2018/12/21 のログ
ご案内:「郊外の洋館」にハーティリアさんが現れました。
ハーティリア > 街の通りからは遠く離れ、既に郊外と言って良い程街中から外れたところに、ぽつんと建つ古びた屋敷。
昔、とある貴族が建てたものの、その貴族が没落してついぞ使われなくなったそこを買い取って住んでいる男が一人、退屈そうにくぁ……と欠伸を零す。
誰か屋敷の管理をしているものが他にいるのか、古びた外観とは裏腹に清潔な部屋のベッドの縁に腰かけ、ぶらりぶらりと脚を軽く振っている。

「魔法金属は集めたのを鋳潰したし、どうしようかねぇ。」

今日は一応、契約した「執事」が来ることになっているがさてはて。
何か面白い事でも持ってきてくれると、嬉しいのだけど、なぞと勝手な事を考えつつ、一見すると美女のような出で立ちの男は、ゴロリと屋敷の一室、豪奢なベッドの上に寝転がって。

ご案内:「郊外の洋館」にセイン=ディバンさんが現れました。
セイン=ディバン > 「……ここか」

男が屋敷を見上げながら呟く。
男の記憶が確かなら、この館は昔貴族が住んでいて、その後売りに出された場所、という感じのはずだ。

「……どれ、入るか」

男はそう呟くと、屋敷の壁を大きく飛び越え……。
そのまま、中庭に音無く着地すると、屋敷の中へと入っていく。

「お~い。ハーティリアー。来たぞー」

声をかけてみるが、さて。相手はどこにいるのやら、である。
何せ屋敷の場所くらいしか聞いていないのだから。

ハーティリア > 屋敷の中へと入れば、ふわりと、まるで壁で区切っていたように甘い匂いが屋敷の敷地を漂っていて……セインの鼻腔を甘やかに満たす。

部屋でゴロゴロと転がっていた男は、それで何かに気付いたようにふっと顔を上げると、ベッドから降りて中庭から見える窓を開け、中庭をうろついている男にひらひらと手を振る。

「おぉ、セイン。こっちこっち。」

外から見ると二階建ての屋敷の二階の窓から手を振り。こっちこっちと手招きして。
良く見ると、中庭にある犬小屋から、不穏な気配がした気がするが、男が招くように声を上げると、それはなりを潜めたようで。

セイン=ディバン > (しまった。アイツの名前は知ってんだから念話使えばよかったじゃねぇか)

わざわざ声を出す必要なんて無かったな、と舌打ちする男。
鼻につく香りに、思わず表情を苦いものに。
この屋敷で間違いないな、と思っていれば。頭上から声をかけられ。

「……お~」

相手の姿を認めれば、男は間抜けな声をあげ。
ちら、と一瞬だけ犬小屋を見るのだが。
すぐに足に力を溜め。窓に向けて跳躍する。
部屋内に着地する前にするっ、と靴を脱ぎ。部屋の床汚さぬように。

