2020/09/29 のログ
ご案内:「森の中の小屋」にオーベさんが現れました。
■オーベ > 九頭龍山山脈の麓、深い深い森の中。人払いの結界が張り巡らされたほつれのその先に小さな小屋が建っている
小屋の周りには小さな沢が流れており、鹿の親子や小さな動物たちが水を飲みに来ていたり、
かたや巨木の切り株を囲うように配置された椅子にはコボルト達とゴブリン達とが
面と向かってボードゲームに勤しんでいたり…
母屋の脇の小さな菜園には薬草やほんの少しの野菜が栽培されていた
母屋からくったりと出てくれば、陽の光に向かってグーッと伸びをした
沢の水を引き込んだ簡易水道まで歩いていけば、寝惚けた顔をバシャバシャと水で洗い流し眼を冷まして、
ついでに石鹸を泡立て、短刀を頬に宛てがい無精髭を綺麗サッパリと落としていく
それから、デッキでだらりと寛いでいた老いた狼犬に食事を与え、その脇に椅子を引っ張り出すと、
薬草を煎じたものにたっぷりとヤギのミルクを入れたお茶を時間を掛けて飲んでいく
「さて…今日はどうしたのものかな…
王都に行くのは少々面倒だし、急いでやるべき事もないわけだけれど」
老犬が食事を綺麗に食べきり、お茶を注いだ木製のカップが空になってから数時間…
太陽はすっかり高い位置に登った所で、日光浴を切り上げてようやく立ち上がれば、
手斧を手に取り庭の外れで薪割りなんぞを初めてみる
薪を割る小気味良い音が響くと、ボードゲームに夢中だったコボルトやゴブリン達の視線がこちらへ向けられ、
次の薪を起き振り上げた手斧が、スカッと脇にそれればコボルトゴブリン双方から、
下手くそめ、とそれぞれの言語で飛んできたり…相変わらず、結界の中は平和であった
■オーベ > その後もしばらく、笑われたりしながら薪割りを続けたのでした
ご案内:「森の中の小屋」からオーベさんが去りました。