた時、怪異の腰が一度打ち上げられる。
その瞬間、合致する。
文字通り、隙間なく、襞と血管が絡み合い、ボルチオ周辺の形状が亀頭に嵌り込み、
竿の根元と膣内が寸分たがわず寸法を合わせていく。
「んへぇ♥」
腰をぐり、と捻る度に、貴女の心を合鍵が抉じ開けていく。
今だけ、男の、他のふたなりの顔が、抉られる度に消えていく。
つがいに、変えられていく。
■イリーナ > 「だっ、て。 がまん、でき……な――ぁ」
ゆっくりと降ろされる腰。
秘所が吸い付き、肉棒を咥え入れ、締め付ける。
「あーっ、あーっ、ぁ……ぁー!」
だらしなく舌が垂れ、前かがみになりながら腰を振る。
結合部から溢れた愛液が、女の腰の動きのたびにぐちゅぐちゅと卑猥な音を立て、糸を引きながら繋がっていく。
「ぃ、ぎ――……な、が。 えぐっちゃ、だ、め!」
打ち上げられて、一番奥。
子種欲しさに降りてきた子宮口を潰されると、こらえきれないとばかりに腕が震え動きが止まる。
たたらを踏むようにずれた手が後ろへ回され、背中を逸らしながら柔らかなエンプティの腹部で身体を支えようとするだろう。
「うら、筋……そ、こ。 だ、め。 やめられ、なく、なっちゃ……は、っ!」
背が反り、顎が上がった状態で浅く、早く、淫核の裏側を責められる。
自分の弱いところを責めるためだけに形が変わり、合わさる。
腰の動きは止まらない。
喘ぐ声も途切れ途切れの状態で、一度、打ち上げられれば。
「ひ、ぐっ!」
笑うように震える両手は後ろに、身体は弓なりに。
振り乱した髪と、ほのかに赤く染まった白い細い首は何かを誘うようにうなじをみせて。
びくん。びくん。と痙攣が二つ。
きゅう、きゅうと強請るように肉棒を締め付け――ぴったりと、形が合わさることを意識づけられる。
「お、ぐ。 や、め――!」
突き上げられ。
「やっ、だ。 や、だ――」
何度も肌を重ねた男、忘れたい獣との交わり、優しく激しく愛された夜。
浮かんでは消えていく、顔、肌の交わりの記憶。
はた目には、達した女の意識を引き戻すかのような、ずん、ずんと気付の一突きのような交わり。
作り変えていく、消されていく。
そんな恐怖感も――
「ぃ、ぐっー!」
最奥への一突きで甘い快楽に塗り替えられてしまうだろう。
■エンプティ > 柔らかい腹部が、しかしへこむことなくしっかりと貴女の両手を受け止める。
『あはぁ♥ こんな姿勢でハメるなんて♥ 良く力も入るから、より楽しめますね♥
やめませんよ♥ イリーナ♥ 貴女は私のつがいになるんです♥
今日だけの♥ 一夜だけのつがい♥ ほぉらぐぼぐぼ♥ ぐぼぐぼ♥
貴女のオマンコも雌の悦びに蕩けて♥ 堕ちて♥ 咬み合って……♥』
背後から両肩を掴んで体を支えながら怪異も本格的に腰を打ち据える。
貴女の下で同様に腰を浮かせて弓なりに責め立てる奇怪な体位。
もはやそれは理性がある人の体勢でなく、獣や蟲の如き交尾でもあり。
事実、人の膂力とは思えぬ力強さで脊髄を打ち上げるような”種付け”
理性と共に現世の記憶を引き剥がし、自分との逢瀬を考える者に染め変えていく。
『素敵よイリーナ……♥ 今日だけは、貴女をここの住人にしてあげるわね……♥』
背後から、目元と腰を抱き抱える。視界を塞ぎ、それこそ蟲の交尾が如く激しく力強い律動を刻み、
一突きごとに鍵穴を合鍵で抉じ開けていく。
『ほら、願いなさい……♥ イリーナ……♥ 貴女の意志で……♥
一番奥の鍵穴を……♥ 私に捧げなさい……♥』
子宮口。本来人が交わる場所でないところを明け渡せと”伴侶”は囁いて。
囁きに応じて念じてしまえば、子宮口は容易く緩み、怪異の肉棒を咥え込んでしまうだろう。
それと共に貴女の子宮へと注ぎ込まれる白濁。
怪異の両足が貴女の両足を絡め取って動きを封じながら行われる種付け。
その中で、貴女の体に”黒”がまとわりつく。
先ほどまで怪異が身にまとっていた物に近い、しかし胸から局部にかけてがスリットで露わになったドレス。
初夜の為にまとう夜伽の衣が貴女の体を覆っていく。
■イリーナ > 人間同士の交わりなら、抜けてしまいそうな体位。
それでも、こちらの中で引っかかり、肉襞を抉り抜けない肉棒。
視線を下ろせば結合部がはっきりと眺められる姿勢で、主導権はすっかりあちら側。
「ぐぼぐぼ、イリーナ、の。 おまんこバカに、なるっ! ばかになっちゃ、ぅ!」
身体を支えられ、下から突き上げられる。
ぷしゅ、ぶしゅとハメ潮を噴かせながら突き上げられること数度。
視界を塞がれ、身動きが取れない中で行われる種付け行為。
すっかりできあがった身体は子種を求めて降りてきた子宮口をつぶされ、なぶられ、小突かれて。
