2022/12/04 のログ
シンディ・オーネ > 「――それはまだ。」

(救助のために公募はされていないと、ノウブルは分かっていそうなので肩をすくめてあっさり告げる。
 馴染みの冒険者仲間なら、こういう時はお互い様でしょうと首を振り。
 助かったでしょ、と胸を張るには遭難者が二名になった構図だが、多めな荷物はこんな時助けになるだろう。
 手詰まりな状況を聞いても、人さえ集まれば何とかなるはずだと今は気楽に。)

「魔術師… 錬金術師だっけ? そんなのの隠れ家っていう噂もあるし、まさにその部屋なんじゃ?
 主がいないのは良かったのか悪かったのか、骨も無いとなると、そのうち顔を出しそうね。」

(魔術的な仕掛けなら自分が見れば糸口を掴めるかもしれないし。
 一撃の破壊力で言えば、ノウブルより自分の方が魔術で大きなものを出せるかもしれない。
 他に冒険者の一人や二人やって来ていても良いのにその痕跡が無いのなら、
間違いなく定期的に人の手は入っているのでしょうと、それも安心材料として見ておく。
 何より水の心配が無いのは重畳。
 捜索依頼に関しては恋人が絶対に放置しないという確信があるので努めて明るく。
 ――しかしそれでも、何事か物音が響けば大いに身構えた。)

「――っな、何? 何の音?」

(この部屋に長いであろうノウブルは何か知っているかと問うが、
二人そろったところで初めて聞こえた物音となると不気味さが募る。)

「……見ているのかしらね錬金術師。
 ああ、どういうヤツって話なのか、もっとちゃんと聞いておけば良かった。
 禁忌… まではいってない? 爪弾き者って話ではあったけど。」

(身構えていても、何も、起こらない。
 ――痺れを切らすまではそうしているが確定した根負け。
 緊張したら暑くなったと、ノウブルお手製の防具をビスチェとレギンスの軽装まで解除していこう。
 ……既に少し、嫌な予感がしている。
 身体が熱っぽいのを無垢な頃なら伝染病の類かと怯えたかもしれないが。
 今は、さんざん経験してしまって、これがいわゆる媚薬系の作用なのではないかと当たりがつけられて…)

ノウブル > 「―――――そうか、だろうな。」

(――なら、何故此処に居るのだと言う疑問は湧くが
少しして、女の言葉を聞けば、確かに、そう言う女であったと思い直す
少なくとも己は、助けられる形と為るのだろう。
遭難者が二人に増えた状態でしか無いとは言え、後続の期待は増える
何より、追加の、充分な食糧が持ち込まれた事は、間違いなく有難い。)

「――――魔獣の盗伐としか聞いて居ないが、何かいわくが在るのか。
……俺が、説明されて居ないだけだろうな。」

(音に、己もまた身構える、が
目立った変化が現れない以上、暫しして警戒は解く
無臭、鼻の良い狩人が何も感じられない程度の変化
露骨な変化が起これば判り易いが、そう言う訳でもない以上
常に気を張って居るのも、消耗を激しくするだけか

既に此処へ閉じ込められて、可也の日数が経過して居るのも要因
そして何より、此処まで何も変化が無かった事も、危機感を薄れさせて居た。)

「―――……誰か居れば、其の痕跡は残る物だが…。
此処の前の部屋では、感じられなかった。」

(果たして、この部屋を作った張本人が監視して居るのか、如何かは不明だが
己の勘としては、其の線は薄いと告げるだろう。 あくまで、勘でしか無いが。
女よりも抵抗力がある故か、男が影響に晒される気配は未だ無い
遅いか、早いかの違いでしか無いが。 ――少なくとも、流し込まれる物は徐々に濃度を増して行く
本来魔獣の交配に使われる様なモノ、濃度が増す毎に、表れる変化は顕著となろう

