2019/06/02 のログ
■ルキア > 「はー、やっと着いた…。」
毎度の事ではあるものの、宿屋を出た時間と図書館に到着した時間の差と疲労感にため息が漏れる。
あそこを右に曲がったら、この通りにでるはずなのにと道順を思い返してみるものの、目的の通りには出られなくて街の中をぐるぐるとさ迷い歩いてしまった。
道に迷ったせいで、目的地に着く時間が予想よりも大幅に遅れてしまうことはしょっちゅうで、その場合営業時間が終わってしまっている事もしばしば。
そういった点では、24時間解放されているこの図書館は少女にとって都合が良かった。
何冊か借りていた本を手にして、図書館の扉を潜る。
「???」
入った瞬間に感じた違和感に、少女は小首を傾げたがその違和感の正体にまでは思い至らない。
元々静かな図書館の中ではあるが、いつもはもっと人の気配がしていたが頁を捲る微かな物音すらしない。
「あれ?司書さんいない?……ん?」
貸し出しカウンターへと、返却予定の本を持っていくがいつもはいるはずの司書の人形の姿はない。
代わりに、聞こえてくる不可思議な金属音にエルフ特有の長い耳がぴくぴくっと震えて反応する。
カウンターの奥へと向けられていた視線は、音源を辿るように巡りカウンターの上に置かれた鈴へと向かう。
「呼び鈴?かな…?」
アンティークのような呼び鈴からは、魔力を感じるが此処の司書が魔導機械の人形であることを考えれば、違和感はない。
少女は、鈴を手にもつとそれを振った。
誰かが、鈴を鳴らして迷宮化しつつあった図書館に新しい鈴の音が響き渡っていくか。
それは、きっと図書館を迷宮化させる確定の鈴の音となっただろう
■幻鏡の迷宮 > 通常の鈴であれば、日常を彩るそれであれば、揺らし振った鈴は心地良い音色を奏でる筈であったが、今宵図書館のカウンターに鎮座いしていたのは鈴と呼ぶには禍々しきモノ。
不可思議な音色に誘われた利用者が鳴らした呼鈴は掌よりは多少大きいサイズで有るが、振りなった音は教会の鐘の音の如く。
……ゴーン、ゴーン、ゴーン…………。
空気を震わせ、図書館の書架に積もる埃を舞わせ、唸りなる音は振った回数の分だけ木霊し、それを引き金として日常だった小さな図書館は非日常へと塗り替えられる。
外と中、平穏と異常、日常と非日常を分かつ図書館の扉は木製だったそれが何時の間にか鉄製に変わり、その扉には幾重にも鎖が絡みつき、その中心に人の頭部程の南京錠が掛かる。
それは指折りで10を数えるよりも速く、、まるで最初からそうであったかの様に閉鎖され、次に起こるのは書架の移動で、誰かが押しているわけでも、引いているわけでもないのに書架が自動的に音も無く床を滑る感じで動いて、利用者を迷宮の挑戦者と貸し出しカウンターを大きく円形に囲んでしまう、それに止めさすように低い筈だった天井が急激に高く上がり、合わせて天井に吊るされていた光源は薄くなり、カウンターの周囲が、エルフの少女の周囲が薄暗くなり始めた。
■ルキア > 「――っ?!」
呼び鈴と思い鳴らした鈴は、予想外の音量で図書館中に響き渡った。
教会の鐘の音のような音に、おもわず少女は鈴と本を床に落として耳を塞ぐ。
「なっ、なに?!どうなってっ?!」
じゃらじゃらと金属の擦れあう音に振り返ると、入口が鉄製の扉に変わりがっちりと鎖が絡みついて巨大な南京錠が掛かり揺れていた。
突然の変化についてゆけず、混乱する少女の目の前で床を滑るように書架が動いて壁のように少女の周りを囲んでしまい、天井のあかりが遠ざかっていく。
上を見上げれば、天井がどんどんと上へと遠ざかっていくのが見える。
めまぐるしく変わっていく景色と状況に、出口を求めて右へ左へとせわしなく蒼銀の瞳が動くものの、体は硬直したようにその場に立ち尽くしていた。
