2017/07/25 のログ
ノーガルト > 「…それだけじゃない、犬の姿ばかりじゃお前もつまらないだろうと、シンシアがな…?」

(たまには人の姿でゆっくりと、家族水入らずで過ごしたい。
そんなシンシアのわがままをかなえるべく、ノーガルトも日々奮闘しているわけだ。
もちろん、それにいやも何もあったものじゃない。
一緒に過ごせるなら、ノーガルトはなんだってする男だ。)

「え……なんだ、聞こえてしまったのか…。」

(苦笑する、まさか聞こえていたとは思わなくて。
だが、考えてみたらここには海鳥が鳴く声と、二人の声しか聞こえない。
そう考えれば、どんな些細なことでも聞こえるのが―――)

「え、ちょおいまてしん――――」

(―――気を付けよう、水に浮いているところに首に腕を絡めて抱き着く。
そんなことをしたら、その人間に余計な重力がかかり―――沈むのだ。)

シンシア > 「アンセルの浮き輪捕まえててね?」

穏やかな波に揺られながら浮力のまま、抱きついたら…沈みかけて

「ちょ…と、ノル??」

慌てたように、抱きついてた体は離し、
腕だけにして足は波にゆらゆらと揺らしてた
これなら…浮かんでられると思って

「…も少し、ここにいよ?せっかくだもんね?
 アンセルは今度は貝拾いもしょうね」

もう少し海にいられるのなら、あとでしたいことは他にもある
隣で浮かぶアンセルにも伝えながら

アンセル > 「犬ではなく狼だぞ。俺はそんな事はないぞ?」

オオカミの姿でいることが多いのはその方が楽なことが多いから
必要な時は人の姿でいるのだが、思い出せばノーガルトといるときは食事以外はそうだったと思い出す
なのでもう少し人の姿でいるようにしようと決めて

「……大丈夫か?」

ノーガルトにシンシアが抱き着けば沈んだことに少しだけ困った顔で問いかけ
浮かんできたことに安堵の息を吐く

次に沈むことがあれば助けなければと意気込むがその心配もなくて安心し

「そうだな、もう少しこうしていよう。気持ちがいい
貝拾いか、そうしよう。それも楽しみだ」

初めての海に色々とできるならそれは大歓迎
すると目を輝かせて頷いて

ノーガルト > 「――――――ぷはぁっ!」

(沈んでいたノーガルトが、海面から姿を現した。
気を付けよう、水辺のいちゃつきは時々こういう事故を引き起こすのだ…。)

「ああ、大丈夫だ……気にするな。」

(シンシアは後でお仕置きで沈める、とちょっと悪戯っぽい笑み。
こういう家族のふれあいも、どことなしかいいものだった。

もう少しこうしていよう、それがいい。
商人にはちゃんと事情を話しているし、しばらくここを使ってもいいと言ってくれた。
この近くには、商人が管理しているロッジもある、寝泊まりもできるならば心配はない。
ア仕事もないし、たまにはこういう家族団らんも悪くはないものだ。)

「……よし、じゃあ今日は夜までここにいるか。…あ、そうだ。スイカも持ってきている。アンセル、後でスイカ割させてやろうか?」

(夏の定番の遊び。きっとアンセルはやったことはないだろう。

こうして……3人での海水浴は夜まで続く。
また一つ、夏の思い出ができたことに、ノーガルトも満足していたのであった…。)

ご案内:「海辺」からシンシアさんが去りました。
ご案内:「海辺」からノーガルトさんが去りました。
ご案内:「海辺」からアンセルさんが去りました。