2016/08/21 のログ
ご案内:「ルミナスの森 城」にイーヴィアさんが現れました。
ご案内:「ルミナスの森 城」にテイアさんが現れました。
イーヴィア > 忘れて貰えてるんなら良い事さ、でも、頭のどっかには何時も『領主様』が居るだろ?
ソレだって、俺と居る時には忘れさせてやりたいのさ。

(――否、ソレはそもそも悪い事ではない。 常に民の事を考え、民を案じ、政に意識を巡らせる
其れは領主として在るべき姿で在り、尊敬されるべき姿勢だろう事は間違いない
けれど、其れは彼女自身を犠牲にする事で成り立つ物だ、ならば本当に一時だけでも構わない
彼女自身を、ただ自らの幸福だけを考えられる時間を与えてやりたいと思うのは
恐らくは、単純に、雄としての矜持に近い物が在るのやも知れぬ

階を上がれば、其処はみだりに他者が立ち入る事の無い領域
廊下を歩みながら、女へと重ねる口付けが徐々に深まれば、次第吐息ごとを貪る物に変わって行く
シルキーも、もうこの後で自分達を訪ねて来る事は、余程の事が起こらぬ限り無いだろう
舌を絡め合い、互いの唾液を混ぜ合わせながら、女の咽頭へと伝え流しては
咽頭を潤させ、そうして、ゆっくりと唇を離して、笑みを見せ)

―――……嗚呼、そうだ。 ……指輪の説明をしてやらないと、な。
……テイア…魔法を使う時みたいに、指輪へと魔力を集めてみな。

(部屋の前、扉を背中で押し遣っては、入室しながら。 思い出した様に告げる、言葉
魔力を扱えない己と異なり、エルフで在り、そして長く研鑽され続けてきた彼女の内包する魔力は
一般的な想定の基に作られたマジックアイテムを、壊してしまいかねない
故に、其れこそ魔王が身に付けるに耐え得る品質の、『至高の一品』を目指して創り上げた指輪が
実際のところ、其の使用に耐えられるのかを、試してみよう、と
既に、只身に着けているだけでも、彼女から無意識に溢れ出る余剰魔力を、指輪は吸い上げている
意図的に魔力を注ぎ込めば、其れだけ膨大な力が一気に流れ込む事と為るが、果たして
部屋の中を歩み、そして、寝台の上へと、女と共に腰掛ければ――其の瞳を、見詰めて)

テイア > 「無意識のことは勘弁してもらえると有難いんだがな?」

長い年月、この立場に立って過ごしてきた故に騎士として、領主としての思考になることは女にとって、普通の事になっている。
けれど、男といるときは一人の女として、一人の母として夫と子供たちに愛情を注ぐ。
与えられる愛情に、幸福に素直に甘えているつもりだ。

次第に深くなる口付け。お互いに舌を絡ませ合い、貪り合う。
流し込まれた唾液を、こくんと小さな音をたてて飲み下すとそっと閉じていた瞼を上げて二色の瞳で男の紫の瞳を見つめて、女もまた笑みを浮かべた。

「…ふむ…。こう、か?」

指輪に魔力を、と説明されるのに左手の薬指に視線を落とす。
指輪へと魔力の行先を集中させれば、即座に身の内にある魔力は指輪へと流れ込んでいくだろう。
男が女のために創り出した指輪は、流れ込む膨大な魔力の量を壊れることもなく平然と受け止めるはずで。
なにか指輪が魔力によって動く仕掛けなのだろうかと、その変化をみやって。
その間にも、男の歩みは進められて寝室へと入り抱き上げた格好のまま寝台へと腰掛ける。
指輪の説明の続きをまつように、視線を男の方へとあげると見つめられるのに、柔らかな表情のまますこし首をかしげるようにして。