「はっ!上にいけば出られるかも??」
天井の明かりが遠ざかってだんだんと薄暗くなっていく周囲に、必死に考えて出た答えはとりあえず周囲を囲む書架から抜け出せば、活路が見いだせるのではというもので、指輪を杖へと変化させると飛行魔法で飛ぼうとするが…。
■幻鏡の迷宮 > 迷宮を冒険し、その中で命のやり取りの対価として宝を与える、モンスターであり迷宮である存在はそれを己の存在の根源としている、故に想定外は許さない、正統な攻略方法以外の攻略を冒険以外は許さない。
延々と高くなる天井が一定の高さでピタリと止まり、灯りは煌々と天井より低くなったカウンターの周辺までを照らして、辛うじて図書館を照らし続けるが、飛行魔法の魔力に反応してか、それとも迷宮の意思か、天井より釣り下がるその明かりの傘より、一斉に何か爛々と赤く光る点が幾つも生まれ始める、そして同時に小さな羽ばたく何かの音も図書館に響き渡ろう。
同時にだ。
エルフの少女を混乱する少女をぐるりと囲み隙間ない程に幾重にも立ち並ぶ書架の隙間より、じっとりとした湿度を持った生ぬるい霧がじわじわと滲み出し、垂れおちて図書館の床から少女の膝下程度まで包み込んで闇とはまた違う白いベールを乱す、それと混じって、くにゅ、くちゅ、ぐちゃ、くちゃ、くちゃ、と何かが液体をまとって床に落ちる音もするだろう。
――…そして貸し出しカウンターの上に呼鈴があった場所に何時の間にか皮袋が置かれ、その隣に鍵の掛かった鳥かごと、その鳥かごの中には鳥の代わりに出入り口を封じる南京錠の鍵らしきモノがぶら下がっている。
天井に向えば赤い瞳の群れがざわめき姿を見せるだろう、皮袋に手をのばせば、その中に幾つもの古い硬貨がつまっているのがわかるだろう、そして皮袋には「硬貨の枚数を数えよ」と書かれたメモが入っている。
舞うか、這うか……。
■ルキア > 書架がぐるりと取り囲み、ほかの出入り口や窓がどうなっているのかも見えない。
だから、飛行魔法で飛んで確認したい。できることなら此処から抜け出したいと、飛行魔法を発動させたものの浮き上がりかけたところで、ぞくりと少女の背筋に悪寒が走った。
天井の証明は随分と遠くにあって、見上げるそこに幾つもの赤い光が生まれて少女を睥睨するかのよう。
まるで蛇に睨まれた蛙のような心地にさせられる、無数の赤い光。
これはまずい、近づいてはダメだと本能が訴えてくる。
「―――ひっ?!」
天井に視線が釘付けになっていた少女の足元に、生ぬるい感触が撫ぜた気がして短い悲鳴とともに少女が飛び退く。
正体は、じっとり重苦しい霧が書架の隙間から流れ込んで、足元に満ち満ちていく。
とりあえずは、霧が触れても痛みや熱さは感じない。
触れただけで皮膚を爛れさせるような毒霧ではなさそう。
しかし、くちゅ、ぐちゅ、と霧から生じる音とは違う粘着質な水音が書架の隙間から聞こえてきて、また背筋に悪寒が走る。
もう此処は、普通の図書館の中ではないのだと、得体の知れない何かがいるのだと思えばじっとりと肌に汗が滲むのを少女は自覚した。
「…こんなもの、なかったよね?」
後ずさりして、とんと腰がカウンターへとぶつかると視線はカウンターの上へと向かい、そこには見慣れない革袋と鳥かごに入った鍵があった。
上へ逃げることもできない、出口もないとなるとその革袋を開けるしかない。
そして、開けてみれば中には古い硬貨と、それを数えろというメモがあった。
「数えろって…数えたら、いいんだよね?」
誰かに答えを聞きたいという思いが、独り言となって少女の唇から溢れてしまう。
満ちていく霧や、背後から聞こえる水音に気を散らしながらも震える手で少女は硬化を数え始めた。
