2017/07/24 のログ
ご案内:「海辺」にシンシアさんが現れました。
ご案内:「海辺」にノーガルトさんが現れました。
ご案内:「海辺」にアンセルさんが現れました。
ノーガルト > 「…いいだろう、だが不細工になったらあとで自分で直してくれよ?」

(差し出された左手、それをノーガルトは左手でとる。
細工箱から指輪を取り、それを薬指に通す。

サイズはかねてから、こっそりと図っておいた。
とはいえ、やはり完璧に計ったわけではない…。
自分の感覚、触り具合、そして何より…勘。
それらすべて総動員して、シンシアのサイズに合わせてくれるように細心の注意を払ったもの。
そのサイズがぴったりならばいいのだが…と、内心少し緊張していたりもした。)

「おい待て、アンセル。今から飯だぞ…どこにいくつもりだ?」

(カニを見てくると、その場を後にしようとするアンセル。
それを呼び止め、ここにいろと…。
せっかくの家族団らんの人と木なのだから、だれ一人欠けるわけにはいかないのだ。)

シンシア > 「う―…、嬉しい…」

いつの間に指のサイズなんてわかったのだろう、不思議に思うけど
何度も手を握ったりしてたから?不思議と左手の薬指には、すっと入る

自分の指にリングがハマるのを見てると、また感激しては涙ぐんだり

そんな時にアンセルが気をきかせたのか離れようとするけど…
思わず、右手を伸ばして、尻尾でも軽く握ろうかと止めようとして

「アンセルもいなきゃだめ…一緒にいて」

アンセル > こういう時は二人にする方がいいと聞いていた
なのでカニを捜すという理由も本当なのだが少しだけ離れようとして

しかしノーガルトに声をかけられ、シンシアに尻尾を握られて足を止め

「わかった、ここにいる。だから放してくれ」

指輪をシンシアにはめたノーガルト、指輪をつけてもらって感激をしているシンシアを見つめて
よかったと笑みを浮かべて元の場所に腰を下ろすことに

ノーガルト > (よかった、サイズはどうやらぴったりだったらしい。
これでもしサイズが合わなかったらそれこそ、赤っ恥もいいところだ。
内心ほっとしながら、ノーガルトは少しずつシンシアから離れていく。

尻尾をつかまれて、迷惑かと思いきや。
アンセルの顔もどこかにこやかなものに見えた。
これでまた一つ、家族の絆が深くなったと思えば…何となくだが、嬉しい。)

「…さ、さてと!飯にするぞ、飯!」

(そして、ノーガルト目照れているのを隠すかのように手を打ち。
すっかりと熱くなっている石の板に、軽く油を敷いた。

そのうえで、アンセルが採ってきてくれた肉を焼き始める。
野外での飯といえば…やはりこれが一番いい。)

シンシア > 「ノル、ありがと」

指にはめてもらったのを目の高さまであげて…見てる、綺麗でキラキラしてて
それから手をついて座ったままノルのほうに抱きついては、頬にキスを贈り

「アンセルも…ありがとね、すごく嬉しい」

尻尾を離して、隣のアンセルにもぎゅっと、抱きついては頬にキスを贈って

食事にするというノルの声に頷いて、アンセルから離れながらも頭を撫でて
持ってきたお弁当を広げて用意をしていく
お肉はノルに任せたまま

アンセル > 今までの仲の良かった家族がこれでより仲良くなる
それを思えばうれしさを隠せずににこやかな表情で尻尾を揺らし

「シンシア、礼は言わなくていい。二人で企んだことだ
礼はノーガルトにいってくれ、それよりもご飯だ」

手を打つノーガルトを見れば照れているのがわかるがそれは言わず
シンシアに食事にしようと振り返れば抱き疲れて頬にキスをされて驚きと照れに尻尾がふにゃりと垂れる

こくこくとノーガルトの言葉に頷き、シンシアに撫でられ
お弁当と肉焼きをしている二人を見ている

ノーガルト > (抱き着いてくること、そしてほおに触れる唇も。
この場所だからすんなりと受け入れられることではあるが、少し恥ずかしい。
人前では、手を繋ぐことすらしない男なのだから。

だが、こういう場所だとむしろうれしさが勝る。
アンセルが採ってきた肉、それを焼きながら軽く頬をかいた。
その顔は…どことなしか赤くて。)

