2018/12/26 のログ
ご案内:「郊外の洋館」にハーティリアさんが現れました。
ご案内:「郊外の洋館」にセイン=ディバンさんが現れました。
■ハーティリア > 「はっは、何を聞きたいか、考えとくと良いさね。」
ま、俺が知ってる事なんてたかが知れてるが、と笑いつつ。
肉棒を飲み込んだ尻尾をうねうねと左右にくねらせてセインの雄を弄び。
「そもそも、気持ち良いか愉しくなきゃあこんなことしねぇだろう?
ははっ、だったら上手にリードするこったねぇ。ん、っ。」
抱きしめられ、持ち上げられる体と言葉に愉しげに笑いながら言葉を返し、尻尾を掻き分けるようにズブ、ズブッとおっかなびっくり腰を使い出す彼を目を細めてほほえましげに眺めていたが、
笑みが悪戯に深くなると、腰の動きに合わせて時折尻尾をぐぶっ!と根元まで飲み込むように押し付けてやり。
「ほら、忘れたか?『引いて、突いて、びゅぅっ』だ。」
近づいた耳元に甘く囁くのは、以前彼の心と体を支配した時と同じ言葉を、甘ったるく、耳や脳裏に残るように。
■セイン=ディバン > 「あぁ、そうさせてもらう」
自分とはそもそもの立ち位置の違う相手。
そんな相手から聞ける話なら、おおよそ退屈はしないものだろう、と。
「……いや、そうかもしれねぇけどよ。
お前、変な所で気ぃ使うっぽいから」
まだ知り合ってからそこまで深く知り合えたわけでもないが。
目の前の相手は、どこかアンバランスな存在だ、と男は考えていた。
その気になれば、自分のことを支配するのも楽にできるだろうに、と。
そんな中、相手の尻尾の中を犯す感覚が、男の脳を蕩けさせる。
およそ、人間の肉穴とは比べ物にならない感触。
しかも、それを時折深く押し付けられてしまえば。
「あ~……いや、ちょ、待てって……!
ん、う、ぅっ……ヤベッ……!
こ、このまま、射精すぞ……!」
耳元で囁かれた声。そして、股間に生じる強烈な快楽に、男の射精欲求が急速に高まる。
睾丸から尿道を通り、大量の精液がぎゅんぎゅんと駆け上がり……。
男は、相手の体をぎゅぅっ、と抱きしめ、尻尾の中に大量の白濁を解き放った。
男の槍を飲み込んだ尻尾がゆらんゆらんと揺れるほどに。
股間は跳ね、次々に粘る汚液を吐き出していく。
男は、そのまま相手の唇を奪い、舌を滑り込ませ。
熱烈、かつ大胆なキスを行っていく。
■ハーティリア > さて、どんな質問が来るだろうか。その時を楽しみにしよう。
「変なところとは失礼だねぇ。それとも……本気で相手にして欲しい?……なんて、な。」
そっと試すように囁くそれは、間違いなく……執事の提案をした時よりも危険な誘い。
しかしそれを自分から冗談のように軽く流してしまうと、遊ぶようにグチュグチュと尻尾の中を蠕動させてセインの雄を扱くように搾り上げ。
「おうおう、たっぷり出しなーぁ?んんっ、あっ♡は、んっ……ふふ、ほんとこってりしてんなぁ。 んんっ!ん、ふっんっ♡」
解き放たれる大量の精液、尻尾がポンプのようにごくん、ごくんっと飲み干してるのが外からわかるほどの射精に心地よさげに吐息を漏らし、
吐き出される粘液をたっぷりと吸い上げつつも、グジュグジュと濡れた尻尾がしつこく肉棒をしゃぶるように蠢きながら、
奪われた唇に目を細め、滑り込む舌に淫魔の魔力がたっぷりとこもった甘い唾液を塗りつけるように、ぴちゃ、ちゅぷっと音を立てて口付けを返し。
■セイン=ディバン > 「いや、だってなぁ……。
……お前こそ、オレに本気になりたいわけ?」
相手の言葉に、どう応えたものか、と悩む男。
そうして考えているうちに、相手が一歩引いたので。
男も、どこか冗談の様に漏らすに留まり。
「く、ぁ、おっ……おぉっ……。
くっ、はあぁぁぁ……」
膣内射精の如き快楽の渦。しかして、精を飲み干すかのような吸引はそれ以上。
男は、たっぷりと精を注ぎながら相手の唇を奪い……。
