2017/12/12 のログ
シンシア > 「うん…ノルから先のこと家のことやイロイロな計画きいてたのに…」

子供は望んでいたけど、タイミングが…
どうしても気が沈む

お皿を水に沈めて…とりあえず簡単な片付けだけ
ひざ掛けを椅子に畳んで、
湧いてたお湯を容器にいれて湯たんぽも作った

「先に寝室いくね」

それを抱えるように寝室にむかって
自分のせいで彼の計画が狂っていくのが申し訳なく感じ部ばかり

ほかにもできてたことが、思うようにできないのが気を重たくさせて

ノーガルト > (相変わらず、マイナス思考は変わらなかった。
気温なことでは生まれてくる子供も満足に産めないかもしれない。
それだけは絶対に阻止しなければならないと思ったノーガルトは。
まず、そのマイナス思考を徹底的に取り除くことに決めた。)

「ああ、待て…俺もいくぞ。」

(そろそろ寝る時間、片付けは明日にでもやればいい。
湯たんぽを作り、寝室へと向かうシンシアの後ろに続く。

できないことが増えるのは仕方がない、その体は今は自分だけのものじゃない。
計画も、もともと漠然とでしか決めていなかったので、大した障害にはならない。
何より、こういう時のノーガルトは「なるようになる」と、割とマイペースなのだ。
だからこそ、彼女が計画を狂わせたなどということは、決してない。)

シンシア > 漠然とした不安と自信のなさ
喜ばしく嬉しいはずなのに、感情の起伏が前より激しくなる

妊婦は情緒不安定になりやすい
初診のときに聞いてはいたけど性格もあるから、
どうしても気分が落ちてしまうのは抑えられず

授かりものだから、計画的に子供ができるなんてことはコントロールできないこともわかってるのに
湯たんぽをベッドにいれて、中にはいる

足元が暖かくて、息をつく
あとからついてくる彼の場所も隣にあけて

ノーガルト > (気分が落ち込みやすいからこそ、ノーガルトはここのところずっと。
できるだけ、そばにいた。
アンセルがいないときは自分が、自分がいないときはアンセルが。
家族だからこそ、落ち込みやすいシンシアを一人にはしなかった。

それは、ある意味1か月前の罪滅ぼしであるのかもしれない。)

「…シンシア、そう気に病むな。誰だって、できないときくらいはある。」

(だから、そんなに落ち込まなくていい。
できないときは、ちゃんと周りを頼ればいいと耳元でささやきながら。)

シンシア > 「ノル、もし………あれなら、他の女の人でも…」

彼は誠実な人なのはわかってたけど
こういう時に男性は他に気が向く人が多いのも知ってた

不安と心配は自分の体調が、すぐれないせいも重なって

隣に入ってくる彼の懐に体を寄せて

「…ぎゅって、して?」

不安になると強請るハグ
出会った時からかわらない、彼だけに求めることで

ノーガルト > 「断る。」

(その問いには、即答だった。
もともと女に関してはほとんど無頓着で、今の自分にはシンシアがいる。
アンセルとも約束した、自分はシンシアだけしか見ないと。
もし、ここでその約束を破ってしまえば、きっとノーガルトはずっと後悔し続ける。
だから即答―――「断る。」)

「……ああ、もちろんだ…。」

(昔は、こんなことなど絶対にしなかった。
雑木林で、求められてからこっち―――ずっと、この彼女の要望にはこたえづつけている。
環境や待遇は変わったが、出会ったころから何も変わらないものだけは、ずっと守り続けている。)

「…不安なら、何時でも言って来い。できるだけ力になってやるから。」

(彼女を、いや彼女「達」を抱きしめながら、ノーガルトはつぶやく。
絶対に、これから先も寂しい思いなどさせないと。)

シンシア > 彼なら…自制して我慢して、他の女性にいくことはないと
断わると、わかってて聞いたかもしれない

その返事で安心したかったから
ハグを求め応えてくれる

「不安、こわいよ?…だって、こんなの、はじめてだし
 ずっと欲しかったのに、自分の体の中に命があると思うと…」

2人の子供を大事にしたい気持ちと
無事に生まれてくれて、抱けるのかという不安と

毎晩の腕枕と抱きしめられて眠る
波のように不安が消えて行った頃、彼の腕の中で寝息をたてはじめた

ノーガルト > 「……男の俺には、その不安はわからん。」

(決して体験できないこと。
男であるノーガルトでは、彼女の苦しみはどう頑張ったって味わうことはできない。
だけど、その苦しみを理解し支えてやることができる。
だからこそ、子供の父親としての自覚も、芽生えたのだろう。)

「…初めて経験して、だが……それはきっと、とても素晴らしいことだ。だから、そんなに怖がるな。」

(怖いなら抱きしめるし、不安なら傍でいさせてほしい。
その気持ちも、あの日からずっと変わらないものだった。

何時しか、静かな寝息を立て始めたシンシア。
それを聞きながら、ノーガルトもしばらくは眠らずに。
腹の中にいる、我が子の名前を考えていた…。)

ご案内:「平民地区 端っこの自宅」からシンシアさんが去りました。
ご案内:「平民地区 端っこの自宅」からノーガルトさんが去りました。