2017/10/27 のログ
ご案内:「温泉」にアンセルさんが現れました。
ご案内:「温泉」にノーガルトさんが現れました。
■ノーガルト > (風呂も上がり、少し寝る前の時間帯。
山の中の温泉ということもあり、この時間だとほとんど明かりもない。
ノーガルトは、ランタンをつけ夜道を散歩していた。
シンシアは、今日は珍しく先に寝てしまった。
このまま寝るというのも考えたのだが…アンセルがまだ眠気を催していない。
なので、たまには男二人で散歩でもどうかと誘ったのだ。)
「…最近はすっかりと涼しくなったな、アンセル……。」
(いや、涼しくはなったが狼の彼にはあまり意味はないだろうか。
もともと、オオカミは寒さに強い種族だ。
このくらいの気温のほうが、もしかしたら過ごしやすいのかもしれない。)
■アンセル > 温泉をゆっくりと楽しんでのその後の時間
街中ではないので明かりもあまりなく月明かりが照らして
先に寝てしまったシンシアの隣に潜り込もうかと考えていたが散歩にと誘われ
男二人の散歩も悪くはないと誘いに乗り
ランタンを持つノルの隣を歩く
「そうだな、今まで変に暑かっただけに過ごしやすくなってきた」
毛皮を普段から纏っているだけに熱いのは実は苦手
涼しくなればその分過ごしやすく
足取りもどこか軽く見上げながら歩いて
■ノーガルト > (ここのところ忙しいということもあったのだろう。
様々な準備に追われているということもあったし、ほとんど休みなしだ。
こんなときくらいは疲れをいやしてもらいたいからこそ、ノーガルトはあえてそっとしておいた。
とはいえ、目を覚ます前に戻らないとまたあの寂しい病が発症してしまうかもしれないが。)
「…俺は寒いのは苦手だがな……?」
(冗談めかして、ノーガルトは笑った。
だが、温暖な気候で育ってきたノーガルトにとって、寒いというのはあまり好ましくない気候条件だった。
厚木をすればいいだけの話なのだが、普段からこの外套を手放さず、軽装を好む。
つまり、あまり防寒できないのだ…。)
■アンセル > 普段から色々な事をほとんど二人に任せている自分
何かを手伝おうとは考えるが家事手伝いしかできなく
日ごろの疲れが出たのかよく眠るシンシアをノルが起こさないのでそっとして
「ノルは暖かい所の生まれだったな。俺は多分だが北国の出身だからな」
冗談めかし笑うノルを見上げ、この間の里帰りを思い出し
あの国の陽気な気候からすればこの冬は寒いというのは納得だと頷き
今の様に居付く前は一定ごとにフラフラしていた狼
多分の生まれを口にして、苦手というノルの脚に身を寄せ少しでも熱を伝えようと
■ノーガルト > 「…たぶん……?」
(そういえば、アンセルのことはただシンシアのところにいるオオカミ、位にしか思っていなかった。
家族であり、それ以上のことをノーガルトは知らなかった。
確かに、アンセルは家族だ。
ずっとあの家にいるだろうし、これからもそのことは変わらないとは思っている。
しかし、そのアンセルのことをほとんど何も知らなかった。
どこで生まれて、どういういきさつでシンシアのところにいたのか。
自分が知っているのは、ただシンシアのことから離れ、戻りたがって。
それを後押しした、程度のことだ。)
「…アンセル、お前もこの国の生まれなのか……?」
(この国の北には、九頭竜山脈が広がっている。
その向こう側は確か、帝国シェンヤンが広がっているはずだ。
アンセルは、そのシェンヤンの生まれなのだろうか…。)
■アンセル > 「多分だ。歩いたり馬車に紛れたりしたから多分だ」
すっかりと今は飼い犬ように過ごしている狼
聞かれない事もあり自分の事も離さないだけに恐らくはシンシアも知らない事
でも本人は言わないのではなく何を話していいか判らないだけ