■幻鏡の迷宮 > 舞うよりは這う事を選んだ結果、天井より細い鎖で垂れ下がる光源の傘から爛々と輝く瞳を覗かせた無数の何かは顔を引っ込めたのだが、軽い舌打ちが数回、ギャーギャーと喧しく喚く声が一時聞こえる事になるが、これ以上刺激をしないのであれば赤い眼は閉じられて静寂が再び図書館の中を支配する。
知恵あるモノであればあの特徴的な瞳と翼を羽ばたかせる音、喚き声で吸血性をもった小悪魔の類だと分かるかもしれない、が、それはしつこく、チラチラと眼を開き、赤い輝きで硬貨を数えると言う選択肢を選んだ少女を見下ろす、ダガ選ばれなかったのだ下りて襲う事は許されない。
貸し出しカウンターの上に皮袋、それを手に取れば適度な重みと共にあけてみれば古い硬貨が数枚……どころではない。
皮袋から硬貨を取り出すたびに皮袋の中で硬貨が補充され、無限に湧く泉の様に次々に硬貨が生まれて行く。
価値をしればそれはかなりの文字通り高価な硬貨であろう、数え始める初めて其処で硬貨が湧くのが止まるのだが、それでも皮袋に入っていたと思えない程に皮袋が破けない事が可笑しいほどにぎっちりちと硬貨がつまっている。
そして、当たり前だが硬貨の枚数を数える邪魔をする物がじっとりと湿度をもった生暖かな霧の中から現れる、それが動くたびに皮膚から滲む体液に粘り気があるのかぐちゅぐちゅと喧しく、折角静寂が戻りかけた図書館に木霊するだろう、で、それは最初からそうすべきと知っているのか、エルフの少女の細い足首に絡みつくと、ヌルヌルの肌を白い肌に擦りつけ汚しながら、足を両脚を太股まで這い上がりぐにゅりと片足ずつを締め付ける、折るとかそんな力ではない、絡みつくといった弱いながらしっかりとした締め付けで、同時に触手の皮膚からはじわっと体液が粘液が滲んで、辺りを汚していく。
それが足だけではなく貸し出しカウンターにまで床から壁を這い上がり登っていくだろう、一匹、二匹……と。
■ルキア > 頭上から、軽い舌打ちと不満げな喚き声が聞こえてくるとそれらが降りてくるのではないかと気が気じゃない。
少女には、それらが何なのかという知識と知るすべは今はなく頭上から襲われないかと冷や汗を流すしかなかった。
「えぇえ…」
カウンターの上に革袋から硬化を出して広げてみれば、湧き出る泉のようにざらざらと革袋から無限に硬貨が溢れるのに、おもわず声が上がる。
とりあえず、数えるしかないと数え始めると湧き出す硬化が止まったのが分かりほっとするものの、数えるだけでもかなりの時間がかかりそうな数だった。
十枚ずつを重ねては、カウンターに並べていく金属の擦れる音が響き始める図書館の中に、ぐじゅぐじゅ、ぐちゅぐちゅと粘り気のある水音が増えて大きくなっていく。
「――なっ、やっ!」
ずるりと生暖かい霧に隠れて、少女の足首に絡みつく濡れた感触に少女から悲鳴があがる。
白くきめ細やかな若い肌を、濡らし汚しながらそれは足首から太ももへと這い上がってくる。
ちゃりんちゃりんっと、十枚に重ねた硬貨が倒れ床に散らばっていく。
少女は硬化を数えているどころではなくなり、必死に足から触手を引き剥がそうを試みるが、数の増えていくそれはカウンターへと這い上がって増える一方だ。
じわりと触手から分泌される粘液が、スカートの布を濡らして少女の足に張り付き透けさせていく。
■幻鏡の迷宮 > 選ばれず、襲う事は許さなかった者達も酷く現金な者で襲えないのであれば見て、聞いて、楽しもうと言うのか闇に輝きが瞬いては消えて……とエルフの少女の姿をにやけた顔で眺めている、何が出来るわけではない、そうやって眺めるだけだ。
