2017/10/09 のログ
ご案内:「平民地区 端っこの自宅」にシンシアさんが現れました。
ご案内:「平民地区 端っこの自宅」にアンセルさんが現れました。
シンシア > 昨日の川辺での自家製燻製ではしゃぎすぎた…。

朝から熱っぽくあったけど
見事に風邪のようで…、ただ熱が出ただけ、日頃の疲れもあったんだろう
いつもキチンと済ませる家事も休み休み…

それもお昼すぎまでかかり家事を済ませたとこで、ダウンした
ソファーに横になったまま、毛布を持ってきてかぶってた

アンセル > いつものように庭で毛皮の日干しをして家に戻れば調子の悪そうなシンシアの姿
大丈夫かと思う間にダウンしてしまいソファーで休ませて

今は氷嚢を用意して額に乗せて傍にと座る

「大丈夫か?日ごとから無茶をさせ過ぎた」

耳もペタンと倒して尻尾も伸びて
心配そうに休むシンシアを見つめて

シンシア > 「だいじょーぶ、昨日、ついね、はしゃぎすぎただけ」

声も普通、咳もない、ただ少し熱が出てるだけ
アンセルに氷嚢を載せられると冷たくて気持ちいい

「アンセル、手」

柔らかい肉球をむにむにしょうと手を伸ばしてみた

ご案内:「平民地区 端っこの自宅」にノーガルトさんが現れました。
アンセル > 「それならいいが…無理をしていないか?」

声も変わっていなくて咳もない、でも大丈夫なのか心配
氷嚢を乗せるしかできずに後は傍に座って見つめて

「こうか?」

言われるままに前足を出して
肉球をむにむにとされている

ノーガルト > 「……アンセル、帰ったぞ。」

(仕事があったのだが、今日は事情があるということを話し、早めに切り上げさせてもらった。
依頼的にもそこまで難しいことではなかったので、後は他の冒険者に任せて。
もちろん、戦力が足りないかもしれないと思えば残っただろうけれども、そこまでだと判断。

家に帰り、シンシアが体調を崩しているというのを知ったのは少し遅い時間になってから。
街で解熱剤と、少し総菜などを買ってきた。
料理は…やっぱり自分には向いていないと。)

「シンシア…大丈夫か?」

(季節の変わり目というやつにやられたのだろう、昔はノーガルトもよくそれを食らった。
だが、あのシンシアでもダウンすることがあるのかと…少しばかり意外だとは思ったが。)

シンシア > 「んー気持ちいい」

アンセルの手を持って、大きめの肉球をムニムニしてるのが気持ちいいのだけど
その手も暖かく熱のせい…

「あ、おかえりなさい、大丈夫、昨日遊びすぎただけ」

もう季節の変わり目涼しくなってるのに
川辺で、薄着すぎたのだろう

「ぁ、ちょっとまってね、煮込みものなら出来ると思うから」

そういえば夕食のしたくをなにもしてなかったことに気づいて
起き上がろうとする、自分はよくても2人の食事はちゃんとしないと、と思ってのことで

アンセル > 「戻ったか、ノル。シンシアは休ませているぞ」

ノルが戻り薬や食べ物の買い物を任せ自分は看護
少しは色々と出来るが今は肉球をムニムニとされていて
シンシアに肉球をムニムニとされていれば熱があるのが判る

なので冷やしているのだがこれだけでいいのか判らずに不安があり
ノルが戻れば安心できると耳が立つ

「食事は大丈夫だ。俺が少しは出来る
シンシアは休むべきだ」

起き上がろうとするシンシアを肉球で制し立ち上がり
人の姿になれば任せろとキッチンに向かう

ノーガルト > 「そうか……看病してくれて助かったよ。…とりあえず食え、シンシアの物よりもずいぶんと味は落ちるだろうがな。」

(食事は、女将に用意してもらった。
妻が熱を出し倒れたという事なら、しっかり看病してやれと送り出され。
その間の飯は、味は落ちるだろうが自分が用意してやると。
もちろん、その分報酬から天引きはされるのだがそこはもう何を言っても文句は言えない。)

