2016/01/18 のログ
ご案内:「平民地区、冒険者の宿の離れ」にラウラさんが現れました。
ご案内:「平民地区、冒険者の宿の離れ」にカースドさんが現れました。
■ラウラ > (時折用いるこの宿ではあるが、己が好んで使うのは本棟とは別……色々な意味での秘匿性が高い『離れ』が存在するから、である。しかしてこの『離れ』にも色々と問題があり、一応独立した建物にはなっているのだが、設備の揃いが痒い所に手が届かなかったり、そもそも空き地を利用して詰め込んだのだろうかと思う程に乱雑に幾つも、同経営同目的の『離れ』が1区画に存在数事、であろうか。しかして今宵は素直に宿を取るよりも、こうした場所の方が都合が良かろうと選び、本日の分と明日の分、連泊を求めて代金を前払いしてある。―――この料金プランの利点は何人で宿泊しようとも『一棟ごと』の支払いである為、要らぬ詮索を受け辛いと言う側面もある)
さて……場所は教えたけれどちゃんと来れるかしら……
(地図も渡してあるが、彼女の身の上的な意味での心配もやはり拭えないものである。あの日に纏っていたケープは目印代わりにこの建物に入る扉、その入り口部分に吊るしてある為、今は夜風にひらひらと舞っている頃かもしれない。―――そうして思索する場所はどうか、と言えば扉を開ければ殆ど素通しになって居るような空間であり、設備としては大きめの机に椅子が数脚。それから浴室と寝室に続く扉があるだけの簡素な空間である)
■カースド > 「こ、ここ……かな。」元は上等な衣服であったボロ布を纏った少女は、何度も握りしめてしわくちゃになった地図と、周囲を見渡しながらつぶやいた。
入り口には見覚えのあるケープが夜風にはためいている。
平民地区で衛兵の目から隠れなければいけない上に土地勘もない、極めつけに、書いてある字もあまり読めなかったために、随分迷ってしまった。
左手を壁についてよたよたとドアに近づき、控えめにノックする。
「ラ、ラウラ…?カースド、来たよ…開けて、いい…?」
■ラウラ > (心配げにそんな空間を右往左往……いざとなったら迎えに、否、そうすればすれ違う……こんな事なら貧民地区にセーフハウスでも用意するのだったか、等々、今更ながらの思案が過ぎるものの、それを遮った音に、ほっ、と、思わず小さな安堵を零していた)
良かった……っと、ええ、開けて良いわよ、私一人だし……ふふ
(そんな言葉を返すものの、ほんの数歩で辿り付ける戸口まで至ると内側から無施錠のドアノブを捻る。ドア板の動きとしては己の側に引く形式なので、彼女がもし押し開けようとして居れば急にドアが引っ込む、なんて事故になってしまうかもしれない)
こんばんわ、カースド。まずは、上手く再会できて嬉しいわ。―――あれから、何か痛かったり不自由してたりとかは、無い?
