2018/07/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/繁華街」にカインさんが現れました。
■カイン > 深夜の繁華街。絵にかいたような盛り場の真っただ中で、
黒いスーツを身に纏い腰に剣を掃いた実にチグハグな格好をした男が壁に寄りかかっていた。
視線の先にいるのは道行く人々ではなく、それに声をかける煌びやかに着飾った女性たち。
つまりは娼館勤めの娼婦たちである。
「……。なるほど、目立つっていう点に関しては普段以上だな」
用心棒が目立つことは決して悪い事ではないが、普段と違う恰好が落ち着かない。
普段はいかにも荒事稼業でございという外見をしているだけに、
時折知人らしき連中から向けられる奇異の視線も居た堪れないものがあった。
興味を惹かれている連中を白い手袋に包まれた手を横に振って追い払いながらぼやく。