2017/09/27 のログ
ご案内:「平民地区 端っこの自宅」にシンシアさんが現れました。
ご案内:「平民地区 端っこの自宅」にアンセルさんが現れました。
■シンシア > 夜になると涼しくて
自宅の暖炉前、アンセルのおおきな体にもたれかかりながら
チーズボールを手に
「はいアンセル、あーん」
お酒のおつまみ
アンセルはお酒飲まないので、おつまみのおすそ分け
自分のほうには、りんご酒をグラスに入れてるのを置いてて
■アンセル > 日中こそ熱いが日が暮れれば涼しくなる時期
昼間に日を沢山浴びてフカフカになった毛皮でシンシア受け止め
暖炉の前でのっぺりと寝そべって
「わふ。あーーん」
すっかりと狼ではなく犬の様な姿で口を開けチーズボールを食べ
もぐもぐと口を動かして美味しそうに食べればご機嫌に尻尾を揺らし
もう一個欲しいと前足でシンシアに触れて
■シンシア > 「おいしい?」
ぱくっとおおきな口がすぐに食べてなくなった
もう1つ、包を開いて
前足で催促されると、はいはい、ともう1つポイっと口の中に
「アンセルもお酒飲めたらいいのにねー」
背もたれにあるのはアンセルの体、おおきな黒い犬ソファー状態で過ごしてた
ご案内:「平民地区 端っこの自宅」にノーガルトさんが現れました。
■アンセル > 「美味しいぞ。もう一個食べたい」
チーズボールは直ぐに口の中に消えてなくなり
お酒のおつまみはあまり食べることがないのでもっと食べたいとおねだり
もう一つ貰えば美味しそうにあむあむと食べて
「酒は苦手だ。ふらっとなる」
揺らしていた尻尾でシンシアを包むようにして首を振り
アルコールは匂いも味も苦手だと残念そうにする
■ノーガルト > (なんだか、久しぶりに仕事に出た気がする。
証人の依頼ではなく、冒険者としての討伐の依頼だった。
九頭竜山脈を根城にしている、新しい山賊の討伐以来。
久しぶりに大暴れできて、ノーガルトとしても随分ホクホクの依頼だった。
報酬金もよかったし、これならまた家族で旅行にでも行けるかもしれない。
今度は3人で、どんなところに行きたいのか。
それを相談してみようかと、ノーガルトは考えながら自宅の扉を開けた。)
「シンシア、アンセル。いまかえったぞ。」
(二人には、もちろん今日の仕事の内容を話してあった。
だが、ただの山賊相手に今更負ける要素などありはせず。
一人で行くわけでもなかったので、今日も何事もなく、この男は帰ってきたのだ。)
■シンシア > お皿の上にはチーズボールとかサラミ、アンセルでも食べれそうなものを盛ってた
ご機嫌に食べてくれるアンセルと自分のお酒時間
尻尾のもふもふがお腹あたりにくると毛皮に包まれて腰もお腹も暖かい
今度はビーフジャーキーを1枚、口元に持っていってると
扉が開いて
「あ、おかえりなさい」
こっちー、と、手をふりながら
キッチンとは扉を挟んで逆側にある暖炉の前の広いスペースで2人で過ごしてた
「ノル、なにか食べる?軽くなら、すぐできるよ?」
アンセルの頭を撫でながら
■アンセル > つまみの乗る皿に視線を向けると美味しそうな酒の当てが並んでいて
どれも食べたいと目を輝かせるが自分では口を伸ばさずに大人しく待つ
温かい時期ならば伸びているが涼しくなりだせば尻尾でシンシアを包むことも忘れない
次も欲しいと前足でトントンと叩きジャー気を持てばすっと頭を上げて
口元に来たジャーキーを咥えた所に扉の開く音
おかえりと言いたいがジャーキーを食べるのが先とハムハムと顎を動かし
食べ終えて帰宅したノルに視線を向ける
「おかえり、ノル。疲れたか?」
撫でられ気持ちよさそうに目を細めて問いかけて
■ノーガルト > 「………つまみ、か。」
(リビングへと入ったノーガルトが真っ先に目に入ったもの。