――意識を散漫にさせる様なモノでない代わりに、既に色を覚えた其の身体には
間違い無く、蜜の如き"毒"、でしかない筈)。

シンディ・オーネ > 「いえ、噂があるだけ。
 火の無い所に煙は立たないけど、そういうの全部依頼書に盛り込んでいたらキリ無いし。」

(聞かされていなかったと言うノウブルに、別に粗末に扱われたわけではないでしょうとフォローを。
 同時にギルドの支所でアルバイトさせてもらっている身としては、
冒険者ギルドもそんなに底意地が悪いわけではないともごもご。)

「外法に手を染めた錬金術師の隠遁先とか何とか。
 そういう話が確実なら、身を潜めないといけないようなヤツの所には追手が行きそうなものだし。
 ノウブルが見てそういう感じだったなら、やっぱり噂は噂でハズレなのかも。」

(ノウブルが狩った魔獣が番犬のようなものかとも思ったが、
そういうのに鼻がききそうな彼が痕跡無しと言うのならその方が確実だろうと、
あまり重要視していない姿勢で頷いて。
 適当に荷解きして腰を据える準備というか、
おそらく節約生活に突入していたであろうノウブルに一度はしっかり食べさせようと準備など。
 ノウブルが食料置き場としているであろう所の脇に、二人分として保存食が積まれていく。
 緩衝材代わりの名目でお菓子が多いのも、この状況では僥倖か。)

「合流を祝してパーティね。何が食べたい?
 ――先は長そうだから精をつけて… ああいえ、変な意味じゃ。じゃあないんだけど…
 ……この部屋は何か、ちょっと、そういう場所なのかも… あの… まだ?
 私には少し、効果が…」

(フィッシュオアポーク?みたいに聞いて、他意の無い自分の発言がピンクがかった脳では変に聞こえて…
 いけないいけないと首を振るが、逃げ場無しなのは何となく感じている。
 まだ?ノウブルには効果が出ていないのかと、対抗策はあるかと問い…
 部屋に施された何かの文字が非常に気にかかり、壊してやろうかと思うけど、
その文字自体には魔術を感じないと、手を出すのが解決になるとも思えない。)

「――お、女、だけだったり、するのかもね。
 ちょっと… ちょっと、死角を。トイレとかもあるし…」

(少しだけ… ノウブルとならそういう事になるのは今更だから、
別に、しょうがないのかなと思ってしまう節もある。
 これが部屋によってもたらされる不可抗力で、判断力もピンクになっていると、
直ちに命の危険があるわけでなし、錬金術師… がいたのかどうかは知らないが、
所有者がお楽しみ部屋にしていたのかなという楽観も少し。
 しかし理性は、まだ自慰で鎮めれば良いじゃないという当然の解決策も導き出す。
 どうせ目隠しは必要だし、ちょっと場所作りますね、食べててくださいといそいそ。
 ちらちら。)

ノウブル > 「……そうか。 ……気にするな、責めた訳じゃない。
ただ、そう言う事も在ると言うだけだ。 ……個人ではな。」

(そう言う事ばかりでは無い、と言うのは、其れもまた真実だろう
相手の職場を組織として貶した訳では無い。 だが、己にもそう言う覚えが存在すると
何方もまた真実である事を、この王国の現実を、示すのだ

相変わらず荷物の中に菓子が多いのは、今更指摘もするまい
今となっては食料で在れば何であっても有難い事、割と助けられて居る事も多い
腰を据える準備をしている姿を、暫し眺めながら

――ふと、其の視線が。 僅かに鋭さを増したのを、女が気付いたか、如何か。)

「――――――……、……流石に、此処まで来れば気付く。」

(何か――此方を窺うような視線に、端的にそんな言葉が、返される
死角を作りに行った其の背中を、改めて視線で追いつつに
もし、女が再び此方を向くなら。 ――其の時は、緩やかに片手を擡げ
此方へと、手招こうとする筈だ。