そもそもに生まれた国の名前も知らないので言えないと言う事もあって…
今こう出来ているのはノルのお陰なのでいつも感謝していると
そうして今では真似から初めてお祈りも覚えていて
「わからない。考えた事もなかった」
山もいくつか超えたとノルに告げて
移動距離も人間とは違うので案外九頭竜山脈の可能性もあるのだが
深く考えた事がないだけに判らないと見上げて
■ノーガルト > 「……そうか。」
(故郷がわからない…。
ノーガルトはそれを聞いて、少しだけ笑みを浮かべた。
それはおかしかったからという笑みではなく、何かを悟ったような笑みだった。)
「…やっぱり、俺とお前は似てるよ。」
(最近、ノーガルトが感じていたことだった。
このオオカミ、アンセルと自分は、考え方や境遇がどことなく似ている気がする。
故郷が実はわからないことや、いくつもの国をまたいできたこと。
やっぱり、彼をシンシアの元に戻して正解だったと思う。
同じくシンシアが大事だからというだけではなく、自分もこのオオカミがすこし頼もしい。
傍によるアンセルの頭に手を置いて…。)
「実はな、俺も生まれ故郷はどこかわからないんだ。物心ついた時から、孤児院にいたからな。」
■アンセル > 「知らないことは変か?」
群れで生きていれば縄張りから動くことはない
しかし覚えている範囲では自分は一人だったので縄張りの概念もあまりなく
何故か笑みを浮かべるノルの姿に変か?と首をかしげて
「俺とノルがか‥?」
似ていると言われてもどこがなのか浮かばなず
方や家のお父さん的存在、方やペットのような存在
何処が似ているのかわからずに不思議そうにじっと見上げて
似ているところは判らないがノルは同じ人を大事にする仲間
彼のお陰で今の自分や幸せがあるのだから本当に感謝と頼りがいをいつも感じていて
「ノルもなのか?人間はそういう事はないと思っていた」
頭に手を置かれると撫でろという様に擦りついて
■ノーガルト > 「いや、変じゃないさ。俺も一緒だからな。」
(似ているというのは、昔の境遇がという意味だ。
故郷を知らなかったり、いろんな国をめぐっていたり。
もしかしたら、シンシアと同じく彼と出会うことも、運命だったのかもしれない。
本当に、世界とはよくできているものだ。)
「…人間だっていろいろさ。故郷を知らないどころか、亡くしたやつだっている。」
(もしかしたら、自分は後者なのかもしれない。
親の顔も知らないし、故郷がどこなのかすらわからない。
だが、もし自分に故郷があるとするならば、あの孤児院しか思い浮かばなかった。)
「…アンセル、引っ越したら……その家を俺たちの故郷にしよう。絶対に無くさないようにな。」
■アンセル > 「そうか、変でなければよかった。ノルも一緒なのか?」
一緒と言われると意外そうにして見せて
故郷を知らないと言う事には驚き
この前の里帰りも故郷ではと判らなくなって
だが一つ判るのはノルは大事な家族
シンシアとノル、二人がいないと駄目だと言う事で
「人間も色々なのだな。俺には難しい事だ」
故郷を無くすというのはどういうことかと考え
前にあった大きな騒ぎの事なのかと思いあたり
「今の家も故郷だ。引っ越した先は新しい故郷になる
当然だ、3人の大事な故郷だ、なくさないぞ」
当然だという様に力強くうなずき
■ノーガルト > 「…戦争孤児なのか、それとも捨てられたのかもわからん。…気づいた時には、シスターが母親代わりだったからな。」
(以前の里帰りも、確かに一応は故郷だということにできる。
短い間だったとはいえ、確かにそこで暮らし育っていたのだから。
あそこが本当の故郷かどうか…と言われると、少し疑問符が浮かぶが。)
「…ああ、人間の俺ですら難しい……。」
(本当に、人間という一つの種族なのにいろいろだ。
不平等にできているし、一人だって同じ人間はいない。