それは、簡単ながら最高の酒のつまみだった。
こたりで酒盛りをしていたという訳ではないだろうし、おそらくちょっとしたブレイクタイムのおやつ、という奴だろう。
ノーガルトも、宿を使っている時はよくやっていたことだし、咎めるつもりはない。
だが、その手がささみを一つつまみ、口の放り込むのくらいは、許してほしい。)
「まあ、多少はな…?面倒な相手ではあったことだし…。」
(だが、これで山賊の脅威はほぼなくなったといえるだろう。
もし山に旅行に行って、山賊に出くわしたなどとしゃれにもならない。
そういう意味でも、この依頼を受けたのは正解、と言えるだろう。
何か食べるか、の問いにはノーガルトは軽く首を振った。
実は、付き合いで飯を一緒に食べてきてしまったのだ。
しかし…これだけは譲らなかったことがある。)
「シンシア、その代わり俺にも酒と、何かつまみを用意してくれ。今日は3人でゆっくり飲むぞ。」
■シンシア > お皿の上には、おつまみでもあり、ちょっとおやつのようなものを数種類
2人で食べてたとこ
ノルの今日の仕事は聞いてたけど、もちろん無傷で帰ってきてたのに安心
コチラに気づいて荷下ろしのあと、来てくれるのと入れ替わりのようにキッチンへむかい
「ん、わかった待ってて」
簡単なものでよければと、ソーセージを数本だけ焼いて
エールの瓶と冷やしてるグラスを持って戻ってくる
アンセルには底のある器にアイスミルクを入れてきたものを目の前に置いて
「アンセルは、こっちね」
■アンセル > 「危険な仕事と聞いていたが無事でよかった」
どうやら大けがもなく無事に戻ってきた姿に安心して
血の匂いもしないので隠していると言う事もないだろうと
パタパタと尻尾を揺らしてノルを迎え、入れ替わりにキッチンに向かったシンシアを見送る
「ノルでも面倒と思う相手がいるのか」
てっきりそういうものがないと思っていただけに意外そうに見て
目の前にミルクの入った器を置かれて早速舐めて飲み始めて
■ノーガルト > 「まあ、あの程度ならそんなに難しくはないさ。」
(魔物がいればまた話は変わっただろう。
だが、ただの人間相手ならば、ダインを持ち込んだノーガルトならばそこまで苦になる相手じゃない。
相手が、アンチマジックのアイテムを持っていたら話は変わったが、それもなかった。
なので、別段傷を負うような事柄はなかったということだ。
もっとも、ダインの能力を使ったのだから、もちろん疲れた。
神速とも呼んでもいい能力と引き換えに、体力を大きく削るダインの能力。
それを使ったのだから、疲れていないはずがないのだ。)
「…数と、地の利がな。」
(だが、ノーガルトになくて相手にある物も、もちろんある。
それが地の利と、そして数である。
それを考えて相手にしなければならないのだから、やっぱり面倒といえば、面倒なのだ。
シンシアから、冷えたエールとグラスを受け取り、ソファへと据わる。
暖炉のそばでは、今はまだ熱いくらいだが…そのうち、この日が恋しくなる時もあるだろう。)
「ああ、そうだ。二人とも…どこか、旅行に行くなら行きたいところはあるか?」
■シンシア > ソファに座るノルの下
ノルの足元の床にアンセルは寝そべってるけど、自分も座って
先ほど入れてたりんご酒に口をつけながら
アンセルにも焼いてきたソーセージを1本つまんで口元に
「はい、アンセルのぶんね」
ノルの話も用意しながら聞こえてた
戻ってから出かける場所と聞かれて
「うーん……もう少しで寒くなるものね、温泉とかどう?」
冬のキャンプは寒くて大変そうだし、逆に寒さを楽しめるようなとこを考えるけど
すぐに浮かばなくて
■アンセル > 「そのあの程度の基準が判らないがノルはすごいぞ」