「ま、まあ……なんだ。計画はしていたが、アンセルの言葉で少し早まった、それだけのことだ。」

(それよりも、この肉はいったいどの肉なんだろうか。
しっかり血抜きもされているのは、おそらく肉屋の仕業だろう。
焼いていると、香ばしく美味しそうな匂いが、あたりに広がっていく。

この匂い、完全に新鮮でなければ出ない匂いだ。
これは…酒が進みそうだ。)

「シンシア、氷水の中に入っている酒を出しておいてくれ。今日は無礼講だ、昼から飲むぞ。」

シンシア > 「お肉おいしそう…」

焼けてくるといい匂いがしてくる
ノルに言われてお酒を取り出し

「アンセル、そのカバンにコップとお皿入ってるから」

嬉しそうに見てるアンセルにも声をかけて、焼けたお肉をノルにもらっておいで、と促しながら
朝から作った
野菜の炒めたのも、もう一度鉄板で焼いた方が美味しいだろうと
鉄板の隅っこの火の弱いとこで温めながら

「アンセル、たくさん食べちゃってね」

アンセルにお水を入れ、ノルにはエールを、自分にも少しだけエールを注いで

アンセル > 「俺は少し背中を押しただけだ。ノーガルトが計画をしていたなら余栄なお世話だったか?」

肉を焼くノーガルトを見ながらそんなことを告げ
今焼いている肉は前日に森でとってきたイノシシ
血抜きと解体は近所のお肉屋にお願いをしてたので安心できていて
その肉が焼ける匂いに鼻が動き

「これだな。わかった、並べておく」

何をしていいか判らない所にシンシアに告げられれば喜んで準備を始める
空の皿に焼けた肉を貰えば砂が入らないように気を付けて置き

「食べるのは全員が座ってからだぞ」

そんな普段の拘りを見せて

ノーガルト > 「……いや、踏ん切りがついたかどうかはベルの話だ。…ありがとう、アンセル。」

(以前、彼をシンシアのもとへ帰らせたときのように。
今度はノーガルトが、アンセルに背中を押されてシンシアに指輪を渡すことができた。
こうして支え合える、何かあったら背中を押してもらえる。
それが家族というものなのかと、今まで持ったことのないそれを初めて実感した。)

「アンセル、焼けてきたぞ。皿を貸せ、今日はお前に大盛で入れてやる。」

(イノシシ肉、それが焼けてくればまずは今日の主役の分からだ。
シンシアがこっそりと焼いていた野菜いラメ、それを敷き詰めればイノシシ肉を、その上に。
アンセルの分だけ大盛に入れて、自分たちの分は均等に。
それを盛り付け、ようやく食事の準備が完了した。)

「さあ、二人とも。乾杯するぞ、乾杯。」

シンシア > 焼いてくれてるのを見てるだけで美味しそう…
アンセルの狩りのあとの肉なら新鮮で匂いもない

取り分けてくれてるお皿をもらって、
広げたお弁当にはマッシュポテトやソーセージやローストビーフも
肉率が高いけど、海だからと…

コップに入れられたものを片手にして

「アンセルの初めての海記念だからね、はい、乾杯」

ニコニコしたまま向き合うように座り…アンセルのお水のコップに軽く触れさせて

アンセル > 「そうか、それならばよかった」

以前にノーガルトにはシンシアの下に戻るために背中を押してもらった
その恩返しが今日はできたと思えばうれしく思い
そうして今の家族になれたきっかけをくれた彼を見て

彼の言葉に皿を渡し、山盛りに肉を受け取れば尻尾を激しく振って
そのあとに盛られるお弁当のマッシュポテトにソーセージ、ローストビーフ
好きなものが並べば興奮はうなぎのぼりになっていき

「乾杯だ、ノーガルトが指輪を送った記念と初めての海に」

水の入ったコップを手にノーガルトのコップ、続いてシンシアのコップに軽く触れさせ
そうすれば早速と焼けや肉やお弁当に手を伸ばして

ノーガルト > 「…………。」

(アンセルがここにいる、それがシンシアにとってどれだけ大きいことだろうか。
かつていなくなってしまった狼、それが戻ってきたと嬉しそうに言っていたシンシアを、今でも覚えている。
こうなる以前の話であったが、そのころからアンセルのことを気にかけているつもりである。
もう二度と、シンシアに寂しい思いをさせないように、二人で支えていかなければ。