――濃度が、更に増す。 発情、だけでは済まない濃度にまで。
狩人の抵抗力でも、晒され続けて無事と言う訳ではあるまい
衣服に紛れ、傍目には見えずとも、女の身を、腕の中へ招こうとする時点で
少なくとも、理性的、とは言い難かった筈だ。)

「食料は、後で良い。 ……其れより…、……御前が、良い。」

(――此処が何の部屋だったのかなんて事は、今更如何でも良い。
今、自分達に唯一赦されて居る事が、そう言う事なら
今更に、取り繕う必要も、無いのだから)。

シンディ・オーネ > (職場や何よりアーネストの存在が、自分が異邦人のように見えるという事実をいささか軽いものにしているのかもしれない。
 あるいはそのように「見える」というだけで、実際にはマグメール育ちというのも大きいか。
 だからフォローするように言うけれど、ノウブルの事情だって分かる。
 そうよねと、しんみり頷いて。
 彼の苦労を思ったり、それが自分と共通の部分でもたらされているという共感は、
今、あまり意識しない方が良い感覚だったのかもしれない。)

「――なんでこう… まあ、致死毒でも文句は言えないんだから、ラッキーと思っておきましょう。
 とにかくこんなのは、発散… 発散、させれば、大丈夫なんだから。
 それぞれ… それぞれで、どうにか…」

(ノウブルとこういう事になっちゃう率高くないかと困ってみせるが、
ここで命を落としたっておかしくない身の上なら贅沢は言うまい。
 へっちゃらでしょうとクールに強がってみせるつもりで、
その顔はすっかり赤く、目はとろんと出来上がってしまっている。
 自分の腕を抱いたり、すり と脚を合わせたりと落ち着きなく。
 しかしノウブルが招いてくれると、待て待て、やっぱりそれはダメ、もうダメと首と手を振った。)

「――あ… あのね。私達にはアニー… アーネストが頼みなの。
 依頼を受けたわけでもない私には、それこそ救助なんて無いし。
 彼を待ってるこの場所で… それは、我慢して。で、出来るでしょう。
 ……って、て、手伝っては―― あ、あげるっ、からっ…」

(濃度を増す欲情ガスに、ゴクリと喉を鳴らして。
 私は自分ですれば良いけれど、ノウブルには、それでは酷かなと。
 さんざんヒドイ事になっている私達だから、もうこれ以上はダメなんだけどそれくらいはいいかなと。
 ふらり、ためらいがちな足取りで、視線は股間を凝視してしまいながら――)

ご案内:「錬金術師の実験施設」からシンディ・オーネさんが去りました。
ご案内:「錬金術師の実験施設」からノウブルさんが去りました。
ご案内:「錬金術師の実験施設」にノウブルさんが現れました。
ご案内:「錬金術師の実験施設」にシンディ・オーネさんが現れました。
ノウブル > (家族や相方が居る、と言った人間なら
心情的にも動きやすく、或いは接し易くなるのやも知れぬ
其処が、己と女との違いでも在ろう、狼が一匹野垂れ死んだ所で
悲しむ様な人間は、限りなく少ない
――或いは、目の前の女は、僅かなりとも悲しんでくれるのだろうか

望みなど、持たぬ方が良いに決まって居るのだが。)

「―――錬金術師の考える事は判らない。
……次の救助は、何日後だ。 ……数日か、其れ以上か。
其の間、ずっと、此れが作動して居たら…如何する。」

(差し伸べた腕を、理性で以て拒む女
本来は其れが、何よりも正しい判断で在ろう
だが、手を引く様子は無い。 逃れる術も手段も無い今、委ねる事も選択だと
――女の理性を、否定する様に。 衝動こそを、認める様に。
理性的では無いな、と、そう呟いたのは、他でもない自らに
嗚呼、其れでも――女を、真っ直ぐに見やる瞳が、揺らがないのは