そして、ひとしきり精を吐き終えれば、ぐっ、と体を押し。
相手の体を押しつぶさないようにして、ベッドへと転がる。
「……あ~。毎回毎回、お前相手に射精すと疲れるわぁ」
相手の唇と舌、口内を味わった後、そう漏らす男。
口ではそう言っておきながら。男の股間はまだまだ硬く、原器溌剌という様子だ。
■ハーティリア > 「おや、言ったろう?お前さんは『良い雄』だって。
本気になる理由なんて、それで十分だろう?」
恋も愛も肉欲も、多ければ多い程楽しい。それがサッカバス…淫魔の価値観であるため、当然のように言い放ち首を傾げる。
人間の貞操観念を知らないわけではないが、己の価値観はそうなのだと言いたげに。
「ん、はっぁっ♡んんっ、ぅ……ぁ、っと。」
彼が注いだ分だけたっぷりと、尻尾から精を吸い取った男はその味にペロリと舌なめずりして、彼が隣に転がれば、ずるりと尻尾が抜けて、生えていたはずのそれがどこかに消える。
「はっは、でも……クセになるくらい気持ち良いだろ?」
仰向けに転がるセインの逞しい体に今度は自分がのしかかる様に身を寄せて……なぁ?と尋ねながら舌がピチャリと耳朶を舐め上げると、まだまだ硬い肉棒を、冷たく柔らかな掌がしっとりと包み込み、きゅっ、と握る。
■セイン=ディバン > 「……んなことも聞いたかねぇ。
……いや、な? 他にももっと魅力的な男なんざいくらでもいるだろ」
精力が強い、だとか。顔がいい、だとか。
この男よりも、そういったものに長ける男は他にもいくらでもいるだろうに、と。
男は視線を逸らしながら言う。
「……はぁっ。これ、疑問なんだが。
出したザーメンって、どこに消えてるんだ?」
ごろん、と横になりながらの問い。男的には、相手の尻尾の構造がイマイチ分からないらしい。
「……そりゃあ、な。ん、っと。
……なんだ? 今度はお手手でしてくれんのか」
のしかかられつつ、再度視線を逸らす男。
耳を舐められれば、ちらり、と相手を見る。
僅かな迷い。なんとも不安そうな顔。
「……なぁ。やっぱりさ。
お前、この契約の呪縛、解除してくれよ」
真っ直ぐな声。相手にそう頼み込む男。
表情は真剣な物に変わっていた。
■ハーティリア > 「ん~……? 良い男が他にもいるのと、お前さんが良い男な事に何の関係があるんだよ。
俺は、お前が、気に入ったの。OK?」
そもそも、誰か一人を選ぶ、という感覚が無いのか首を傾げるように聞き返して。
「ん~?魔力と精気に分解して、俺の腹の中。俺の体に出された奴はぜーんぶそうなるけど。」
のしかかれば、視線を逸らす彼にクツリと小さく笑い、握った肉棒をクチュ、クチュッと音を立てて軽く扱いてやる、が。
あんまり真剣な顔でお願いしてくるもんだから。
「あー……俺が納得できる言葉を並べられたら、考えてやらねぇでもねぇけど?」
まっすぐな声と表情に、少しばかり、耳を傾ける気になったらしい、ほれ、と言葉を促すには少々下品に、握った肉棒をキュッ、と軽く力を入れて。
■セイン=ディバン > 「……お前、よくもまぁそんな恥ずかしいこと言えるな」
今時貧民地区の酒場でもそんな言葉聞かね~、と苦笑する男だが。
「……なんか、改めて聞くとすげぇな。
生命の神秘を感じるわ」
そんな説明台詞に、男は驚いたような表情になる。
なんというか、理屈は分かるが。納得しがたい何かがそこにはあった。
猛ったままの肉茎を触られながら。男は、視線を逸らし。
「……いや、だから。
……だから、だな。
……その……。
なんだ。その、契約だとか、呪縛だとかなくっても。
こうして、お前と遊んだり、まぁ、執事の真似事くらいはしてやるから……」
要約:呪縛で縛らなくても付き合ってやるから、解除しろ、という話。
男、あっという間に赤面。どうやら相当に恥ずかしいらしい。
この男の言葉が、相手の魅了によるものなのか。
それとも、触れ合った結果自然と生じた男の本心なのか。