「アンセルはもう少しシンシアを頼む、温め直すだけでいいからな。…あと、飯を食ったら薬を飲んでおけよ、シンシア。」

(そのくらいならばできると、もう少しだけシンシアの看病を頼むことに。
内容は、煮込みハンバーグとちょっとした生野菜のサラダ、そしてパン。
シンシアには、体にいいスープに浸したライスを作ってもらった。

ただの風邪だろうが、ちゃんと薬を飲んで寝ておかないといけない。
しっかりとシンシアを休ませて、明日からまた元気になってもらわないと…。)

シンシア > 最近、料理の支度を手伝ってはくれてるけど簡単なものばかり
起き上がるのを止められて
人になる姿を見れば、作る気??といろんなことを心配することに

「…ノル」

包丁も火も味も、とりあえずアンセルが関わること全部は心配で
ノルのほうに目配せするように見つめ

惣菜を持ち帰ってくれたのなら、温めるくらいはできそうかなとか会話を聞きつつ
とりあえずソファーにもたれ掛かりながら
2人の姿が見えるように座り直し

アンセル > 「このぐらいならば任せてくれ。シンシアの料理よりも落ちるのは仕方ない」

買ってきてくれたのに文句などはないと首を振り
自分で出来るものを作るつもりであったがこれなら温めるだけで行けそうだと

「わかった、だが気をつけろ?火は恐いぞ」

温めるのもノルがしてくれると聞けば任せる事にしてシンシアの傍に戻る
もたれかかるシンシアの前に座って手を握り
視線はシンシアとノルを交互にと見て

ノーガルト > 「…分かっているよ、火事を起こさないようにだけは気を付けるさ。」

(いくら料理が下手なノーガルトと言っても、総菜を温めるくらいのことは問題なくできる。
ハンバーグを鍋に移し替え、火をかければゆっくりと、ソースを絡めるようにかき回す。
一応、温め方も女将に伝授してもらった、もちろん簡単な方法でだが。

スープライスも鍋に移し、弱火にかけてしばらく煮込む。
形が崩れると、ずいぶんと水分っぽくなってしまうらしいので、でき居るだけかき回さないように。
食べるのならば、せめて食べやすいようにするべきだと教えてもらったがゆえに。

温め直すだけなら、10分もかからなかった、
ハンバーグとサラダは自分とアンセルに、シンシアにはおそらく鳥からとった出汁だろう。
薄い白見かかったスープの中に沈められた、まだ形の残っている米。
それを、今回はリビングの談話用のテーブルの上に並べた。
シンシアがゆっくりと休めるように、できるだけ近い場所にと。)

シンシア > 「アンセル、あんまり近づくと…」

獣人に人の風邪がうつるのかわからないけど、言いかけて悩む
手を握るアンセル、人の姿でも狼の時と同じ
にぎにぎと手をつないだまま

ノルがキッチンに立ってる、温めてるだけだけど
いつも自分がいる場所に背の高いノルがいるのが新鮮だった
少し前は自分が外に仕事にいってて、療養中にノルが家事を手伝ってくれてたけど
その様子を見てはいなかったから

「ぁ…ありがと」

いつも食べてるテーブルからしたら、ノルの座ってる椅子の後ろ側にある
リビングのソファ、そこに温めてくれたものを持ってきてもらえたら
氷嚢をとりあえず外し、ちゃんと座りなおして

アンセル > 「火事になったらすぐに消すぞ。家がなくなるのは困る」

もし何かあれば飛んでいけばいい
なので温めるのはノルに任せるという目で見つめて
時々に身体を動かしては大丈夫かとのぞき込んだりもする

「大丈夫だ、俺は風邪に強いぞ」

移る事を心配するシンシアに大丈夫と首を振り
今度は人の姿で手をにぎにぎとつないで
シンシアと共にノルの背中を見ていれば用意が出来た様子

普段は食事に使わない雑談用のテーブルに料理が並べられると立ち上がり
せめて飲み物は用意しようとコップとミルクや水を運んで

ノーガルト > 「……そうだな、そのこともそろそろアンセルに話しておくか。」

(そう、ノーガルトには一つ計画があった。
かねてからこの国は、アンセルには少し窮屈だったのではないかと。
確かに彼は獣人ではあるが、この国ではミレー族という扱いを受けていても、何らおかしくはない。
それに税金もかかるし、何気にこの国で暮らすのは不自由ではないか。
そんなことを想い始めていたのだ。)

