2017/08/13 のログ
ご案内:「ダイラスの宿」にシンシアさんが現れました。
ご案内:「ダイラスの宿」にアンセルさんが現れました。
■シンシア > ダイラスにもう少し滞在を延ばして
アンセルのこともあるし離れを借りたまま、その中では自炊もできるから
傷薬を作りながら、隣では朝食もつくってて
「アンセル、そのパンはテーブルに置いててね?
こっちはアンセルのミルクね」
トーストを運ぶことをお願いして、グラスにはミルクを
卵やソーセージ、ほうれん草などをソテーしながら
オープンサンドにできるように、朝からボリュームのあるものを用意してた
ご案内:「ダイラスの宿」にノーガルトさんが現れました。
■アンセル > 街中、しかも宿でがオオカミ姿は拙いと人型でいることの多い今
街の外で積んできた薬草を鍋にと入れて煮込む合間にお手伝い
今は言われたように朝食をテーブルに運び
「パンはテーブルで、これは俺のだな」
解ったと頷けば先にパンを運び
それを運べば次はミルクの入ったグラスを運ぶ
慣れない環境でバタバタとするが普段のようにしていて
■ノーガルト > (傷の方は、かなり順調に回復に進んでいた。
刺突武器による攻撃は、確かに深く見えるだろうが…そこまでひどい傷にはならない。
骨にも異常はなく、傷だけだったというのが幸いしただろう。
ノーガルトの朝は、基本的には遅い。
どこにいてもそれは変わらず、起きるのは昼頃と決まっていた。
だが、もちろん例外という時も必ずある。)
「ふわぁ~………。」
(眠そうな目、大あくび。
いつものあの鋭いまなざしはどこへやら、後頭部をかきながら、ノーガルトは間抜け面で、寝室からのっそりと出てきた。
そんな目をしているから、がつんっ!とドアの縁で頭を打ち付けたりもする。)
「あだぁっ!?」
■シンシア > 「うん、でこっちがノルのね
ベッドまで持っていける?」
トレイに乗せたのは先ほどの朝食と
季節的に暑いかもだけど、クラムチャウダー、オレンジを切ったもの
お酒もそろそろ大丈夫そうだから、アサリの酒蒸しを少しだけつけてみた
オレンジもほうれん草もアサリも鉄分不足にはいいと聞いたから
季節でなくてもアサリを手に入れられたのは、ダイラスのおかげ
トレイを手渡ししてるときに、出てきたノルが…頭をぶつけた音を聴いて
「……なにしてるの?もういいの起きても」
長身のノルには、気を付けばぶつけそうなとこは多くて
ベッドでなくてもいいのなら、テーブルに、とアンセルに伝え直し
「はいこれで、全部
私とノルのはオレンジジュースね、しぼりたてだから」
オレンジジュースをグラスにいれて、テーブルについて
朝早起きして、3人の朝食の支度をしてた
いつもより品数は多いのは、ノルの傷の回復のため全部食べてもらうために
少し量も増えてた
■アンセル > 「それがノーガルトの分だな。持って行けるぞ」
トレイに乗った食事を受け取ると鼻をひくひくとさせて匂いを吸い込み
これからベッドに持っていこうと思えば聞こえた音と声に振り返る
そこにはドアに頭をぶつけたノーガルトの姿で
「何をしている。怪我人は休むのが仕事だぞ」
そんな姿を呆れて見て、シンシアに来たならばこっちだなと確認を取り
トレイの食事をテーブルにと置く
普段よりも量が多いがこれも怪我を治すため
しっかり食べるようにと見詰めて
■ノーガルト > 「あたたたた………。」
(完全に寝ぼけていて、頭をぶつけたものだからかなり痛い。
婦さんのあのきりっとしたノーガルトの姿なんかどこにもなくて。
こういう時だけは、この男の素が見え隠れするだろう。
自分を偽ることなく、ただあるがままを見せている。
それだけ、彼らに気を許しているということにもなるのだが。)
「いや…もう少し寝ていようかとも思ったんだが…目が開いてしまってな。」
(怪我も歩くには問題はない。
トリシューラの試練で受けた傷も、痛みはまだ残ってはいるものの。
やはり、体を動かしていないのと―ガルトは落ち着かないのだ。
目が覚めたからこそ、朝飯でも一緒にと思っていた。
彼らが早起きしているのは知っているからこそ、起きれば朝飯にありつける。
だが、それをしないのは…ノーガルトの朝の弱さからだろう。)