イーヴィア > 別に悪いと言ってる訳じゃないさ、俺がそう在りたいって思ってるってだけでなァ。

(其処まで、彼女をただ一人の女として安心させる事が出来たなら、と、そう思うだけ
彼女に強いるのではなく、男としての、彼女を娶った者としての目標のような物だと告げては
ふ、と笑って女の瞳を見下ろすだろうか。
女の体躯を膝上へと乗せては、見守る其の一連の動作
魔力を操るという行為自体、己には全く素養がないけれど、彼女が為す其の力の流れは
己にもまた、一種の感覚として感じ取れる。 流麗、と表現すべきか、清らかな力の流れは
指輪へと注がれ、そして其の膨大な量を苦にする事も無く、貯め込まれて行く
女が注げば注ぐだけ、吸収は続き、そして其の量が一定を超えたならば
指輪は一度、淡い光を放って、十分な量が満ちた事を教える筈で)

―――御前の魔力を、ソイツは吸収して溜め込んで行く。
もし、お前の身が呪いや魔法の類で蝕まれたなら、ソイツが御前を護ってくれるだろうよ
御前ほどの魔力の持ち主なら、強力な魔法でも弾き飛ばしてくれる
―――……まぁ、その代わり出力がデカイ分、連続じゃ使えないけどな

(在る意味で、お守り代わり。 窮地に陥った時、反撃や脱出の糸口と為り得るだろう、と
己が態々創り上げた指輪が、当然ながら何の変哲も無い指輪である筈が無い事告げて、小さく笑う
未だ指輪に溜め込んで置ける魔力には余裕が在り、可也の膨大なマナタンクで在る事が伺えるだろう
まだ、疲れない程度にと注釈を付けつつも、其の儘魔力を注ぎ込んで置く様に促しては
そっと左掌を、女の下胎へ穏やかに乗せて、ゆったりと上下に撫ぜ上げる
ドレス生地の滑らかな感触のした、感じられる、女のしなやかで柔らかな
それで居て、鍛えられた其の肉体を、感じ取り、愉しむ様に)。

テイア > 「十分すぎるほどに、そなたの存在は私にとって安らぎとなっているぞ?」

淀みない清流のように、澄んだ純粋な力は指輪へと流れ込み溜め込まれていく。
膨大な流れは枯れることなく指輪へと注がれ、指輪もまたその膨大な流れを壊れることなく受け止め、やがて淡い光を一度放つ。
笑って見下ろしてくる瞳に、女もまた微笑みを浮かべてそっとその頬に右手を滑らせながら告げる。

「侵食系の呪いや魔法は厄介だからな…。魔法も弾くことができるのか、それは非常に助かるな。…初撃を防げれば、次の手に移ることもできるだろうし、十分すぎるよ。」

侵食系のものは、肉体、精神を侵す。自らの意思とは関係ない肉体の反応、自らの意思を剥奪するもの。
様々な種類があるが、通常の攻撃よりも厄介なのは共通している。
男がその手で創り出した指輪。男に守られているのだと、どこか安心できるそれをそっと撫でて。
一度淡く光ったあとも、指輪は平然と流れ込む魔力を受け止め溢れる様子も、壊れる様子もない。
そのまま魔力を注ぎ込むようにいわれるのには、魔力の流れはそのままにしておく。
魔力操作をしながらも平然としていられるだけの余裕はかなりあって。
男の左手が悪戯に動き始めて、下腹部をなで上げる。
ドレスごしに動くその感触に擽ったそうにすこし身を捩らせて

イーヴィア > そう言って貰えると嬉しいね。 ただ、十分と言われて努力を止める心算も無いって事さ。

(男の矜持、歩みを止めてしまえば、己は其処までの存在で止まってしまう
それで十分だと女が例え告げるのが本心だとしても、努力目標はあくまで高く、が今までの己だ
変わらぬと言った以上、そう言う所だって変える心算はない
無論、其れが何の為なのか、を忘れる心算もない。 全ては、この腕の中の、一人の女の為に
頬へと触れる掌に、ふ、と表情緩めては、掌へと顔を傾け口付けを触れさせて)

魔法其の物も弾けるがなァ、単純な破壊魔法なら、十分に対処してる御前さんなら早々遅れは取らないだろうさ
どちらかといえば、本当にどうにもならない時の為の保険、て考えりゃ良い
練られた罠や絡め手の類の方が、御前にとっちゃ厄介だろうしな。

(日常的に使う事は、想定していない。 あくまで、女にとっての秘密兵器足りえれば良いと想う
例え肉体や精神の制御を奪われても、着用者たる女自身に危機が及べば、指輪は応えてくれるだろう
己の想定通りに、其の指輪が女を守ってくれると言う確信を得られれば
少しの安堵と共に、そっと、女の指先へと口付けを落として)

―――……ちなみに、他にも一寸した機能は在るんだが…、……知りたいか?