武器を使うと言う事自体が素人なのでノルのいう事が謙遜なのか事実なのかが判らなく
たがそれでも無事に帰ってきたと言う事が大事
良かったよかったと安心した顔で
そうしていればシンシアも戻ってき、口元に持ってこられたソーセージに口をつけて
「はふはふ……うまいぞ」
出かけたい場所と聞かれ考えはしたが今はソーセージに夢中
シンシアがノルに行きたい場所を告げるのを聞きながら尻尾を揺らしてソーセージを食べ続ける
■ノーガルト > (ソーセージに夢中のアンセルを見ながら、ノーガルトはエールを口につける。
我が家に帰ってきて、ゆっくりとした時間を過ごせるこの空間が、ノーガルトにとってどれほどリラックスできるか。
二人と一緒に、ゆっくりと時間を過ごしている。)
「温泉か……、其れなら、九頭竜山脈の頂上付近にあるところなんかいいかもな。」
(以前、3人でいったあの宿だ。
そろそろ冷たくなってくるので、さすがに川で遊ぶなんてことはできない。
だが、釣りをするくらいならばきっとまだできるだろうし、また3人で川べりで遊ぶのもいい。
そんなことを、ノーガルトは提案してみた。)
■シンシア > アンセルが火傷しないか気にかけながら、食べ終わるくらいに
チーズボールの包を開いて手の上をコロコロ転がしてる
強請られたら、手の上のを食べてもいいしと…
「でも、そこ…たしか高かったよね…」
節約してるつもりはないけど、豪遊にも慣れていないから
普通の宿でいいのだけど
カランと氷を揺らしながら口をつける
「でもノルのいきたいとこは?…いつも私らのほう聞いてくれるけど」
ノルの行きたい3人で過ごす場所というのは、ないのかなと
■アンセル > 一口齧れば肉汁で口をパクパクとさせるがそれでも食べるのは止まらう
むしろそれがおいしいという様に前足で抑えて懸命に食べて
温泉と聞こえれば顔を上げて
「温泉にいくのか?前に行ったあそこならゆっくりと出来るな」
釣りをして川で遊んだことを思い出せばそこでいいと二人を交互に見て
そうしてソーセージを食べ終えれば目敏しシンシアの手の上のチーズボールに気が付き
それも欲しいと前足で手招きをするようにおねだりをして
「俺はシンシアとノルと行けるならどこでもいいぞ」
しかし場所と言えば浮かばず…そう告げるだけで
■ノーガルト > 「………まるっきり犬だな…。」
(少し苦笑をしながら、前足でおねだりポーズ。
こんなに大きくて、しかも牙も随分と大きいはずなのに、その仕草はまるっきり犬だった。
もっとも、本人がそれでいいと言っているのだから、気にする必要はおそらくないのだろう。
以前取った宿、確かにほかのところに比べれば若干割高だろう。
しかし、依頼をこなし続けているノーガルトにとって、球の休日くらいは家族と、少しくらい良い思いをしてもいい。
家族サービスには、お金に色を付けないつもりだった。)
「別に、旅行の金に糸目はつけるものか。…ああ、そうだ。後で直しておいてくれ。」
(今日の報酬だった。
酒代として少し貰っているが、添え利害は大体家に入れている。
貯金はこの間、少し長旅をした時に切り崩していたから、それも踏まえて。
少しだけ多めに、ノーガルトは今日の稼ぎを、シンシアに手渡した。)
■シンシア > 手の上でコロコロ転がしてたチーズ
ノルと話をしてると、手にアンセルの肉球が触れた感じに
手を口元に持っていって
「うーん…ノルがいいのならいいけど」
無理させてるわけじゃないのなら、その言葉に甘えるように
少しだけ豪華な旅行を楽しみにするだけ
「はい、ありがと…ちょっとおいてくるね」
受け取った報酬はいつもより多い、重たく感じる包みを受け取り
お金をそのまま置いておくのは…不安で、先にノル用の金庫にしてる箱にいれてこようと
その場を離れてく
