2018/07/28 のログ
ご案内:「トゥルネソル商会」にソウレンさんが現れました。
■ソウレン > 【約束待機中です】
ご案内:「トゥルネソル商会」にアッシェさんが現れました。
■ソウレン > ずれた視線はそのまま包みの中身へ。
キラキラとした笑顔へと変わってくれば、持ってきてよかったなぁ、と思うわけで。
外面を変えられる、というのは便利そうに思う。
しかし知った人に見わけがつきにくいというのは不便か…?とか考えてしまうわけで。
顔を覚えてもらう事が仕事な居酒屋の女将は色々と思う所があるようだった。
「なるほど。では次から用事がある時は気配を探るようにしようかな。
何、王都くらいならそれほど気張らなくてもすぐに判別できるだろうし。」
ひょっとすると遠出した時とか自分の気配を読まれたりしていたのだろうか、とちょっと思った。
空を飛ぶときは姿を変えているわけで。
その分、存在とか気配も大きくなるわけで。
雲の上を冷たく大きな気配が飛んでいたら自分であったかもしれないな、と。
「あぁ、そうだな。そういう酒は流れてくる絶対量が少ない。
仕入れにはなかなか苦労させられていたよ。アッシェ殿に出会えたのは幸運だったかな。
ひとまずは現状維持で営業してみる。足りなくなればここに寄らせてもらうさ。
手間暇かかっているのだな、このワインは。
確かに味は高級だ。甘味もしつこくない。…大事な誰かをもてなす用、のようにも感じる。
その人が甘い酒好きならばアリかもしれないな…。」
接待用に置いておく? うーむ。と唸る。
ちなみに今はいくらだ?と問いかけてみるわけで。
「あぁ、期待してもらって構わないよ。世話になっているからな。
煮こごりは冷やして。生揚げは周りがカリっとするまで炙って食べてくれ。
料理という程のものではないから簡単にできるだろう。
この干物は先日購入した純米吟醸を使った酒干しだ。
せっかくだから使い方として試しに作ってみた。」
干物も焼いて食べてくれ、と箱を差し出す。
食べ終わったら引き取りに来るよ、と笑いかける。
■アッシェ > 料理が出来ない為に その代わりに酒造りに関しては少々煩いばかり。
キラッキラの顔で これ食べてええんか、という視線を彼女と箱と交互に。
外見は今の所 出会ってきた存在のみだった。
あとは遠目からでいいなら 情報を頼りに変化するのみだ、近くに来られれば色々と問題が生じてしまう。
あと、あくまでも外見だけなので、性格その物までは変化は無理。声は若干の余地がありそうだが。
「うちは 気配薄めやから 割と分かりやすいて言われとう。
蜉蝣並の薄さやし…ああ、普段は気配探知してないから、そないに気張らんでええよ?
