2015/11/24 のログ
ご案内:「大衆浴場」にマルティナさんが現れました。
ご案内:「大衆浴場」にドロシーさんが現れました。
マルティナ > ドロシーと共に、近場の大衆浴場へとやってくる。
自分の懐具合を鑑みて最低限の場所しか選べないのは致し方無いが、すっかり汚れてしまっている体を清められるのは嬉しい事だ。
料金を支払い脱衣所に行くと、自分の服はすぐにでも脱げるのでまずはドロシーの脱衣を手伝う事にする。

「ええっと、見ての通り私のは手間がかかりませんので、ドロシーさんのお手伝いからさせていただきます。」

ドロシー > 「――ほぅ。流石――」

こういう場所があるのはありがたい、と――懐具合が分っているだけに、マルティナの分も出そうと思っていたのだが。
先に払ってしまったところで言い出すのも無粋か、とついていく――

「ん、いいのか――それなら、お願いする――かな。」

篭手を手近な篭に入れ――魔力の伝達を外してしまえば、後はされるがままである。
とはいえ、全身甲冑はわざと脱げないようにしてあるのかと考えるほどの難解さだ。逐一、どこを外す、どう取れるかを解説していく――

マルティナ > ドロシーのガイドに従い残りの甲冑を外していくが、全く不慣れな事でもあるしなかなかに骨が折れる作業であった。
確かにこれは一人では無理だし、手伝ってもらうにしても頼みづらいだろうと思う。
そうして甲冑を外していき、ドロシーの肌が徐々に露わになっていくのだがそれに自分の男性器の部分が反応して勃起してきているのが少々気まずい。

「ええっと、ごめんなさい…。こういう体なので、あんまり気にしないでいただけると助かります…。」

気まずさから、つい謝ってしまう。
だが気にするなというのも難しいであろう。

ドロシー > 「面倒だろう……いや、本当に、すまない。……うん?」

逐一説明はするものの、自身で出来ないのはもどかしく、善意でやってくれているだけに申し訳なさが先に立つ。
僅かな身じろぎをしつつ――露になっていく裸身は、腕がないのを除けば均整の取れた体つきで、傭兵という割には肌には傷の一つもない。
謝る様子に首を傾げ、未だ兜をかぶったままの視線を下せば――

「っ、――……あ、ああ。うん。大丈夫、だ。」

マルティナの股間のあたりに、膨らみが、ある。見る間に体積を増やすそれが何かは聞くまでもなく。
傭兵という職業柄、戦場で、野営地で見たことはあるが、それらと比べても大きい、ように見えて。
思わず息をのんでしまう――だが、謝っている様子を見ていれば害は加えられないだろう、という気がする。

マルティナ > 「え、えっと、ドロシーさん綺麗なお肌してますよね。プロポーションも素敵で…。」

気まずさから口を開いているだけだが、感想は率直なもの。
対して自分の体を見てみるが、露出部分は戦闘直後ということもあり細かい傷がいくつかついているし、体型もこれから女性らしくなるという直前で成長が止まっている。
とりあえず苦戦しながらも鎧を脱がすと、今度は自分の支度になるが、服らしい服など身につけておらずグローブやソックスを脱げばあとは男性器のカバーを外すだけ。
辺りにはまばらだがまだ人の入りが続いており、他の客の視線を気にしながら紐を解いていくと、遮るもののなくなった勃起ペニスが露わになる。

「そ、それじゃあ、行きます。」

羞恥に耐えながらドロシーの前に立つと手を差し伸べて彼女の体を支えようとしたが、どこを掴んだものか……。

ドロシー > 全て脱いでしまえば――短髪の顔立ちも、美人とまで言わなくとも整っている方だろう。
ただ、髪はべたつき、汗の臭いが濃い。下の毛の手入れもあまり出来ていないのは――こういう身体故、仕方ないのだが。

