2017/12/11 のログ
ご案内:「平民地区 端っこの自宅」にシンシアさんが現れました。
ご案内:「平民地区 端っこの自宅」にノーガルトさんが現れました。
■ノーガルト > (今日のノーガルトは、裏庭でずっと作業をしていた。
木材を集め、裏庭でずっと釘とハンマーを片手に日曜大工をしていた。
これもまた、リハビリの一環であった。
少しずつ力を入れられるように、少しずつ筋肉を元に戻していく。
そういう意味では、日曜大工というのはなかなかに、効率が良かった。
運ぶ・打ち付ける・組み立てる。
この一連の動きすべてで筋肉を使うのだから。)
「…………。ふんっ!」
(だが、ノーガルトは根っからの戦士だ。
そのハンマーを持っている手で、素振りをしてみる。
だが、やはりまだ完治には至っていないので…電撃のような痛みが、腕に走る。
腕を抑え、軽く蹲ってから、ため息をついた。
まだまだ、復帰には時間がかかりそうだった…。)
■シンシア > ぬるめのお湯で少しお風呂上がり
暖炉の前でホットレモンを飲みながら、窓の外をぼんやり眺めてた
テーブルの上には薬草の本を重ねて置いてた
なるべく湯冷めしないように、もこもこの寝衣と新しく大きめのブランケットも
買ってもらったのを早速使ってて
部屋の中に彼はいない、裏庭でまだ物音がしてるから…作業をしてるのは知ってたけど
なにをしてるのだろう、外にいこうとしても体を冷やすからと
家の中で待ってるまま
■ノーガルト > 「………ふう、ここまでにしておくか…。」
(子供ができる、それを知った途端に、ノーガルトは優先順位が変わった。
まず、第一にシンシアが快適に、子供を産むまで養生できる環境をアンセルと一緒に作る。
そして、その間に自分ができる限りの準備を整える。
幸い、隠してきた日曜大工という特技を知られている。
なので、それをフルに生かして仕上げているのは、ゆりかごだ。
まずは基礎の、ベッドの部分を作り上げたところ。
残りの木材は、裏庭の物置にあるので残りの作業は明日にすることに。
もうすっかりと暗くなっているし、すでにシンシアは風呂も上がっているだろう。
軽く屑を叩き落としてから、部屋の中に戻ってきた。)
「シンシア…もう上がっていたのか。…体調は大丈夫か?」
(決して、差し障りないようにしてきているつもりだ。
だが、自分が気付かないうちに何かしらあっては、後悔しようにもできない。
だからこそ、その原因はできる限り、排除したかった。)
■シンシア > 「あ、ノル…もういいの?お風呂入ってくる?
私、先にはいっちゃったから」
裏口から戻ってきた彼にかけよる
ずっと外での作業してたのを知ってる
外は寒いのに、と心配しながら
「私は、大丈夫…今日はなんともない」
安定期前だから、まだ吐き気はあるけど気分だけ
こればっかりは過ぎるのをまつしかなくて
■ノーガルト > 「ああ、今日の作業はここまでだ。急いで作る必要もないからな。」
(先に入ったのは、何となく予想していたので気にはしない。
それに、今はシンシアには極力ストレスを与えないようにしなくてはいけない。
助産院にて講習を軽く受けたが、過保護すぎてもいけない。
だが、やはり少しの変化にまず気づいてやることも大事。
なので…この男は思いっきり、過保護になったのだ。)
「そうか…、それで、次の検診はいつだ?」
(風呂に向かいながら、そんな言葉を掛ける。
ちなみに、これは今日だけで5回目だった。)
■シンシア > 「ごめんね、無理いって」
自分が欲しいと強請ったせい、それを手作りしてくれてる
買ってしまえば簡単だけど、彼は子供のために自分で作ると言い出したから
その気持ちが嬉しくて
「次は週末だよ…ノルまたついてきてくれる?」
まだリハビリ中でお仕事には戻っていないから
家にいてくれる間は、一緒に行ってもらえたらと
何度聞かれても、その都度同じように返す、そのくらい待ち望んでいたから
新しいタオルと着替を用意して脱衣所に置いておく
■ノーガルト > (とりあえず、シャワーを浴びてから軽く風呂に入る。
木くずを落し、汗をかいて冷えた体を手早く温める。
腕の調子は、まだ完全ではなかった。
折れた骨はもうだいぶ治りはしたものの、やはりまだまだ完治には程遠かった。
奔れば痛みが走るし、先ほども少しでも力を入れれば痛みが走る。
まだ無理ができないのは、シンシアも自分もお互い様だった。)
「週末か……分かった、予定を空けておく。」
(その答えも、5回目だった。
どうもここのところ、この男はずっとそわそわしている。