アンセルの分に肉は山森、自分たちにはいつも通り。
そして、ソーセージやローストビーフとたくさんの料理が並んでいく。
完全に昼飯にしては、量がかなり多いのだが。)

「ああ、家族のさらなる幸福を祈って、乾杯。」

(かちん、とグラスの音が響く。
少しだけ、口に含む程度に酒を入れると、さっそくとばかりに肉に嚙り付いた。)

「………うん、美味い!」

シンシア > アンセルと過ごせることもノルのおかげ
ノルと一緒になれることの理解をくれたのはアンセルのおかげ
2人共大事すぎるほど

目の前の2人と食事と飲み物とチラチラと視界に入る
左手のリング、嬉しすぎて何度も見てしまってる

肉づくしだけど、今日のためにも野菜多めになってた最近の食事だったのは内緒
今日はいいか、と自分もちゃんとお肉を食べて

「おいし、臭みもないし、柔らかいね、アンセル食べたら海いこうね」

珍しくもぐもぐと、家よりたくさん食べてるかもしれない
美味しいのと嬉しいのでずっとニコニコしたまま

アンセル > 「どうかしたか?」

ノーガルトの何か考えているような様子に気が付き
どうかしたのか?と問いかけ視線を向けて

でもすぐに山もりの肉に気を奪われてしまって
大好きな肉料理が並ぶことにそちらにどうしても意識が移ってしまって

「乾杯だ。ん、軟らかくてよく焼けていて旨いな」

肉にポテトを載せて一緒に食べ、急がなくてもいいのについ急いだように食べていき
食べたら海にというシンシアに頷いてより食べる速度が上がっていく
食べるのも海に行くのも楽しみでどちらも楽しみたいというように

ノーガルト > 「いや、なんでもない。…家に聖書を置いてきてしまった、と思ってな。」

(もちろん今、読むべきものじゃない。
だが、いつも読んでいるそれだから誤魔化すにはちょうどいいものだと思い、ノーガルトはそんな言葉で誤魔化した。

肉に目が移っているアンセルを見ながら、ノーガルトはそっと酒を飲む。
いつもならもっとペースが速いはずなのだが…今日はいつにもまして、ゆっくりだ。)

「ああ、俺もいくぞ。たまには、俺も一緒に遊んでも罰は当たるまい。」

(今日はノーガルトも一緒に、海で遊ぶという。
何しろ、水着まで用意してもらったのだ。
これで遊ばないともなれば、きっとシンシアが後で拗ねてしまうだろうから。)

シンシア > 自分より大きいけど、アンセルは可愛くて仕方ない
自分とノルのためと…いつも動いてくれてるのも知ってる
寂しくないように、守るように一緒にいてくれるのも

「アンセルたくさんあるから、ゆっくりでいいよ?」

食べてるのを見てるだけだけど、今がすごくしあわせに感じながら
ノルのエールが減るとおかわりを注ぎ
自分の分も、ずっと食べて…食べて…食べきった

「私おわり、ごちそうさま…」

けっこう頑張って食べたあと、取り出したのは浮き輪…
2人が、まだ食べてる間に空気をいれて膨らませて用意をしておく

アンセル > 「ノーガルト、海でまで聖書を見るのはどうかと思うぞ?」

その言葉をあっさりと信じて、食べる手を止めてみてしまい
よく読んでいるのは知っているだけにそんなに好きなのだなと

普段から食べるのは早いのが多いオオカミではあるが今日は特に早く
一緒にノーガルトも来ると聞けばペースも上がるもので

「シンシア、ノーガルトも一緒に遊ぶんだ。早く食べて遊ばないともったいないぞ」

沢山あるのは判っていても楽しみがあれば子供っぽく笑い
食べるのは早いがもちろん味わって食べている

普段は家族が一緒にいれるようにとしているが今は遊ぶことが優先というように
そうしてシンシアが食べ終えればもういいのか?と視線を向けて
浮輪を膨らませる様子に何をしているのかとみる