(――下腹を撫ぜていた掌が、そっと、女のドレスへと手を掛ける
一度其の姿を見ているが故に、寛げ方は判るのだろう、止め具に指を掛けては衣服を緩め
其の素肌から一枚の布地を、ゆっくりと脱ぎ落とさせて行こう
――そして、其の合間に。 まだ、指輪に秘められた機能は在ると告げながら
其の指輪へと、其れこそ、上級魔法を何発も放てるだけの魔力が溜め込まれて行くのを
何処か感心したように眺めつつ――ふと、軽く悪戯げに、口端を吊り上げた)

テイア > 「何事に対しても努力家なのは認めるがな。…あまり甘やかしてくれるな。」

ふふ、と苦笑交じりの笑い声が漏れる。
冗談ではなく、本気で言っていることがわかるから、やんわりと釘を刺す。
男の想いが嫌なわけがない。ただ、女としてもここまで甘えられる存在というものは、今までいなかっただけに加減が分からない所であって。
ほほへと触れた手のひらに感じる唇の感触に、柔らかな笑みを浮かべて。

「不意打ちのものなど、防ぎようがないものもあるからな。魔法そのものも弾けるのも有難い。
 確かに罠や絡め手のほうが厄介だな。これに頼りすぎて判断を誤らないようにはするが、それでも保険があるというのは安心できる。」

指先に落とされる口づけを受けながら、男の言葉に頷く。
最悪、肉体や精神を侵される類の魔術などを受けても意思とは関係なく発動されるならば、永続的にそれに侵される不安はなくなる。

「…施してくれた機能があるなら知っておきたいが…悪戯をする子供のような顔になっているぞ?」

装飾やドレスの留め金を外せば、オフショルダーのそれが寛げられていく。
するりと滑らかな肌にひっかかることなく、滑り落ちていくドレス。
そうすれば、普段機能性重視で色気など必要ないと主張するような下着とは違い、見せる為のレースの使われた下着が姿を見せる。
まだ余裕のある指輪へと魔力の流れは止まることなく流れ続けて、言葉とともに悪戯に吊上がる口に苦笑を浮かべて。

イーヴィア > 他に、御前が甘える所が在るんなら考えるさ。 ……それに、稀代の努力家に言われてもなァ?

(――エルフとは、才覚に恵まれた種族だ。 けれど例え才覚に恵まれていても
騎士となるにも、其の長を務めるにも、そして其の末にこの地の領主と為るにも
決して他者とは比べようも無い、途方も無い努力が必要だったろう
ならば、己が今なそうとしている努力なんて、ほんの小さな事だ、と
そう呟いては笑い飛ばして、肩を竦めて見せるだろう
そして、何よりも自分に厳しい女を、如何しても甘やかしてやりたくなるのは性分だ
加減なんて必要は無い、と想うのだけれど、其の辺りはじっくりと、時間を掛けて判らせてやれば良い)

御前の場合は、先ず一番に頼れるのは御前自身だからなァ…。
下手に頼るより、切羽詰った時に思い出す、位の扱いで良いかも知れないな。

(初めて、其の指輪を指に通したことで、この指輪の所有者は彼女と為っている
彼女に危険が及ぶ限り、そして彼女自身が其れを退けられない限りは
指輪は彼女を護ろうとするだろう。 必ずしも傍に居るとは限らない、己の代わりとでも言う様に
指に掛けたドレスが、其の艶やかな素肌から滑り落ちて行けば、露と為る肢体に
そして、其の身にまとう、普段とは異なる、其の身を飾り、魅せる為の下着姿に、双眸を細めた
一瞬、この瞬間の為だけに纏う、清らかささえ感じられる其の布地に
そっとなぞるように指を触れさせ、そして、少しばかりそうする事が勿体無いかの様に、指を掛けて)

……なぁに、思いついちまったからな。
それに、実用性も少しは在るんだぜ、一応は、な?