「っとと。いい屋敷に住んでんなぁ。
 確か、それなりに良い値段したろ。この屋敷」

男は相手に近づくと、指を鳴らし、相手に袋を渡す。
中身は年代物のワインと、つまみが数種だ。
どうやら、来訪に伴う土産のつもりらしい。

ハーティリア > 「うぉっと、すげぇ飛んだな、お前も割と人間やめてねぇか?」

ニンジャみてぇ。とかケラケラ笑いつつも、窓から離れて入りやすいように。
自分が出来るかと言われるとちょっと自信のない動きにパチパチと拍手で迎えたりして。

「ちゃんと門から入れば迎えが居たのに、壁越えて入ったろ、まったく。
ん?あー……俺が買ったわけじゃねぇから知らない。」

番犬居るから気を付けろよ、なぞと言いつつ、床を汚さぬ気配りと渡された土産にちょっとだけ目を見開き。

「……意外とマメなのか大雑把なのかわかんねぇなお前さん。まあ、ありがとなー。後で貰うさね。」

袋の中身を確認すると、傍に置いてあった鞄にごそっ、と突っ込むが、袋のかさが増えた様子がないあたり、中の空間を弄っているらしい。

「さぁて、いらっしゃいセイン。ハートナイト邸へようこそ、とか言った方が良い?」

細身だが肉付きの良い体が歓迎のハグ、と言わんばかりに両手を広げて、セインを出迎える。

セイン=ディバン > 「冗談。身体強化の呪文のおかげだよ」

相手の言葉に面倒くさそうにしながら、相手の拍手にうんざり、という表情。

「こう見えても、招かれた屋敷に真正面から入るなんて主義持ってねぇの」

オレの仕事考えてみろよ、と嘯き、犬小屋にもう一度視線を向ける。
番犬、ね。と。おおよそ、犬じゃあない存在がいるのでは無いか、と。

「あん? あぁ、今中庭通ったからな……。
 ワインはもうちっと寝かせた方がいいかもな」

十分な熟成を果たしているワインを指差し言う男。
一応、酒への知識と考えはそれなりに持っているらしく。
そのまま、相手のハグを黙って受け入れる男。

「はいはい。歓迎ありがとさん。
 ……んで? 執事らしく仕事をしたほうがいいのか?」

ぎゅむっ、と相手を抱きしめ。相手の額に口付けを落とすと。
ニヤリ、と笑いそんな冗談を口にする。
一応名目上はそういうことになっているのだから。

ハーティリア > 「俺の故郷だとあんだけ露骨な身体強化する魔法は無かったからなぁ。あぁ、でも格闘家の一部はあんなこと出来たな、気合で。
俺の家をダンジョンか何かだと勘違いしてねぇ?泥棒じゃねぇんだから……まあ、別にうちのペットと遊んでくれても良いけどな。」

まあ、大体亜竜かアンデットかゴーレムだけど、とか不穏なこと言いつつも。

「そしてうっかり寝かせすぎて酢になることもあるよな、たまに。」

前にそんな失敗やらかした事があるらしい、ポツリと呟き、抱きしめられる体に目を細めれば、中庭に漂っていたそれより甘い香りがふわりとセインを包む。
額に口づけを受けながら彼を見上げると。

「そうさなぁ、まあとりあえず……『俺のお世話』からしてもらおうかねぇ?なぁ……『セイン』?」

ニヤリと笑う彼に嘯くように、そんな言葉を投げ返す。
そうして名を呼ぶ声に、濃密な魔力を乗せた呪いのような呼びかけは、彼の魅了を呼び覚まし……。

セイン=ディバン > 「へぇ。そうなのか。
 ……グラップラーか。噂じゃあ、氣ってので身体強化することができるらしいな。
 バァカ。招かれたからって正面から入ってたら勘が鈍らぁ」

相手の言葉に、男は苦笑する。未知のエリアに入るのであれば、常に最大限の警戒を。
冒険者としては基本の基本だ。

「あぁ、そうだな。……何。個人的な勘だが。
 あと数ヶ月、ってところがベストだと思うぜ」

くす、と笑いつつ言う男。相手の体の感触に男は息を吐き。
そのまま、軽く体を離し。

「あのなぁ。そりゃあ執事の仕事じゃねぇんじゃねぇの?」

なんだそりゃ、と肩をすくめる男。
他にも言い様やり様はあるだろうに、と。呆れたような様子を見せるが。
その命令には、別段逆らう気はないらしい。

セイン=ディバン > [3d6→2+2+6=10]
セイン=ディバン > 【目標値17の魅了抵抗に失敗:一時的に魅了強化】
ハーティリア > 「俺のところだとマーシャルアーツって呼んでたな、いろんな流派があるみたいだけど。俺は良くしらねぇんだよなぁ。
わざわざ危険なルート選んで入ってる時点で勘が鈍ってると思うぞ、うん。」