だが、故郷を亡くすことの辛さをわかる人間は、もしかしたら多いかもしれない。
この国には、たくさんの故郷を亡くした人間がいるから。)
「……3人だけとは限らないぞ?…少なくとも、3人は作るつもりでいるからな。」
(3人だけじゃない、何時かとは公言できないけれども。
必ず増える家族、その子守を任せるつもりの狼に、ノーガルトは目配せした。)
■アンセル > 「戦争孤児…?争いでの事か。人間は自分の子も捨てるからな…
シスターがいてくれたおかげでこうしていれるのだな」
ふとノルの里帰りもいったのだから自分もした方がいいのか
そう考えるが自分はと言えば森にある巣穴なので首を振り
自分よりも立派な故郷があるノルを羨ましそうに見る
「同族でも難しいのか…」
ノルがそういうので張れば自分ではきっと理解できない
そう考えて尻尾が垂れてしまい
この国は奴隷をよく見るだけにそういう人間が多いのかとも考えて
「ノル、それはいい話だ。では早速一人目を頼むぞ」
3人だけじゃない、そして続いた言葉に眼を輝かせて見上げる
ノルとシンシアの子供は自分が今一番求めるもの
子守りと育っていくのを一緒にすごく楽しみが出来る
だから早くという様に尻尾を激しく振り前足でノルの脚を叩く
■ノーガルト > 「ああ、本当にシスターには頭が下がるよ…。」
(もしも、いずれ会えたのならばきちんと礼と謝罪がしたい。
ノーガルトが今、こうしていられるのももしかしたらシスターのおかげかもしれないから。)
「もしかしたら、人間が一番この世で難しい生き物なのかもな。気に入らなければ捨てるし、すぐに奪う…。」
(欲に塗れた世界だよ、と自嘲気味に笑った。
もっと素直に、平和に生きられることができればきっと、こんなに悩むこともないだろうに。
だが、続いたそのセリフには思わず苦笑いだ。)
「いきなりだな…もう少し待ってくれ。」
(本当に楽しみにしてくれているのはわかっている。
いずれ必ず、その背中に子供を乗せてあやしてくれる日が来るだろう。
だが、今はまだもう少しだけ待ってほしい。
そんな望んで、すぐに生まれるようなものでもないし…。
叩いてくる足、屈んで軽く握りながら…もう少しだけ待ってくれ、と。)
「そうだな……今年が終わったころ、本格的に家族を作るつもりだ。」
■アンセル > 「シスターは俺にとってのシンシアだな」
ノルがこうしているのはシスターのお陰
自分がこうしているのはシンシアのお陰、だから一緒だと
「そう聞くと怖く聞こえる。だがいい人間も多いぞ」
近所の人たちがいい人が多い
だからいつもお世話になり安心して暮らせるのだと
難しいがいい人もいるとノルを見上げて告げて
「急がば直ぐだ。ノルの子供が出来れば俺もシンシアも嬉しい」
速く子守りをしたいだけはなく、幸せそうにする二人を見たいのもある
それに子供はすぐには生まれない、だからせかすように言って
前足を握るノルを見返し…それだけは不服そうにして
「俺は今夜でもいいのだぞ」
■ノーガルト > 「……そうだな、アンセルにとってのシンシアが、俺にとってのシスターかもな。」
(自分に居場所を、帰る家をくれた人。
そういう意味では、確かにアンセルのいう通りだろう。
だが、決定的に違うのは…シンシアはまだいるけれども、シスターはもういないということだった。)
「ああ、もちろんだ…。いい人間だってたくさんいる。」
(あの国も、もしかしたらまだまだ捨てたものではないのかもしれない。
貴族による腐敗はひどい物があるが、それとは関係なく一般市民は暮らしている。
それらの人々のことは、もちろん悪くなど思っているはずもなく。
そうでなければ、二人を連れてさっさとあの町を離れたはずだ。)
「今夜って…お前の目の前でシンシアを抱けと?先に言っておくが、今は家族旅行の真っ最中だぞ?」
