2017/07/07 のログ
ご案内:「平民地区 端っこ」にシンシアさんが現れました。
ご案内:「平民地区 端っこ」にアンセルさんが現れました。
■シンシア > 平屋の一軒家、屋根にはしごをかけて、屋根の上に登ってた
手には星図とカンテラをもって、天気のよく晴れてる夜だから雲もなく
月明かりと星がよく見えてた
平屋の屋根だから。角度は緩めだし少し座るくらいできる
でも足元は少し不安定だからゆっくりと…
屋根の真ん中くらいに座ってて
■アンセル > 夜の見回りに回ろうと庭にと出れば普段倒されている梯子が掛かっているのが目につく
なんだろうと上を見ればシンシアがちょうど上り切った姿
それを晴れて星の見える綺麗な夜空
少し悩んで気になり…追いかけるように梯子を登り
登り切り不安定な足場である屋根の上を這うように進み
そと真ん中ぐらいに座ったシンシアの隣に腰を下ろす
■シンシア > 「ん?アンセルもきたの…みてー、ほら今夜は星が綺麗
昨日雨ふってたからかな?」
屋根の上を音を立てて歩いてくるのに気づいて隣にくると空を指さしながら
「これね、解読の中に挟まってたの星図みたい」
2人の間に星図を見せるように広げて、カンテラで明かりを…
ここの空と同じ星を探してみる、空をじーっと見上げたまま
ご案内:「平民地区 端っこ」にノーガルトさんが現れました。
■アンセル > 「シンシアが落ちては危ないからな。ん……確かに綺麗な星だ。
雨の後はより綺麗になると聞いたことがある」
シンシアの言葉に答え、指された空を見れば関心するように見上げて
「あれにそう言うものが入っていたのか?それはよかったな」
みせられた星図、それと夜空を交互に見て
カンテラの灯りに負けない星の灯りを星図のどれになるのかと何度も交互に見て楽しそうにする
■ノーガルト > (少し帰りが遅くなってしまったか。
今日の仕事は、ただの護衛だったのだが運悪く?襲撃にあってしまった。
商人の家で身の回りの警護に当たっていたのだが、いざそろそろ提示かという時に、空き巣に入られたのだ。
もちろん、自分以外の冒険者はいたのだが…上手く死角を突かれてしまった。
いち早く気づけたからいいものの、もう少しで大惨事に陥るところだったのだ。
幸い空き巣は退けたが、そのあとの処理などで時間を取られてしまい、帰宅が遅くなってしまった。)
「………ふーむ…。」
(しかし、今日は星がよく見える。
今朝がた、大雨が降ったおかげかどうかは定かではないが、空気が澄み切っているのだろう。
幾分涼しくもあるし、帰宅途中に星空を見上げながら。
ちなみに、今日は迷っていない。
まっすぐ、家にまで変えることができたのはアンセルから預かったあの箱のおかげだった。)
■シンシア > 「でしょ、この古い文献と今でも星の並びは同じと思うから」
広げた星の目印を見つけては、楽しくなってくる
人の姿のアンセルの隣で屋根から落ちることもなく、見比べながら
「ぁ…ノル帰ってきた、ノールー」
屋根の上にいると、人影が見えた
背の高い人影がこちらにむかう姿は1人しかいない
手を振りながら声をかけてみた
■アンセル > 「文字は読めないが図ならばわかるぞ。確かに同じだな…この文献は大事にしないとな」
内容ではなく星の位置が判る
これがあれば星の位置が判る凄い本という認識をもって大事にしようと
時折にシンシアが落ちないかと気を掛けながら楽しそうにして
「ノーガルトが戻ったのか?」
次の星はと探していればシンシアの声
それに返ってきたのかと視線を下げるとこちらに向かってくる背の高い影
確かにあれはノーガルトだと判り、釣られるように手を振って
■ノーガルト > 「………ん?」
(自分を呼ぶ声がする、この声は誰だかはすぐにわかる。
だが、聞こえてくる声の位置が少しおかしい、なぜ前からではなく上から聞こえるんだろうか。