■アンセル > 「……狼だぞ?」
ソファの下で寝そべりソーセージを最後まで食べ終えノルを見上げ
犬と告げられ狼と返すがその姿はもはや大きすぎる犬であり
シンシアの手に前足で触れていけば口元に手が来て、転がされていたチーズボールをぱくりと食べる
「旅行とは高くなるものなのか?」
実は旅行にお金が多くかかる等知らなかっったのでシンシアの言葉にノルを見てしまい
ノルが手渡した袋をシンシアが運び離れるのを見上げて
ノルの足に触れておつまみをくれとおねだりをする
■ノーガルト > 「いや、わかっているんだがな……。」
(最近、仕草を見てもどうしてもアンセルを犬と思ってしまう。
ずっとこうして家を護ってくれている者であり、大事な家族なのは言うまでもないことなのだが。
時折、アンセルをどうしても犬、という認識になってしまうのだ。)
「まあ……安くしようと思えばできるんだがな。」
(だが、お金を節約する旅行はあまりしたくない。
せっかく家族で出かけるのだから、そのときくらいは金に糸目などつけたくないのだ。
エールを飲み干し、アンセルにジャーキーを差し出しながら。
金庫に向かったシンシアの後姿を目で追いつつ。)
■アンセル > 「そうならばいい。俺は狼だ」
自分が最近犬化しているなど思わずにきっぱりと言い切り
庭で家を守り、集まる子犬の世話をする姿は知らないものは大型犬と見ている事実
なので犬と見ても仕方がなく
「そうなのか?俺は金銭的な事はよく判らないが…」
安くできると聞けばそうなのかと驚き
ではどうして高いのだろうと不思議そうにしてしまい
ノルから差し出されたジャーキーを咥えれば前足で抑えて食べて
時々にシンシアに目を向け戻ってくるのを待つ
■ノーガルト > 「………あ、ああ…そうだな。」
(自覚が、ないのだろうか…?
自分自身をオオカミと言い張るのは決して間違っていることじゃない。
実際、アンセルはオオカミだし、獣人であるのは間違いない。
だが…なぜだろうか。
ここ最近の仕草や、今の仕草を見る限り…どうしても犬としか思えないのだ。)
「ああ、だが安い宿だとサービスが悪かったり、楽しくなかったりするからな。」
(どうしても、宿代とそれらは比例する関係にある。
安い宿だと、どうしても楽しくないというのが出てくる可能性がある。
其れならば、いっそ金に糸目をつけずにいい宿に泊まったほうがいい。
ノーガルトの持論ではあるが、とりあえずそういうことだ。)
■シンシア > 戻ってくる途中、ノルのエールが空き瓶になってるのに気づけば
もう1本あけて戻ってきた
「ノル、いつも、ありがとね、ごくろうさま」
グラスに注いで、今度はノルの隣のソファに座り
ノルもアンセルもできる仕事をして家にお金を入れてくれてる
2人分の稼ぎは個別に分けて保管しているから
たまっていくだけだけど
「アンセルは、眠くない?」
いつものアンセルなら、夕食とおやつも食べて満腹になって眠いと言い出すかなと思ったから
ジャーキーを食べてる頭と首のとこを撫でながら
様子を伺い
■アンセル > 「へんなノルだな。俺は狼だと知っているだろう?」
こうして寝転がって尻尾を振る姿が野生のかけらもなく
きっと撫でれば尻尾を大きく振って大喜びするはず
そしてお金の高い理由を聞けば納得をして頷き
そうする間に戻ってきたシンシアに首の所を撫でられると目を細めて
「少し眠い…美味しいものは眠気を呼ぶな」
素直に眠いと告げてジャーキーを食べきる
■ノーガルト > 「あ、ああ……もちろんだとも。」
(そうだ、アンセルはオオカミだ……。
そのことを決して忘れているわけではないのだが、どうしてもアンセルが犬だ、という錯覚を抱いてしまう。
ジャーキーを食んでいるアンセルから目を放し、注がれているエールに目を移した。