そこの所は、男自身にも分からず。だが、男自身、とりあえず凄い恥ずかしいことを口にしているのは分かっているので。
真っ直ぐ相手を見つめることができず。
■ハーティリア > 「おや、もっと歯が浮くような台詞をご所望で?」
くっく、と小さく笑う男。サッカバスの生態の不思議を生命の神秘と称されると、困ったように笑うのは、自分がすでに生きていないからか。
「ま、中に貯めておける量はサッカバスの階級によって様々だけどな。」
視線を逸らす男が言いにくように唇をもごもごさせているのを見ると、苦笑いしながらも、手はヌチヌチと柔らかく肉棒を弄り続けているのだが。
続いた言葉と赤面した顔に……ほう、と少しばかり面食らった表情で。
「なるほど、なるほど……ふむ……OK、ならこうしよう。」
すっと彼の肉棒から手を離し、ゆるりと一度ベッドから立ち上がると、グッと伸びをひとつして。
クツクツと笑みをこぼすのは、久方ぶりに面白い言葉を聞いたからか。
「そこまで言うなら、契約は破棄する。でも、タダじゃあ面白くない……駄賃だ。『俺』を見ていくといい。」
そう告げる男の肌が白さを増し、羊のような角が生え、さっき彼を搾った尻尾が生え、背中から蝙蝠のような羽が生え、何より……果実を敷き詰めて搾ったような甘い匂い……魅了の魔力がより濃く、強く部屋を満たして。
美女のような、と評価できた風貌は、雰囲気が違うだけのはずなのに、絶世と呼べそうなものへと変わっていく。
『我は砂薔薇……英雄の母、夜祖の血統、不死の王、砂薔薇の魔王 ハーティリア=ベスピア=ハートナイトは、執事セインとの契約を棄却する。』
それは、契約の強制力がただの口約束に思えるような濃密な淫気の中、彼への呪縛が棄却された。
ただ、それ以上の濃密な魅了の魔力が、彼の体内へ、脳内へ、魂を侵していく。
■セイン=ディバン > 「……いや。柄じゃない。
俺自身、そんなセリフは体中むず痒くなる」
女遊びの激しいこの男。当然、そういったセリフを口にすることもある。
だが大抵は、いった後に後悔することばかりだ。
「……そうなのか。ますます不思議だな」
階級によって体の性能が変わるのか、と。
それは人間にはあまり考えられないことであり。
男にしてみれば、想像もできない世界の話だ。
「……うん?」
相手が離れ、何かをしようとするのを黙って見る。
少なくとも、男の危険察知の能力は、相手の行動が命に関わるものでは無いと判断しているが。
「……お前、何を言って……」
相手の言葉の意味が分からぬまま。
しかし、相手が目の前で姿を変えれば。
男は息を飲み、言葉を失う。
そこに居たのは、間違いなく人ではない。
男も良く知る。超越者独特の圧と凄みがそこにはあった。
「……なんていうか。
いいのか? その……。
手札をそう簡単に、見せちまって」
相手の魅了に体を、いや心を、頭の中を晒されながら。
男は、かろうじてそう尋ねる。
無意識に、手が相手に伸び。触れたい、と思ってしまっていた。
■ハーティリア > 「そうか?そりゃあ残念。」
くくっ、と喉を鳴らすように笑みをこぼせば残念そうには見えない笑みでそんな言葉を返し。
「正確には、俺達淫魔が使える呪術の扱いが上手くなると、体が魔力に合わせて最適化されるっていうか……まあ、いいか。」
詳しい説明はまた次回、彼が聞きたければするとしよう、と開き直り、そのままさらけ出した本性の姿。
そして彼が最初、圧と凄みとして感じていたものは、引きずり込むような誘引へと変わっていき。
「ん?別に……お前さんをモノにするなら、見せたほうが良いだろう、って思っただけよ。」
かろうじて、といった様子で尋ねるセインの手がこちらに伸びると、ゆるりと微笑みながらその手を取り、己の頬に添えさせる。
冷たく、滑らかで、甘く、触れるだけで心地良い不死の淫魔の体をそっと押し付けながら、キスまで後数ミリ、といった距離まで唇を近づけて、囁く。