(するりと、滑り落としてやる下着を、広いシーツの上へと放り
腕の中へ、一糸纏わぬ姿を晒す女の姿を、改めて、ゆっくりと眺め見下ろそう
軽く、女の上半身を、片腕で抱え上げては、其の首筋へと、埋める顔
白き肌の上に、そっと重ねる唇で、柔く吸い上げ、頚動脈の辺りへと薄紅の花弁を刻んでやれば
――そっと、己が左掌を、女の目の前へ掲げて見せよう
其の薬指へと嵌められた、同じ指輪を、女の指輪へと近づけて行けば
まるで、共鳴するかのように、指輪が仄かな紅い光を、帯びるのが判る、か)

テイア > 「他に甘えるところがあれば、このように甘やかされ方が分からずに困ることもなかったんだろうがな…。小さなことでも、そなたの大きな目標に全て繋がる。比べることではないさ」

全く、と笑いながらため息を零す。
騎士となること。女の身で、人の世に出てそれを目指すのに死に物狂いで様々な事をした。
目指すもののために当然の事をしたまでだ、と女はいうのだろう。
そのために、甘えも、弱さも切り捨ててきたつもりなのだけど、この男といると切り捨てたつもりのそれらを自覚させられる。
決して嫌な気持ちにさせるのではなく、それらも必要なものだと教えてくれるのだ。

「ああ、頼りすぎて隙ができるのでは本末転倒だからな。」

すこし視線が泳ぐ。
着慣れないドレスもそうだが、身につけている下着も同じ。
見せるために身に付けるその装飾を見られるのが妙に恥ずかしい。
頬の辺りが熱くなるのを自覚する。傍目からは赤くなっているのが見えるのだろう。
なぞる様に指が触れるのに、ぴくっとほんのすこし体を戦慄かせて。

「一応、か…。悪戯心の方が大きいというわけ、か…んっ…」

下着も完全に脱がされて一糸まとわぬ姿へと変えられる。
首筋に埋められた顔、その頭を抱くように髪に指をすきいれて、きゅうっと肌を吸い上げられる。
触れる吐息が、唇の温度が、吸い上げる感触がぞくりとした快感を生み出して小さな声を漏らし。
男の左手の指輪と己のそれが近づけば、ふわりと淡い赤い光が灯される。
それと同時に女の体にも次第に、官能の焔が灯されていくか。

「…ふ……。」

じんわりと熱くなっていく体を自覚して、無意識に熱い吐息がこぼれ落ちる。
肌はほんのりと染まり、焔に煽られていく。

イーヴィア > 甘やかされるに、方法も何も無いと思うぜ? ただ、自分が心地良いって思う様にすれば良いのさ。
後は、そうだな…、……御前が、自分からこうして欲しいって言える様になれば、俺は嬉しいがね。

(甘えさせてやりたい、と、同時に、甘えて貰いたいとも思うのが男の難儀な所かも知れない
まぁ、今まで僅かもして来なかった事を、今すぐ、何て言う心算も無い
ただ、今まで女が其の目標と結果のために犠牲にしてきた全てを
己が取り戻させてやりたいとも思うのは、確かな事だろう
己にならば出来る、そして、それはとても誇らしき事でも在るのだから)

―――せっかく、俺と御前だけの為に作るんだから、ナァ?
……少しだけ、俺の為の仕掛けも作ってみたのさ…勿論、創るからには本気で、ね。

(指輪が、女の指輪へと近付くごとに、其の光を強めて行く
其れと同時に、女の指輪へと流し込まれて行く魔力が、次第に変質して行くのが
恐らくは、女程の魔力の才が在れば、容易に感じ取れるだろうか
絶え間無く流し込まれた莫大な量の魔力が、次第に蜜の様な妙な性質を帯びる
とろりとした、甘ったるい其の力が、次第に波打ち、うねり、流れを産み
そして二つの指輪が、かちり、と微かな音を立てて触れ合った瞬間――
――指輪から、解放された魔力が、本来の持ち主で在る女の身体へと、逆流し始める
其の下胎へと雪崩れ込む力が、子宮を、一時的な魔力過剰状態へと陥らせてしまえば
自らが指輪へと流し込んだ分だけ、子宮が、卵巣が、変質した魔力を孕んで狂い出し
凶悪なる発情を、強めて行く事に成り果てる――まるで、淫魔の法術の様に)

―――……ほらな? 説明は…、……要らない、だろ?