湧き立つ硬貨、数え始めるまでに湧いた枚数だけエルフの少女に与えられた迷宮を攻略できた際に与えられる報酬なのであるが、強欲よりも日常へ帰る事を望んだが故に決して数え切れない枚数ではないだろう、がそれも邪魔が入らなければという事になり、結果邪魔は当たり前の様に入り、今もエルフの少女は硬貨を落して……その硬貨は散らばり転がり生暖かな霧の中に消えていく。
代わりに霧から現れたのは触手の群れ、群れ、群れ。
硬貨の代わりにカウンターに這い上がる触手、少女の足元で群れて蠢く触手、硬貨を齧るモノ、様々いるがどれもが目的は一つで、そのエルフの少女が新たな迷宮のコアに相応しいか、嬲り確かめ、その胎を膨らませる、そんな浅ましき本能を抱いて、必死にまとわりつく。
両の脚、白くきめ細かく健康そうな脚を太股まで這い上がった触手二匹は左右の足を陣取り、他の触手に追随を許さぬままに太股まで、それどころか太股の付け根までスカートの中まで侵入を果たすと片方はその肉付きが薄そうな尻肉に先端を押し付けて撫で上げ、もう片方は下着の腰元から頭を押し込んで、下着の中でヌルヌルの先端をくねらせて、粘液を撒き散らす。
カウンターに這い上がった触手だってただ這い上がったわけではない。
他の触手を引き剥がそうとする腕に向けてカウンターより飛び降りてヌルンッと粘液を撒き散らして絡みつくと、肘から二の腕、肩口までと這い上がり、他と同様に皮膚からじわっと汁を溢れさせながら、上へと目指す。
両脚に片腕に触手達は好き放題に絡みつき、粘液まみれにして、清純なるエルフを粘液の生臭さと天井より照らす明かりに淫靡なぬめりと輝きを与えて染めていく。
そこまでしても誰も来ない。
いや、誰かきている。
来ているのだが迷宮と図書館、入り口がズレているのだろう。
誰も迷宮の中にいる人物にきがつかなければ、迷宮の中の人物も図書館への来客者に気がつくことは難しい、感知や探知の魔法を使えば別であるが。
■ルキア > 「やっやだっ!離してっ」
触手は増える一方で、ぐちゅ、くちゅ、と粘着質な水音が図書館に満ちていく。
両の足に触手が絡みつかれては、逃げ出すこともかなわない。
にゅるにゅるとしたそれらを、必死に引き剥がそうとするが粘液に塗れた触手はしっかりと掴むことすらできない。
つかもうとしては、手のひらの中を滑っていく動きはまるで触手を扱くかのようになってしまう。
「ぃひぃっ!…やぁっ、だめぇっそんな、とこに入り込まないでぇっ」
太ももの付け根まで這い上がった触手の先端が、一本は臀部をなで上げて、一本は下着の中に入り込んでヌルヌルの粘液をこすりつけるように、少女の秘裂をこすり上げていく。
ぞくりとした快感が生まれて、恐怖にこわばっていた体が震え一瞬力が抜けてしまう。
くちゅくちゅ、ぬちゅぬちゅと卑猥な音が少女の股座から響いて、擦りつけられる粘液に混じって蕾が綻ぶかのように、少女の花弁から蜜が染み出し始めていく。
それでも、足に絡みつく触手を必死にはずそうとする片腕に、カウンターから新たな触手が飛びついてまとわりついていく。
ずるずると粘液まみれの体をはいあがらせていき、上へ上へと登っていけば、肩口からじわじわと衣服を濡らしていくか。
スカートは完全に粘液まみれになって、上からの明かりにてらてらと艶かしく光りながら少女の肢体を透けさせていく。
胸元も、肩口からの粘液がしみわたれば、べったりと肌にはりついて慎ましやかな膨らみも、きゅっとくびれた腹部も、臍の形さえも浮き上がらせてしまうだろう。
■幻鏡の迷宮 > 言葉を紡ぎ哀願しても反応を見せるのは天井に瞬く瞳の持ち主達だけで、触手に対して何を問うても乞うても何一つ変わりはしない、始まったばかりの冒険は終りにはまだまだ程遠い、それに硬貨だって数え切れている様に見えず、迷宮は出口を開放するに至ることは無い。
