2019/12/13 のログ
ご案内:「館の温泉」にエシル・アルトワーズさんが現れました。
■エシル・アルトワーズ > 【待ち合わせ中です】
ご案内:「館の温泉」にクロイツさんが現れました。
■クロイツ > すっかりと寒い日が続く季節になったこの頃。
王都内では王城や富裕地区で盛大なイベントが行われていたりもするが平民地区と貧民地区の間にあるこの屋敷は変わらずに平穏。
ただ変わらない平穏というものは時折に退屈を呼ぶこともあり。
よく気まぐれで何かを行う男ではあるが今回もそんな気まぐれで…。
「そんな訳で屋敷に温泉を繋いでみたんだよね」
寒くて困るから、そんな理由で屋敷の一部を嘗ての魔王城に繋いで温泉を。
さらりと愛する妻であるエシルに告げて今まさに一緒に入ろうと強引に案内していたりとして。
■エシル・アルトワーズ > 強引に手を引かれた先、その景色を見て久しぶりにわたしは天を仰いだ。
そうだ、そうだった。
この男はあそういう男だった。山の天気よりも気まぐれで、そしてそれを実行に移す男だ。
「そんな訳で、て...ホントにあなたはやることなすことぶっ飛んでるのよ」
視界の先に広がるのは雪景色と白く立ちのぼる湯煙漂う温泉。
昨日までは武器庫だったはずだ。
渡された白衣を見て疑問に思ったがそういう事だったのかと驚き半分、呆れ半分に声の主を見遣る。
相変わらず何かを期待しているような、「当たり前のような」表情に諦めのような笑いが込み上げる。
「でも、いいよね温泉。丁度温泉いいなって思ってたんだ」
真白な湯浴み着で身を包んだまま、微笑みながら手を握る。
■クロイツ > 「そうかな?僕にしては大人しいほうだと思わない?」
驚かせようと考えて何も言わずに用意をした温泉。
元々この場に繋がっていた武器庫は別の場所に接続を変えたのだが何処かまでの把握はいい加減。
ぶっ飛んでいると突っ込まれても全く気にしていない笑みを見せるのもいるもの事。
ただ驚きはともかく呆れの様子には失敗したかなと首を傾げ。
「そう思うよね。今の季節なら温泉が一番だよ。
遠出も良いかもしれないけどさ、今回は用意してみたんだよ」
これでよければ次は九頭龍の水浴び場に遠出してみるのも良いかもしれない。
そんな考えを告げつつ彼女の手を握り返して温泉の傍へと誘導していく。
■エシル・アルトワーズ > 導かれるまま温泉の傍らへと足を進める。
吹き抜けるような夜空を見れば散りばめたように星々がきらきらと輝いているのが見えてこう、ロマンチックにも程がある。
「ふふ、そうだね」
適当な、形のいい岩に主人を腰掛けさせる。
準備のいいことに湯桶に石鹸と粗布も用意されている。
少し前、ベラが教えてくれたことを思い出す。
ひょっとして、これの前兆なんだろうか。
「ーーそれでは、お背中お流しいたしますね、あ・な・た」
彼の背中にぴとりと寄り添うようにくっついて、耳元で囁く。
■クロイツ > 室内と野外の温泉を繋ぐのは少々骨が折れたが喜んでもらえたなら苦労も報われ。
寒くが無いようにと無駄に温泉の一定周囲を魔力の膜で包むという無駄に力を込めていて寒くもなく綺麗な夜空も堪能出来て。
「それにさ、どうせなら二人でゆっくりしたかったしね」
九頭龍の水浴び場などは色々な湯があるが危険な湯や客層があるだけにゆっくりできないだろうという配慮。
それでは一緒に浸かろうと思っていたが形のいい岩に座るように勧められて腰かけ。
温泉こそ用意をしたらそのほかはメイドたちに丸投げ。
湯桶や石鹸などはある意味この男の考えを彼女と同じぐらいに理解しているメイドたちの用意という落ちがあり。
「え、いいの?それじゃお願いしようかな」