(だから、どこかほかのところに行くのは許さない。
まさか、いくらノーガルトでもアンセルが見ている目の前でシンシアを抱く、というのはさすがに気が引ける。
だが、その気持ちは痛いほどよくわかっているつもりだった…。)
「…分かったよ、なるべく早くお前に吉報を届ける。それで譲歩してくれ…。」
■アンセル > 彼の言葉にそうだそうだと満足して頷き
自分たちの場所、帰る場所はシンシアが居る場所なのだと
自分たち家族の中心はシンシアなのだから
「いい人間と悪い人間は直ぐにわかる
ノルも気をつけないと駄目だぞ」
貴族と言われる人間は好かない物が多い、とくに臭いが嫌い
だが街に居る人間はそうではなく、いい人間が多いのだ
「安心していい。その時は席を外す
家族旅行だが家族が増えるのは良い事だぞ」
自分としては気を利かせるつもりだがそrを許さないという雰囲気に仕方なく折れ
今は折れたがこれからはどんどん押していこうなどと考えはじめて
「本当だぞ?信じるからな?」
譲歩はしたくはないが折角の旅行でこれ以上求めるの悪い
そう考えてそれだけ問いかけて分かったという様に頷く
■ノーガルト > 「わかっているさ、いい奴と悪い奴の区別はすぐにできるよ。」
(一応、其れなりに人生経験は積んでいるつもりだ。
アンセルに言われるまでもなく、人付き合いはちゃんと選んでいる。
…とはいえ、この男は人づきあいは実はそこまで得意ではないので、そこまで幅が広くないということもあるが。
実際、鼻の利くアンセルならばわかるだろう。
この男からは、シンシア以外の女の匂いはしない。
いや、冒険を一緒にすることは確かにあれども…体を寄せ合うことはほとんどないと、断言できるのだ。)
「………アンセル…。」
(そういう事じゃないんだがと、ノーガルトは少し頭を抱えそうになった。
だが、ここまで言われてしまった以上…計画を前倒しすべきかもしれない。
家に帰ったら、シンシアに家にある金がどれだけあるのか聞いてみよう。
幸い、先日も言われたが食べる分には全く困らないようで。)
「ああ、俺は嘘は言わない……約束だ。近いうちに吉報を届ける。」
(――――この男、意外と押しに弱いのかもしれない。)
■アンセル > 「ならば安心だ。ノルは良い人間だ、騙されないか心配でな」
この狼実はすごく心配性
なのでノルがいないときは心配でうろうろすることも多く
ともかく家に家族がいないときは心配ばかりしていて
ただ唯一の安心できるのはノルから他の女の匂いがしない事
もっともしていれば思い切り噛んでいるのだが……
「どうした、ノル」
子供は作るもの、家族は増やすもの
それが普通の狼からすれば何故直ぐに作らない?と不思議でしかなく
ノルの口から子供の話が出れば後はともかく早く早くと急かすだけ
「信じているぞ、嘘だったら酒は隠すからな」
一応納得はした…かもしれない顔をして
その報告がなければ家中の酒を隠すと脅し?たりもして
■ノーガルト > 「シンシアの心配性が移ったか…?」
(そういえば、シンシアも結局は心配性だった。
その心配症がもしかしたら、アンセルにも移ったのかもしれない。
ノーガルトよりも、アンセルのほうがシンシアと付き合いっていな時間は長いのだから。)
「……いや、何でもない。あと酒は隠すな、死活問題になる。」
(食糧庫、最近料理も始めたアンセルが場所を知らないはずがない。
それをすべて隠されたとなると、本当に困ってしまう。
これは…本当にシンシアに相談するべきだと思う。
最後の魔剣がまだ見つかっていないけれども…その前に、となるだろうか。
少し肩を落とすのは、やっぱりこいつには頭が上がらないなというあきらめのようなものだった。)
■アンセル > 「…そんな事はないぞ。家族を心配するのは当たり前だ」
元々は心配される側あった狼
