2019/06/04 のログ
ご案内:「北方帝国シェンヤン「帝都シェンヤン」蘭台書令史の官舎」にカナンさんが現れました。
ご案内:「北方帝国シェンヤン「帝都シェンヤン」蘭台書令史の官舎」にネイトさんが現れました。
カナン > 《始皇》しろしめす帝都シェンヤンは、いわゆる《風水都市》としての側面を持つ。
皇城の背後に山嶺を、正面に海や沼沢、水の流れを。そして左右には小高い丘を。
これらの条件を満たした場所は、蔵風聚水の地となり隆盛を極めるという。

帝都は時に巨大な水瓶とも言われ、市民は水という貴重な資源をほしいままに使うことができた。
そうした地勢は帝都に水の庭園を生み出し、数多の景勝地を擁する文化都市として発展を遂げたのだが―――。

「………………うぅぅ、ん……」

水があるということはつまり、湿気があるということでもあり。
夏場が近づくにつれ、風のない夜には熱気と湿気が部屋に篭もって寝苦しいことこのうえなく。

「……………………………………んん…………」

初夏の帝都シェンヤンの夜は、とてもとても蒸すのだった。

「…………あづーーーーーーい!!!」

タオルケットのような軽い織物をばさりとはねのけて。
蒸れ蒸れになって汗みどろの胸元を、鳩尾のあたりまで一気にくつろげる。
玉の汗の浮いた胸がまろび出たとて誰に憚ることもなく、むしろ熱が奪われて心地いいくらいで。

動いたぶん余計に暑くなった。長い黒髪を放りだし、ぐったりとして低い声で唸る。

ネイト >  
「眠れないのかカナン」

いやまぁ、僕も眠れていないのだけれど。
寝苦しいにも程がある。
初夏でこれなら真夏はどうなるのだろう。

「あっぢぃ………」

ごろりと転がって腹を出す犬のように舌を出した。
なんとなく涼しくなる。気がする。

「……井戸水をお持ちしましょうか?」

ぜってー生ぬるいけど。井戸水。
いや、なんとなく帝都は避暑地というイメージがあったけど。
全然そんなことないね。むしろ死ぬほど暑いね!!

カナン > 「こんなに蒸す日は珍しいんですけどねー………」

汗を吸ってぐっしょりと濡れた着衣が肌にまとわりつき、湿気を保持してさらに汗ばんでしまう。
隙間を作ってぱたぱたと手で扇いでみたところで焼け石に水って感じです。

「………夜の暑気あたり、というのもあるのだそうで……気をつけてください………」

頭に熱が篭もった感じでぐらぐらしている。
このまま朝までぐっすりと、気絶するように眠れたなら苦労はないのに。

「井戸水………浴びる……」

むくり、と身を起こして、あられもない姿でふらふらと外に出ていく。
深夜のこととはいえ、同僚や上役の目に止まれば社会的に死ねることには思い至らず。

ネイト >  
「そうかい………」

汗をかいて耳が濡れるのが不愉快だ。
体を起こして耳と尻尾をぶるぶると震わせる。
さっぱり。しない。暑苦しい。

「気をつけようにも安全地帯がないからな……」

この建物の中に暑くない場所が存在しない。
く、苦しい……

「わーわー待て待てカナン、誰かに見られたらエラいことになる!?」

手を引いて慌てて止める。

「落ち着きたまえよ……暑いからといって乙女の柔肌を晒していいと思っているのか…?」

普段から痴女みたいな格好をしている(させられている)自分が言うのもなんだけど。
身持ちが減るぞ。

カナン > 「止め……止めないで下さい………うぅぅ……」

ぐにゃぐにゃになっているのであっさり止まった。

「じゃあどうしろとー…………っととと…」

手を引かれた反動でふらふらと二歩三歩戻り、ネリーの胸に頭から突っこんで静かになる。
書令史まめちしき。おっぱいはひんやりしていました。

「あ、冷たい。はぁぁ………っ」

火照った頬を挟みこむふかふかのお餅に熱を奪われて、思考がいくぶんはっきりとする。

「もしや………ネリーを枕にすれば快眠間違いなしなのでは???」

そのままぐいぐいと押していって、もろともに寝台へと倒れこむ。
乱れた着衣は足元にするりと落ちて、ネリーの大きな胸を覆い隠すものを剥ぎ取りにいく。

ネイト >  
胸に突っ込まれると、こっちはいよいよもって地獄の暑さになる。
暑気あたり寸前のヒートにんげんが胸に頭を預けるんだもの。
暑いです。すごく。

「やーめーてー」

抵抗する力も弱々しく服を剥ぎ取られる。

「だーれーかー」

蚊の喚くような声で助けを求める。
けど多分目の前の人以外には届くまい。

「冷気奴隷扱いまで始まってしまった…」

暑いと人肌のほうが冷たく感じられるため、古代において暑い時に抱くためだけの奴隷が存在したらしい。
学生の時にポルノ小説で覚えた。

カナン > 「ふっふっふー……助けなどくるものかー」

僅かに押し返す弾力性を示しながら沈みこむ、自分より少しだけ大きな胸に頭をあずける。
視界の七割以上を占めているそれを手持ち無沙汰気味な右手でつつき、指先でぐるぐると円を描いたり。

「ときどき思うんですけど、ヘンなところで博識ですよね……」
「小さい頃はお友達からエロはかせとか呼ばれてた系ですか? ネリーのえっち。耳年増ー」

視界の隅で存在感を主張している桜色の頂を軽くつねって、引っぱったりもして。

「あ、そうだ……そうでした。ありますよ。ひんやりするもの。ほしいですか?」

おっぱいが冷たいということはお乳も冷たかったりするのでしょうか。
頭でぐりぐりするのも飽きて、右の手でいじめていない方の胸に吸いつく。

ネイト >  
「あーれー」

右手で弄られる。モノのように扱われるなら本気で抵抗するけど。
カナンの手つきはかなり優しい。
いやいや、僕は男なんだから女の子として弄られるのは抵抗するべきでは!?

