2020/08/23 のログ
ご案内:「ステッパーズ遺跡」にシンディ・オーネさんが現れました。
ご案内:「ステッパーズ遺跡」にノウブルさんが現れました。
ノウブル > (幻覚が見せて居る物は、錯乱、混乱――或いは
過去の記憶を甦らせ、今であると幻視させて居るのやも知れぬ
女の言葉も芯の通った物では無く、女が感じている"状況"も判然とはしない
其の瞳が見て居るのは、間違いなく己であって、己では無い別の誰かで在ると
そんな事は、頭では理解出来て居ると言うのに、なぜか否定も、拒絶も、制止も出来ぬのは

恐らくは、其の幻術が。 「命を危機に晒す様なモノ」では無かったが故。
そうであれば働く、己が身に刻まれた呪術紋様の抵抗が、沈黙して居る為、だ

女とは違い此方は、女の事を正しく認識出来て居る
アニー、と言う誰かも知らぬ名を紡ぎ続ける相手の唇に、ほんの少しだけ認識がズレる
――アニーとは、相方の事の筈。 だのに、女が紡ぐ其の言葉はまるで、恋人同士の様な。
或いは、女同士での、と言う可能性も脳裏に過るのは、そもそも相方の事を女で在ると
未だに誤認した儘であるからなのだ、が。)

「――――――……気にする事など、何も無い。」

(自分が、果たして誰であるかと言う違和感を、言葉に出来なかった
アニーと呼ばれて居るのは、如何見ても自分の筈だと言うのに
そして、己はそんな名では無いと言うのに

僅かな間を置いて唇から零れたのは、否定と訂正では無く。)

「―――――……出来るのか?」

(僅か首を傾げ、そして、身に着けていた防具を外して行く
全身に刻まれた、人によっては威圧感すら覚えるだろう、幾何学的な紋様が女の前に晒され
決して大男とまでは言えぬ体躯に比して、鍛え上げられた筋の輪郭を露わとする
身を護るべき革着を脱ぎ落し、女が晒す肌も又、魔術師としては鍛え上げられた物では有るが
其れよりも――恐らくは、彼女が呼ぶ名の、本来の主よりも、雄を感じさせる。

そうして――女へと、きっと、赦しを与えるのだ
触れる事を、見る事を、そして、奉じる事を。
決して初心では無い筈の女が、けれど未だ知る事の無い
本当の雄たる、長大な威容を。 女の、雌の身体を暴き、屈服させ得る

――――熱塊の、形を)。

シンディ・オーネ > 【継続】
ステッパーズ遺跡入り口付近のトラップにより下層へ流されて、
ゴミ処理系トラップだのメデューサだのを何とかかわし、ここは天井の低い倉庫だか物置だかといった印象の部屋。

しかし今、シンディ・オーネにはここがマグメールで部屋をとっている宿に見えており、
またむつみ合うノウブルは、そこで同棲している幼馴染であり恋人のアーネストに見えていた。
家具がどうとか、相手の体格がどうとかいう差異を無視して、そのように認識させられてしまっているという話。
入室した者に好ましい幻影を見せるという、この部屋の精神支配系トラップにドはまり中。

抱き合う感触、唇の感触、自分の服装やら何やら引っ掛かりは山のようにあって戸惑いはするのだが、
それよりも、宿で恋人と過ごすこの夜は毎夜のように肌を重ねる時間。
であれば、解決しなければならない懸案事項があるのだ。

先日アーネストは、どこで覚えて来たら女性器に口をつけるという事をして、
排泄器官に対するそういった行為が衛生観念的に受け入れられるものではないため、流されながらも強めの拒否を表明している。
すると次の機会にはやはりそういう事が無くなったのだけど、しかしアレはそれなりに良かったという。
心情的には受け入れられるものではないのだが、無いのも惜しく、理性と肉欲の板挟み。

なので今回だけと言って、恋人に自分からの口での奉仕を申し出る。
とりあえず、今後とかはさておきお返しは必要でしょって。

――灯りを喪失しても人工の遺跡には、魔法の灯りとかヒカリゴケ的な最低限の非常灯が活きている場所もあるだろう。
少なくともここはそういうステッパーな場所で、薄明かりにも分かるほど全身を紅潮させ防具を、インナーを取り払う。

互いに生まれたままの姿で赦しを得て、雄の前に跪く。

息がかかるような、こんな距離でまじまじと見るのも初めてなら、ろくに手で触れた事すら無い。
未熟な二人の情交はいつだってどこかぎこちなく、生殖活動としては実に真っ当かもしれないが文化は無かった。

「…さ、さあ? こんなの、誰に教わるって言うの。
 アニーも、その… そんな話は、あまり人とするものでもないでしょう…?」

出来るのかと問われ、知らないわよと俯く。
アーネストは口でするというのを冒険者の先輩カッコ男性に教わったと言うが、私には今のところ教師がいない。
というか、そういうのは普通いないものなんじゃないのかと。

「けど、これは、男の人の方がその、清潔よ。
 排泄器官と言ったって、先っぽだけで、他は表皮と違いないでしょう?
 だから… 大丈夫。」

…そういう話ではなかったような気がするが、大丈夫、できるますと、雄を象徴する肉塊におずおずと指先を触れさせる。
もう熱いなら、硬さも帯びているだろうか、確認するように緊張でカタカタ震える両手を努めてふにりとやんわり這わせ。