「あ、ありがとう。――いや、マルティナもこれからだろうに。」

――ぎこちない。が、会話を続けようとしてくれるのは、押し黙られるよりは余程いい。
戦闘直後に傷が絶えないのは仕方がなし、成長もこれからなのだから悲観する必要もあまりないとは思うのだ。
脱ぐのを待ちつつ――視線はどうしても、マルティナの下腹部にいってしまう。両性だったとは思わなかったわけで、少しの戸惑いもある。

「――あ、うん。えーと……支えやすいようにしてくれて、大丈夫。」

声を掛けられて少し見とれていたことに気づく――取り繕うように、戸惑うマルティナに声をかける。、
一応は歩けるものの、滑りやすい浴場では支えてもらわないとこころもとない。

マルティナ > 「は、はい、それでは…。」

勃起したのを見られているのは感じるが、これだけ大きく目立たせてしまっていては仕方なのない事。
とりあえずは彼女の体を支えるべく手を伸ばして、腰を支えるのが無難だろうか。
そうして正面に立ち身を寄せ、腰に手を伸ばして支えとする。
そうして体勢を整えると、ドロシーの下腹部やお腹に自分の男性器が当たってしまうのは仕方のない事だ。

「あ、あの、誓って何もしませんのでっ!あ、安心してそのまま進んで下さいね…?」

とはいえ、はたから見ると非常に言い訳しづらい体勢ではあるのだが。

ドロシー > 「ぁ、ああ。ありがとう。――いや、疑ってるわけではない、から……。」

余り近づかれると、自身の酷い汗の臭いが気になってしまう。支えてもらっている以上あまり言える立場でもない。
言われるまま、浴場へと導かれて――動けば、その都度、下腹部や腹に硬いものが当たるのだ。
腰を抱えられているので身を引けば下手に身をよじれば二人そろって転倒しかねないし、気にするな、とは言われても――下腹部に当たる硬さと熱は嫌でも気になってしまう。

マルティナ > (うぅ…、お手伝いするはずがなんだか迷惑をかけている気がします…!)

入浴の手伝いぐらい簡単だと思っていたが、普段何気なくやっている行動がこうも難しいものだったとは。
自分の浅はかさを悔みながらも、揃って転倒してしまうと割りと洒落にならないので心の中で何度も謝りながらしっかりと身を寄せ、つまり腰のものもしっかりと押し付ける形で慎重に進んでいく。
女体の柔らかさを男性器で直に感じつつ、ドロシーの濃厚な蒸れた体臭も間近で嗅いでいると、押し付けられた男性器は更に固く勃起していってしまう。

(はうぅっ…!こ、これ以上大きくならないでぇ…!)

いくらそう念じたところで生理現象である。
自分の意思と願いとは無関係に勃起し続けるのであった。

ドロシー > 「あ――……ん、ぅ――」

しっかりと支えてくれているのは分るのだが、どうしても当たるものが――更に大きくなっているのが分かってしまう。
なるべく変な動きはしまい、と思いつつも、押し当てられるものに身じろぎはしてしまい、支えられた下腹部をこすりつけるようになってしまって。

「……その、マルティナ。大丈夫、か。とりあえず、湯船まで連れて行ってくれ、ればいい、から。」

鼻を鳴らし、息の荒い様子を見ていると、心配にすらなってくる。
急ぎ気味に脚を逸らせ――

マルティナ > 「はっ、はいっ!だいじょうぶ…、大丈夫ですよっ!」

思わず上ずった声が出てしまう。
早くこの状態を終わらせたい気持ちは両者とも同じかもしれないが、あんまり焦っても危ないのでじわじわと進んでいたのだが、急にドロシーの歩調が乱れたのを感じた。

「あ、あの、もうちょっとなので、そんなに焦らず…、ひゃわぁ!?」

歩調の乱れに対応しきれず、滑って背中かから転倒してしまった。
せめて自分の頭を打たないようにしつつ、受け身も難しいであろうドロシーを自分の体で抱え込むようにして一緒に倒れこむ。