「二人にもそのうち話すつもりだったが…引っ越しを計画してる。」

(場所は、この町でもダイラスでもない。
街中ではない場所、海沿いに一軒家を立てて、そこに移ろうかという話だった。
人目につかない場所ではないにしても、せめてアンセルが自分を隠さずに生きられる場所。
そこを考えると、やはりこの町では居心地は悪いのではないか。
そんな考えから…よければ家を引っ越そうという提案だった。

食事を並べ、今日はお酒はやめておいた。
風邪をひいているシンシアの手前、たばこもお酒も目の前ではやめている。)

シンシア > 「そうなの?でもアンセルも気をつけてね?」

狼の風邪がわからないけど、手をつないだままでいると
ノルが用意してくれたかわりに
アンセルが飲み物を用意してくれてた水を受け取り

「アンセルもあっちで食べてきて?」

自分の調子が悪くなっても、ノルがいてくれるからアンセルのことも安心で
ノルからの話が急なことに驚きはしたけど

たぶん、ノルのことだから、ずっと考えてくれてたのだろうこと
感情的に、一時の気分での提案ではないはずだから

「うん、私はいいよ、アンセルが楽にいられるとこなら私は反対しない」

膝の上に温めてくれた器を置きながら大きめのスプーンで口をつけていく

アンセル > 「何の話だ…?」

ノルの神妙な様子に重大な話なのかと姿勢を正して聞く姿勢
そして離された引っ越しの話を聞くと考えてくれている事への嬉しさ
それと同時に住み慣れた家を離れる事になる寂しさが混じって

「大丈夫だ、ここで食べるぞ」

重要な話だし、それに一緒に食べたいとここがいいと告げて
急な話であるがきっとよく考えた事なのはわかるので何も言わず
それでいいという様に頷いて

ノーガルト > (狼であろうと、やはり生きているならば病気はつきものだ。
ただ、獣人の病気がどういったものなのかは、さすがのノーガルトでもわからない。
アンセルが大丈夫か同課は、むしろ付き合いの長いシンシアのほうが、気づけるのではないだろうか。
いくら家族といえど、すべてを把握できるほど、ノーガルトはできちゃいないし、ましてや預言者でもない。

引っ越しの話、やはり驚かれたか。
だが、かねてから思っていること…この国は、腐っている。
いや、この国がというよりも、この町が…といったほうがいい。
王都となお打ちつつも、その王座は空席が続き長年貴族が我が物顔ではびこっている。
ここ最近はおとなしいが、カルネテル家やほかの貴族がいつ何を起こすのかも不透明だし、何より魔族やシェンヤンとの一触即発。
そんな状態で、ノーガルトは戦えないとまではいわなくとも、非戦闘員のシンシア。
力は強いが、武器を使えないアンセルを、安心してこの町に置いておけない。
だからこそ、できるだけそういった小競り合いが起きにくい場所に、拠点を移すことを考えている。)

「ああ、もちろん今すぐという訳じゃない…金もないしな。だから…いつかそのうち、だ。」

(そう、いつかそのうちの話だ。
だが、いきなりサプライズでやるような話ではないので…まず二人には、そういう計画があると話しておこう。)

シンシア > 「ここの近所の人も理解ある人たちだけど
 そうじゃない人も街にはいるからね、いつも心配はしてる
 ちゃんと帰ってきてくれるか」

いつものテーブルじゃなくて、こっちで食べるというアンセル
頭を軽く撫でてから、低めのテーブルにアンセルのハンバーグも置かれると
そばにいることを、突き放すこともなく