警戒するのは結構だが、一番安全なルート切り捨てて危険なルートから入ったのだから、基本で失敗してねぇか、なんてちょっと茶化しつつも。

「ほうほう、じゃあそんだけおいとくか。
 ん?そうか?うちの執事は喜んでやるけどなぁ?」

今は出かけてるけど、と微笑みつつ腕を伸ばし……相手の頭を抱き寄せる様に首に腕を絡めれば、チュク、と淫魔の甘い口付けを。
ピチャ、と音を立てて舌を絡める様に、濃密な魅了の魔力を唾液と共に注ぎ込み、彼を男から雄に、雄から虜に変えていく……。

「ん、ふ……んっ。」

セイン=ディバン > 「ふむ。ちょっと興味あるな。調べてみるか……。
 うっせぇなぁ。生物の気配ってのはオレぁ一定距離じゃねぇと感知できねぇの」

相手の指摘には、男は正直に答える。
そう。男は開けた場所では対象生物の気配を察知する能力が弱まる。
というのも、今まで基本的にはダンジョンでの探索やら、開けた戦場で、目視し終えた敵を撃破するのが主だったためだ。

「あぁ。そうしとけ。
 ……お前は、もうちっと執事ってもんの定義について考え直した方がいい」

楽しそうにする相手に、やれやれ、とばかりに男は首を振るのだが。
口付けされ、行為に向けての準備が進んでいけば。

「……なぁ」

だから、こういうの辞めろって。そう言おうとするが。
なにやら憚られ、口に出来ず。
そのまま、相手の魔力に、男の脳が揺れる。ぐわぁんという振動。
そして、視界が大きく歪み、心臓が鼓動を強める。

ハーティリア > 「あー……でもまああれは、魔法と相性悪いというか、魔力と相性良くないんだよな。
あー、それならどっちにしろ、庭に居たのは生き物じゃねぇからしゃあねぇけどな。」

体術自体は俺も齧ったんだけど、気は無理だった、と魔術師が言うのは、彼が身体強化の呪文を使っていたからか。

「OKOK、そうしとく。
 まあ、執事ってか居るのは従者や眷属だからなぁ。」

首を振る彼に苦笑いしつつも、止めるつもりはないらしく。
ちゅ、ぴちゅ……と舌を絡め、吸い付くような口付けを繰り返して魔力を注ぎ、背筋をまるであやすようにするりと撫でながら唇を離せば。

「は、ん……今日は俺、遊びたい気分だからさぁ……『セインで遊ばせて?』」

そう、おねだりするように問いかけながら、背筋を撫で降りた指先が腰を辿りながら、股間をツゥッ、となぞり上げる。

セイン=ディバン > 「そうなのか。……なるほど。覚えておくか
 ……ふぅん。だったら尚更だ」

相手からの言葉に、男は頷きつつその言葉を記憶する。
ちら、と庭を見る視線。案外危機一髪だったな、と息を吐く。

「おいおい。本当によぉ……」

執事と従者、眷属を同列に並べるな、と思うのだが。
多分言っても聞くまい、とそれを諦め。
背中を撫でられながら、魔力を受け入れていき……。

「……っ」

相手の言葉に、男が息を飲む。股間を撫でられれば、男の股間が一気に硬くなり。
次の瞬間。
男は、相手を抱きしめ、頭を撫で、唇を奪い始め。

「んっ……んぅっ……。
 あぁ、いいぜ。んぅ~……」

まるで俗世的に言うのならば、可愛いものを見かけた女性の様に。
撫で撫で撫で撫で。ちゅっちゅ、ぎゅむ~。そんな感じ。

ハーティリア > 「俺のとこの話だから、ここではまた違うかもしれねぇけどな。」

なんせ世界が違うわけだし、とまでは言わずに、まあ彼なら、あの番犬もどきならなんとかなるだろう。ただのアンデッドだし。

「ははっ、なんなら……セインも眷属になってみる?」

小さく笑いながら、冗談めかすように尋ねたところで、話題は終わり、今はこの「遊戯」を愉しむとしよう。
息を呑み、そしてひんやりと冷たい己の身体を抱きしめる男に僅かに目を見開いたが、すぐに愉しげに目を細め。