うちはまだしも、長女と次女と三女いるけど、気配の濃さは長女があからさまやから、分かりやすいと思うん」
他の種族やヒト、魔女とか魔族とか気配読みは危険と判断しない限り気配探知は鋭くしていない。
時々 空を見上げて居たりはしているけど 空を飛ぶのは色々いるだろうから
ちらっと見る位でそんなじろじろとしていない筈。
「昔は船舶品扱いで輸入しとったんけど、最近きな臭く成ってきとうで
自力でドラゴン輸送しとん。酒を大量に商会に流しとんで、酒造の酒で珍しいものが欲しかったら、
ここに頭突っ込んだらええ。ソウレンはんの事は伝えとくん。
…長い付き合いになりそうやな、ほな、以後宜しゅう。
それ、魔族の国やったら ワインなのに爵位持ってるで。
伯爵の位持っている位 魔王に認められた唯一の酒なんよ。
値段?時価や。今やったら こん位」
今やったら、と片手で5つ示す、つまり 5000ゴルド。
「ほな、これは うちの旦那はんと味わうとするわ。」
箱をそのまま受け取ろう、これで今夜のお供が楽しめそう、とホクホク顔でニヨニヨ。
■ソウレン > 奥方と味わう、という事なのでどうぞ、と箱をそのまま渡しておいた。
包み布も一緒に渡しておく。
「長女…竜雪、という子かな? この間使いで来ていたね。
あの子なら気配は読めるだろう。あとの二人も出会えれば覚えよう。
まぁ、気配探ってまで探す事もそう多い機会でもないと思う。…どちらかと言えば私は待つ方だしな。」
居酒屋で閑古鳥を雇用したりして、来るまでのんびりと、だ。
気になる存在がいれば気にするが…。
王都も色々いる。大小さまざまだが、気にしていては疲れるだろう。
「なるほど。しかし空の便が使えるならば便利だろう。
味も今の所不満はない。こちらこそ、世話になる。
…あぁ、奥方…旦那か? とは先日出会えたよ。
ウチの店にも来てもらった。嬉しそうに味わっていたからな、きっと食べてもらえるだろう。」
話しながらこのワインが爵位持ちか…とビンをしげしげ眺める。
今日の手持ちでは購入するには至らない。
考えておくが、またの機会だな…と考えつつ、袖から革袋を。
ひとまず3本分の代金だ。と差し出すだろう。
■アッシェ > 箱と包みをカウンターの後ろへと―というかその後ろからミレー族の店員が受け取って奥へと持っていった。
「そう、角生えて居たりいなかったりする長女。
生粋の引き籠り気味だから、うちより出歩いていないかも。
やる気があれば、大剣とか刀持ちだから前衛で行けると思うん。
ただ、長女はダイラスにいるんえ、王都じゃ滅多にいないかも。」
ただ王都で長女は中々出会えない気がする、ダイラスに遷ってしまったからだ。
港町らしい都市の方で、香木を扱う店を開いてしまったのだ。おかげで王都にいる時が珍しい。
「うちが飛んだら大騒ぎになるえ。
空を飛ぶにしろ 最近は大変で大変で。
うち 複雑なんよ、嫁だったり旦那はんやったり。
ああ、ばれてもーた、行ったんか…そか」
あーばれてもーた、とがっくりとカウンターに項垂れ。
とある魔王主催の催しにワインを献上した。そして乾杯の際に喝采を浴び、その場で爵位を授与されたのだ。
あの伝説は忘れようにも忘れられない、その魔王とはその後出会っていないのだから。
革袋を受け取ると その場で軽く揺らし スキル発動。すぐに終わったのか、 確かに、と受け取ろう。
「で、これは取引とは関係ない話なんけんど、
一寸感想くれると嬉しいわ、この酒飲んでみてな 試飲や。」
がちゃりと一斗缶みたいな樽を取り出すと、柄杓で一杯分を掬い取り、それを彼女に差し出す。
その酒は 酒造の中でもとてつもなく高いと謂われる「千香王旗」。
目録にも載せていない 完全受注生産品の秘蔵品。
■ソウレン > 奥の方へと運んでいくミレーの店員の背中を見送る。
手際がいいな、と思った。従業員を雇う、という考えが頭をかすめるも、
店の狭さを思い出し、それはないな、と少し自嘲する。
