2018/05/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」にジードさんが現れました。
ジード > 貧民地区の中でも一層治安の悪い路地裏の片隅。
ちょうど平民地区と貧民地区とを繋ぐ裏道に当たる路地に怪しげな露天が構えられていた。
とはいっても場所が悪いのか訪れる人影もほとんどなく店の様相は閑古鳥。
繁盛していないのは一目瞭然。

「さて。普段なら訳アリが結構通りかかるんだがなあ。こっそり娼館に出かける人、とか」

はて、と声を上げながら騒々しい繁華街のある方角に目を向ける。
そういった手合いを当て込んでの商売場所であるが本日は当てが外れたらしい。

ジード > 「これから梅雨になると露店はやりにくくなるんだよね。
 屋根でも作ってもらうかな、俺が作ると絶対ロクな物にならない」

まさしく青天井――もとい星空の覗く建物の合間を見上げる。
当たり前だが今雨が降ったら文字通りひとたまりもない。

「客が減るだけなら別にいいけどクスリに水が混ざると洒落にならんからなあ」

ジード > 「こうも入りが悪いとさすがに商売にならないな…もう少しいい場所探すかねえ」

娼館街の喧騒とは裏腹に静かな路地の様子に苦笑いが浮かぶ。
これはどうにもならぬと思ったか立ち上がると手早く荷物を片づけ、
路地の向こう、繁華街へと消えていくのだった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」からジードさんが去りました。