「んんっ、ん……じゃあほら、こっち来て……ほら、チンポ出して?」

己を可愛がるように撫で、口付けるセインにくすぐったげに、時折艶のある吐息を漏らしながらも、するりと一度、その腕から逃げる様にベッドの縁に腰かけると、誘うように手招きをする手は、窓から見た時とは裏腹にしっとりと、肌に艶を帯びて。

セイン=ディバン > 「いや、参考になった」

男自身、氣については興味があった。
少し探ってみて、使えそうなら身につけてもいいかな、と。

「冗談。オレ、チョ~可愛い魔王が奥さんだから」

妻の下につくならまだしも、他のヤツの下にはつけねぇ、と笑う男。
相手の体は相変わらず冷たい。抱き心地は、ある意味いいのだが。

「ぷはっ……あぁ、いいぜ」

濃厚なキスを辞め、相手の指示に従うように。
ベッドへと近づきながら、服を脱ぎ。
猛り、跳ねる肉槍を相手に見せ付ける様に誇示する。
ベッドにゆっくりと乗り、相手に近づき。再度キスを。

ハーティリア > 「そっか、まあ、体術の手解きで良かったら俺がしてやってもいいけどな。
 へぇ……そりゃあまた、一回会ってみたいねぇ。魔族の魔王ってのは、あんまり会う事ねぇからなぁ。」

興味ある、と好奇心を刺激されたようにそんなことを口にしつつ。
ベッドへと招いた男が服を脱ぎ、臍を超えてそそりたつ巨根を誇示するように近づいてくると、降ってくるキスにチュッ、とリップノイズで返せば、ベッドの上で腰を突き出させるように抱き寄せて。

「良い子だ……たぁんと気持ちよくしてやるからな?」

そう囁き、しっとりとした吸い付くような肌の掌が肉棒をキュ、と握ると……魔力に侵されたセインの全身が総毛立つような快感が生まれ。
魔力を粘液のように纏った掌がシュッ、シュッ、と肉棒を小気味よく扱きだすと、染み込む魔力と淫魔の手管が、理性と下半身が溶けてなくなりそうな快楽を生み出していき。

セイン=ディバン > 「……お前さん。体術とかいけんのか?
 お生憎様。今別居中」

どう見ても荒事に慣れていないであろう相手に、男は胡散臭そうに目を向ける。
妻に関しては、これ以上話はナシな、と。手の平を振り。

「良い子、ってんなら見た目はお前のほうが若いだろ……?
 ん……っく」

ベッドの上でキスをしながらも。相手に抱き寄せられれば。
にこり、と笑ってみせ。相手の行動を邪魔しないように体重をシフトする。
相手に肉棒を弄ばれれば、ふるっ、と体を震わせるものの。
そのまま、快楽に身をゆだね。
しかし、快楽の強さに体が震え始めてしまい。相手を押し倒すかのように、倒れてしまい。

「っ、すまね、大丈夫か……?」

相手を潰しこそしなかったが。男は相手を心配するように言う。
その間に、ペニスからは先走りが溢れ始めていた。

ハーティリア > 「まあ、そりゃあエキスパートには負けるけど、プロ相手に前線維持するくらいはできるぜ?
 おや、そりゃまた不穏なワード。」

これでも近接戦闘で使える魔法の舞とかも覚えているので、割と距離は選ばないのだ、まあ殴り合って強いかと言われると、小手先使えば、という返答になるが。

「はっは、まあ見た目はなぁ……でも、俺はほら、年上好きだしな、良い男だぜ?セイン。」

快楽に身を震わせる男を愉しげに見やりながら、丹念に肉棒を扱きあげれば、先走りが溢れてクチュクチュと音を立て。
しかし……震える体が自分を支えきれずに倒れてくれば、押し倒されるようにベッドに転がり。

