2018/11/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」にジードさんが現れました。
ジード > 貧民地区の中でも一層治安の悪い路地裏の片隅。
ちょうど平民地区と貧民地区とを繋ぐ裏道に当たる路地に怪しげな露天が構えられていた。
とはいっても場所が悪いのか訪れる人影もほとんどなく店の様相は閑古鳥。
繁盛していないのは一目瞭然。

「さて。普段なら訳アリが結構通りかかるんだがなあ。こっそり娼館に出かける連中、とか」

はて、と声を上げながら騒々しい繁華街のある方角に目を向ける。
そういった手合いを当て込んでの商売場所であるが本日は当てが外れたらしい。

ジード > 「今はちょっと町の外が騒がしいけどそろそろ落ち着くかな。
 卸してるポーションの類が売れなくなるのはそれはそれで困るけど」

それでも一人で出歩けないよりはマシには違いない。
町の入口の方向に視線を向けながら頬杖をついて肩をすくめた。
あまり戦闘が得意とは言い難いのだ。機械の相手なんてなおの事御免だ。

ジード > 「こういう騒々しい時ほど稼ぎ時って連中は別にして、
 俺たちみたいなしがない商人には苦労しかないんだけどね、っと」

困ったもんだといいながら瓶を軽く揺らして肩をすくめる。
欠伸を時折噛み殺し時折道行く人に声をかけながらも、
残念ながら芳しい反応は帰ってこない。

「うーん、困ったもんだな…もっとこう、大々的にアピールする方法とか考えるかね。看板とか」

ジード > 「ま、そういうのはプロにでも出くわしたら考えてもらうとするかな。
 そろそろ店じまいといこう」

あんまり考えても仕方がなかろうと立ち上がり、
荷物を片付ければそのまま路地へとふらりと身を躍らせていく。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」からジードさんが去りました。