■シンシア > 起きて歩けるだけマシになったのだろうと
まだ傷は痛々しく見えるけど
毎日消毒もしてるし、ノル自身の回復力の強さもあるのだろうけど
ノルの前には多めに盛られたものをおいて、自分とアンセルは同じくらいに
「まだ血足りてないんだから…ノル嫌いなものないよね?」
朝食にしては多い、と自分でも思うけど
貧血でふらついてぶつけたと思ってたようで
心配げに見つめるけど、流れた血を補うのはたくさん作ってもらうためのメニュー
トーストの上に卵やソーセージを乗せて、こうやって食べるの、とアンセルの前に
乗せたものをお皿に置く
パンで挟んでもいいし、そのまま上に乗せたままでも、あとは好みに任せて
■アンセル > 「起きれるのならばいい事だ。だがまだ無理は駄目だぞ?」
こうして起きてくれるようになったことはいい事
だが今のように何処かにぶつかるのを見たりとすれば心配をしてしまう
だから事小うるさい事をつい口にしながらもノーガルトをテーブルへと
「そこは大丈夫だろう、何でも食べてくれる」
傷を治すには食事が大事、だから食べるとノーガルトを見ながらシンシアに返し
沢山と並ぶメニューを食べれば直ぐに治ると信じていて
パンに乗せられた卵やソーセージを見ればこうか?と言う様に挟んでかぶりつく
■ノーガルト > 「アンセル……分かってる。無理はするつもりはないさ。」
(医者の話によれば、完治まではやはり2週間はかかるだろうということ。
骨に異常はないものの、傷が傷だ。
いくらノーガルトでも、すぐに傷が回復して動けるかといえばそんなことはない。
ただ、以前のように寝たきりというのはなさそうだった。
ハバキリの試練の時は、本当に1週間はベッドから起きられなかった。
そのおかげで、家族にはずいぶんと心配をかけてしまった。
それがないだけに、ノーガルトもほっと息をついたのは…言うまでもない。)
「ああ、好き嫌いはないよ。…って、またずいぶんと多いな…。」
(パンに乗せられた卵やソーセージ。
朝から歯科kりと食べさせようとしているのは、傷のこともあるからだろう。
血が足りていないのもあるし、まあ腹も減り始めているので、ちょうどいい。
軽く手を洗ってから、ノーガルトも食事の席に着いた。)
■シンシア > 「それならいいけど…」
好き嫌いがないのは知ってたものの、朝からこのボリュームは始めてだった
今回は意識もあったし、お酒以外は制限なく料理を作ってたから
「前はだって、消化にいいものをと思ってたけど
今回は、元気そうだから」
意識があるのと、なかったのでは大きな違い
傷の治療と体力の回復のためなら
自分にできるフォローなら食べ物で支えるくらい
ノルと向き合いながら、2人の間でアンセルが食べてる
パンで挟んでるし、これなら手づかみで食べれるスタイルだから
こぼさず上手に食べていて
「もう2・3日、ここでもいいでしょ?
それから家にかえろ?」
ノルの様子を伺うように体の大事と、
ここなら手に入りにくい貧血にいいとされる魚介も新鮮に買うことができるから
■アンセル > 「そう言っておきながら今回も大怪我だったぞ?」
そこはどうなのだ?と視線を向けて見つめ
医者は早く治るとは言ったがそれを聞いても安心できるものではなく
出来ればもっとベッドに寝かせておきたいところではあるがノーガルトが動いたなら無理強いはせず
「そうだな、あと少し滞在してそれから戻るか」
具を挟んだパンを大口で食べながらにシンシアの言葉に頷き
戻るときは無理をさせないようにノーガルトを背に乗せていこうと決めて
■ノーガルト > 「そうか?…まあ、ハバキリの時に比べたら大した怪我じゃないさ。」
(それに、今でこそそこまで危険な依頼をしてはいない。
だが、以前は用心棒、傭兵のような仕事も数多くこなしてきた。
その時にも、このくらいの怪我は何度もしてきたのだ。
慣れている、というつもりはない。
だが、それでも数が多くなれば、ノーガルトもどれだけ動けるのか。
どれだけのことができるのかは熟知しているつもりだ。
ただ、そこで無理をしていると言われると少し苦笑するしかできないが。)
「ああ、元気だから晩飯には酒を出してくれ。」
(なんて冗談を言えるくらい、元気だった。