「お、っと……ん?あぁ、大丈夫大丈夫。お前さんが思ってるより俺は丈夫だからねぃ。
 だからほら……安心して、啼いておくれ?」

そう囁くと、男の背後からしゅるりと、黒く艶めいた先が丸い矢じりのような形をした尻尾が現れ、雄棒に巻き付き、先端が亀頭に近づくと……くぱ、と先端が口のように開いて、じゅぷぅっ♥と亀頭を淫魔の尻尾が咥え込み、トロトロに熱い肉筒のような尻尾の内部と、幹に巻き付く尻尾がぐねぐねとうねるように再びペニスを扱きだして。

セイン=ディバン > 「へぇ。そりゃあ意外だ。
 うるっせぇなぁ。色々あんだよ」

なるほどねぇ、と相手を見る男。こと戦闘になった場合、どちらが強いか。これは微妙なラインかもしれない。

「ありゃそうかい? そう言って貰えるとまぁ、嬉しいねぇ」

距離を近づけながら。男も笑う。
相手の愛撫に昂ぶりながらも。相手から視線を外すことはしない。

「そっか。そりゃあよかった。
 ……いやぁ、そういうわけにもさ……」

相手がケガをしていないことに安堵する男だが。
されるがまま、というのに抵抗があるのか。
苦笑する男だったが、いきなり現れた尻尾に肉槍を責められ。
さらには、亀頭を咥え込まれれば。
腰が、ぐんっ、と前に突き出される。

「お、おぉぉっ、っほぉぉお……。
 こ、こりゃあすごい……」

あまりのことに声が漏れる男。
熱い肉の海に溺れる感覚。股間がどくんどくんと跳ね始める。

ハーティリア > 「はっは、俺も一応、二つ名持ちの魔王の端くれだからなぁ。下級のドラゴンとなら正面から殴り合いできるぜ?一応は……まあこっちではまーったく有名じゃないけど。」

おかげで追手とか来なくて楽っちゃ楽だわ、とケラケラ笑いつつも、外れぬ視線に笑みを浮かべ、見つめ合う視線は、熱のような魅了の魔力を帯びて視線を重ね続け。

「大丈夫……気にならないくらい悦くしてやるから、なぁ?
 どうだ?サッカバスの尻尾、気持ち良いだろ?尻尾でな、こうやって『精』を吸い出すんだ。」

囁くような説明と共に、解けるように幹から尻尾が離れれば、尻尾の先端が根元までぐちゅぅっ♥と肉棒を飲み込み。
トロトロの肉筒で根元まで包んだ尻尾が……ずきゅぅっ♥どくんっ♥とポンプのように脈動して、何かを「吸い呑む」ように蠢きだす。
「精気」を吸い出す淫魔の「エナジードレイン」、加減して極極微量の精気だけを吸い出しているようだが、吸い出す行為が、促されるままに精巣から精液を吸い出されているような、「射精」に似た強烈な快感が延々と続く人外の快楽を彼にもたらして。

「本気で吸っちまうとアレだから、すこぉしずつ吸ってるけど、気持ち良いだろ?ん?」

セイン=ディバン > 「あぁ、そうだっけ……?
 ……荒事を好かない、ってか?」

相手の言葉を拾い、目を細める男。
ドラゴンとの一騎打ち。男は自問する。自分にそれが出来るか? と。

「気持ちいいのは確かだし、この場では気にしないのが正解なんだろうけどさぁ……。
 攻め役である男の立場としては、な?」

相手の言葉に、男は懸命に返答を続ける。
根元までしっかりと飲み込まれた肉槍は、相当な快楽に沈む。
まさしく。女性器に挿入したときに似ている。しかも、かなりの名器に、だ。
蠢く感触、そして吸い付き、絞り上げる感触。
連続した射精の如き感覚は、普段の生活では味わえないものだ。

