2018/03/11 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」にジードさんが現れました。
■ジード > 貧民地区の中でも一層治安の悪い路地裏の片隅。
ちょうど平民地区と貧民地区とを繋ぐ裏道に当たる路地に怪しげな露天が構えられていた。
とはいっても場所が悪いのか訪れる人影もほとんどなく店の様相は閑古鳥。
繁盛していないのは一目瞭然。
「今日も今日とてこの当たりは人気が無いな、っと。――そろそろ店出す場所考えないとなあ」
はて、と声を上げながら騒々しい繁華街のある方角に目を向ける。
この当たりは特に昼間は繁華街に抜ける客足が結構な数あるのだが夜になると
途端に足が途絶えてしまうようだった。治安的には良い事
かもしれないが商人としては実によろしくない状況だ。
■ジード > 「かといって平民地区のあたりに店を出すわけにもいかんしね。
――そっち向けの薬でも設えるかなあ。ポーション辺りなら売れるか」
自分の取り扱っている薬の類はどちらかというと日常で使うものだ。
主に夜によっている事は否定できない事実だが冒険者やら一般家庭やら
面を歩いてる人間に今一つ用事があるかと言われれば無い者ばかり。
当然そういう薬の心得が無い訳ではないのだが。
「ちょっと割に合わないんだよなあ。薬の類、冒険者でも雇って材料とりにいかせるかねえ?」
■ジード > 「今日はハズレだな。やれやれ、もうちょっと人通りのいい場所を探そうか」
娼館街の喧騒とは裏腹に静かな路地の様子に苦笑いが浮かぶ。
これはどうにもならぬと思ったか立ち上がると手早く荷物を片づけ、
路地の向こう、繁華街へと消えていくのだった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」からジードさんが去りました。