『セイン……俺の雄【モノ】になってくれるなら……キスして?』
それは、彼を満たしている魅了の魔力を、魂に焼き付ける淫魔の誘い。
■セイン=ディバン > 「なにが残念か」
男もまた、くっ、と笑う。なんとも、互いの間のこの空気が心地よく。
自然と、笑みが漏れてしまったのだ。
「……すまん、理解が及ばん」
なんともスケールが大きすぎる、と。やはり、人間とは決定的に違うのだな、とだけ理解した。
相手の姿に、視線だけではなく心をも惹き付けられ。
「……そうかい。……ほらな。
やっぱり、お前って気ぃ使うだろ?」
相手の頬に触れる。やはり、冷たい。相手の体の感触に目を細めながら。
先刻の言葉を蒸し返すかのように笑い。そして、相手が近づいてくるのをただ黙って見る。
「……そうさなぁ。
お前がオレの雌(モノ)になってくれるならいいぜ?」
相手の言葉に、そう返す。
■セイン=ディバン > [3d6→2+5+6=13]
■ハーティリア > 魅了対抗ロール [5d6→1+2+4+5+6=18]
■セイン=ディバン > 【対抗ロールの結果:セインの敗北】
【結果反映:セイン『が』ハーティリア『の』雄になる】
■ハーティリア > 「はっは、それも悪くねぇけどなぁ……『セイン』を、俺におくれ?」
逆に自分のモノになれ、とこの状態で嘯ける彼に小さく笑う。それだけでも十分すごいのだと、彼は気づいているだろうか。
あぁでも、この状態もすごく楽しいが……彼を蕩かせてしまいたいと、そっと……間近で彼の名を呼ぶ。
それだけで、彼の中にしみこんだ魔力が、快感と悦びをざわめかせて。
■セイン=ディバン > 「……んっ」
相手が自分にしたように。男もまた、自身の魅力でもって相手を従わせようとした。
……【異形への求愛】。男が保有していたスキルの一つである。
今では消滅したスキルだが、男は【人間以外】の生物に対して、自然と魅了の魔術に近しい気配を放つことができる。
その残滓でもって相手を魅了しようとしたが……。それでも、見事に相手の魅了には負け。
相手の言葉が全て、男の心と体の中に溶け込み。
そして……。男は、相手の顔を両手でつかみ、キスをした。
「……じゃあ、今はそれでいいや。
だけど……」
唇に軽く触れ、離れ。相手に向けて笑顔を見せる。
それは、明るい笑顔であった。
「……オレって、結構自分勝手だから。
それこそ、お前に『女の姿になってくれ』だとか。
『しゃぶってキレイにしてくれ』とか言い出すかもよ?」
くすくすと笑う男。残念ながら相手には勝てなかったが。
それならそれで、また別の機会に魅了しなおせばいいさ、と。
そう切り替えた笑顔であった。
■ハーティリア > 「んぅっ。」
口付けをきっかけに、周囲を満たしていた魔力が、セインへと熱を持って収束する。
じんわりと熱がともるような感覚といっしょに、強力な魅了が彼の血肉と心、魂を満たして……「愛欲」と「従う歓喜」を植えつけるようなそれは、おおよそ洗脳に近いけれども。
「おやおや、怖いねぇ……でもまぁ、それはそれで面白そうだ。」
明るい笑顔を向ける彼にゆるい笑みを向けていたが……その瞳に淫蕩な光が宿ると。
「じゃあ、まずは俺のヨさをたっぷり、教えないとなーぁ?」
自分に支配される快楽を、彼にとくと知ってもらおうと、再びベッドに乗り上げると、彼の肉棒をさっきと同じようにキュッ、と握るが……
その瞬間、体に流れる心地よさが、与えられる刺激が、さっき扱かれた時の比ではない、数倍の快感が押し寄せて。
『ほぉらセイン、気持ちよく搾ってやるから……可愛く啼こうなぁ……?』
囁く声が鼓膜と脳髄を揺らし、ふれた肌が蕩けるように心地よい、「魅了」された心身に与えられる刺激それぞれが、それだけで絶頂までイけそうな程、心も体も快感が渦巻いていき。
■セイン=ディバン > 「……ん~……」