「うん、まあ、今の生活なら…もう少ししたら貯まりそうだけどね
 そういう将来の引越しはいいと思う、ここの家も残しておけばいいし」

この家は育ての父親から譲り受けたもの
ここは、ここで…置いておけばいいと考えてて

熱のせいで味を感じることは微妙、薄味なんだろうけど
野菜とお米を柔らかくスープで炊き込まれたものは食べやすくて
冷ましながら、ゆっくり食べすすめながら

アンセル > 風邪を引けば症状は判るのでそうなれば大人しく寝ておけばいい
そういう考えで大丈夫と言っているのもあり

引っ越しの話にすっかりと驚き尻尾が忙しなく上下に動く
引っ越せばご近所さんに会えなくなるや頼ってくる近所のワンコにも会えなくなる
だが自分の事を考えてくれていてシンシアも乗り気なのでそれでいいのか…?
とすっかり考えがまとまらずに判らないという顔で揺れてしまい

「直ぐではなく何時かか……この家も残すのだな」

シンシアの心配しているという言葉に少し小さくなり
出かける時はもっと気をつけようと考えて

一緒に食べると言っても突き放されずに傍にハンバーグが置かれ喜んで口をつけ
引っ越しはまだ先とわかれば心配は後でにしようと悩むのは後にして

そっとノルの前に水の入ったグラスを置き
シンシアがゆっくりと食べているのに目を向ける

ノーガルト > 「で、だ……アンセル。お前の『子供』だが、肉屋の主人に会ってな。毎回こっちに来るから心配でたまらないそうだ。」

(あえて、からかい半分に『子供』という表現をした。
毎回、アンセルに会いに来ているあの子犬、もうすっかりと大きくなっているがまだまだ甘えたい盛り。
時折、アンセルを訪ねてここにきているのを目撃している。
森に行き、狩りの真っ最中でも来るものだから、ノーガルトが世話をすることもあるのだが…。)

「その子犬…面倒を見切れないから、こっちで一匹引き取ってほしいそうだ。」

(彼らも忙しいのだろう、ここのところ子犬をほったらかしているのが気がかりだったようで。
だから、こっちでよければ一匹だけ、面倒を見てもらえないだろうかという相談を受けた。
さすがに独断で決めるのはいかがなものか、ということで今は返事は保留ということにしているが。)

「いや、たまったからと言ってすぐに引っ越せるわけじゃないぞ…?何しろ、一から立てることになるんだからな。」

(土地を買い取って、そこに家を建ててともなると、やはりかなりの時間とお金が必要になる。
それに、この家からいろいろと物資を運び込む手間を考えても、おそらく半年…いやもっとかもしれない。
それだけの時間があるのだから、そのうち…という表現にとどめたのだ。

それに、最後の魔剣のこともある。)

シンシア > 「気になる?アンセルも食べてみる?」

彼らのハンバーグに比べると味気ないのに、興味ありそうに見つめてくる視線に気づきニコニコしながら
スプーンですくい、ふーふーするように息をふきかけて冷ましてから
アンセルのほうに差し出して

「はい、あーん、あついよ?」

ノルの話、「子供」とすぐにピンときた
最近大きくなってきた若い犬、ノルの提案にアンセルはどう考えるのか
その答えに任せようとは考えておく

ただ複数いたあの子犬たちのなかで1匹だけを選ぶのも難しい
数匹のなかの1匹を決めると、ほかの子はどうしょうと考えてた

アンセル > 「いいのか?一口欲しい」

肉料理が大好きなだけに他の料理に目が向くのは珍しい事
興味があってみていればシンシアの言葉に頷き
あついというのを覚ましてもらい一口ぱくりと食べ、美味しさに尻尾が揺れ

子供と言われると一瞬悩むが直ぐによく遊びに来る子犬のころから面倒を見ていた子犬の事
一匹と言われると少し考え……首を左右へと振る

「ノル、そうしたいのはやまやまだが…どの子にするかなど選べない
それにだ……家族とも離したくはない。その分俺が面倒を見るようにする」

頼ってくれるのは嬉しい、でも家族が一緒に居るのは引き離せないからと声を落として返して。

そして引っ越しは既に家があると思っていたが1から立てるらしい
なら直ぐには引っ越さないとそれで判れば安心をしてしまって

ノーガルト > (シンシア用に作ってもらったものなので、正直味は薄いだろう。
ハンバーグを食べていればなおさら、おそらく味が相殺されてしまって、水っぽさもあるかもしれない。
だが、それでもうまいというならば、軽く肩をすくめた。
アンセルはこの家で、何でも美味いと言って食べているからこそ。)