彼女の言葉と背中に寄り添いくっつかれて声は嬉しさに弾み。
これが正面なら思わず抱きしめるが後ろなのでそれが出来ず。
ならばと流すのをお願いと嬉しそうに口にして。
■エシル・アルトワーズ > 弾む声は嬉しさと期待の表れか。
予想以上に嬉しそうな反応から見るにこういったシチュエーションはホントに好きなのだろう。
こうも嬉しい反応を返されてしまっては期待に応えたくもなる。
「よいしょ、それじゃあ失礼して...」
湯桶に汲んだお湯に荒布を浸し、石鹸を擦りつける。
しっかりと泡だったそれをクロイツの背中に当てる。
1往復、2往復。
腕だけでなく身体全体を動かして洗う度彼の背中の大きさを再認識する。
腕を洗えば抱き締める逞しさを、
胸板を洗えば細い線の癖にしっかりと厚みのある筋肉をそれぞれ思い出す。
続いて頭に湯をゆっくりと掛ける。
泡立てた石鹸で赤い炎のような長髪を少しずつ、丁寧に洗う。
昔は自分自身の髪でさえ割と適当だったのに、いつの間にかしっかりと仕込まれてしまったこの技術もこんな所で発揮するとは思いもよらなかっただろう。
石鹸を洗い流し、第1工程はクリア。
むしろここからが本番なのだろう...わたしは小さく深呼吸すると返り湯で濡れた湯着越しに密着して今度は吐息混じりに、甘い声で囁く
「では、仕上げに入りますね...♡」
■クロイツ > 無駄に長く生きているせいで知識だけは豊富にあり。
そして知ってはいるだけで経験のない事というも多々ある。
まさに今、温泉で背中を流して貰うという事もその一つなだけに嬉しくて仕方ない。
「うん、お願いね」
経験がない事を最愛の彼女にやって貰えるのは何倍もの嬉しさ。
石鹸が付けられた荒布で背中を洗われると予想以上の気持ちよさに息を吐き。
完全に身を任せて腕や胸板と洗われるのはくすぐったくもあり気持ちよく。
身体が終われば次は頭と洗いやすいように頭を下げ、大人しく洗われていく。
頭を丁重に洗われながら、メイドに聞いた話では適当だったという事だったがシィ、アルテ、ベラの誰かが教えたのかなと考え。
それはそれとしてこうして彼女に洗ってもらうのは気持ちよくすっかりと夢見心地。
石鹸を洗い流されると満足というと息を吐いて振り返ろうとするが…。
「仕上げ?」
湯着越しに密着する彼女の声、その甘い囁くような声に何をしてくれるのかなと期待をするように少しだけ振り返って。
■エシル・アルトワーズ > 振り向く頬に口付けて。
「実はこういうのいっぺんやってみたかったのよね」
素早く泡立てた石鹸を背中、胸板にと伸ばしていく。
勿論、身体は密着させたままだ。
布越しに自分の敏感な部分まで擦れるのが背徳感や非日常感と相俟ってすごく...気持ちいい。
背中を胸で擦りながら胸板に手を伸ばし撫で摩る。
痺れるような気持ちよさに時々蕩け声混じりな吐息が出るのは少し恥ずかしい。
時折小さな突起やその周りを指でなぞり、軽く弾きながら胸元、脇腹臍太腿へと手を進めていく。
■クロイツ > 「エシルはどんなのをしたかったの興味あるかな」
振り返り頬に口づけをされ聞こえた言葉に何だろうと気になり。
一度流された泡を密着したまま背中や胸板に伸ばされもう一度洗うのかなと考える。
背中の感触に一枚布が挟まれいるのは残念だが彼女の感触を感じれば頬も緩み。
背中で感じる胸の感触、胸板を撫でられるくすぐったさに小さく身じろぎして。
後ろから聞こえる蕩け声の混じる吐息は押し倒したくなる魅力的なものだは今は我慢と自制。
しかし時折に突起やその周辺と普段自分がすることをされると変な感覚がしてしまい、胸元から脇腹、臍に太腿と手は進んでいくと一部が反応を見せ始めてしまう。