■カースド > 「よ、良かった。あっ」ドアノブに手をかけたタイミングで扉が開き、内側に引っ張られるかたちになる。そのまま相手に倒れこむような形になるかもしれない。
「こ、こんばん、は。あ、あの、だ、大丈夫、だよ。い、いつもと、同じ、じっと、してれば、治、治る。から。」何かしらの怪我を常に受けてきたために、怪我が痛む、というのがカースドにとっての、普通だった。
見える部分の怪我はかさぶたになっているが、むき出しの足の怪我は汚れのためか化膿している。
先日は月明かりの下だったために、あまり見えなかっただろうが、照明に照らされれば、少女の体が凄惨なまでに傷めつけられてきたのがわかることだろう。
顔の右半分から肩口にかけてと、両手のひらは大きく焼けただれ。両手の小指と左手の薬指は根本から欠けていた。細かい古傷の跡は全身に及んでいる。
■ラウラ > (こちらへと倒れこんでくる矮躯、反射で受け止める格好となりそうであれば故意に位置を調整し、彼女の顔が丁度、己の胸元へと触れる角度を狙う魂胆。―――尚、今宵の目的が目的である為、先に宿へと入った身の上はブラを外しており触れようと思えば柔らかな隆起が布地越しに感じられるだろう)
……それが問題なのよね……見えるところでも怪我はある、し……
(もっとも、そんな負傷が軽く思える程……否、明確に“新しい傷”と“古い傷”を見分けるのは、ともすれば困難なのではないか。
そう思わせるだけの惨状が、己が背にした灯りからも、ちょうど入り口に当たる場所な為に灯されている街路灯のお陰もあって眼に入ってしまう。きゅっ、と、唇を一時引き結ぶものの……)
いつまでも半分外、じゃ寒いわね。―――入って?暖炉に火が入ってるから、結構あったかいと思うわ
(そう告げると、倒れこんだ彼女の位置がどうであれ一度軽く抱擁し、肩を抱くような形で屋内へと。今度は扉に内側からなら簡単に開ける事の出来る鍵を落とすと、屋内中央にあるテーブルの脇へ、ひいては暖炉により程よく温まった空間へと誘おうとして)
■カースド > 柔らかい感触に抱きとめられて安らぐよりも、体に染み付いた奴隷精神が、無礼と判断した。慌てたように手を後ろに伸ばして、ドアを掴むと、体を引き起こす。
「ご、ご、ごめんなさい。か、カースド、歩くの下手だから……ごめんなさい…。」命令されてもいないのに相手に触れるのは罪であると、少女は教えこまれていた。
「うん、お、お邪魔、します……。」軽い抱擁に安心したように目を細める。鍵を落とす音に、一瞬頭頂部の猫の耳がそちらを向いた。
部屋の中央に誘われれば、壁やテーブルに左手をつきながら移動する。「あ、あた、暖、かい、ね…。」かじかんで震える指を閉じたり開いたり。
■ラウラ > (その折、きょとん、と、眼を瞬かせ……ごめん、の意味を脳裏で探る。己としては悪戯成功、ぐらいの魂胆で居た為、暫しの間彼女の意図を測りかねて妙な間が空いてしまっただろう。それでも、遅れて気付けば返す抱擁の折には狙った形で己の胸に彼女の顔を寄せてしまうのであった)
私のおっぱいにカースドが触っちゃった場合は、よっぽど何か周囲に気をつけなきゃ不味い時以外は『ラッキー』って思って良いのよ?―――私もカースドに触らせて貰うんだから
(茶化すように紡ぎつつ奥……と言っても入り口からそう間口は無いのだが、扉から否応無く滑り込む隙間風からは逃れる事ぐらいは出来る気配りが成された構造である)
……外から開けられない為の対策よ、何もカースドを監禁する心算じゃないの、内鍵だから、ちょっと捻れば開くし、心配しないで良いわ。
―――ふふ、今日と……日が昇って暫くは付き合って貰うから二日分、になるかしらね。カースドの事、改めて買わせて?その間はこの宿に泊まる事にする心算、変な邪魔も入らないし、外より暖かいでしょ?
(言いつつ己は半歩下がる程度に彼女から間合いを取り、改めて全身を眺められるようにとする魂胆である)
さ、て……と、一応確認なのだけれど……今着てるって言うか、殆ど体に巻いてる、みたいな感じだけれど……その服、カースドにとっては宝物?