「引きこもりなのか。少々意外だな。
出会ったときはなかなか堂々としたものだったが…。
む、剣士なのか。少し興味をそそられるな。」
自らも長剣の使い手である。他人の腕前は気になるもの。
ただまぁ、やる気があれば、との事なので…と期待はしていない様子。
「まぁ、姿を変えるなら郊外になるだろうな。
それは私も変わらん。
あぁ、美人の作る手料理は…と言っていたな。
アッシェ殿にも悪いのでそちらの話は丁重にお断りしておいたが…。」
慣れる和食も舌鼓を打っていた。
米酒に合うつまみの話もあったし、一緒に食べてもらえるといいな、と相手の心知らず。
重さか音で金額を測る手腕に、ほう、と感嘆した様子を見せる。
やはり色々とやり手なのだなぁ、と。
「…ふむ? これは…。封を切った所から香るな。
何年寝かせたものやら。」
どれ、とその一杯を手に取り、すん、と微かに鼻を鳴らして香りを確かめる。
少々驚いた表情を見せてから、まず一口。
濃厚なアルコール感。甘味と一緒に香る果実の芳香。
「これは…飲んだことがない酒だ、な。
美味い。だが、強烈だな。人を選ぶかもしれん…。」
■アッシェ > 「長女は研究肌なんよ、引き籠りの環境が逢ったら
喜んで引き籠るで、でもやる気スイッチ入ったら かなり動くだけに。
入るまでが非常にメンドイ。剣士が近いんやろ、うちは因みにアサシンやな。 こう サクッとやるやつ。」
彼女の事は知らない、辰らしいので、槍とか持っていそうなイメージがある。
辰の人型のイメージがなぜか槍というイメージは拭えていないらしい。
機会があれば 自分も彼女に挑んでみたいが…武器持たんほうが強いしどうだか。
こう、と手で首をきゅっと〆る仕草をもつけて、艶っぽい笑みを浮かべてやる事じゃない。
「此処近辺じゃ姿代わったら 即大騒ぎや。
お互い 苦労するわな、辰やったろ? ああ、うん、すんません」
色々と旦那がやってしまったらしい。この場でもって頭を下げておこう。
竜眼によるスキル発動だったのだが 商人を手伝っているうちにスキルに頼らなくても重さで大体分かってきた、気がする!
「それな、千年位寝かせるんや。千香王旗っていう名の焼酎…いやブランデーやったかな。
魔族の国で大体消費されとんの。人間の国じゃまず出回らんで。
本当は4斗の大きさで持ってくるん。三口飲むたびに味代わるし、
二日酔いの元がないから 色々と 明日に響かんよて。」
今日あるのは この後 商会の本店に持って行く為だった。
■ソウレン > 「たまには外に出ればいいとは思うが、引きこもって研究するのも悪くはないとは思う。
要はやる気のでる材料が必要、という事だな。
…ふむ。気配が薄めなのはその為かな。私も少しは剣を嗜むが。」
両手剣だよ、とウインク一つ。
クレイモアとか持っているイメージはないだろうから誤解されるかもしれない。
物騒な仕草をする相手に、娘さん共々手合わせは機会があれば、と笑っておいた。
「苦労はしないが、たまに窮屈に感じる事はあるかもしれないな。
雲海の上を飛ぶのは気持ちがいい。そういう意味で自由にとはいかないのがな。
いや、気にしなくて構わないぞ。」
頭を下げる相手に、あくまでおおらかな姿勢である。
硬貨を数える事は慣れたものだが、重さや何やらで判別するまでではない。
もう少し年月が経てば、という所だろうか。
「ほう。千年も。完全に一点ものだな。……ん。
確かに、二口目はまた。
強い酒だが、酒精の感じが後味悪くないのはそのせいか。」
強さで言えば飲みやすいが、ついつい飲むと身を滅ぼしそうだな、と笑う。
主に財布の面で。
■アッシェ > 「酒造の味噌とか醤油とか豆腐はあの子の研究の成果なん。
そうなん、やる気の出る材料があれば 簡単に釣れるやろ。
うちも薄いけど、三女がいるんけんど、三女も薄いわ。両手剣かー。
竜雪 片手で両手剣ぶん回してくるで。一応声かけとこ」
両手剣。え、あれを使ってくるんか このソウレンはんは!