この相手と、何度交わしたか分からないキス。
それは不快ではないものの。男としては。
する度に、体に色々な変化が襲い掛かってくるので。
あまり、良い気はしなかった。
「……本気にしてねぇだろ~。
まぁ、あんまりそういうことは……。
口走らないようにするつもりだけどよ」
相手の笑みに、男は軽く息を吐くのだが。
輝く瞳を見れば、肩をすくめ。
「……もう、ある意味十分理解してるんすけど~?」
と、言った所で。相手は行為を辞めないだろうな、とも理解している。
相手に肉槍を握られれば、呼吸が止まった。
ぞぶり、と。脳にも心にも、脊髄、心臓。そんな風に、体の隅々に、快楽の楔が打ち込まれたような感覚。
「……いや、だから。
中年オヤジの喘ぎ声とか、聞いてて楽しいのかよ……。
ん、く、ふぅぅぅううっ……!」
やれやれだ、という様に呟いたのだが。
あふれ出る快楽に、声が漏れてしまった。
汗がじわり、と噴き出し。今にも二度目の射精が行われてしまいそうなほどの快楽。
■ハーティリア > 「いや?別に構わないだけよ?」
軽く息を吐き出す彼に打って変わって軽く言葉を返し、彼を快楽に漬け込むべく、優しく抱きつき、抱き寄せて。
「あぁ?そりゃあもう……強い男が顔をトロトロにさせてザーメン垂れ流しながら善がってるのなんか、ゾクゾクする。だからよぉ……『蕩けて?』」
クチュクチュクチュッ、と音を立てながら扱き上げる肉棒にもう片手を添えて、陰嚢をコリコリと揉み解すように転がして精巣にたっぷり魔力を注ぎながら、耳元に甘く囁くと、チュゥ、と音を立てて耳朶を食み。
「ほら、チンポもタマも、気持ち良いだろ?なぁ……?」
甘い囁きが、脳を融かす甘い毒のように、鼓膜からしみこみ。
■セイン=ディバン > 「……なんじゃそりゃ」
男の中では色々と葛藤とかもあったのに、と。
そう思いこそするものの、言葉にはしない。
「……すまん。良く判らん感覚だ。
女が蕩けるのを見るのは好きだが、同性、ってなるとどうにも。
想像ができん……。
ん、ん、んぅぅ……」
相手の言葉には、心底の困惑。この男も、同性はまぁ抱けないわけではないが。
それでも理解しがたい世界の話だ、という感じ。
そのまま、相手のテクニックに襲われてしまえば。
「ま、ぁ。気持ちいいのは、確か……だけどよぉ。
……あの、よ。もうオレヤベェんだけど……」
汗を浮かべ、堪えるような表情で、相手を見る男。
腰は浮き、ペニスは激しく痙攣している。
このままではベッドを汚す、と。相手に目線で訴えかけ。
■ハーティリア > 「気が向いたらやってあげる、ってことだよ。」
ニヤニヤとした笑みを浮かべながら囁き、困惑の言葉を返す男には苦笑いを浮かべつつ。
「別に構いやしねぇよ。それこそ、人の趣味はそれぞれ……それこそ、世の中全員セインと同じ嗜好ならお前、女から見向きされなくなるぞ?」
世界の全員が美女が好きなら、もれなく女性同士しかくっつかなくなるだろ、と軽口を返しつつ……快楽を与える手も舌も、とめずに。
「ん?……あぁ、俺のベッドだぞ?汚せ汚せ、ほら……腰振って、びゅーって、盛大にザーメンぶちまけちまえよ。」
そもそも、堪えるような選択肢がある時点ですごいのだが、教えずにおこう。扱く手で輪を作って途中でピタリと止めれば、彼が腰を振れば、手でその肉槍を扱ける状態を作ってやり。
『ほらセイン……イけ』
そっと、吐息と共に言葉を耳に吹き込む。
■セイン=ディバン > 「……あ、っそ」
本当に、やれやれだ。と。男は再度のため息。
なんというか、心を見透かされた挙句、からかわれているような、と。
いや実際、その通りなのだろうが。
「……なるほど。確かにな。
そうかもしれん……」
相手の言葉に、きょとん、とした様子の男。
だがそれにしても。自身のような見た目の中年が喘ぐのが好きとは。
世界は広い、なんて考えたり。
「……いや、しらねぇぞ?