ノーガルト > 「いや、なぜか持ち歩いていないと落ち着かなくてな…。」

(別に持ち歩いていないといけないわけじゃない。
照れ隠し、そして考えていることを隠すために聖書を持ち出したに過ぎないのだ。

ノーガルトも食べるペースはそこまで遅くはなかった。
シンシアと同じくらい、自分の上に載っているそれを食べきってしまえば。
ノーガルトもようやく立ち上がり、来ていた黒い外套を…もしかしたら、アンセルの前では初めてかもしれない。
それを脱ぎ、椅子に立てかけて上半身を裸にしていた。)

「まったく…、子供だな、まるっきり。ほら、シンシアは準備をしているんだ、一足先に海に行くぞ。」

(ノーガルトは、海が初めてという訳ではない。
だが、移動目的でなく遊戯目的で海に来るのはかなり珍しい。
こっそりと、楽しみにしていたのは秘密だ。)

シンシア > 「まって、これはアンセル用のなの、だって人の姿だし海初めてだし
 怖かったらいけないでしょ?」

ちょっと子供扱いだけど、それだけアンセルを大事にしてるってこと
狼で泳げるのは知ってるけど、海だし潮水だしと心配したから
大きめの浮き輪にパンパンに空気をいれたら、自分もパーカーを脱いで
浮き輪を片手に掴んだまま

アンセルの手を掴んで、ノルが先に海にむかってる後ろをついてく

先ほどまで遊んでた波打ち際に足をつけて少しずつ、中にはいるよう膝くらいまできたとこで
アンセルの体に浮き輪をはめようと…

アンセル > 「持ち歩いていないとか。俺の鞄のようなものか」

ノーガルトの言葉に自分の鞄のような感じかと納得をして
落ち着かない気持ちは判るというようにうなずく

二人が食べ終えてしまえばいつまでも食べているのはと慌てて残りを食べてしまい

「そうは言うが食べるのは楽しみだぞ。
それは俺のなのか??」

海に先に向かうノーガルトからシンシアに視線を移し
今膨らませてるのが自分用と聞けばどう使うのかと首をかしげる
どう使うのかと浮輪を見ていればシンシアに手を掴まれてノーガルトを追いかけていくように

そして先ほどまで入った場所よりも先、膝まで水に浸かり
浮輪をはめられると少し窮屈そうにする

ノーガルト > 「まあ、そんなもんだな……。」

(実際、あの聖書はいつも持ち歩いているのは間違っていない。
あわてて食事を済ませたアンセル、どうやらゆっくりと食べていたらしい。

シンシアが準備していたもの、それは大人も使えるような大きめの浮き輪だった。
確かにこれならば、狩りに深いところに流されてしまったとしても、溺れることはないだろう。
ノーガルトには必要はないので、アンセルが来たらもう少し、沖まで行ってみようか。)

「……そういえば、シンシア。それ…新しく買った水着、か?」

(彼女が買い物をしているのは知っていた。
その時に、思わずかわいいものを見つけたから買ってしまった、とか言っていた…。
それを見ることは、残念ながら今日までなかったが…。
改めてみると、その……。)

「………にあっているな、うん。」

シンシア > 透明度も高くプライベートビーチなだけあって、砂浜も綺麗
人の姿の初海を心配してのことだけど
ちょっと、その姿も可愛い…

「目はあけてもいいけど、飲んじゃだめだからね?」

もう一度念押しのように、潮水は飲まないことと、伝え
アンセルの手をひきながら膝から少しずつ深いとこに
先にいってたノルのそばまでいこうと

「…ぁうん…へんじゃない?よかった」

2人の水着を買うときに
自分もと青と白のボーダーのミニスカになってるビキニ
似合ってると言われると、照れながらも嬉しそうに顔が赤くなって

アンセル > ゆっくり食べていたわけではなく一番量を食べていたのだが…
そこは急いで飲み込んでしまい

シンシアの膨らませえる浮輪を見れば自分でも十分に使えるサイズ
海はそう言うモノがないと危ないのかとそういうふうに考えて
浮輪を装着していればノーガルトがシンシアの水着を褒めている光景に一度頷き

「塩辛いのは飲まないぞ。目も開けたくないな」

これだけ辛いなら目の痛くなりそうと思い
手を引かれてどんどんと進んでいけばやがて浮輪で浮かび足が付かなくなり
足のつかないことに不安になりながらも照れているシンシアとノーガルトとほほえましく見ている