ひー、ひーと喘ぎ。
もう限界だとばかりに髪を振り乱し。
それでも、もっとと強請るように秘所が締まる。
何度も何度も小突かれてか、屈服するように懇願するように女の口が開く。
「ささげます、ささ、げます……イリーナの、一番、奥――。」
だから
「あつい、せーし。 子宮に、かけ、てっ!」
怪異の肉棒がさらに奥へ。
いや、自分で迎え入れて。
直後に注がれる熱い子種汁を注ぎ込まれれば、子宮内で収まらなずに膣道を、肉襞を浸し吸い込みながら、心地よさで身震いすることだろう。
下から打ちあげられ、手足をしっかりと固定されたまま、女の肌を黒い服が覆っていくだろうか。
■エンプティ > 「バカになんてならないわ♥ これが正しい形♥ 貴女の形♥
おチンポを咥え込む為の形♥ 貴女の形を”思い出し”なさい♥」
潮を噴いてまでイキ狂いながらも、髪を振り乱しながらも強請るように食い締める”つがい”の雌穴に歓喜して腰を打ち据える。
『人の枠など捨ててしまいなさい♥ 今日だけのこと♥ 明日になれば帰れるの♥
だから今日だけは全てを捨てなさい♥ 今日だけしか味わえない快楽を貪りなさい♥』
現世の法則など介入できないその場にあって雌としてどこまでも堕ちよと囁いて、
子を孕む場所さえも蹂躙して、大きく白濁が爆ぜる。
怪異に心を委ねるほど、身を捧げるほど、体が人外の快楽に適応していく。
怪異のつがいに相応しい体に堕ちていく。
「見なさいイリーナ……♥ 今の貴女……♥ すごくきれい……♥」
腰を揺り動かしながらも、身を反らす姿勢を変えて、ベッドに腰かける姿勢へと貴女を運びながら、
目の前に現れた姿見にその全容を映し出す。
怪異の膝の上に乗った姿勢のまま、深くつながり合い、淫らな衣をまとい、
結合部からは白濁が滴り、しかし望めば妊婦の如く胎が膨らみ子種を蓄えるだろう。
「ねえイリーナ……♥ 貴女、ここの住人にならない……♥
ここに迷い込む人々の欲望を満たす存在に……♥」
一晩だけでなく、ここに永遠に、怪異として取り込まれてみないかと
■イリーナ > 「い、ぐ。 いっ、ちゃ――ぅ。 しんじゃ、ぅ――!」
気持ちよさで、心地よさで、死んでしまう。
幾度か意識が飛び、それを引き戻すために腰を打ち付けられ、囁かれる。
何度達したか分からない。
ただ、だらしなく開いた口と焦点が合わない赤い眼が快楽の沼に沈んでいた。
「ぁー……ぁー……は、ぁ。 ぅ、え?」
繋がったまま見せられる自分の姿。
相手の最初の姿のように、黒い衣服をまとった自分の姿。
こちらへ落ちよと誘う甘い声。
周りの擬人化された動物たちの乱痴気騒ぎも思い出しながら、浅い呼吸を何とか整えて。
甘い誘いに、喉がなる、が。
左手。
相手の左手に重ねながら。
「わた、し。 既婚者の相手はできないから。」
自分には突いていない薬指の指輪。
突いている相手の指輪。
そこは交わるところではないのだと。
「だけ、ど。」
喉が震えて。
「たまになら、相手するのは――やぶさかじゃ、ないわ」
指を絡めながら、そんな答えを返すだろう。
■エンプティ > 『……あら』
堕ちると思っていた。もはや理性などないと、思考も定まらぬまま、堕ちて、こちら側になるのだと。
だが、帰って来たのは一つの指針。それでも、という言葉。
『既婚者は駄目でも、私はいい……♥ それだけで十分よイリーナ……♥』
指を絡めながら、怪異は抑えきれないように、再びベッドの上に貴女ごと乗り上がると、
今度は姿見へ向かい合うように四つん這い、バックからの姿勢を取る。
『その代わり♥ 今日はたっぷり相手をしてくださいね♥ イリーナ♥』
怪異もまた広げた両手足を踏ん張ったような姿勢、まるで蜘蛛が獲物に覆い被さるような姿勢で、
しかし先ほどとは打って変わって、ゆったりとした腰遣いで、貴女の子宮口を抉り始める。
『私の鍵穴になって断った人間は貴女が初めて……♥
ここを出たら一度記憶がなくなるけど……♥ 胎が疼くように犯してあげるわ……♥
貴女も今は私のオマンコであることだけを考えなさい……♥』
肉棒だけで貴女を操るように、頭上から優しい声を落としながら貴女を再び雌へと落としていく―
■イリーナ > 「ぁ……」
姿見鏡を正面に後ろから貫かれる自分の姿。
四つん這いで圧し掛かられながら――絡んだ指は離さない。
疼くように、身体が忘れられないように――
「は、ぁい……」
甘い声で頷きながら、夜はまだまだ、深く――。
ご案内:「王都マグメール 路地裏」からイリーナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 路地裏」からエンプティさんが去りました。