「……だろうな、だったら一つだけ約束しろ。…新しい家に移って、面倒を見に行くのは構わない。だが、ちゃんと夜には帰ってくること。」

(それを約束できるならば、家とその場所の往復を許そう。
まるで子供に言い聞かせるような言葉だが、アンセルだからこそなのかもしれない。
それに、シンシアもここのところ教会勤めになっているような感じもある。
だから、この町から完全に離れることはできないだろう。

だが、ノーガルトはこの町で自分の家を持つのは…どうしても気が乗らなかった。
この町に住み始めて、そろそろ1年になるが…いいところがなかなか見つからない。
精々、アンセルやシンシア、そして女将や仲間と呼べるものができた、くらいだろうか。
汚いところ、腐っているところしか見えないこの町で、自宅を持つことに対して…よしと首を縦に触れなかったのだ。)

シンシア > 一口のおすそわけ、おいしそうに食べるアンセルを見ては嬉しそうに

食べやすく消化によくしてくれてるから
ゆっくり、でも全部たべきれた

「ノル、ありがと、ごちそうさまです」

膝の上の器をテーブルに戻し
買って来てくれてた解熱剤もちゃんと飲む
女将さんにも今度お礼をしなきゃとか、頭の中でぐるぐる考えてて

ノルなりに心配してのこと
アンセルの答えと、ノルからの約束に口を挟むことはしない
自分もノルも、アンセルのことを大事に思い心配してることと
子犬たちのことを理解もしてるからこその話と決断なのだろう

お薬も飲んだら毛布を引き上げて、ソファーに深く横になるように頭に氷嚢をのせ戻って

アンセル > 何時も味の濃い肉料理を好んで食べていたが薄味も美味しく
この料理が何かは判らないが次にリクエストしてみようと決めて
もう一口欲しかったがそこはシンシアの食事をとってしまってはと我慢

ソファーに横にとなればそっと手を握り

「わかっている。ちゃんと夜には家に戻るぞ。
もし戻れないときは今でも言っているつもりだ」

必ず戻るとノルを見て頷き
今でももし戻れないときは朝に言っているのだから守ると
恐らく引っ越して街に来なくなれば子犬たちは危険を顧みずに新しい家を目指す筈
そうなって大変な事が起きるかもしれないと思えば日帰りで行き来すると決め

「ありがとう、ノル」

心配してくれているのがよく判っているのでお礼を告げて

ノーガルト > 「……アンセル、食え。」

(大きな体だし、確かにノーガルトもたくさんは食べる。
だが、家族が足りないと言っているのだから、自分が我慢するのは至極当然のことだろう。
ゆっくりと食べ進めていて、ハンバーグはまだ半分ほど残っている。
それをアンセルの方に押し遣り、これを食べろと差し出した。)

「…そうだな、じゃあ明日肉屋の主人には、俺から話をつけておこう。急がないと、別のところに子犬が行ってしまうからな。」

(数が数だけに、すでに別のところにも話はつけられているのだろう。
親犬はいなさそうだが、子犬の数がいくつもいる。
それをすべて面倒を見るのは、やはり大変なのだろう。
シンシアが食べ終え、解熱剤も飲んだのを確認すれば。
食欲はちゃんとあるのならば、治りも早いだろうと判断。
そこまで心配はないかと…少し安心した。)

「気にするな、家族として当然だろ?」

シンシア > アンセルも心配、子犬も心配
でも自分にとっては、アンセルのほうが家族でどうしても優先してしまう
戻らないと心配もするし、不安にもなったり
そんな様子をノルが知ってたからの約束なのだろう

「ちゃんと明日はご飯つくるから、ごめんね」

お惣菜として用意してくれてても
2人には足りないのだろう、いつもの夕食の量が多すぎるせいかもしれないけど
申し訳なさそうに毛布を首までひきあげたとこから
2人にあやまって