不思議に思い、首を傾げながら上を向くと…なるほど、屋根の上にいたのか。)
「今日はアンセルも一緒だったか、ただいま二人とも。」
(なぜ屋根の上にいるのかはわからないが、今日はそういう気分だったのだろうか。
自分にも関係があるならばいいが、家の前で少し立ち話でもしようか。
なぜ屋根の上にいるのか、その理由も併せて問う。)
「二人とも、なぜ屋根の上なんかに…?まさか、昨日の雨で雨漏りでもしたか?」
■シンシア > 「おかえりなさい、雨漏りはしてない大丈夫」
珍しく彼を見下ろすかたちで話を続ける
「今夜は星がきれいだから、文献の中に挟まってた星図と一緒に
星見してたのノルも少しこない?」
片手に広げた星図のシートを見せるようにして
過去の夜空と同じ夜空が今も広がっていること、同じ星の並びを楽しく見てたとこ、と
■アンセル > 「あぁ、一緒だぞ。お帰りだ、ノーガルト」
普段と違う視線で話をしていれば雨漏りと聞こえ
そうなのかと一度シンシアを見てから屋根の上を何度も見まわす
「雨漏り…ではなく星見に昇った訳か
ノーガルト、シンシアの言うとおりだ。綺麗だぞ」
今初めてシンシアが上った理由を知りそうなのかと納得し
先ほどまで楽しく見た星図と夜空、それを一緒に見ようとノーガルトを誘い
梯子が掛かる場所へと移動をしてこっちだと言う様にする
■ノーガルト > 「星……?」
(来る途中も、実は星はきれいに見えているというのはわかっていた。
だが、まさか分権の中に星図があるとは思わなかった。
おそらく、シンシアが解読しているものの中にあったのだろう。
あの文献だが、アンセルにもらったものと照らし合わせてより解読が進むようになった。
ヒントと、そしてもう一つの文献が合わさり、もう少しで解読も終わりそうだ。
そこまでして初めて分かったのだが、あの文献にはミレー族があがめていた神についていろいろと書かれていた。
そして、その中に――――剣の伝承もあったのだ。
つまり、あの文献には探している魔剣のありかが書かれている可能性が、極めて高い。)
「……酒はあるんだろうな?」
(だが、そんな文献よりも家族のほうが大事だった。
星見酒というのもなかなかにしゃれているものだが、きっと用意はしてくれていないだろう。
何しろ、今日は自分が帰ってくるのが遅かったというのもある。
せっかくだ、と。
二人分の飲み物、自分にはエールを、シンシアには少し甘い果実酒。
アンセルにはミルクを、と準備して、屋根の上へを上がってこようか。
できるだけ丈夫な場所を選び、ノーガルトもそこに座る。)
■シンシア > 「星見、今夜は特別な星なの…昔の異国の本に書いてあった」
彼と解読を進めるようになり
古代文字、歴史、宗教など過去の種族やら国やらを知ることができた
彼が用意して、屋根に上がってきてくれる
星図とカンテラくらいしか用意していなくて、彼が持ってきてくれたものを受け取りながら
2人の真ん中になるように3人で並んで座り
「ほら、この季節なら、この方向にあるのがあの星でしょ…で
あの星からこっちの方向のが、この星と同じ…」
星の位置は変わることなく同じまま、星図を記した横にはメモらしきものも書き込まれていたけど
■アンセル > 「そうだ、星だ」
今まで空の星は晴れた日には出ている物、あるのが普通と考えていた
しかし星図と共に見れば意味がある物なのか?とない頭で考えてしまう
もっとも考えたところでどれが明るく暗いときに目立つ、あれを目印にすれば帰れる、程度の認識なのだが
この辺りの考えからは人間である二人とは違い動物的な考え
酒はあるのか、との言葉に首を左右にと振りないと示し
梯子の上で待てばノーガルトが飲み物を持ってきてくれそれを受け取る
そうしてシンシアを真ん中に座って