もちろん酒は、傷が治るまで医者から止められてしまっている。
できるだけたんぱく質を多くとり、傷をふさぐ努力をしろ、と。
以前よりもずいぶんと厳しい医者に当たってしまったようで…。
ただ、帰ったらまず商人に挨拶しに行かなければならないだろう。
確かに元気だ、が仕事には確実に差し障る。
これで無理をして傷が開いてしまったら、其れこそ目も当てられない。
ノーガルトは、フォークで皿の上に載っているウィンナーを指し、そのまま口に運んだ。
卵の白身を切り取り、それにケチャップをかけて口に運ぶ。
アンセルのようにきれいには食べられないから、上に載っている者の油をパンにしみこませつつ。)
「ああ、俺もかまわない。…帰るときに馬車の席を取っておくから、言ってくれ。」
(もうしばらくはここに。
ならば、その間にいろいろと見て回るのもいいだろう。)
■シンシア > 「…ちょっとだけね?」
お酒をたくさん、行く前の約束はもう少し保留
でも、前回と今回と数日でベッドから起き上がれるだけよかったと思うほど
だから、1杯くらいならつけてもいいかなと
そのぶん、鉄分系のメニューにはするつもりで
「あとで消毒もするからね?」
自分もパンを食べながら、オレンジジュースを飲んで
家とは違う場所での食事、昼間はわかる窓の外の海が広がってる景色とか
「帰る前でいいから、少し散歩もいきたいね」
ここには彼の役目として訪れてた、観光や楽しみなどしないようにしてたけど
無事に戻ってこれたことに安心できたら、窓の外の景色も眺める余裕ができてて
■ノーガルト > 「本当か!?…そいつはいい、また質素な晩飯になるんじゃないかと不安だったが…酒があるなら大丈夫だ!」
(軽い冗談のつもりだったのに、少しだけならと容認してくれた。
確かに傷が開いた居留守のはよろしくない、ここ3日間だけは我慢する。
だが、家に帰ってから少しだけならばと言ってくれると、やはり酒があるなしでは違うのだ。)
「ん……そうだな、海沿いを歩くのも悪くはないかもな。」
(以前、プライベートビーチで行った海水浴。
あの時も本当に、のんびりと時間を過ごしていた。
誰もいない場所、3人だけで過ごした時間。
それが楽しかったから…そんな時間をまた作りたいと。
ノーガルトも、トリシューラの回収が終わったのでまたいろいろと、考える余裕が出てきたのかもしれない。)
■シンシア > 「少しね??ちゃんと栄養いっぱいのモノ作るから、前みたいなお粥ばっかりじゃないよ」
今回は傷の治りをよくすること、血を補うことを考えてたから
お肉も魚も野菜もと考えてた
ローストビーフを仕込むだけの時間がなくて、それは家にもどるまで、お預けだけど
夜は、お酒少しとレバーものにアサリや、豆もののメニューを考えてた
嬉しそうにしてくれると、やっぱり作りがいもあるから
「ノルの脚に負担ないくらいにね?」
傷のあとはどうしても、心配性がよりひどくなる
なにが一番ノルの体にいいかを考えてたから
心配のしすぎで空回りすることも珍しくないけど
目玉焼きを切り分けながら口にして、家とは違う青い景色
海が日差しに反射してすごく眩しくキラキラしてて
■ノーガルト > (以前はむしろ、体が衰弱していたというのもある。
何しろひどいけがで、寝たきりの生活だったのだからシンシアの選択は決して間違ってはいなかった。
だが、あの時よりも傷は軽い。
だからこそ、酒を飲む余裕もあるというところだろう。
もっとも、しばらくはノーガルトが満足するまで飲むことはできないだろうが。)
「ああ……それはまあ、確かにな。」
(…黙っていても気づかれることだ。
実は、体へのダメージの割合は足の方がひどいのだ。
ゆっくりと歩く程度には問題はない、だが走ったり戦ったり。
そんなことをするだけの軽傷ではないゆえに。
まあ、だがリハビリも兼ねてならば、問題はない。)
■シンシア > 「街もどったら、ノルのお仕事は私が引き受けるから…せめてちゃんと回復するまではね?」
ノルのことだから、商人へも挨拶にいくだろう、
その時に一緒にいって、せめて引き受けられるものは自分が代わりにと考えてた
すぐに元通りに動けないのであれば、自分が代わるだけで