ノーガルト > (浮き輪で浮いているアンセルだが、こっちは立ち泳ぎでも何とかなっている。
こうして三人で海で遊ぶ日が来るとは、正直思っていなかった。

確かに海の水はしょっぱい。
川のほうが泳ぎやすいというのは間違いないが…実はアンセルの判断のほうが正しいのだ。
海に入って、目を開けているとそこから塩分が過剰に入り込んでしまい、目を傷めてしまう。
できるだけ、海の中では目を開けないほうがいいのだ。)

「ああ、変じゃないさ…なあ、アンセル?」

(シンシアの水着、確かによくよく見たら非常にかわいらしいかもしれない。
小柄だからというのもあるのだろうが、そういう格好を着せるとシンシアはよく似合う。
普段の格好もいいのだが…やはり、水辺でこういう格好をしていると、いいものだと思う。
だが、照れているのを隠すように、その話はアンセルへと振った。)

シンシア > 「ぁ、アンセル大丈夫、そばいるからね、でも気持ちいいでしょ?」

青く綺麗な海、気温の高いなか海水だけど水につかってると
暑さを忘れたように気持ちよくて

不安そうに見えたから浮き輪に手を乗せて
自分も身長は低いから、とうに脚はつかないのだけど

「ふふっ、買ってよかった」

浮き輪に手をついたまま、ノルのあとをついていくように
海の中で浮き輪のアンセルを押すように軽く足を動かしながら移動してく

緩やかな波に体をぷかぷかしてるだけでも気持ちよくて
海の青さと空の青さを眺めながら

「こーやって過ごせるの、いいね」

アンセル > 「少し変だがこういうものも悪くはない
川と違う感じがして気持ちいい」

浮輪で浮かぶことの不安定さに戸惑いはするが慣れてくれば楽しいもの
今は足を動かしてある程度の方向は変えれて

「変ではない、よく似合っている。ノーガルトの言うとりだ」

彼の言葉に似あっていると頷き、変じゃないと真っすぐに見て告げる
水着という服は同じように見えるが着るものによってこう揉み方が変わるのだと知り
ある程度は動けるが結局はシンシアに押してもらっての移動

夏の陽気少し暑そうにしながらも、こうやって過ごせる時間の良さに頷いて

ノーガルト > 「塩水は浮かびやすいからな、だが後でしっかりとシャワーを浴びないと、体中痒くて仕方がなくなるぞ?」

(海で気を付けたいこと、その二だった。
素肌で海に入っていると、あとで体が非常に痒くなる。
それを回避するために、家に帰ったらまずしっかりとシャワーを浴びることを進めた。

ただ、海の上に浮いているだけだが…それでもいい。
熱さを忘れるほどの心地よさに、ノーガルトも日ごろのストレスをすべて忘れ去っていた。
家族とのひと時、それを楽しみにしている自分。
冒険者として、家族のために…なんて柄にもないことだろうと、自分でも思う。
だが、それがまた非常に楽しくて…いやだと思うことなど、一つもなくて。)

「…今日は、このまま浜辺で夜まで過ごすか…。」

(そんな呟きも、漏れてしまうほどで。)

シンシア > 「川は流れがあるけど、海には波があるからね
 こうやって揺れてるのも気持ちいいでしょ」

ノルがいる傍を浮き輪のアンセルを押しながら移動
波の音と2人の声しか聞こえない、遠くで鳥が鳴いてるくらい

「そうそう、シャワーもちゃんとね?」

ノルの言葉に頷きながら
夜まで、との言葉にパッとまた明るくなる表情になって

「ゆっくり、したいね」

アンセルの浮き輪から少し離れ、ノルのそばにスーっと回るように泳いで首のとこに絡めて抱きつこうと

アンセル > 「それで人の姿でいるように言われた訳か」

かゆくなると聞けばそれは困ると首を振り
上がった後は念入りに体を洗おうと決める

「川も流れるが海で揺れるのも気持ちがいいものだな」

普段は川に浸かることがあるがこれならばまた来てみたい
機会があればまた海を強請ろうと決めて

そうして波に揺れるままに身を任せていればノーガルトのつぶやきが聞こえ

「ならゆっくりとしていこう。たまにはいいことだ」

離れてノーガルトの方へと向かうシンシアを見送り
並みに揺れる感触をしばし楽しんで