幾日も同じ景色を眺め、逃れる事も出来ずに閉じ込められた中で
現れた女を如何しても、求めずにはいられぬから、か。
視線を下げた女の視界、次第に見て取れる筈だ
衣服の布地を押し上げ、獣の如くに膨れ上がる雄の気配を
女の胎を、幾度も抉じ開け、蹂躙して、雌へと変えた異様の形を。)

「……俺は、御前が欲しいだけだ。」

(回りくどい理由付けなど要らぬ
己が伝えるべきは唯一つだけ

再び、来い、と、腕の中へ女を招く
手伝う、なんて言い訳は必要無い。
雄が、雌を求めて居る。 其れだけが、事実だ)。

シンディ・オーネ > (またどうせ流されてしまう。
 欲求や状況のままに、きっと自らあさましく腰を振る。
 ……そんな予感はあったけれど、今はまだ少し抵抗する事が出来て、裏切れないと強くかぶりを振った。

 半分出来上がってしまった表情で、すっかり顔を紅潮させて、キツそうなツリ目を柄にもなく潤ませて。
 キリっとしていたい口元は気を抜くと半笑いだ。
 熱に浮かされるようにゾワゾワと鋭敏化する肌感覚に、振れる男の感触を想像して。

 踏み止まれたつもりでいても、ノウブルには奉仕してあげようと言うのだから、あまり変わらないかもしれない。
 しかしそんな程度問題でなく、ただ来いとシンプルに求められると、どう抵抗したものかと固まった。)

「……。」

(求めてくれる事にきゅんとして、もう良いんじゃないの?と理性はとうに白旗だけど。
 貞操観念を総動員して、ダメだしっかりしとここにアニーが来るのだからと言い聞かせる。
 それを想像すれば、おそろしく血の気が引く感覚にまだ少し頑張れる。)

「――だっ… だからと言って、我慢しなくて良い事には…っ」

(ならない、と言いたいが、我慢と言ってしまっているのがもうダメだ。
 落ち着いて、との言葉は力なく。
 いずれにせよノウブルの前に跪くような姿勢になるが、お茶を濁すチャンスはあるかどうか。)

「……落ち着いて、とにかく出せば、少し落ち着くでしょう?
 お、同じなんだから、結果は… 少し… 少しだけ… 待って…」

(解決になる気はしないけど。ダメだと頭のどこかでは分かっているけど。
 ノウブルが強引に来ないのであれば、ヌいてあげようとノウブルの股間の膨らみを右手でさわり。
 撫でて、露出させようとするが――)

ノウブル > (――心を埋める男が居るのだろう
以前の女であれば、其処に入り込める隙間すら存在しなかった筈だ
だが、今は如何か。 ――欲しいと、只純粋に投げかけた言葉に
沈黙して仕舞った其の様子を見れば、何時かとは違う様にも思えよう

嫌ならば拒めば良い、部屋の隅と隅、離れて居れば良い
其れをしなかった女が、此方へと近付き、自らの下肢に触れるなら好きにさせ
留め具を外し、下衣の下から、熱塊のカタチを引き摺り出した、其の刹那

――其の頬辺りに、叩き付けられる様に立ち上がる熱塊の熱さと
途端に、噎せ返る様に上る雄の、精の、気配と、臭いが
何よりも、女の理性を削り、本能をむき出しとするかに、露となって。)

「―――――……待って。 ……御前は、堪えられないだろう。」

(緩やかに、掌が女の頬へと、触れる
女の頬を、己が熱塊へと摺り寄せる様に、自ら熱塊を押し付けた後で
両腕が、傍まで訪れた女の身体を絡め取り――引き込んで仕舞う、か

強引にでは無い、優しく、されど力強く――抱き寄せ、捕らえれば
其の下胎に、ずるずると熱塊の槍先を押し付けながら――)

「―――触れるだけで、足りる物か。」

(其の耳元に、囁く――雄の、声)。