(一応の確認、としたのは件の『カレリア』と言う人物に関わる事柄であるか否か……ないし、別の誰か、と言う可能性もあるだろうが、ひとまず裸身で居ない為の自助努力であるのか、無体な仕打ちの所為で破損しただけなのか、その確認をしておこうと柔らかく問いを向けた)
■カースド > 「あ、あの、な、何も言われてないのに、さ、触るのは、よ、良くない、から……か、カースド、きた、き、汚い、し…。ラウラがさ、触るのは、良いよ。好きに、して。」少女は怯えている。
どんな小さなきっかけで暴力が襲ってくるかわからない、そんな生活が少女をひどく臆病にしていた。
「わ、わか、わ…わか、った。だい、じょうぶ。鍵、あけられる、よね。」扉を振り向いて、鍵が手で開けられるものであると確認する。
もし鍵が別に必要なタイプだったなら、少女はひどく取り乱したかもしれない。
「い、良いよ。ひ、ひが昇るまで、にじゅうゴルド、ま、また沈む、まで、で、にじゅうゴルド、だから。」2日分、と言われて、売春婦としてはささやかすぎるほどの値段を告げた。
実際にはカースドはにじゅうゴルドがどれほどの価値かは理解していない。そう唱えると相手が好き放題してきて、いくらか金がもらえる、そういう呪文のようなものとして使っている。
「ふ、ふくはね。カレリアが、か、買ってくれたの。や、破れちゃったけど、ま、まだ、暖かいし、カレリ、アが、くれたものだから、た、大切。か、勝手に捨てたら、お、怒る、かも。」
埃と泥で色あせ、もはやくすんだ色の布の塊でしかない服を、抱きしめる。紛れも無く、少女にとっては宝物であった。
■ラウラ > んー……じゃあ例外。今後、私に偶然にせよわざとにせよ、カースドがちょっとえっちっぽい所に触っても、カースドは『ラッキー』と思いなさい、他の人には『ダメ』でも私には『良い』の。
(否定する事は容易いだろうが、それでは彼女が現在生活している場所では生き辛いモノになってしまうのだろう―――そう思い、個人同士の約束だ、なんてすこし楽しげに声を弾ませる。……内心ではその苦境をどうにかしてやりたい、とは思うものの、一朝一夕で覆る代物では無いと今の段階では判断していた)
ええ、心配なら一回、試しに開けて来ても良いわよ?勿論、閉め直して貰わないとダメ、だけれど
(鍵の形状は単純である。戸板についた金具建物側に倒し、それを指で軽く捻るだけのもの。この動作そのものは先程、施錠した折に堂々とやって居るので見ていたのであれば判るであろうし、もし困るようであれば開けて、閉めて、と実演してやる心算でもあった)
……ん、代金は前と一緒、ね。それとこの宿に居る間の食事、宿の人が勝手に運んでくれるからオマケだと思ってちゃんと食べること、良い?これも『二日間、カースドを買う私からのおねだり』よ?
(運んでくると言っても戸口外の専用ボックスに宅配される為、プライバシーは守られる……のだが、此処で心配したのは何も言わなければ食べようとしないのでは無かろうか、と言う部分。触れる事に遠慮する娼婦、となればありえるだろうかと先に釘を刺して)
―――ん、じゃあその服も大事にしてあげないとね。カースドの宝物に酷い事、しないわ?しないけど……
(そこで、すぅ、と、眼を細めたのは先日、彼女が幼い下腹部を晒したのを覗き込んだ時に似た視線。今度は頭のてっぺんから爪先まで、布越しに眺め愛でるようにとした後……)
―――捲って、じゃ、今日は、だーめ……ね、カースド、服、脱いで?脱ぎ終わったら、それはそこのテーブルの上においてくれれば良いわ
(と、促したのは暖炉の前での脱衣……寝室ですらなく、言ってしまえば食事と相談の為の空間であり、勿論、扉付近よりも明るい。暖は保障されているとは言え、辱めるに近しい行為なのは間違いないだろう。けれど……その強請りを放った直後、己も自らの着衣へと指をかけ、ぷつ、ぷつ、と、隠す素振りも見せずブラウスを脱いでしまう心算であった)
■カースド > 「う、うん。ラ、ラウラは、れいがい、だね。さわ、触っても、大…丈夫…」反芻するように繰り返す。何度かつぶやいて、うん、と頷いた。
そして、鍵を確かめるために、左手を壁をつきながらドアに戻り、鍵とドアを開け閉めして、自分でもそれを操作出来ることを確認する。
「開いた…うん、あり、ありが、とう。」少し安心した様子でまた手を壁につきながら戻ってくる。
「ご、ご飯も、くれる、の?ありがと。ら、ラウラは、いいひと、だね。」笑い慣れていないのか、ぎこちない笑みを作ると、言われた通りに巻きつけていた元服をテーブルに置く。
床に座り込んで靴も脱ぐと、少女の歩き方が不安定な理由がわかることだろう。両足の小指も根本から欠けている。
「ぬ、ぬい、だよ。」全裸になった少女の姿は、色欲よりも哀れみそ誘うかもしれない。
痩せこけた体は肋骨が本数を数えられるほど浮き上がり、体中を薬品によるものと見られる火傷痕と、古傷と新しい傷が侵していた。
下腹部には先日も見せた乱暴に書かれたTHIS IS CURSEDの文字。
「ぬ、ぬいでも、暖かい、のは、い、良いね…。」それでも少女は不器用に笑っていた。尻尾も、楽しげにゆらゆら揺れている。
■ラウラ > そ、大丈夫……まぁその分、私もカースドに触っちゃうんだけれどね?