最初の事は森と家の行き来だったので心配をかける事も多く
住み着いた今では移った可能性も否定できず
「それならばいい。なら子供を早く見せてくれ。
そうでないと全部隠すぞ」
手伝いから始めた料理
今では食料庫から取り出して作る事も本当に偶にはある
なので酒のストックも既に見つけていたりとして
狼としてはノルが剣を集めているのは知っている
だがそれよりも家族のきずなをもっと、家族を見て欲しいと言う事もあり
普段は完全な愛玩犬とかしているが時々にこうなってしまう
■ノーガルト > 「はっは……分かった、帰ったらシンシアに相談してみる。」
(―――魔剣は、やっぱり今まで通りゆっくりと集めることにしよう。
来年で29歳、まだまだ時間はたっぷりとあるのだ。
其れならば、やはり家族の絆やそっちの方が大事だ。
魔剣を集めることは、ノーガルトに取って使命。
だが、その使命を押し通して家族が不幸になってしまっては、元も子もない。
今のノーガルトは、魔剣<家族なのだ。)
「…やっぱり、お前の説教は効くな……。だが、これだけはわかってくれ、決してないがしろにしていたわけじゃないんだぞ?」
(魔剣を探していても、家族を放っておいたことはないつもりだ。
シンシアのもとに帰り、たまには朝早く起きてアンセルと一緒に土弄り。
そんな毎日が、一人で旅暮らしだった時よりもずっとずっと楽しいのだ。)
■アンセル > 「本当だぞ。期待しているからな」
相談するという言葉に目を輝かせ
もししていなければその日から一本ずつ隠していこうと
彼の大事な魔剣探しもわかるのだが我慢も出来ず
もし魔剣を探しに行ったきり戻らなければ泣くしかできず
きっと今までの様な明るい家族には戻れない
だからこそよりノルが戻ろうという絆を求めて
「そんなことはない。俺はただの五月蠅い狼だ
わかっているぞ。だが……俺もシンシアも待っているのだ」
放って置かれたつもりはない
ついていける場所ならついていく、行けない場所は待つしかないのだが…
だからこそ戻ってきたときは色々としたいことがたくさんある
それをできる家族をもっとと求めてしまう我儘だと
■ノーガルト > 「…ただ、すぐにできるかはわからんぞ…?」
(シンシアの体調面ということもあるし、何よりもその時の運次第。
子供というのはそう簡単にできるものでもないし、シンシアの負担もある。
だが、アンセルも随分と辛抱が効かないようで…。
それは逆を言えばそれだけ期待されている、ということなのだろう。
だったら家族として、答えないわけにはいかなかった。)
「……その五月蠅いのがうれしいんだよ、この家狼め。」
(ノーガルトは、そばにいるアンセルの頭をくしゃくしゃになるまで撫でた。
今まで孤独を味わい続けてきた二人だ、だからこそわかる。
お互いに何がほしいのか、そして相手に何を求めているのか。
傍にいられる悦びとか、帰ってくる場所のある幸せ。
それらを与えてくれる中心人物が寂しがりそうなので…。)
「……よし、そろそろ戻るか。もし、シンシアが目を覚ましていたら一緒に言い訳を考えてくれ。」
■アンセル > 「そこはこう言うぞ。がんばれ、ノル」
調子や運があるのは勿論わかっている
だから無理のない範囲で頑張れとエールを送り
必要ならば体力のつくようなものを取ってくることすら考えて
それだけ二人の子供を求め期待をしているのだ
「そうか……家狼は今更だ」
家狼、実にいい称号だと嬉しそうに鼻を鳴らし
くしゃくしゃになっても撫でられる事が嬉しくて喉を鳴らし
ずっと一人で生きていてシンシアという家族が出来
一度は勘違いで離れそうになったがノルの影で元のさや
そして今は我儘にも家族をさらに求める
帰ってくる場所で大勢で迎えたいという気持ち
「そうしよう。良いわけか…仕方ない。任せておけ」