刀みたいなものは持っていそうなイメージが粉砕された気がする。
えっと驚く素振り…素でちょっとびっくりしたけど。
「うち でっかいしな…そのへんの竜よりでかいと思う。
長さ測った事ないけど。多分大きゅうて、まぁ。雲海に紛れるのがええかな」
後で旦那はんを問い詰めておこう、そう胸の内で決める。
「千年やけど、毎日仕込んで千年放置しての繰り返しやから。
大量に注文されたら 休止するやろな。ただ値段は…ゴルドや。
そう、酒精の感じを弄ったん。色々と造るのに苦労したわ。」
財布 そう この酒 値段が張り過ぎる。一本売れたらその期間うはうはで暮せる位に、
手間暇かかり過ぎるけどその分 値段で相殺したもの。
■ソウレン > 「ほう。なかなかに研究熱心なのだな。味噌など根気が必要だろうに。
はは、まぁその機会があってもお手柔らかに頼むよ、とだけ伝えておいて欲しい。」
両手剣を片手で。あの細腕で膂力は相当なものなのだな、と思う。
さすがは竜の子、と言ったところか、と微かに思いを馳せた。
なお、両手剣とは言うものの片刃かつ断ち切る動き。刀と思ったのは正解である。
「あー…そうだな。私もでかいといか、長いからなぁ…。
心中お察し申し上げる、という所かなぁ…。」
辰は雲海を行くものである、と思う。
自分の場合水に関連してもいけるのだが。
問い詰めよう、と思う相手の気持ち知らず…。
「相当な値段とお見受けする。
珍酒好きの貴族にならもしかしたら売れるかもしれないな。
味の方は確かな事だし。…果汁などで割れば女性でも飲みやすいかもしれないな。」
一般家庭及び一般の酒場では手が出ないだろうな、と思った。
しかし味はいい。商売ではなく、趣味で飲む酒だな、と感想を告げておいた。
さて、購入した3本の瓶を籐の下げ籠に入れる。
かちゃり、という音がするが割れたりはしないだろう。
「さて、長居をしてしまった。そろそろお暇しようと思う。
仕込みも残っている事だしな。」
■アッシェ > 「その研究好きが 香木を扱った店をダイラスで開いたん。
王都じゃなくてダイラスなんで、一応伝え置くけど…承ったで」
一家の中でそんな武器を振り回せるのは竜雪だけだ。
リスは戦え様もないし、次女は鉄扇、三女はナイフの筈。
実際 彼女と長女が仕合をしたらそれは見ものだろう、見てみたい。
「8桁の酒や。今まで魔王級しか売れてないわ。
暫く これ造らんでもええわ、手間暇かかり過ぎるんや、一寸の事で蔵が吹き飛んだり…。」
専門の蔵で作っててよかった、貴族御用達みたいな酒だった。
何度か調合に失敗して 蔵が吹き飛んだり 樽が散ったり。
酒瓶はそんな軟な事で割れない筈、気合を込めて作ったのだ、瓶に向って気合を。
ほな、見送りに立とうか、そそくさとカウンターの奥から出入り口の扉を開けて 客たるソウレンを見送ろう。
「またのお越しをお待ち申し上げますえ。
長女に連絡は致しますので、その際は宜しゅう?」
丁寧な口調にして言葉を紡ぐが 発音は微妙に訛ったままだった。
■ソウレン > 「ほう。興味深いな。…いや、だが店に置いても料理の香りが薄れるか…。」
とことんお洒落とは無縁の店だな、と一人ごちる。
いいのだ。仕事終わりの労働者が癒しの一杯を求めてくれば、それで。
観戦意欲待ったなしの少女に、その時はな、と微笑んでおいた。
興味はある。殺し殺されでなくても、見れる競いあいくらいはできるだろう。
「そうだろうなぁ。私も手を出せるとは思わないな…。
というか、リスクに対するリターンがちょっと渋そうだ。」
なかなか作れないだろう、こんな酒は。いい経験をした。
立ち上がり、ゆっくりと出口に向かう。
二人でやってきて、からりん、と扉を開かれれば、軽く一礼をする。
「あぁ、また来るよ。リス殿にもよろしく。
…あぁ、次の機会でいい。酒干しなど感想をもらえると嬉しいな。」
それじゃあ、と微笑みかけてから去って行く。
背筋を伸ばした、いつも通りの歩調で。
ご案内:「トゥルネソル商会」からアッシェさんが去りました。
ご案内:「トゥルネソル商会」からソウレンさんが去りました。