(くすくすと楽しげに零すものの、此方が触れるのは良いのだと言われているから調子に乗ったものである。それでも彼女が鍵の挙動を確かめに行くのを目で追っていた。言葉通りである事を示すためにあえてついて行かず、好きなように扉と鍵を弄らせる心算で)
宿に泊まるとごはんもついてくるの、それに、今日は二人って伝えてあるから、きちんと二人分、あるから……食べられる分だけ食べて大丈夫
(メニューに関しては食生活の推察からあまり重いモノは避け、胃と体に優しいものを、と事前に伝えてある。病人食とまではいかない分の負担は、ともすれば出てしまうかもしれないがそれは明日以降に考えればよかろうとひとまず棚上げした)
……栄養不足ね……おっぱいが可愛いのは好みだし、大事なトコもつるつるで可愛いのも悪戯したくなっちゃうけど―――まずは『お勉強』の時間かしら
(傍目にも判る大きな欠損、眼をそらす心算は無かったものの予想以上の痛々しさに呟く言葉も少しだけトーンが落ちる。それでも己もブラウスを脱ぎ、ふるん、と、こちらは少女らしい張りを持った膨らみが晒され、登頂の桜色も色付きからして淡い。そこで、ちろり、と、自分の舌を舐めるとスカートのホックを外し……ふぁさ、と、落とすと、そちらも予め脱いでいたらしく、ごく薄い下生えが飾るだけの少女然とした下腹部が露になる。そうして己は靴を脱ぎ、残るはソックスのみ、といった裸身を暖炉の前で晒した)
ええ、だってカースドをハダカにしちゃう心算だったんだもの、脱いで暖かい場所じゃないと風邪ひいちゃうでしょう?
―――さて、と……
(と、己の着衣は無造作に床にぽいと放った侭、彼女の傍らへと屈み込むと……どうしても性的な部位に目が吸い込まれそうになるのを堪え、傷の具合を確認して行く)
……えっちぃトコの近くに傷があるなら真っ先に言う事、良い?他は―――カースド、今からあなたに二つ、魔術をかけるわ。これは身につけているものが無ければ無い程、都合が良いの。後は、手で隠したりとかも、ね。だから、座ったままで良いから足を開いて……―――カースドのハダカ、ぜーんぶ私に見せてくれる?