後でオレ、掃除とかしねぇからな?」
いくら執事でも、自分の出した精液を洗うとかはゴメンだ、という男。
だが、相手の行動、そして言葉が体に染みこめば。
男は、相手の体を掴んだまま。その手の話に向かい、腰を振り始める。
「う、んうぅっ、く、ぁ、はっ……。
ん、く、うぅあぁあっ……!」
乱れた息のまま、無我夢中で腰を振り。そして……。
男は、腰をくんっ、と前に突き出し、精をまた放つ。
勢いも量も衰えぬ白濁は、空に放物線を描き。
びちゃびちゃと辺りに飛び散っていく。
■ハーティリア > 「そう。っていうか、俺淫魔なんだから、お掃除フェラくらい普通にやったげるっての。」
生娘じゃねぇんだから、と再度溜息を吐く彼に苦笑いして、まあ機嫌なおせよ、と頬にチュッとキスをひとつ。
「だろ? そうなったらあれだ、人間この世から絶滅だわ。」
いやぁ怖い怖い、とケラケラ笑う男こそ魔王なのだが、それはそれ、これはこれ。
いざ射精、というところで念押しするように問われると、ちょっとばかり拗ねたように。
「お前、俺が家事一つできないと思ってねぇか?シーツくらい自分で洗……めんどくさいから執事にやらせるわ、お前さん以外の。」
そうして、再開する手淫、というより、己の手を使った彼の自慰に近い行為を、間近で楽しむようにとっくりと眺めていれば……びゅるるぅっ!と噴出す白濁にそれはもう、楽しげに笑みを浮かべ、残りを出すように今度はこちらが、グチュグチュと軽く扱いてやり。
「お疲れさん。……どうする?一休みするかい?」
■セイン=ディバン > 「……そういう意味じゃねぇんだけどなぁ~」
相手の言葉は、微妙に男の狙いとは外れていた。
男にとって、本当に言いたかったことは。
相手の嫌がることを無理にさせない、ということなのだが。
「……そうかもな」
相手の笑い声に、男は微妙に苦い顔。
あんまり笑えない冗談じゃないか、と。
そのまま、相手の言葉を聞くものの、もはやそれに返答する余裕もなく。
「ふ、うぅっ、は、あ、あぁっ……!」
呼吸を乱したまま。男は腰を振る。もはや、それ以外考えられぬというかのように。
そして、大量の精を放ち……体を震わせている最中。
手コキを行われてしまえば、ぴくっ、と腰を跳ねさせ。
「……ふ、っく、ぁ、あぁ……。
あぁ、そう、だな……。
休ませて、もらえるか……?」
流石に、短時間での二度の射精は堪えたらしく。
男は、そう言ってベッドへと倒れこむ。
呼吸はまったく整わず。心臓はリズムを緩めない。
■ハーティリア > 「……ま、気遣いだけはありがたく受け取ってやるよ。」
そっと顔を逸らしてぼそりと呟いた小さな声が彼に聞こえたかどうかは知らない。
でもまあ、彼の言葉自体は、届いていたようで。
苦い顔をしながらぽつりとつぶやいた言葉には、意外と落ち着きをにじませた声が返る。
「まあ、嗜好にしろ花にしろ、一種類しかねぇのはつまんねぇもんさ。」
色々あるから楽しいんだろう、なぁ?と善がるセインに囁きながら、搾り出すように巨根から白濁が噴出す様を堪能し……そのままベッドに倒れる彼の隣にそっと寝そべれば。
「あぁ、ゆっくり休みな。……そうだな、聞きたいことがあるなら、寝物語に語ってやっても良いけど?」
わだかまっていたシーツを引き上げて、二人でかぶりながら、そんな提案を。
■セイン=ディバン > 「……? なんか言ったか?」
相手のささやきは、男の耳には入らず。
しかし、男は、それを会えて追求しなおすことはしなかった。
なんだか分からないが。直感が、それは捨て置け、と囁いていたからだ。
「……なるほどねぇ。ま、そんなところかね……」
相手の言葉は、どこか深く。男もまた、その言葉に同意した。
そんな退屈な世界はゴメンだな、と思いつつ。
疲労から、ベッドへと倒れてしまい。
「……そうだなぁ。
何で、あの夜。オレに声をかけたんだ?」
それは、微かに気になっていたこと。
あの日の出会いは。偶然なのかどうか、と。
■ハーティリア > 「ん~?今度は何して遊ぼうかなぁ、ってな。」
しれっと違うことを応えながら、気にするなと言わんばかりに隣に横たわる男にチュク、と軽く吸い付くようなキスをして。