「ん、ん、ん……。い、やぁ。これ、凄いけどな……。
 分かるだろ? 男としちゃあ……。
 腰、振りてぇのさ……」

相手に更にキスを繰り返し、相手の体を抱きしめる。
その間も吸われ続ける精の感覚は、男の肌をゾクゾクと粟立たせる。
男のいうことは要するに、『男性が性交時に快楽を得るために重要視されることが多い、男性側が腰を振るという行為の持つ重さ』の話。

ハーティリア > 「いや、まあセインに教えるのは初めてだった気はする。
 荒事は……普通?まあ、嬲るなら……ベッドの上のが好きだし。」

目を細める彼をどこか微笑まし気に見ながらも、彼の問いにはゆるりと答え。

「あぁ、なるほど。でも流石だなぁ、普通の奴だと、この時点で白目剥いてんのに……じゃあ、こうやって……ん、んっむ、ん。」

快感に産毛を立たせながらも懸命に口を開く彼を賞賛し、口付けにチュ、チュッと甘いキスを返しながらも、抱きしめられる体がゆるりと、腰に足を絡める様に引き付け、尻尾の締め付けが少し緩くなれば、ずちゅぅっ、と腰の動きに合わせて尻尾を肉棒が出入りするようになり。

「ほら……これで良いだろ?存分に腰が振れるぜぃ?」

そう、甘く耳にささやき、ピチャッ、と舌を耳が這う。
今の彼には、このまま尻尾に腰を振るか……尻尾から引き抜いてもう一つの……むっちりとした尻の肉孔に肉棒を挿しこむか、二つの選択肢があり。

セイン=ディバン > 「そっか。……ははっ、それはオレもだなぁ。
 つっても、嬲る趣味はねぇけど」

少しずつ、相手を知る感覚。それは決して不快ではなく。

「ま、セックス時の体力とタフさに関しては自信があるんでね……。
 く、ぅぅっ……」

軽口を返す男だが。体の中では快感が暴れまわっており。本当に精が漏れてしまいそうな状態であった。
だが、相手が姿勢を変えるようにすれば、一度息を吐き。

「……お気遣いどうも。
 っていうか、気になったんだけどよ。
 これ、お前気持ちいいのか?」

ふとした疑問。自分は気持ちいいが。
相手は気持ちよくなっているのだろうか、と。
相手を見る表情には、申し訳なさがあった。

ハーティリア > 「まあ、機会があれば故郷の話はしてやるとして……。」

軽口を返す男の呻くような雄の声に、心地よさげに耳を澄ませ……キュッ、と腰の動きを催促するように、滑らかな脚が腰に絡んだまま。

「あ?……そりゃあ、気持ち良いからしてんじゃねぇか。ほら、動かさねぇと……こっちが尻尾動かすぞ?」

淫魔の尻尾は、立派な性器の一つだ。押し広げられる心地よさより、相手を善がらせる愉しさを優先しているだけで、ハッ……と熱交じりの吐息を吐き出して。
ほら、と急かすように、尻尾がぐちゅっ、と1ストローク、雁首から根元まで出入りしてみせる。

「ちゃぁんと愉しくて気持ち良いから……安心してイき狂え、なぁ……セイン?」

間近で見つめる男の唇に、ぴちゃ、と唇を舐めるような口付けを。

セイン=ディバン > 「いいね。興味あるわ」

相手の過去。面白そうだな、と思う。
色々と参考になりそうだな、とも。

「いや、それならいいんだけどよ……。
 おいおい、そりゃあ無いぜ。こっちがしたいのによ」

相手に気を使っていた男だが。相手も感じているということが分かれば、相手を更に抱きしめ。やや、体を持ち上げるようにする。

「そういうことなら……。
 尽くさせてもらおうかねぇ」

ニヤリ、というよりは。にこっ、と笑い相手の体を支えたまま、腰を振りはじめる。
尻尾の中をゆるゆると掻き分けるように。
しかし、どこかやはり、おっかなびっくりという様なゆっくりの動き方だ。

ご案内:「郊外の洋館」からセイン=ディバンさんが去りました。