■カースド > 「ラウラが、さ、触るのは、い、良い、よ。か、カースドを、買った、から、ね。ちょ、ちょっと、はず…恥ずか、しい、けど。」
隠してもいい、とは言われてない、だからテーブルに手をついて、相手が脱ぎ終わるのを立ち上がって待っている。
「ご、ご飯つき、なんだね。わかった、あ、あんまり、食べられないかも、し、しれない、けど。
あ、あったかい、スープ、あると、う、嬉しい、な。い、いつも、ご飯…つ、冷たい、から。」と、ささやかな願望を、小さく呟いた。その程度の要求でも、少女は遠慮がちだ。
ほとんど肉のついていない自分の胸をぺたぺたとさわり、相手との大きな差を、不思議そうに見ている。ご飯を一杯食べれば、ああなるのだろうか。
相手がかがみこんで、じっくりと体を見られると、恥ずかしそうに目をそらした。
足を開くように言われれば「う、うん。わかっ、た。怪我は、ね、お、お腹と、手と、足、ぐらい、だから…大、丈夫。」羞恥に頬を赤らめながら、ゆっくりと足を開く。倒れないように、テーブルを掴む。
足が広がるにしたがって、無毛の秘所も僅かに開き、未成熟な姿を見せた。
「ま、まじ…まじゅ、つ、何、かけるの…?」少し不安そうに、問いかける。
■ラウラ > あ、やっぱり恥ずかしいとは思ってくれるんだ?それは嬉しいかも、私ね、えっちなコトをした相手が恥ずかしいーって思ってくれるの、結構嬉しくなっちゃう方だから
(しれっと危い性癖を暴露しつつも己も躊躇う事無く暖炉前での脱衣を進める。―――こうする目論見があったから施錠可能な宿を借りたのだ。無施錠でうっかりドアを開けられた日には色々な意味で危い。……下着、と呼べるモノがこの場を探しても見つからないのであれば尚更であろう)
あ、スープはあるわよ、私、毎朝スープを飲まないと中々目が覚めないから欠かせないの……ふふ、おっぱい、気になる?
(言うも豊満とは言えない体躯だが栄養面にも生活面にも恵まれて育った娘は相応の発育となった裸身のまま、幾度か、彼女の裸身を目線で追う。そんな最中……足を開く段となればその動作も相まって、じっ、と、秘裂を露骨に眺めてしまうのだから性欲の強さは隠しようもなかった)
一つは『清浄』……簡単に言うと、汚れとか膿とかを綺麗にする、って所かしら。後でお風呂には入るけれど、その前にどうにかしたい所の下準備ね。で、もう一つは……こっちが“お勉強”の部分……治癒魔術……出来立ての傷を治した事はあるのだけれど、どのぐらい遡って治療できるかーって、試してみたいの
(それは見た目にも悲惨な彼女の体、それを僅かでも軽減できればとの思いからの事。無論、治癒可能な程度、自分の力量を知っておくのは勉学の助けにもなるのだから嘘は言っていない)
……危害を加えるものではないから……じーっとしててね
(そこまで言うと右手を彼女の胸、その蕾を指の腹で捉えるような位置に触れさせ、反対側の手は足先へ。良い?と確認の為に首を傾げ、応じてくれれば『清め』⇒『治癒』⇒『清め』と、徐々に強める形で魔力を送ってみる心算である―――途中で苦しそうなら即座に中断すべく、この時ばかりは目線を彼女の表情へと固定した)
■カースド > 「ラウラ、う、嬉しい、の?だ、だったら、カースド、い、一杯、恥ずかしい、するよ。」
相手が喜ぶのなら、それが自分に出来ることならなんでもするつもりだ、自分にこれほど良くしてくれる人は、とてもとても珍しいから。
「そ、そっか、良かった。か、カースド、スープ、好き。ち、小さい野菜が、入ってて、冷たかったけど、ど、奴隷だった時、だいたい毎日、飲んでた。
ら、ラウラは、何食べてた、の?か、カースドも、真似すれば、お、おっぱい、大きくなる、かな?」気になるか、と問われれば、素朴な疑問を返す。じぃっと、視線は胸に注がれていた。
「せ、せいじょう、と、ちゆ、だね。ま、まじ…まじゅ、つ使えるなんて、ラウラは、すごい、ね。んっ……。」胸と足先を触る手がくすぐったいのか、小さく声を出した。
確認には、頷いて応じる。表情には緊張が伺えるだろう。
『清め』の魔術で、全身についていた汚れや化膿が払われる。続く『治癒』で新しいものと見られるかさぶたの出来た傷や痣が徐々に小さくなっていく。
だが、火傷痕や古い傷跡には何の変化も見られない。治癒の魔力を強くしても結果は同じで、治るのは最近ついたと思われる傷だけである。
傷が治っていく様を、少女は驚いた顔で見つめていた。
「す、すごい。も、もう、痛く、ないよ。」