こうして、家で飲むようになってずいぶんと酒代が浮くようになった。
シンシアにも無理を言って、酒を多めに買ってもらっているのだが、やはり家で飲む方が安上がりなのだ。
おかげで冒険用の消耗品にお金を回せるようになり、以前よりも準備に余裕が生まれるように。
近いうちに、また遠征依頼などを考えているだけに、これは非常に助かるのだ。)
■シンシア > 「うん、ノルも帰ってきたし…アンセル眠くなったら、寝てもいいからね?」
一人にしないようにと、ノルがいない間は常についててくれてる
夕食のあとに、あれだけおやつをミルクをお腹にいれたら
さすがに満腹の眠気もきそうぽくて
首のとこを撫でながら
まるっきり犬の姿の時は犬扱いしてるけど
気にしてなくて狼だろうがクマだろうが…たぶん同じ犬扱い
もふもふしたものが好きだから、狼姿のアンセルには結構、甘やかしで
■アンセル > 「……?」
なぜか口どもり目を放す姿になんだろうと気になってしまい
しかしノルが言わないのならば些細な事だろうとそれ以上は気にせず
「そうか…?では済まないが俺は休むぞ」
シンシアが一人ならば無理にでも起きている
しかしノルが帰ってきたのならば安心して任せれる
それだけに首の所を撫でられる気持ちよさに目を閉じて
犬になりきっている背景にはシンシアに甘やかされていると言う事もあり
それに加えもとより犬っぽい性格でそう見えて
今も満腹と安心感から眠気に負けて目を閉じれば静かに寝息を吐き出して
■ノーガルト > (まあ、どもったとしてもそれ以上はアンセルは聞いてこないだろう。
些細な事なのは間違いない、しかしどうしてもアンセルが狼であるという事実は、薄れてしまっている気がする。
だが、根本的なことはたった一つだけ。
アンセルは大事な家族、それ以上でもそれ以下でもないのだ。)
「ああ、おやすみアンセル。ゆっくり眠ってくれ。」
(帰ってくるまで、アンセルはいつもシンシアを護ってくれている。
その気疲れも、おそらく彼は黙っているがあるのだろう。
甘やかされていても、自分がいない間はシンシアと一緒にいてくれる。
自分にできないことを、アンセルがしてくれているのだから、何も言うまい。
寝息を吐き出し始めたアンセル、その首元を軽くなでてやる。
あまりアンセルをなでてやる機会はないので…まあ、たまにはというやつだ。)
■シンシア > アンセルの背中を押して、受け入れてくれてるノルと
ノルを最初は恩人としてでも受け入れてくれたアンセル
2人がいるから、自分が大事なものをなくさずにすんだこと
どちらも大事で大好きで
ノルが眠るアンセルの首のとこを撫でてるのも嬉しく眺めながら
りんご酒のグラスに口をつけながら
「また温泉いけるの、楽しみ、ありがとノル旅行のお誘い」
■アンセル > 「あぁ……お休み」
目を閉じて一声だけ返して耳が動き
二人の会話を聞きながら撫でられる気持ちよさはまさに格別
直ぐに睡魔に負けて寝息をこぼして…尻尾がぺたりと床に伸びて
ご案内:「平民地区 端っこの自宅」からアンセルさんが去りました。
■ノーガルト > (アンセルが眠ったのを見送ってから、ノーガルトはお代わりのエールに手を付けた。
食事の際に、もちろん誘われはしたものの今回は家で飲むからと、酒を断ったのだ。
かなり勇気のいる決断だった、まさか自分だけ飲まずにしらふでいることの、なんと辛いことか。
だが、家で待っている家族のことを想えば、ほんの少しの我慢だった。)
「ん……ああ、いやなに、気にするな。俺もいきたかったからな。」
(なんだかんだで、温泉旅行はノーガルトも楽しんでいた。
温かい風呂にうまい飯、そして何より家族でいられること。
その旅行に金を使う事なんて、酒よりももっと大事なことだった。)