(言葉にするよりも、寧ろ。 体感したほうが、余程正確に理解出来る
小さく、囁くように女の耳元へと声を響かせては、改めて其の色違いの瞳を真っ直ぐに見詰めて
それから、其の胸元へと顔を埋めて、乳房を吸い上げ、舌を這わせては
自らの魔力に、在る意味で裏切られる女の下胎を、ぎゅむ、と、力強く、圧してやろう、か)

テイア > 「…それがなかなかに難しい。それに、そなたは私が言葉にするまえに、欲しいものをくれるからな…。」

方法はないと言われるものの、やはり甘えるというのをどうすればいいのか、と考えてしまう。
言葉にうーんと難しげに眉根を寄せて。
欲しい言葉、欲しい触れ合い、そんな様々なものを男は女に与えてくれる。
それだけで、十分以上に満たされている。これ以上に望むのは望み過ぎな気がしなくもない。
などと考えて。

「んんっ……っぅっくっ…」

指輪同士が近づくにつれて光が強まる。それと同時に女の中に点った焔も小さなものから、大きなそれへと変わっていく。
指輪へと送られる清らかな水のような女の魔力が、とろりとどこか熱を含むように甘くからみつくように変わっていく。
かちり、と微かな澄んだ音をたてて指輪が合わさった瞬間、女の体がびくりとひときわ大きく戦慄いて、膝を折り曲げ腹部を抱え込むような姿勢となる。
燃え上がった焔は子宮に宿り、どく、どく、と脈打つ。
凶悪なほどに発情した子宮から、全身に広がるその熱は息すら乱すほどに強い。

「――んんっ…ぁ…ぁうっ…」

衝撃とも言えるほどのその熱に言葉もなく翻弄される。
見詰められた色合いの異なる瞳は、どちらも情欲に潤み、びくっびくっと戦慄く体。
胸元へと顔を埋められ、吸い上げ舌を這わせられるのに敏感に声を漏らして。
下腹部を強くあっせられれば、子宮へとその衝撃が伝わり背を反らせながらびくっと全身を強ばらせて甘く声をあげる。

イーヴィア > ―――……難しくて当たり前さ。 生きてる時間は長くても、騎士の歴は長くても。
……誰かの嫁としては、まだ一年も経っちゃ居ないんだから、な。

(そう考えれば、己から見て――まぁ、己も余り人の事は言えないのだが
女は初心なのだと、そう、言えなくも無い――ような、気もしなくも無い
これから自分で見出して、覚えて行けば良いのだと、焦らぬ様に笑いかけては
――一度、ぶるりと腕の中で跳ね上がった身体。 まるで胎児の様に膝を寄せ
身体を丸めた女の目元へと口付けを落として。)

―――……御前が溜め込んだ指輪の魔力を解放して…子宮を、狂わせてやれる。
勿論、鍵に為るのは俺の指輪だから…他の奴には出来ないけれど、なァ。
……でも、やっぱり流石だな、テイア…、……ちょっと、御前の魔力を見くびってたぜ。

(――解放された魔力は、未だ指輪から女の子宮へと流れ込み続けている
其れだけ、女が指輪へと注いだ魔力量が途方も無かったという事の現われだが
正直に言えば、己の想定よりも遥かに上だったと、こんな時の割には、真面目に感心していたか
まるで身を護るように、子宮を刺激から遠ざけるかに、膝を寄せた女の
其の脚の隙間へと掌を滑らせれば、肌の上からも見込んでやる、其の発情器官
弄べば面白い様に反応を返し、身を震わせる其の姿に、愉悦と嗜虐を感じながら
女の体躯を、そっとシーツの上へと横たわらせ、そして、其の乳房へと吸い付いてやりながらに
己が衣服へと手を掛けては、シャツも燕尾服も、何もかもを寝台の下へと脱ぎ落として)

―――……テイア。
……脚、開きな。

(――囁く、言の葉。
次第に、女の身体を組み敷いて、寝台との合間に閉じ込める様に覆い被さって行きながら
寄せていた膝を、開いて、己を受け入れるようにと、促すか。)