何かないか、何かシンシアの身に怒らないか。
悪阻で吐き気を催した時にもあたふた。
どうやら、経験したことのないことには、てんで弱いようだ…。)
■シンシア > 「うん、ありがと」
熱心な父親だ、と助産院でもすぐに評判になった
男性は、こういうことに疎く無神経なのも多いなか、彼の勉強熱心ぶりには
誰もが関心するほど
お風呂に送り出すと
何か食べるものの用意を始める
近所のお肉屋さんの奥さんから差し入れてくれたロールキャベツ、野菜のグリル焼き
調子のいいときに作り置きしてたローストビーフを少し多めに切り分ける
パンは届けてもらったものをだして
常備食材として置いておいたピクルス
保冷庫から出してきたエールとテーブルの上に並べていく
なるべく、ゆっくりと
■ノーガルト > (風呂から上がってくると、シンシアが食事の準備をしていた。
過保護すぎてはいけない、それはわかっているのだが…どうしても心配してしまう。
何しろ、身ごもっている間に介護までさせたのだ。
アンセルを付き添いにしてもらったこと、やっぱり大失敗だったと後悔したのは、つい先日のこと。)
「ああ、シンシア…!いい、じっとしてろ、俺がやるから…!」
(ある程度、包丁の扱い方くらいは教えてもらった。
もちろんすぐにできるほど、ノーガルトも起用という訳じゃない。
だが、自分一人だけならば…たいして困りはしない程度にはできる。
包丁を持ち、ゆっくりとでも動いているシンシア。
それを見るだけでも、心配でたまらないようだ。)
■シンシア > 「大丈夫、このくらい…私つくってないし、ローストビーフ切ってるだけだよ?」
切り分けようとしてたとこ、声をかけられてびっくりしてた
無理に押し通しても…と思えば包丁を置いて
彼に切ってもらおうと替わる
「じゃあこのくらいは…」
お皿を運んで、自分の飲み物、温めてる白湯も入れた
ほかのは、温め直したものを器に移して
匂いのきついもの、脂っこいものは避けるようになってた
彼らは文句もいわないで自分に合わせてくれる夕食のメニュー
前より味気ない気がするのを申し訳なく感じるまま席について
ひざ掛けを広げ
■ノーガルト > 「それでもだ、その包丁が落ちて怪我をしたらどうする…!いいから、お前は座っていろ!」
(ここまで来ると、過保護というよりもただの拘束だ。
今までしたことがない分、加減というものがわからないのだろう。
このまま、助産院に通えばおそらく、少しはましになるだろうし…来週までの辛抱か。
ここのところ、ハンバーグや油のきついものは、アンセルと話し合ってしばらく我慢しよう。
そういうことになっており、決して文句は言わないことに。
そういうものが食べたいならば、シンシアに一言言って外食。
そういうことと、男二人の約束だ。)
「できることは別にいいが…少しでも危ないと感じたら、俺かアンセルに言うんだぞ?」
(できる限りのことを、二人で分担して。
シンシアにはできる限り安静にしておいてもらおう、それが今の生活だ。
もう少ししたら仕事にも復帰する、その時には女将やほかの人間にも、手を借りることになる。
そして、みんなそれを絶対に嫌とは言わないだろう。)
■シンシア > 「ノル…」
過保護とは思ったけど言わない、そのくらい大事にしてもらえてるという風に受け取ってるから
椅子に座って、体を冷やさないようにと暖炉もついてるし、暖かい白湯もある
ホッと一息ついて彼を待ってた
彼の前のグラスにエールを注ぎながら
「うん、わかってる、ありがとね」
何度も言われた、それは心配してのこと
自分でも気づかず無理をしてただけに、慎重になるのは仕方なくて
■ノーガルト > (これも落ち着いてきたら、きっとこの拘束もましになるだろう。
今はまだ経験したことのないことだから、加減がわかっていないのだ。
これがだめで、これは大丈夫。
それがわかるようになれば、できることはシンシアにやらせるようになる。
そして、安定期に入れば大体のことは大丈夫になる。
そうなれば、また散歩にも連れていくし無理しない程度に連れ回すだろう。)
「…気にするな、ずっと怪我の世話をさせてきてしまったんだ。これ位させてくれ。」
(ローストビーフを着るだけならば、いびつながらもノーガルトだってできる。
よく切れる包丁を使い、できるだけ薄くローストビーフを切り分け、おさらに盛り付ける。
簡単な食事だが、これだけでも十分だった。)
■シンシア > 「物足りなくない?…いいのかな」
自分に合わせてくれてるメニュー