「そんなもんさ、世界も人生も。」
退屈は不死すら殺すからな、と同意する彼の隣で機嫌よさげにシーツに包まり。
「ん?……そうだなぁ。偶然といやあ偶然だし、そうじゃないって言えばそうじゃない。
俺の目って、魔力を目視できるからなぁ。俺の目からはすんげぇ目立ってたの、お前さん。」
彼の魔力か、何か強い魔力がこもった品を持ってるかは知らないが、それは薄暗がりの中でもう目立っていたのだ。
■セイン=ディバン > 「……お前、キス好きよな」
男もキスは好きなのだが。それは棚に上げてそう言う男。
それは、もう追求はしない、ということの現れで。
「重いんだよ。いきなり」
話のスケールを広げすぎだ、と苦笑する男。
相手が横でシーツに包まれば。男はその体を抱きしめ。
「……なるほどね。そういうことか」
男は納得したように言う。男は元々はそんなに魔力貯蔵量が高いタイプではない。
だが、一時期呪われていたせいで、様々な男に抱かれ……。
体の中に、いつの間にか大量の魔力が蓄積されたのだ。
■ハーティリア > 「そりゃあ好きよ。するのもされるのも、ディープもフレンチもバードも……なんなら、キスだけでイってみる?」
なぞとむしろ全肯定して舌なめずりをしてみせれば、それこそ楽しげにクツクツと喉を鳴らし。
「最初に風呂敷広げておけば、あとでいくらでもたためるだろ?」
なぞと苦笑する男に返せば、抱きしめられる体に目を細め、そっと腕を回して柔らかい体をひたりと密着させる。
「そうそう、面白半分なんか困ってたらちょっかいかけてやろう半分みたいな感じ?まあ、魔力は容量より多く溜め込んで良いことあんまねぇからなぁ……他は?何か聞きたいことあるかい?」
まあ、ほとんどは偶然の興味だというのは確かである。彼を一転狙いだった、などという話ではなかったようで。
■セイン=ディバン > 「……い~や、遠慮しとく」
今日の所は、な。と。男は苦笑し。相手の唇を奪い。
そのまま、ニヤリ、と笑ってみせる。
「……良くわからん物言いだな?」
どこか遠まわしな言葉に、男は首を傾げる。
そのまま密着し、相手と体温を交換するようにし。
男は瞳を閉じ。
「……なるほど。随分とまぁ……。
……そうだな。このまま、客として上がった上で睡眠をとるのは失礼にはあたらないかな?」
相手の言葉に、何度目かのため息。やれやれ、と。
しかし今のこれは、そこまで深刻な調子ではなく。
むしろ、分かって気分がすっきりした、という様子のまま。
相手にそう尋ねていた。
■ハーティリア > 「ははっ、残念んんっ。」
唇を奪われると一瞬びっくりしたように目を見開き、奪われた唇にやられたとばかりに眉根を少し寄せて。
「ぬぅ、不意打たれた……そりゃあまあ、半ば適当で言ってますもの?」
駄目だぜぇ、全部が全部真に受けちゃぁ、とケラケラ笑いながらも、抱きしめる体の温かさに目を細め、すり……と柔らかな髪を擦り付けるように胸元に顔を埋め。
「随分とまぁ、何だよ……ったく。 どうぞ、ただ……俺、夢の中にもお邪魔できるから、とびっきりの淫夢でおもてなしするのも、悪くねぇなぁ。」
溜息を吐く彼に、本気か冗談か……少なくとも可能なのだろう言葉を間近で告げて、如何?なんて尋ねつつ……ただどちらにしろ、彼が眠りにつくなら、睡眠の必要のない男はその寝顔を眺めて、髪を梳くように撫でてすごすのだろう。
■セイン=ディバン > 「……ふっ……」
息だけは交換するものの。しばし唇は奪ったままの男。
たっぷりと相手の唇を味わったのなら。
距離を取り、微笑み。
「たまには、な。不意を打たないと。
……適当かよ」
最後の最後。その一言に、男はなんだよ、と若干拗ねたような表情になるが。
相手と抱き合っている内に、表情は和らいだものになる。
「……い~や、別に。
……頼むから、そういうんは勘弁してくれな」
寝るときは穏やかに寝たいんだよ、と言いつつ。相手を抱きしめたまま、す、と眠りに落ちる。
口の中の言葉。随分とまぁ。
巡り会わせというものはあるのだな、とか。素敵なこともあったものだ、とか。
そんな恥ずかしい言葉は、口には出せなかった。