そうしてどの星が星図のどれと説明をしてくれる話を聞きながらミルクを飲み
今では星よりもこうして家族で一緒に何かをしているという事に憂いそうに尻尾を揺らす
■ノーガルト > 「ああ……そういえばそんな伝承があったな…。」
(異国の伝承なので、このマグメールではそんな風潮はないだろう。
それをしようという考えも、生まれてこの方28年間思ったことなどなかった。
もしかしたら、孤児院にいるときは何かしらそういうイベントのようなものはあったのかもしれない。
だが、長い旅路の果てにその記憶は完全に薄れてしまっていた。
シンシアを左隣に置き、ノーガルトも星を見上げる。
そういえば、以前シスターが星について語ってくれたこともあったはずだ。
だが、その記憶も完全に薄れてしまっている。
自分の指針に関係ないものは、大体忘れてしまっているのだ、この男は。)
「……お、シンシア…この星は…あの星と繋がって、大きな三角形になるんだな。」
(ノーガルトもまた、星図を見ながら空を指さす。
こうやって、のんびりと空を見上げることなどついぞなかった気がした。)
■シンシア > 「ね、この国じゃない異国でも異種族でも星は同じだもの
調べてるけど、自分が知らないことを知るのは面白いなって」
自分も星は見るけど、星座とか星の神話とか…季節で見える物が違うとか
詳しく知らなかった、今の時期は明るい星も多いし
川のように見える星の集まりとか
彼の用意してくれた甘いお酒を口にしながら、彼のいう三角形も見つけると
同じ図がそこにあって、アンセルにも一緒だ、と嬉しそうに話してく
そういえばオオカミ座というのもあるらしいけど、この図には見当たらないから方向が違うのか季節が違うのか…
■アンセル > 「伝承??判らんがそらがある限りは星は変わらんと思うぞ
知らない事を知るのが面白いのか」
二人が調べている物にはそう言うものが多いのだろうか
字が読めないだけに内容が判らずに挿絵だけを見る身としては判らず
今度説明をしてもらおうと今は思うが果たして覚えているかは別な事
こうしていれば色々と知らない話も聞ける、それが楽しと尻尾が揺れて
「星と星を繋いだりもするのか?興味深いな」
三角形になると聞けばどれだろうとそれを探すように視線を巡らし
今まではただ見るだけ、今は新しい楽しみを得たと星空を見上げて
■ノーガルト > 「ああ、その昔恋愛成就しなかった男女が、星になって年に一度だけ会えるという伝承だ。」
(ただ、その話は本当なのかどうなのかは調べていないのでわからない。
ただ、そういう話があったという話だけは聞いたことがある程度。
いろいろなところを渡り歩いていると、そういう話を聞いたことがあるが調べようとは思わなかった。
何しろ、その時は魔剣を探すので精いっぱいだったから。)
「別に、繋いだからどうという訳じゃない。それを見つけると、おおよその季節がわかる…程度だな。」
(冬場になると、別の星座も見られるらしい。
狼座、というのはもしかしたらそっちの方で見られるかもしれなかった。)
■シンシア > 「いろんな話が星と星をつないであるみたい」
アンセルの膝を撫でるようにしながら、文字が読めなくても
わかるように星図と空を指差して同じものを教えるようにしながら
「星をつないだり、星で方向や行き先を目指したりできるんだって
これもね、古い歴史の本の中にあったから…」
指でなぞっていれば、端っこに書き込まれたメモらしいペンの跡に気づいて
この時代の文字でないことで、ちょうど彼が調べてるミレーの文字だろうけど
「星を見てなにかの方向を記す目印でも書かれてるのかもね」
■アンセル > 「一年に一度?それはさみしいから駄目だ。毎日合わないと俺だと死んでしまう」
そう言う伝承があるのかと話に聞けば尻尾の毛を逆立てて驚きを隠せず。
その話はもう聞きたくないと言う様にミルクに熱中をする