「ポルノ小説ならガンガン読んでたからね僕は」
「その過程で大昔の本の原書が性描写エゲツないって聞いて…んっ」
「挑戦したけど諦めてしま、あ、…」

自分の嬌声で言葉が途切れてしまう。
こうして睦み合ってる今も本気で暑い。死にそうだ。

「ひんやりって……やめ、そんなとこ吸っても出るわけないだろ…っ」

身を捩るも、吸い付かれるその動きに翻弄されて。

カナン > 「ふふ。かーわいい声出してくれるじゃないですかー。暑さも吹き飛………」
「ばないですねこれ。んん……」

震える胸の頂に軽く口付けして口もとを拭う。
首を一振りして乱れた黒髪をかき上げ、赤い瞳を細めて見下ろし、くすりと笑う。
地獄のような暑ささえなければお色気たっぷりに見えるはずなんですけどね。この仕草。

「えーっとですね……たしかこの奥に…仕舞っておいたような」

壁の仕掛けから隠し収納スペースを引き出して、匂い袋と一緒に保管されていた細長い包みを取り出す。
包みの中身はといえば、滑らかに磨きぬかれて艶めいた、翡翠のような色をした石の工芸品が露わになる。
手ごろな長さがあってゆるやかに湾曲し、先端近くに釣り針の「かえし」のようななだらかな隆起がついたそれは。

「じゃん。すごいでしょう。けっこうひんやりするんですよこれ」

わざと淫らに舌を伸ばし、張型の先端に唾液をたっぷりと絡めて濡らす。
ネリーのふとももを大きく割り開き、秘所の濡れ具合をたしかめて玩具の先端から馴染ませはじめる。

ネイト >  
「暑いよ! 死ぬほど暑いよ暑くて死ぬよ!」

カナンの仕草は、色っぽい。しかし、それを楽しむ余裕はない。
生き残るために何かが必要なのだけれど。
その何かが思いつかない。

「なにかあるのか……?」

そう言って横になったまま待っていると。
血の気が引いた。
それは、その、凶悪なフォルムは。

「いや、僕はそれを見て血の気が引いたのでもう結構」
「や、やめてってば!! そんなの挿入るわけないだろ!?」

じたばたと暴れても無意味、やばい…やばい……
それでも僕のそこはもう十分に濡れていて。
敏感な体が疎ましい。

カナン > 「生身のあれより硬いので、はじめは慣れないかもしれませんが……」

まだ受け入れるに足るほど濡れていないと見ると、唾液を垂らして舌と指の奉仕をはじめる。

「怖がらないで。これくらいなら私も平気ですから」

人差し指と中指を、抵抗なく受け入れられるまで濡れたのを見計らって玩具の先端を宛がう。
無理なく少しずつ受け入れられる様に、ぐにぐにと角度を変えながら石の楔を打ち込んでいく。

「あと1/3くらいですね……苦しいですか? 一度戻しましょうか」

ゆるゆると引きずり出せば、張型のかえしが内壁を擦って。

「それなりにご経験もありますし……大丈夫ですよ。すぐに慣れます」

恐怖心が薄れるまで、時間をかけて丁寧に穿ち返して。
やがて快楽の方が勝る様になるまで、牛の歩みのごとく緩慢に深奥を目指す。
元より眠れない夜のこと。時間はありすぎるほどにあって。

ネイト >  
「いやいやいやいやいや……硬いっていうか、石じゃないか」
「だからその、あ、ちょっと待……っ!」

体をビクンと跳ねさせて舌と指の奉仕に応える。

「う、あ、あ……っ」

冷たい。けど、硬い。
そして大きい! 苦しい! 気持ちい……い?

「何を人事みたいに……僕の経験は全部君だろ…!!」

快楽に体を跳ねさせながら抗弁する。
女の体になってからかなり時間が経ったけど。
こんなものが入ることになろうとは。

カナン > 「ええ。木の玩具と違って、手にずっしりとくるような重量感があるんですよ」

ずん、と突き上げられるような感覚があるんですよね。

「あ、ほらいけましたよ。ここがネリーの一番深い場所」
「この先にあるもの、ご存知ですよね?」

おへその少し下のあたり、三本の指を揃えてその器官の場所をやんわりと押す。
内臓を持ち上げてしっかりと咥え込まれた張型を掴み、深奥(つきあたり)の壁面をつついて。

「ええ。その節はごちそうさまでした」

蒸れ蒸れの熱気に肌を火照らせながら淫靡な笑みを向ける。
藍色がかった獣人の髪を手ぐしで優しく梳きながら、この夜はじめての口付けを交わした。

「……他の誰かに味見させたりなんかしませんから、どうぞご安心を」

冷たい胸と胸と合わせ、玩具を使う手は少しずつ大胆さを増していく。

ネイト >  
「あ、ぐ………」

内臓が押し上げられる感覚がある。
そこにあるのは、赤ちゃんの部屋なのだけれど。
あるのか、僕に。元・男の僕に。

「甘い言葉もなく女を抱いて初体験を済ませた感想はどうだい…?」

反撃に詰るも、奥を突起が突くとそれどころではなくなってしまう。
口付けをされながら、卑猥な音が鳴り響く中、絶頂に達した。

「あ、あ、あー! 待って、もうイってるから!」

声を隠すこともできない、汗だらけで達した。