「ノル、私、今夜こっちで寝るから…移しちゃうといけないし」

ノルは外で仕事をして疲れてる
風邪を移す心配もあるけど、隣で風邪引きと眠るとか
気を使わせそうで、申し訳なさそうにつげて

アンセル > 「シンシアは頑張り過ぎだ。これからは俺ももっと手伝う
だから今日は休んで欲しい」

何時も家事が大変なのにその上に自分の事も頼んでいる
その事にほんとうにごめんと完全に小さくなって頭を下げて
明日からはという言葉にはもっと手伝うからと

「いいのか?ありがとうノル」

自分の分とシンシアに一口もらって少しまだ足りなく
ノルがハンバーグをくれると目を輝かせてありがとうと口にして早速食べだす

「すまないがたのむ。俺からは言いにくい……。ノルには感謝しかない」

子犬たちの件もノルが話を聞いていなければきっと知らない間に散り散りになっていたはず。
それが一か所でずっと居れるのはノルのおかげだと感謝を見せて

「それでもだ、本当にありがとう」

ノーガルト > 「ん、そうか……じゃあ後で毛布なんかを持ってこないとな。」

(シンシアがこっちで眠るというのであれば、毛布やまくらが必要だろう。
いや、枕ならばここにうってつけのがあるし、そっちは別にいいか。
今はまだ片付けも済んでいないし、毛布などは後で持ってくるかと、まずは空になった皿を重ねた。)

「俺が頼まれたことだからな、責任をもって俺が全うさせてもらうさ。」

(かねてから、多い子犬の世話が大変アdという愚痴はあった。
何しろまだまだ若い子犬たちだ、わんぱく盛りで店のものに手を出す仕草もあった。
そのあたりのことから、困り果てていた肉屋がこっちに助けを求めてきた。
それだけの話だから、何ら気にすることはない。)

「あ…じゃあ俺から一仕事頼もう。子犬たちに、店の物に手を出さないよう、しっかり躾けてやってくれるか?」

(だが、思いついたようにアンセルに提案。
肉屋が困っているのはわかっている、だったら別の方法でその問題を解消してやればいい。
同じ獣…アンセルは微妙に違うが、其れだ。
きっと、子犬たちにもわかりやすいだろう。)

シンシア > 「肉屋の御夫婦もアンセルのことは理解してくれてるから、よかったね」

獣人であることも、狼姿で話せることも知ってくれてる
ミレーとの偏見も差別もしない人たちが、この近所にはいてくれるのは
ありがたいことで

ノルからも話しておいてもらえるのであれば
任せて安心と思い
この家に遊びにくるときはアンセルがいるから良い子でいた子犬たちも
おそらく、アンセルが離れた後は肉屋でやんちゃしてたからだろう

片付けをしてくれてるノルに、毛布をあとでと聞けば、頷いて

「明日は、たくさん作るね、ノルたぶん保冷庫のほうに
 昨日つくった燻製のベーコンもあるから…よかったら」

お酒のつまみにでも、昨日の残りものだけど少しはあるだろう
いつもは夕食にお酒も添えてるのに今日は出してないことを気にして声をかけ

アンセル > 「あそこのご夫婦にはいつも世話になる。本当に感謝しかない」

自分の事を知ってくれて理解してくれている数少ない人
取った獲物も買い取ってくれるので本当に世話になりっぱなしで

ノルが自分が頼まれたこと言うがそれでも感謝は忘れない
子犬たちが別れずに暮らせれるのは間違いなくノルのおかげなのだから

「仕事?そういう事か。わかった、任せておけ
きちんと全員に教えておこう」

店の商品に手を出すと聞けばそれは困ったという顔に
それの躾と聞けば任せておけと頷いて請け負う

ノーガルト > (肉屋の夫婦も、わざわざ仕入れなくてもアンセルが肉を、売り物を持ってきてくれる。
それだけで儲けが増えるし、何より客の評判もいいらしい。
何しろ、新鮮な肉のほうがやはり鮮度が違うので、美味いはずだからと。
実際、アンセルが狩ってきてくれる獲物は、時折食卓に並べるが美味い。
シンシアの料理の腕前もあるのだろうけど、美味いのだ。)

「ああ、よろしく頼むぞ、アンセル。…ああ、明日にでもそっちは酒のつまみにさせてもらうさ。」

(実は、ちゃんと3人囲んでの食卓でないと、ノーガルトは飲まないのだ。
その生活に慣れたというよりも、その酒の味を知ってしまったので、抜け出せないというか。
やはり、みんな一緒の食卓でじゃないと、酒がまずく感じてしまうのだ。