そうしていればシンシアに膝を撫でられるようにされながら星図と空で教えてもらい
「繋いで方向や行き先を目指すのか。ノーガルトも仕事の時はそれで見る訳なのか?」
自分も星で場所を見ていただけに遠出の仕事が多いノーガルトもそうなのだろう
と、同意を求めるように視線を向けて
何か書いていると聞けばそこを見るが…やはり読めなかった
■ノーガルト > 「ハッハッハ…アンセルだけじゃなくてシンシアも死んでしまうだろうな。」
(アンセルもそうだが、シンシアの寂しがりも筋金入りだ。
きっと、一年に一回しか会えないともなると、寂しさでどうにかなってしまいそうだ。
冗談めかして笑いつつも…実はノーガルトもそうだった。
きっと、禁忌を犯してでも愛に行くだろうというのは、もちろん言わない。
こんなにさみしがりな大黒柱など、笑い話にもなりはしないのだから。)
「昔ならばあり得そうだな……、その線も一応考えておくか。」
(シンシアの提案、しかしその返事は非常にあいまいなものだった。
仕事が関係ないときは、そこまで仕事の話はしない。
だから、シンシアのこの話はまたあとでじっくりやろうと、そう告げておくにとどまったのだ。
今は仕事ではなく、家族の時間なのだから。)
「いや、俺の場合は目的地がはっきりしているからな。星で方角を見ることはめったにない。」
(―――ただし、迷子になったときを除く。
アンセルには、迷子の部分だけは口を閉ざすものの星で方角を見ることはないと告げた。
そもそも、いくらノーガルトでもそんな技術も知恵もない。)
■シンシア > 「わたしだって…そんなの嫌」
昔話のような星の神話のような話、それでも悲しい話に聞こえるし想像したら
顔をしかめて嫌がる
「うん、あとで調べてみるね」
今は屋根の上でのんびり時間
雨のあとだから、空気も澄んでるように感じるし
「でも、どうして…この星と結んでの形で、動物やモノに見えるのかな…
私が見ても分かんないの多いのに」
昔の人の不思議とばかりに3点をつないで鳥の形や4・5点で動物とか
星図を膝におきながら
「でも、ずっと昔の星と、今の星ってかわらないのもすごいね
地上ではいろんな事が変わっていってるのに」
■アンセル > 「だからその話はもうなしだ。俺もシンシアも嫌だと判っている事だ」
俺たちが死んでもいいのか?と少し目を細めてノーガルトを見る
もうシンシアを悲しませない離れないと約束をしている、だからそんな伝承は聞かないと
「隠しているという事か?調べる間の食事は任せておけ」
調べる事には役に立てないがその間の食事は任せろと自信を持った様子を見せる
家族の時間に調べ物の話をするのは少し寂しいがそれでも3人でいれる時間があるだけに気にしない事にして
「目的地がはっきりとか、それならば必要はないな。すまなかった
星図を書いたものには見えたのだろうな。俺にもさっぱりだ」
ノーガルトの言葉を信じてすごいと言う様に目を輝かせ、彼が方向音痴と言う事はいまだに知らない
星を線でつなげば動物になる、それを最初に考えた発想力には関心をして
「上は変わらず下は変わるという事なのだろうな」
■ノーガルト > 「ただの伝承だ、本当にあったかどうかなんて話も定かじゃない。それに、俺たち家族が離れ離れになんかなるはずないだろ。」
(絶対に守って見せる、とシンシアの肩を抱き寄せた。
アンセルも、こっちにこいと手招きして。
隣に来たならば、二人の肩を抱き寄せてやろう。
絶対に守って見せると、ノーガルトも笑って見せた。)
「…昔の人間は、星を見上げていろいろと調べたらしいからな。もしかしたら、その名残かもしれない。」
(天文学、というらしいがノーガルトにもさっぱりだった。
だが、もし何か意味があるならば調べてみるのも、面白いかもしれない。