ドロシー > 「ひゃっ、ぅ――!?」

崩れた体制に思わず上がる声は、女性らしい可愛らしいものだ。
腕がないと受け身もできず、そのまま身体を打ち付けるかと身を強張らせたが――衝撃は来ない。
代わりに――

「ぁ、ぅ――すまない、マルティナ……?」

目をあければ――至近距離にマルティナの顔が映る。
抱えられていたおかげで自身は何ともない。のだが――上に乗る形で、思い切り身体を押し付けるようになって。
形のよい膨らみは歪み、衝撃に腹部は硬いものに思い切り当たってしまっている。

マルティナ > 背中を強打した衝撃で暫く呼吸が止まる。
痛みが消えるまでの数秒、身を強張らして耐えるがそれはドロシーに思い切りしがみつく形となってしまう。
そうして何とか呼吸が出来る程度に回復してからゆっくりとドロシーの体を引き剥がすのだが、引き剥がした二人の間に、べっとりと、白い白濁の橋がかかっていた。

「う…ぁ…、あぁ…。」

痛みに堪えている間、ドロシーの体に揉まれ続けて、そのせいで無自覚な内に射精してしまっていたのであった。
あまりのことに悲鳴も出ない。
心配して様子を見に来たらしい他の利用客も近づくと射精に気づいてしまったようで、一様に顔をしかめている。

ドロシー > びちゃ、びちゃと――腹部で脈打ち、何かが当たる――想像するまでもないだろう。
とっさの事に、隠すように押し付けはするのだが―ー

「マルティナ、今は―ーっ――」

支えがなければ身動きもまともにできないのだ。引きはがされた腹部にははっきりと、粘ついた白い粘液が糸を引いて。

「――すまない。その、とりあえず、起き上がれるか。」

公衆の面前で射精させてしまったのだ。悲鳴すら出せずに顔をゆがめる様子を見ていると、赤面するとか、その前に――申し訳なさが先に立つ。
もどかしさに歯噛みしつつ――とりあえずは少しでも人目のない所へ、と促す。

マルティナ > とにかくここでこうしていても晒し者になるだけだ。
ショックを受けて青ざめながらも、何とかドロシーと一緒に移動を続ける。
射精したにもかかわらず全く萎える事のない男根が恨めしい。

「だ、だいじょうぶです…。人前で射精したのも、初めてじゃありませんし…。」

自分に言い聞かせるように呟く。
事実射精を人に見られた経験は無数にあるのだが、今回のように全く心構えが出来ていない状況で、というのはあまりなくショックは隠せない。
それに今は自分のことよりも一緒に恥をかかせてしまったドロシーに申し訳のない気持ちもあり、元気に主張する男根とは裏腹に気持ちはどんどん落ち込んでいっている。

ドロシー > 「そう、か……」

起き上がったマルティナに再び支えられて歩き出すが――青ざめ、震える様子は、大丈夫には、到底見えない。
とはいえ、初めて――射精というモノを間近で見て、感じてしまった。腹部に張り付く精液はこってりとしていて――落ち着いてみれば、動悸が収まらない。