エルフの少女が言葉を紡ぐように触手達は音を奏でる。
粘り気のある汁とエルフの少女の肌が擦れればクチュリ、触手同士が触れ合えばズルリ、周囲を囲むだけで奏でられていた重たい水音は今やエルフの少女を中心に楽器を奏でるかの如く図書館に響き渡る。
片足に螺旋に身体を巻きつかせて這い上がったエルフの少女の臀部をふかふかと頭部を押し付けて撫でる触手、それはもう1本と同じ様に奥を目指そうとしてか、まきついた太股から身体を解き、そのきめ細かな肌に粘液の糸を残しながら、お尻のほうから下着へと潜り込むと、目論見どおり奥を目指そうとするが、触手のまとう粘液の重さと触手の自重、まるでショーツを引き摺り下ろす形でその布の中へと。
もう1本、未だにもう片方の脚にまきついている触手はエルフの少女が蜜を滲ませたのを感じ取ってか、少女が引き剥がそうと握り扱く感じになった所為か、身体をびくんと弾ませ、身体をくねらせると、蜜滲ませる肉花弁に頭部をしっかりと押し付けて、頬すりする様に割れ目に頭部を擦りつけて、くちゅくちゅ、くちゅ、くちゅと溢れて止まない汁の匂いをこすり付けていく。
引き剥がそうとする腕から肩口に巻き付いて這いずりあがった触手はそのまま肩口に到達すると、綺麗な形状の鎖骨の合間から胸元へと入り込み、粘液を唾液の如くどろどろと滴らせ、そのまま慎ましやかな胸元の左側の乳房のふくらみに先端を解け、其処を行き成り頭部でぐりぐりと荒く押し潰し始める。
■ルキア > 硬貨を数える余裕などなく、少女は必死に触手を解こうと試みるが、全くうまくいかず体にまとわりつく触手や粘液は増える一方だった。
たとえ、硬貨を全て数え切れたら触手が消え迷宮から出られるという確信を得たとしても、今の状況では数えることはほぼ不可能だろう。
カウンターに十枚ずつ積み上げていた数え済みの硬貨も、触手によって崩されて、幾つかは霧が立ち込める床に散らばり見つけることも困難になっていた。
「あっ!嫌ぁあっ、やめて、ダメだったらぁっ!」
臀部をつつき回すようになで上げていた触手が、ショーツに頭をつっこんで、その重みにずるりとショーツがずり落ちて太ももで止まる。
お尻の割れ目へと触手がもぐりこもうとすれば、きゅぅっとそれを防ごうと力を込めるもあまり意味を成さなかっただろう。
「んんん―――っっ」
びくんと弾んだもう一方の触手の動きが変わる。
ヌルヌルの触手に誘われるように、蜜が染み出す花弁へと割入ろうとするかのように先端部を擦りつけられ、卑猥な音がたつ。
その動きは、くりっくにゅっと滑るように花弁の上にある花芯をこねくり回す事にもなり、少女の腰に電撃のような快楽が流れ込んでいく。
それに加えて、くちゅくちゅと、粘液と蜜を混ぜ合わせこねるような先端の動きに更に蜜が誘われて、足から力が抜けてしまいそうだった。
「はぁっ…はぁっ…んやぁっあっ…っ」
鎖骨の合間から胸元へと侵入を果たした触手は、胸元にとろとろと粘液を注ぎ込んで、少女の肌を粘液まみれへとかえていく。
そして、触手の先端がいきなり荒く左の膨らみを押しつぶすのに、痛いはずなのにまた電気が走り抜けるような快感が少女の体を襲った。
少女は、息を弾ませながら、侵食していく粘液の感触と生まれ始めた異常な快楽にふるふると体を震わせる。
■幻鏡の迷宮 > ニチニチニチ、と粘り気のある音に混じり肉の裂ける音が加わり、その音の源はと言えばエルフの少女のずり落ちたショーツに絡んだ尻肉をつつく触手でもなく、かと言って蜜が滲み始めた割れ目に頭をこすり付ける触手でもない、その音はじっとりと重たい霧の中よりかま首を大きく擡げた人間の腕よりも尚太く、先端が拳のように膨れた大きな触手。