自分としても朝食には量が多く苦しくなってくるけどどうにか食べきれるくらい
「アンセルもお手伝いしてね?料理は私がするけど…洗濯とか掃除はできるよね?」
家で一緒に過ごすことも増えてたアンセル
家事を見ていて覚えたことも、少しずつ手伝ってくれてたから
ノルの家で療養中のときに手伝ってあげてほしくて
ソーセージ1本、食べきれないから
アンセルのお皿にこっそり乗せて
■アンセル > パンを食べながらに二人の話に耳を傾け
これからの事をどうするかと決まればそれでいいと言う様に何度も頷く
「ノーガルトが休む間はシンシアが世話をするといい
3人の食い扶持ぐらいなら俺でも狩れるぞ」
寧ろ一人で残せば無理をするのと考えて見張りが必要だと言う様に告げて
森で大きなものを狩れば食い扶持も十分に稼げるという考えもあり
「もちろんだ、できる限る手伝うぞ」
掃除も洗濯も任せておけと力強く頷き
ただ問題は時折足元にじゃれつく子犬が帰って汚す事ぐらい
気が付けば皿に増えたソーセージを齧って出来る事を色々としようと
■ノーガルト > 「え…シンシアが……?」
(確かん、現在は主に商人からの依頼で動く。
主にここ、ダイラスや各方面に出荷している物の警備が仕事。
だが、その時に野盗の襲撃や、妨害工作なんかもよくあることだ。
それを考えると…どうしても素直に頼む、とは言えない。
シンシアの剣の腕前は…並の剣士レベル。
身体能力はもしかしたら、ノーガルトを超えているかもしれない。
だが、それだけで大丈夫だろうかと不安になってしまう。
ノーガルトにも、シンシアの心配病が移ってしまったのかも。)
「……そうだな、シンシアに危険なことをさせるわけにはいかないし…アンセルに頼もう。」
(ノーガルトが動けない以上、アンセルが一番稼ぎ頭になるだろう。
商人に挨拶をしに行くことは間違いないし、その際にシンシアがついてくるのは想定内。
その間、ノーガルトの看病をするということで、シンシアには納得してもらおう。
何かあったときに動けないと、シンシアがいなくなってしまうかもしれない。
そうなれば、ノーガルトは多少無理をしてでも動いてしまいそうになる。)
■シンシア > 「男同士がんばってもらお」
ふふっと楽しげ笑う、家で2人がどう過ごすのか想像しただけでも楽しくて
自分が代わりに受けることに驚く声
何か問題でも?とばかりに平気な顔をして返し
「大丈夫、できることだけ…にするから
危ないのは、ノルが復帰してから任せるから、いい?」
なんだか、自分が行くつもりなのに、アンセルに頼むという…
家にいるときはノルの看病もするし
ただ、商人のせっかくの信頼に穴をあけてはいけないと
依頼をゼロよりは1つでもできることに動いて行きたく考えてたから
「せっかくノルが繋いだ仕事だから、途切れさせちゃいけないでしょ?」
ノルにお願いするように、請け負ってた仕事の半分でもノルの代わりにできることをしたくて
■アンセル > 「そういう事だ、シンシアに無理をさせれない
だから俺が働くぞ。シンシアは出来る事で無理をしそうだ」
ここまで過保護なのはある意味仕方なく
シンシアや怪我人のノーガルトに無理をさせるなら自分がじゃたらくと言い
ノーガルトがしてきた仕事やその穴埋めは自分には出来ない
だから他で頑張っていこうという考えなのだが…シンシアに言われれば逆らえないこともあり
「信頼も大事だが安全のほうが大事だぞ?」
お願いするようにノーガルトに告げるシンシアに一言告げて
難しい話があまりわからないオオカミは食事に専念することに……
ご案内:「ダイラスの宿」からアンセルさんが去りました。
■ノーガルト > 「…うーん……、しかし…。」
(確かに、彼女が言う通り仕事の信頼を。
穴をあけるわけにはいかないというのは理解できる。
だが、危険な野盗の襲撃があったときに、果たしてシンシアが荷物を護りきれるのかどうか。
そこを考えると、どうしても素直に首を縦に触れないのだ。
商人には確かに、シンシアのことを話してはいる。
一緒に仕事をすることも了承されているし、何の問題もないといえばない。
だが、もしも遠征の仕事が舞い込んできた際に、長くシンシアが離れてしまう。