片づけを済ませると、ノーガルトは毛布を…二人分持ってきた。
一つをシンシアにかけると、もう一つを軽くテーブルを押しのけ、床に敷く。
いつもノーガルトが使っているものだから、すぐわかるだろう。)

「アンセルは俺の枕だ。その代わり、毛布を半分やるよ。」

シンシア > 「でも、アンセルもあっちの御夫婦には感謝されてるんだからね?
 獲物を最小限の傷で仕留めて持ってきてくれてるから
 毛皮としても使える部分が広くとれるし、肉も新鮮で臭みもない」

アンセルができることと
肉屋さんの欲しいもの、アンセルの力だからできることは
仲介して仕入れるほかの肉よりも、質はいいことをアンセルはあまり知らないようで

片付けを済まされるとお酒は…今夜は飲まないようで
たぶん、自分を気遣ってくれてのことだろうと気づく

その次、毛布を持ってこられて…不思議そうにみてると
ノルはここで寝る気なのかと、床で??

「ノル…ここじゃ移っちゃうと…しかも床なんて、体痛くなっちゃうよ」

同じ場所にいると風邪をうつすのを気にして別で寝ようとしてたのに
しかもベッドじゃなく床の硬さは体に負担ではと、ソファから声をかけて

アンセル > 「そうなのか?俺の方が感謝をしているんだぞ?」

獲物を捕まえても3人では食べきれない量が多い
それを引き取ってもらえるのだから感謝していると
まさかの肉の質がいいなどとは全く考えていなくて
 
「勿論だ、そんな悪い事をしていたのは予想外だった」

こちらに来ているときは良い子だっただけにまさか店の商品に手を出しているなど考えもせず
それを聞けばきっちりと躾けないといけないと考えて

空になった食器をノルが片付け持ってきたのは毛布
そして告げられた言葉に心得たとばかりに狼に戻れば床に寝そべり枕姿勢に

ノーガルト > (肉屋にはあまり立ち寄ることがなかったので、ノーガルトも知らなかった。
しかし、やはり子犬とは言えわんぱく盛りなのだろう。
確か、飼い始めたのはアンセルがこの家に戻ってからだったはずなので、まだ1年もしていないかもしれない。
ノーガルトがこの家に来たのも、ほとんど同じ時期くらいだったはずだから。)

「まあ、猫かぶりならぬ犬かぶりという奴だったんだろうさ。…ああ、気にするなシンシア。床で寝るのも嫌いじゃない。」

(それに、ベッドから落ちる心配もないしな、との冗談めかした声。
毛布を敷けばいくらかは痛みは緩和されるし、こっちには最強のアンセル枕がある。
少しうらやましいだろ、というような顔を向けて見せたりもして。)

シンシア > 「ぁあだって…それじゃノルが…」

アンセル枕は…今日は貸してあげよう、いつも自分はお昼寝一緒にしてるんだから

それよりも自分がこっちで眠る意味がないような気になってきた
枕と受け入れて用意してるアンセルと
床に寝ようとしてるノルをソファから声をかけてるけど

「…ごめんなさい」

これも自分の体調のせい。ご飯も満腹にさせてあげられてないし
眠るとこまで体を休められないようなとこに寝かせてる…
自分のせいだと、大人しくなり

「早く治すから…」

シュンとするようにソファに横になりながら毛布をかぶって薬も効き始めたか
少し黙ったかと思えば、スースー寝息をたてはじめてる、顔はまだ少し赤みがあるけど
翌朝には、元通りに家事に動き回るのだろうけど

アンセル > 「ノルはシンシアが心配なんだ。あきらめろ、シンシア」

すっかりと枕姿勢で床に寝そべってソファーのシンシアを見上げ
謝る言葉には何でもないという様に首を振る

「謝らなくていい、それよりも治ったらもっと頼って欲しい」

シンシアは悪くない、悪いのは俺たちだと告げれて今度こそ伸びてしまい

「本当に油断をしていた。悪い子たちだ」

大きくなって安心していたがやはりまだ子供だったかと考え直し
明日から早速躾けていかなければと思いながら…目を閉じて