…あれ? と、いつも見ているし挿入されているそれとは違和感のある質感に、触れるとこんなものなのかと首を傾げ。

「…い、痛かったら、教えてね。」

急所と言うし、加減など分からない。
表情を伺うようにずいぶん高いところにある顔を見上げて、ふっと、先端に唇を触れさせた。
おずおずチロリと出した舌で先端を舐め、くちくちと先っぽばっかり。
ふっふと、緊張で荒くなった息がくすぐる。

ノウブル > (普段ならば、そう言った幻術は命とりである事が多い
だが、この部屋は或いは――命を奪う為の其れ、では無かったのだろう
これが先刻まで遭遇して居たメドゥーサに、未だ追いかけられて居た状態なら
恐らく致命的に過ぎる状況となって居たやも知れないが
其の気配も無く、ついでに言えば、他の冒険者の気配も無い今
状況をひっ迫させる要因が無い事が――幸か、不幸か

女が、相棒たる男とどんなやり取りを経て、そんな発言をしたのかを知る由も無い
したいのか、と問われて、出来るのかと答えたのは単純な話
女自身が、其れほどに経験豊かであるとは見えて居なかったと言うのが在る
だが――雄である事に変わり無く、そして、雌である相手にそう問われて
其れを、拒む程に清廉では無い。)

「―――――それは、そうかも知れないがな。
……だが、大丈夫なら…、……シてみれば良い。」

(僅かに――其の身体は濡れている。
先刻まで激流に飲まれて居たからか、汗や泥汚れは感じられない筈だ
其れでも、顔を近づければ、雄特有の匂いは鼻腔を擽る
当人から言い出した割には、何処か戸惑いながら触れる掌が
一度決心を帯びて熱塊に触れれば、其の掌の中に、どくりと、力強い脈動を返し

――先端に、舌が触れる。 擽る様な舌が、ちろちろと浅く這う。
其れでも、緩やかに熱塊は脈を帯び、掌の中で熱を増す
決して慣れて居るとは言えぬ舌遣いでは有る、が、其れは其れで、だ
暫しの間、様子を眺める様に、女の好きな様にさせ
そうして、其の内に片掌が、女の頭上へと降りて、沿う
其の髪糸を、緩やかに撫ぜては、目元を、頬を、労う様に撫でて遣りつつ。)

「―――――其れで良い。 ……もっと…、……深く、咥えて見ろ。
歯を立てない様に、な。」

(――普通に考えれば、歯を立てれば当然痛いと判るだろうが
ほんの少しだけ腰を揺らし、女の唇に、浅く熱塊を沈ませる動きをしながら
其の下に、裏筋を擦り付けた)。

シンディ・オーネ > 恋人と夜毎の情事は入浴後。
それにしても、髪など拭いたのかと言うくらい濡れている。
髪を梳くように撫でる手にそれを自覚して『しまったな』と思うけれど、少し緊張を和らげるように安らいだ息をついた。
先日ノウブルの手が頭に乗った時には侮られているのではと憮然としていた顔が、
今は幸せそうに、手の中の感触は私が上手く出来ているという事だなと安堵して。

「――っふ… っふぅ…」

…あ、ニオイ、と思うけれど嫌な感じはしなかった。
むしろ確認するようにすんとしっかり吸い込んでしまって、今のは下品だったのではないかとどぎまぎする。
それにしても… 掌の中で更に熱を帯び、太く硬くそそり立ってくるこれは… 興奮のせいか?

「――ぁ… あ、アニー、なんだか今日は…」

たくましい、という表現で良いのだろうかと、言葉を探す。
なにこれ、と亀頭の縁など撫でくすぐっていたら、くわえる…?

「ぁ、えっと… はい…」

出て来るのはここだしと、先っぽばっかりチロチロしていた舌を、舐めるように横へすべらせようかと顔を傾けるが…
いやこれは違うか、咥えるとは言わないし、歯を立てるのもトウモロコシじゃないんだし… え、くわえる?

「…ぅ、うん?えっ… え、くわえ、って…ッ!」

ぐっと角度を合わせられる肉棒にびくっと肩を跳ねさせて、
しかしそうして欲しいのならと、浅く口を開いて受け入れ… られず、
それなりに大きく開けなければならない事にまごまごしながら、しかし抵抗はしない。
舌がぐにぐにと裏筋辺りを押し返してしまうのは何かの反射だ。

しばらく侵入に身を任せるように硬直してしまい…
いやこれではいけないのだろうと、おずおず口をすぼめる。

口の中にその味を感じて息はできず、鼻からとなると更にニオイは濃くなって、
スゴイ事してしまっているんじゃないのかと、心拍が跳ね上がった。
私は初めての時のように、たぶんこの時を忘れないのだろうなと、認識のあやふな意識でなんとかしみじみ感じ入り。

「…っん、ンッ…!」

勝手が分からず、ちゅぅっと吸ってしまう。
舌は居場所を求めるように裏側をぬろんぬろんとさ迷って… 前後、というその方が自然かもしれない発想に至れない。