それは全身から誰よりもどろどろとした粘液を垂らし、その元に粘液による水溜りをつくらん勢いで周囲を汚していく。
それは拳の如く大きく膨らんだ先端部分を痛々しい音共に裂いて裂け目を作り口を作り、エルフの少女の脚に巻きついたままの触手を押し退けると、その割れ目を独占する為に大きく開いた口を押し付けて、割れ目を陰核を舐めしゃぶり始める。
ちゅぶ、ちゅぷ、ちゅぷ、じゅる、ずず、じゅるり
絡みつく音よりも激しく、口内より伸ばした太い舌で割れ目を執拗に筋に沿って這わせて舐めながら、にじむ愛液を啜り、下の口に言葉通り口付け続け、肉花弁を汁で汚し解し、下拵えを始める。
尻肉に執拗に群がった触手も押し退けられて割れ目から離れされた触手も結局は少女の脚に粘液の痕残して沈むしかなく、幾筋も輝きを残して周囲を囲む数匹に口惜しげに混じるのだ。
エルフの少女がまとう布はどれも触手の汁が混じって重たく、エルフの少女のなだらかな曲線をシルエットに浮かば、其処に潜り込む触手の大きさも形状も同時に浮かばせる。
肩口から滑らかな鎖骨の合間、そこから淡いふくらみの合間にもぐりこめた触手はふくらみ愛らしい乳房の先端を押して潰していたが、衣服の中で粘液まみれの身体をくねらせて方向転換すると、押し潰していた乳頭に行き成りカリっと歯のない口で齧り付き、それをみた他の触手がカウンターから少女の肩口に飛び乗って、二本目の同様に胸元に入り込もうと、布を先陣の触手を押し退けて頭部を突っ込んでいく。
■ルキア > 粘着質な水音に混じって、肉の裂ける音が響く。
触手の先端が、尻肉の合間に、花弁にと押し付けられているがその音は自分の体から響くものではない。
嫌な予感がしながらも、恐る恐る振り向けば霧の中から姿を現すのは、蛇のように鎌首をもたげる一際太い触手。
「ひぃっ…っ」
ミチミチと肉の裂ける生々しい音を奏でながら、近づくそれに食べられると思った少女が、恐怖に息を呑む。
ずるっずるっと粘液を床に広げながら近づいた触手は、少女の股座へとその口で噛み付いた。
噛み付くといっても、歯もない口で痛みはなかった。
しかし――
「ひぃああぁっあっあっ、ら、めっいやぁっ、だめ、えぇえっ」
花芯から菊座まで、すっぽりとその触手の口に覆われた瞬間、強烈な快楽が少女を襲う。
ちゅぶっ、ぐちゅ、ぬるんっ
太い舌が花弁をまさぐり、花芯をはじいては蜜を啜り上げる。
粘液が揉み込まれ、塗りこまれぐちゃぐちゃにされるのに、びくりっびくりっと少女の腰が幾度も跳ねる。
舌が花弁と花芯をこね回すたびに、少女の中の快楽が風船のように膨らんでいき、今にも弾けんばかりに蓄積していく。
「あっあっ、も、らめぇえええっ」
がくがくと膝から力が抜けて、極太の触手にまたがるような形で床に膝をつく少女。
肌にべっとりと張り付く白い布ごしに、胸元でうごめく触手の形を浮き上がらせており、胸元をこね回していた触手が、かりっと歯のない口で膨らみにある蕾にかじりつくと、びくりっびくりっと少女の肢体が、打ち上げられた魚のように大きくはねた。
絶頂に震える少女の体、そこに更なる快楽を打ち込もうともう一本の触手が服の中に入り込んで、あいている少女の膨らみへと絡み付けば、少女は背を仰け反らせて支えがなければそのまま床に倒れ込んだだろう。
■幻鏡の迷宮 > がっぷりとエルフの少女の下腹部を股座を咥えこむ触手の卑猥な頭部の形状は少女のまとったスカートを盛り上げる事で卑猥な陰影を作り何に似ているか、など誰ともなく教えるだろう。