もちろん、その調べるのはしばらく先になるだろうが…。)
「…上は変わらずに……か。」
(得てして妙な言い方だが…しっくりくる。
下がどんなに変わろうとも、絶対に空だけは変わらなかった。)
■シンシア > 彼に肩を抱かれるとアンセルも一緒と
自分たちのことをいつも守ると何度も言葉にして伝えてくれてる
笑う彼に釣られるように微笑み
「私たちも変わらないけどね?お星様にまけないくらい」
甘い果実酒を口にして
「そだ、今度、海いくでしょ?お弁当なにがいい?」
空をみながら、今度の週末に行く予定の海の話
お仕事や調べ物よりはいい話題のはず
アンセルも海に入れるように人気のない浜辺にいくつもりだから
お弁当も大きめの日よけ、敷物と荷物は多いけど
男性2人、力仕事を任せられる彼らが一緒だから
自分はお弁当を張り切るつもりで
■アンセル > 手招きに場所を変えれば肩を抱かれ
守って見せると笑うノーガルト、そして一緒に肩を抱かれるシンシアを見る
守る事を一人に任せはしないと自分も守ると笑い
「星を見上げて調べるか。そう言う考えもあり残っているという事か
俺たちは変わらないでずっと一緒だ」
星に誓うと言う様に見上げてずっと一緒と小さく口にして
自分が言った事に変か?とノーガルトを見て
「そうだった、海に行く約束だったな
お弁当は肉がいい」
そうだったと頷けばリクエストは勿論肉
どんな場所に行くのかは判らないが海は初めて
今から楽しみだと言う様に尻尾が激しく振られ
当日の荷物持ちはきっと凄く頑張るだろう
■ノーガルト > 「………。」
(みんなで守って以降、それが今のノーガルトだった。
決して一人で抱え込まない、信じてくれる家族がいる。
そして、その家族を信じている自分がいる…一番ほしかったものは、もしかしたらこれなのかもしれなかった。)
「ああ、俺たちも星と一緒でずっと変わらない。」
(そういえば、週末に海に行く予定をしていたのだった。
その際のお弁当、アンセルは肉だと即答している。
さすが、そこはオオカミだというべきだろうか。
さて、ノーガルトは何がいいだろうかとしばらく考えてみる。
そういえば最近、仕事で遠征に行くことが少なかったので、シンシアの弁当はここのところ味わっていない。
以前のように、遠征に行くときは作ってもらうのだが…ここのところ日帰りでしか依頼を受けていなかった。)
「そうだな……俺はポテトサラダとローストビーフだな。後、今回はパンを用意してくれ。あとは、フライドチキンだな。」
(ローストビーフのサンドにして食べる。
そして、フライドチキンは海の上で酒と一緒に豪快に齧りたい。
海に行くと、どうしても熱いからというので酒が飲みたくなってしまうのだ。)
■シンシア > 「お肉と…ポテトサラダと、フライドチキン、ローストビーフね、あとパンと」
わかったと指折りながら彼の肩に頭をのせて頭の中でお弁当の段取りを考えていく
「ノルはお酒と日除け持ってね、アンセルは…敷物とお弁当、私もお弁当とみんなの着替えね」
3人なら荷物も分担してたくさん運べるし
困ることない力持ちが2人もいるんだからと
「アンセルは、狼なっちゃだめだからね潮風で毛がすごいことになるから」
さすがに肉だらけ、どこかに野菜を紛れ込ませようとしながら
3人で海は初めて、アンセルも海が初めてといってたし
楽しませてあげたくて
■アンセル > 「ずっと変わらない家族だ。増える事はあっても減ることは無い」
大事な家族、群れは守るものだという狼の考えではある
それを押し付けるつもりはないが守りたいという気持ちを伝えるように二人に摺り付き
シンシアの問い掛けに二人でリクエストを告げれば今からお弁当が楽しみになってしまう
当日になるまでそれを我慢する必要はあるが耐えれるかは別の問題で
「駄目なのか……判った」
本当は狼の姿の方が楽ではあるが駄目と言われれば肩を落とし頷く。