外からも手伝ってもらってる人も多く恵まれてるな、と感じながら
切り分けたローストビーフを受け取り彼の席のそばにおいて
「ノル、たべよ?ずっと作業でお腹すいてるでしょ?」
キッチンで自分のかわりに動いてくれてる彼に声をかけながら
■ノーガルト > 「別に構わないさ、アンセルもこれでいいと言ってるぞ?」
(今日は、どうやら肉屋に泊まっているらしい。
できる限りのことを手伝いながらも、ノーガルトも少しだけ楽しそうだった。
今まで、こんな風に誰かのために食事の準備などしたことがなかった。
いつも自分のためだけに食事を用意し、食べていた。
シンシアと同じことをしているというのは、なんだかうれしく、楽しかった。)
「ああ、実はずっと腹ペコでな…。」
(今まで、大掛かりなものを作ったのはこれが初めて。
精々、いすなどを作った程度だったのに、今回はゆりかごだ。
あのバランスや、できる限り寝心地のいい形をと考えていると、ずいぶんと手間がかかる。
それを作るのもまた、なんだか楽しいのだが。)
■シンシア > 「じゃあ…」
はい、と彼と一緒に食事の前の祈りを…
そのあと食べ始めるのはいつものこと
少しずつ様子を見ながら食べ進める
どうしてもピクルスが今は食べやすくて
ロールキャベルも大きめなのが2つづつ…あるけど
「ノル1つ食べて?私2つも無理かな」
コンソメスープの中に沈むロールキャベツ1つを彼に食べてもらおうと差し出して
自分は白湯に口をつける
今までより、今はできなこともが増えて少しもどかしい
楽しげな彼とは少しだけ対照的に、元気がでなくて
■ノーガルト > (教会勤めになり始めたころ、シンシアもこの祈りを覚えたらしい。
正式にはノーガルトも、どの神に祈っているのかは知らない。
だが、ずっと教えられてきたことなので…。)
「ん……分かった。なら、一つ貰うぞ。」
(どうしても、今のシンシアにはできないことの方が多い。
もちろんそれは、生まれてしまえば何の問題もないのだろう。
キチンと体調を戻し、安定したらまたできることを少しずつ増やしていけばいい。
それと、ノーガルトには一つだけ報告があった。
ロールキャベツを切りながら、それを注げようか。)
「ああ、そうだ…シンシア、新しい家の件だが…。」
■シンシア > 「うん、お願い」
作ってもらったものを残すより、食べてもらえたほうがいい
自分が作っていないから余計
彼のお皿に1つ移して
今は少食なれど、ゆっくり少しずつ食べていた
俯きながらボーっともしてたから
家のことと、聞こえて顔をあげる
「…どうしたの?」
予定より早くにできてしまったから、延期と言われるかもしれない
貯蓄はあっても今の稼ぎはアンセルだけ、あとは貯金を崩しながら
■ノーガルト > 「いや……土地が決まった。」
(逆である、むしろいい方向に進んでいた。
土地が決まったと、其れだけ伝えればまずは食事をある程度進めよう。
ゆっくりと食べているシンシアよりも早く、ノーガルトはロールキャベツを平らげる。)
「ここから東…しばらく行ったところの海が見える崖沿いに、誰も所持していない土地があるらしい。」
(それなりに広く、誰も所持していない場所。
そこに、新しい家を建てたいと不動産屋にずっと相談していたのだ。
誰も管理していないからということで、そこを手に入れるつもりだ、と。
ただ、わかっている通り購入するための金が今は乏しい。
ノーガルトも今は働けていないし、アンセルの狩りの収入が少しあるくらい。
だから、何時になるかは…正直、わからないと告げた。
苦笑しながら。)
■シンシア > 「ぁ…そうなんだ…うん、よかった」
今日は、気分が悪くなることなく食べられた
控えめな食事を済ませるとお皿を重ね
自分の後ろにあるキッチンのカウンターに食べ終えたものを移す
「あの…ごめんね、予定狂わせちゃって」
前から聞いてたし計画してたのに
突然のことで、いろんな都合がかわってきた
苦笑する彼に申し訳なく、俯いて
■ノーガルト > 「ん……予定が?」
(ノーガルトはとぼけた、普段は嘘をつかないのに。
だが、ここのところは時折彼女を気遣って、嘘をつくときが増えた。
腕だっていたい、だけどそれをシンシアに悟らせないようにしていた。)
「もともと、お前の妊娠に合わせるつもりなんてなかったからな。ただ、タイミングが重なったというだけだ。」
(――――嘘だ。
シンシアの妊娠に合わせ、一気に話を進めてもらったのだ。
挙式もしていないから、できればシンシアのお腹が大きくなるまでにとも考えている。)