2016/09/01 のログ
イーヴィア > (己が、女を支えるその代わりに。 女から与えられるものは、齎される物は多い
我が子を抱く喜びを、初めて知ることが出来たのも、女のお陰だ
だから…証のように、己も女も、共に愛し合っているのだと、其の証のように
再び其の身を、孕ませる事を、願う

どくり、どくり、鼓動のように力強く脈打つ熱塊が、最後の精を注ぎ切れば
一度は指輪の力で綺麗に洗い流された其の子宮の器を、再び熱が埋め尽くすだろう
時間を掛けて、再び満ちる器に、命の欠片が降りてくる事を促しながら)

……孕めたら…、……また、暫くはこっちに手伝いに来る…。
……また…、……抱き上げてやる、さ…。

(きっと――そうして、二人の心もが、互いの愛情で満ち溢れるまで
きっと、月明かりに包まれし初夜は、まだ、まだ、続く事と為る筈…何せ、まだ、夜はこれから、なのだから)

テイア > 二つの不完全なものが混じり合い、溶け合い、そして始めて一つの命となる。
けれど、それだけではまだ不完全だ。
自分とは異なる他人を愛し、愛され欠けた部分を補い合うことで始めて完成する。
女にとって、その相手は間違いなくこの男であった。
混じり合い、そしてまた命を生み出す、命を、つなぐ。

「ああ…また、そなたの手で取り上げてやってくれ…」

鼓動のように力強く脈打つ熱塊から吐き出されるそれが、子宮を満たしていく。
その熱に、感覚に甘く声をあげて男の耳を擽りながら受け入れ、なんどもなんども愛を囁いて交わりは続いていく

イーヴィア > (本来エルフとドワーフと言う二つの種族は、時として相反する存在で在る事も多い
けれど、己はそんな偏見なぞ持たず人種の坩堝たるこの地で生きてきた
女もまた、その様な偏った考え方を持っていない事は、傍に居れば良く判る
故に、だからこそ、己と、この女が愛し合う事が出来たのだろう
……繋がる命の輪廻は、きっと次の世代へと受け継がれて行く
其のときまで、願わくば永遠に、己を取り巻く全てを、護り通したい

――どれだけ、時間が経っただろうか
部屋の中を、静寂が包み込み、ただ互いの鼓動と、乱れた吐息だけが微かに響き渡る
熱塊は脈動を止め、今は女の聖なる器に栓を塞ぐのみで
――ふ、と、僅かに脱力すれば、再びふらりと、寝台の方へ歩みを進め
ゆっくりと、其のシーツの上へ、互いに身体を横たえて行こう
己が体躯の上に女を乗せ、ころりと、ベッドの柔らかさに背を預けて)

――――………名前、考えないと、な…。

(穏やかな吐息と共に、紡ぐ。
そうして――また、緩やかに腰を揺らして行くのだ
月が空の散歩を終え、再び陽光が部屋を照らすまで
ずっと、ずっと――意識までもが共に蕩け合うまで
眠り、交わり、眠り、そして、其の末に
再び、父として、そして、母として、子供達の前に姿を現す其の時までは――)

テイア > さえざえと降り注ぐ月の光の中、密着した互いの体温を感じ合うながら、鼓動を聞きながらなんども迎えた絶頂の後の気だるさに身を任せる。
とめどなく流れ続けた命の奔流、その最後の放出は、ぽっこりと女の下腹部を膨らませる程度には量が多く子宮の中で、無数の遺伝子がかけらを求めて揺蕩う。

「――ふ…ぁっ、んっ…はぁぁ…」

再び寝台へと戻る為に、歩き出す振動にびくびくと体を震わせて男の上に乗る形で横になれば深い吐息がこぼれおちた。

「…そうだな…でも、まだ時間はあるからゆっくりいい名前を考えればいい…」

紡がれた言葉にすこし顔をあげて、答え口付ける。
今はまだ、父と母ではなく男と女として過ごそうと。
緩やかな腰の動きに甘い声を漏らして、戯れながら交わりを続けていき、やがて空がしらんでいくのだろう。

ご案内:「ルミナスの森 城」からイーヴィアさんが去りました。
ご案内:「ルミナスの森 城」からテイアさんが去りました。