だがすぐに海が楽しみと気分を切り替えてミルクを口にして…
ふと何かに気が付いたように耳が動き屋根の隅に移動をして下を覗き込む。
「すまない二人とも、少し離れる」
見下ろした先によく来る野良の子犬を見つけ、呼ぶような鳴き声にすまないと二人を見て。
「なるべく早く戻る…」
そう言えば梯子を下りて地面にと、そして子犬を抱き上げて庭から通りへと出ていく…
ご案内:「平民地区 端っこ」からアンセルさんが去りました。
■ノーガルト > (寂しがりな二人だ、ハバキリを手に入れた際に、瀕死の重傷になったとき。
彼らは本当に心配して、説教をして。
その時に、自分はもう軽々しく死んでいい人間ではなくなったのだと実感した。
必ず生きて帰ろう、そう誓ったのを今でもはっきりと覚えている。)
「日焼け止めと酒か……、酒はともかく日焼け止めは俺には必要はないぞ…?」
(日よけをするつもりもないし、むしろ焼けても何ら問題はない。
日焼け止めが必要なシンシアを見つつ、まあ一応持っていくならばと。
不意に聞こえてくる子犬の鳴き声…、いつものあの子たちだろう。
すっかり父親になってしまっているアンセルを見送りながら、ようやくノーガルトも酒に口をつけた。)
■シンシア > 「日焼けどめは私に塗ってね?
ノルにお願いするのは日除け簡単な影ができるようなものね」
パラソルはないけど、休憩できるような日陰のものを探しておこうと
こんな夜に子犬が…自分でも心配になるけど
先に動いたのはアンセル、屋根から見える抱えて送る姿が微笑ましく
「昼間は暑いけど、少しは…夜はましかな、ノルあとで夜食、食べるでしょ?
何かたべた?」
遅くなった帰宅、彼がお腹空かせていないかと隣に寄り添いながら
■ノーガルト > 「ああ、そっちか。わかった、何か用意しておく。」
(猶予はあと一日ある。
明日は仕事もそんなに入っていないし、夕方ごろには終わるだろう。
その時に、雑貨店などで何かを見繕うのも悪くはない。
あいにく、そんな日除けになりそうなものは準備できそうにないから、市販の物を。
こんな街でも、アウトドア用品くらいならば準備できるだろう。)
「ん……そうだな、あいにく晩飯を食いそびれてな。」
(そんな中でお弁当の話なんか出てくるものだから。
この二人は何か、俺に嫌がらせでもしているのではないかと少し心配になった。
そんな冗談めかした言葉で仕返しをしながら、ノーガルトも笑いかける。)
■シンシア > 「うん、お願いね」
野営に使えるテントでもいいけど
まあ日除けになるようなものならなんでも、と
「じゃあそろそろ降りる?残り物でいいなら
パスタならすぐできるよ」
保存用に作り置きしてた、ラタトゥユにミートソースがあるし
コンソメのスープもすぐに
空腹で帰宅したのに屋根の上で過ごしてたのも申し訳なくなり
立ち上がろうと星図カンテラと果実酒のグラスと、両手がふさがってたから
屋根の僅かな傾斜と足元の悪さにふらつきながらハシゴに向かおうと
■ノーガルト > (せっかくのレジャーなのに、野営用のテントなど味気ないものを使う気はない。
何か、パラソルのようなものがあればいいのだが、この時期だとかなり売れていくはずだ。
残っていればいいのだがと、少しだけ思っている。)
「そうだな……頼めるか?」
(何か残り物でも、すぐにできるものでもいい。
シンシアの飯は何でも美味い、というのはアンセルの言葉だが、それはあながち間違っていないとも思う。
手料理というものに慣れてしまったせいか、ここのところ外食する機会がめっきりと減ってしまっていた。
家で温かい飯が待っているのに、わざわざ外で食う意味がない。
ふらつきながら、梯子を下りていくシンシア。
危なっかしいなと思いつつ眺め、シンシアの後でノーガルトも梯子から降りていこうか。)