2020/05/09 のログ
■エシル・アルトワーズ > 「そういう話を今は聞きたいわけじゃないの」
言い終わるよりも早く唇で言葉を奪う。
少なくとも、こういう時にあの男のことなんて思い出したくない。
雰囲気を壊さないように、語気は柔らかく釘を刺す。
もちろん本気で怒っているわけじゃない。嫌なものは嫌だけど。
2人の昂りも落ち着き、汗が引きかけた頃、ひゅうと冷たい風が2人の体を撫でる。
「さっむ!はやく服着ないと風邪引いちゃうよ!」
鳥肌が立ちそうなほどの寒さに思わず起き上がろうとしたその時、
中で溜まりに溜まった白濁がどろり、と溢れ零れる。
「ぁ…ん…っ」
そのなんとも言えない感覚に思わず声が漏れる。
「ほんと出しすぎだよ…空っぽになっちゃうよ」
明らかに普通じゃない量、それもまだ出尽くしてないそれに呆れたような声が出る。
毎晩毎晩これに付き合っているわたしはすごいと思う。
ようやく出切ったところで手早く衣服と鎧を身につける。
シミになるほどに濡れた下着やスカートがぺたりと張り付き、そこからまた冷たい感覚が伝わる。
「冷たぁ…これはさすがにアルテが怒るかなぁ」
精液で汚れに汚れた戦装束を手に呆れた顔をするメイドの姿が頭に浮かぶ。仕方ない、正直こんなに乱れるなんて予想してなかった。
「ほら、帰ろ?」
一足先に着替え終わり、クロイツに手を伸ばす。
手を取れば一飛びに城まで行けるだろう、抱き抱えた姿勢でだけど。
そうして愛する旦那を抱えて跳ぶーーその直前に。
「でも、あの時のことを思い出したらちょっと興奮してきちゃった。今度はああいうのもいいかな」
甘えるような、誘うような声で耳打ちをした。
■クロイツ > 唇を奪われ、それもそうだと迂闊な発言に反省。
肝心の話に出た相手はエシルには内緒で少々痛い目にあわせているのだが。
柔らかな釘に御免と言うように見つめ。
もうその事は口にしないでおこうと決めて。
そして余韻に身を任せ身体が落ち着き、冷たい風に汗を冷やされ身震いし。
「そ、そうだね。風邪だけは嫌だよね」
自分は構わないがエシルが引いては大変と身を起こし。
視線の先で注ぎ込んだものが溢れるのを見てしまい。
そして零れた声に小さく肉棒が反応をしてしまって。
「でもいつもより少し多い程度だよね?」
場所と状況で多く注ぎ込んでしまったがまだまだ出来るのは知っている事。
それに毎日突き合わせている事も大好きだから我慢が出来ないからで。
手早く着替えるエシルを眺めていたが慌てて自分も身なりを整えてしまい。
「その時は二人で謝ろうよ」
それで二人でアルテを可愛がってあげようという提案。
「そうだね、クロスも待ってるし早く帰ろうか」
燕尾服のような服装を綺麗に着込めばエシルの手を取り。
何時もは自分がエシルを抱きかかえてなのだが今日はお願いしようと決めて。
そうして抱えられるとエシルにそっと魔力を送り。
「それじゃ……今度あの場所でシよっか」
聞こえた甘えるような囁きにそうしようと頷き。
抱えられたまま飛んで戻る事に…。
■エシル・アルトワーズ >
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