下顎を少女の引き締まった肉付きこそ淡いが丸みが少女らしさを魅せる尻肉をのせて、ざらざらの下顎でゆるく尻を挟み潰しながら、ねちっこく執拗にしゃぶって蕩けさせて雌の本性を探り、たっぷりとどろどろの汁で汚した後に舐めるではなく、今度は舌先を硬くして割れ目をゆっくりと押し開けて、人間のペニス程もあるが柔らかくざらざらの舌で割れ目の中を膣肉の襞を壁を入り口だけを今度はしつこく付いて、ニュブニュブニュブニュブと舌肉を抜きさしさせる、それは犯すよりもサイズを拡張幅を測る、そんな確認作業にでもあって。
エルフの少女が倒れ込むとそれは余計に肉穴を執拗に攻め立てるのだったが、困ったのは胸元に入り込んだ二本の触手達で、絡み付いて身体を支えるには淡いエルフの特有の淡くて綺麗な曲線を描く乳房から離れる羽目となり、カリ、と鮮やかな紅色の乳頭に喰らいついた触手もそれを引っ張りながら離れて、二本はその胸元に粘液をたっぷりと残しただけで、これ以上は何も出来ず、偶然か苛立ちの所為かワンピースの肩口を引っ張って引き摺り下ろそうと、其処から抜け落ちる間際に暴れるのだった。
ちゅば、ちゅぶ、ちゅぶ、ちゅぶ、ちゅぷ……
と図書館に何度も木霊した水音、エルフの少女が歌う嬌声。
もしも肩口からエルフの少女がまとう布が剥がれ半裸に脱げ落ちるなら、その音、その声にまた直ぐに新たな触手が寄るだろう、仰向けに倒れこめば触手にとってはより襲いやすく、群がるに容易くなるからだ。
■ルキア > 「あっ…あっ、あふっ…あぁっひろげ、られてる…んんんっ」
触手に跨るような格好で、股座全体を口の中に含まれているような感覚。
下顎が尻肉を揉み込んで、口の中では執拗に花弁と花芯をねぶられて、恥ずかしさと快楽に肌は上気して汗ばんでいく。
粘液と蜜でぐちょぐちょになった花弁に、舐めるような動きが、今度は押し付けるような動きへと変わっていく。
にゅぷ、にゅぷとザラザラとした柔らかい感触が、入り口付近に入っては出ていく。
しつこくしつこく、何度も何度も、執拗なまでに繰り返される行為はじれったさすら生み出してくる。
にじみ出る蜜からも感じ取れただろうが、花弁は次第にほころんで、少女の奥からどろりと濃い蜜が溢れてくると更に明確に少女の体液に溶け込む豊潤な魔力が感じ取れることだろう。
肉舌が抜き差しされる花弁とその奥の壁はせまく、少し肉舌が奥へと入り込めば少女の純潔の証に行き当たるだろう。
「――はぁぁっ」
絶頂を迎えた少女が床に倒れこむと、胸元の触手がひっぱられていく。
きりきりと蕾に噛み付いていた触手がぎりぎりまで耐えて、パツリっと外れるのにまた少女に快楽の衝撃が走る。
触手が暴れると、結ばれた肩口の紐がはずれて、布は粘液で肌にはりついているだけの状態になっただろう。
「あっあっあっあっ」
にゅぷにゅぷ、ぐちゅ、ぢゅぱっ
と卑猥な水音が仰向けに倒れた少女の股座からあがり、少女は快感に首を左右にふって髪を振り乱す。
肩口の紐のはずれたワンピースは、触手がうごめくだけで粘液に塗れた白い肌も、つんととがった蕾も、こぶりなふくらみも顕となってしまっただろう。
■幻鏡の迷宮 > 迷宮なのか触手の巣なのか、それとも両者なのか両立するのか否か、くわえ込んだ極上の魔力を垂らすエルフの少女に群がる触手達。
その姿が霧に沈み、触手の海へと沈むと再び鈴の音が図書館に響いて冒険の終りを告げる。
今宵は迷宮を踏破するものは居なかったようで、代わりにエルフの少女が図書館にいた証として僅かな魔力の痕跡が残る程度。
直ぐにそれも日常に戻った図書館の利用者や魔導人形達に上書きされて、其処に居た筈のエルフの少女は行方知れずとなり、見つかるまでに日を要したと……。
その行方の知れない間に何があったかはエルフの少女しか知らず。
ご案内:「平民地区/図書館」から幻鏡の迷宮さんが去りました。
ご案内:「平民地区/図書館」からルキアさんが去りました。