その時にはいったいどうすればいいのかと考えるが…いい方法が思い浮かばない。)
「…アンセルのいう通りだ、安全面でだめだと思ったら…いくら商人の依頼でも必ず断れ、いいな?」
(それが大前提だ、と。
危ない仕事はノーガルトが請け負う、だからできるだけ近場の。
遠くてもダイラス近辺までならば…了承しよう。
多少稼ぎが少なくなっても、この際仕方がない。)
■シンシア > 「うん、もちろん
長くても日帰りにしてもらう、ご飯必要な人が家には2人もいるもの」
商人との面識もあるし、教会の手伝いもある
自分のことを理解してくれてる彼と商人のなかで挨拶の時に彼からも口添えはしてくれるはず
彼の条件を受け入れるつもりはもちろんで、
もう1本、最後の1本のこともあるから、同じような状況になるのは
最低でもあと1回は必ず訪れる
そのためにも商人への説明と理解も必要にうなることだから
「それに、ノルも早く復帰しなきゃって思うでしょ?」
怠ける性格なんて思っていないけど
自分が彼の代わりに仕事につくのなら、責任を感じたり心配をしたり
体力も怪我も早く治そうとするはず
受け入れてくれた言葉に、嬉しそうに笑い、肩のちからも抜ける
「よかった、だって看病でつきっきりだと、お仕事戻ったときに
ノルのお仕事、知らない人に取られたりしたくないもん」
今回の怪我が、前回よりもイイ方だからの提案
これが前回並の重症なら仕事など関係なく、傍に離れずいるつもりだったから
■ノーガルト > (シンシアは、自分が思うよりも多くの仕事をしてきた。
赤い猛牛亭の依頼もそうだし、何より教会での手伝いや、その他もろもろ。
それらを片付けて言っているならば、確かに任せられるかもしれない。
そして、ノーガルトが心配するよりも彼女は強いのかもしれない。
いずれ、怪我が治ったら一度シンシアの剣の腕前を見ておこう。
力量次第では、ノーガルトが請け負っているものの一部を、そのままシンシアに渡してもいい。
どのみち、あと一本…『ティルフィング』が残っているのだから、必ずその時は訪れる。
ならば今のうちに、商人にはシンシアがどれだけやれるのか、見てもらうのも悪くはない判断だ。)
「そうだな、できるだけ日帰りできそうな距離ならばいい。無理を押し通そうとしてきても、必ずだぞ。」
(まあ、あの商人にして無理を押し通そうとすることはないだろう。
曲がったことを嫌う性格のようだし、其れならばシンシアも安全か。
アンセルにも、それでいいなと了承を取ってから…ようやく食事を終えた。)
「さて…難しい話はこれくらいにして…。散歩にでも行くか。」
■シンシア > 「うん、ありがと」
ここ最近は剣を振るうような依頼から遠くなってて
剣を置いてもいいかも、と考えてたくらい
それでも、多少なりとも役にたてるのなら
どんなことでも全力でするつもり
この先のことを考えれば尚更、彼のことは自分とアンセルで支えるつもり
食べ終えた皆のお皿を重ねてキッチンへ
狼へと姿を変えたアンセルがノルの傍に付き添いながら
「ん、いくー、でも少しだけね?」
軽い散歩なら、ノルのリハビリも兼ねてできる
外は暑そうだから
タオルと帽子と水筒を用意してノルのもとへと戻り
その首にタオルをかけて
「はい準備できた、いこ?」
■ノーガルト > (みんなで支え合う、そのことを覚えたノーガルトもまた。
すべてを自分で背負い込むことはなくなっていた。
最後に残っている魔剣も、必ず見つかるだろう。
できるだけ早いときに見つかってくれればいいのだが…おそらくは難しい。
なぜならば、最後に残っている魔剣は何の伝承もないからだ。
どこにあるのか、どんな剣なのか、まったくわからない代物。
それを探そうとしているのだから、困難はきっと今まで以上だろう。
だからしばらくは…魔剣探しはお休みだ。)
「ああ、少しだけだ。…着替えてくるから、少しだけ待っててくれ。」
(軽く着替えを済ませたら、アンセルに付き添われて宿の外に。
もうしばらく滞在するならば、ここの観光をしてもいいだろう。
ゆっくりと海岸線を散歩しながら、しばらくは傷の療養に努めるのであった。)
ご案内:「ダイラスの宿」からシンシアさんが去りました。
ご案内:「ダイラスの宿」からノーガルトさんが去りました。