「――私は気にしなくていいから。大丈夫、だ。それよりも――」

青ざめた様子を見ていれば、まずは人目を避けるべきなのだが。公衆浴場ならそれなりに広く、人目につきづらい場所もあるはず……

マルティナ > 今度こそ、慎重に歩みを進め一応は目立ちにくそうな場所までこられた。

「も、もう平気ですよ。こんなの、よくあることですからっ。」

人前で射精、という事なら本当によくある事なのが困るが、とりあえずは持ち直してきた。
ここにきてようやく、本来の目的である入浴の準備にとりかかる。

「お湯の準備をしてくるので、少し待っていて下さいね。」

ドロシーを残してタライにお湯を汲みに行く。
両脇にタライを抱えて戻ってくると、豪快にドロシーの頭からお湯をかけた。

「大分、汚れも溜まっているようですしドロシーさんから洗っちゃいましょう。」

先ほどのショックを隠すように、なるべく明るく振る舞ってみせる。

ドロシー > 「あ、ああ……」

無理しているのは、傍目からでもわかってしまう。
一番奥まった場所で椅子に座らされ、駆けていくマルティナを見ながら、考える。
責任の一端は間違いなく行為に甘えたことであるし、つらい思いをさせたまま、というのはいたたまれない。
男が勃っているならヌいてやればいい、などと同僚に揶揄われた事もあるが――そういうのをマルティナが望むだろうか。

そんな思考が渦を巻いて――

「っ――ふぁ、すまない。お願い――」

頭から湯をかぶり、気が付けば戻ってきていた。滴る水滴に大きく頭を振って。
身を預けつつも――明るくふるまう様子がなおの事気にかかって仕方がない。

マルティナ > 「それじゃあ早速、頭から洗っちゃいましょうか。本当はもっといいシャンプーがあればいいんですけど、備え付けの石鹸だけなので今日はこれで我慢してくださいね。」

言いながら石鹸を泡立てて、ドロシーの頭を泡まみれに。
そういえば人の頭を洗ってあげるのは初めてかもしれないが、力加減は強すぎたりしないだろうか。

「加減がちょっと分からないので、痛かったら教えて下さいね。変に気を使わずに。」

ドロシー > 「あ、うん。――ありがとう。」

途中で放り出すこともできただろうに、そうしなかっただけでも本当に、ありがたい。
更にはこうして気を使ってくれるのだから――感謝しきれない。

「いや、大丈夫。少し、強いくらいの方がいい、かもしれない。」

目をつむり、完全に無防備に――汗で汚れきった髪が洗われるのは心地よく。ほぅ、と吐息が漏れる。

マルティナ > 泡立ててもなかなか指が通らなかった辺り、大分長い間洗えずにいたようだ。
腕がないとこんなこともままならないとは、改めて大変そうである。

(スタイルもよくて折角綺麗なのに、身だしなみを整えられないのは勿体無いですよね。)

ところどころ傷がつき、日にも焼けた自分の体と見比べると腕がないとはいえドロシーの体は随分と整って綺麗に見える。
今はせめて出来る範囲で体を洗ってあげよう。
そう思って一生懸命洗髪をしていると少々脂っけも抜けすぎてしまったようだが、一応汚れも落ちたようで一旦お湯をかけて流してあげる。

「次はお体を洗ってしまいますね。」

再びお湯を汲んで戻ってくると、手ぬぐいを石鹸で泡だてて背中からこすり始める。

ドロシー > 汚れが洗い流されれば、それなりに見栄えもするだろうか。
余り手入れはしていないのは、髪質や明らかにいい加減に切ったであろう様子からも容易に想像できてしまう。
背を向けている所為で羨望のまなざしには気付かず――

「あ、うん。お願い……うん。」

少し、気になることがあって、脚はぴっちりと閉じたまま。
してもらうしかできないのだから、素直に背中を丸めて――擦れば垢はそれなりに出る。
かなり汚いという自覚はあるだけに、うつむき加減ではあるが、やはり気持ちのいいものだ。

マルティナ > 背中をこすっていると、髪同様汚れが溜まっているようで意外に時間がかかる。

(垢すりがあるといいんですけど、ここにはないみたいですね…。残念です。)

かつて自分が姫と呼ばれていた頃を回想する。
あの頃はこうして侍女たちが入浴の世話をしてくれていて、垢すりで全身の汚れを落としてぴかぴかにしてくれていたなあと。
十数年前の事だがもうはるかな昔のように感じる思い出だった。
過去を懐かしみながら手を動かしていると満足がいく程度にはきれいになったので、次はいよいよ前も洗う訳であるが……。

「えっと、ドロシーさん背中は終わりましたけど……。」

流石にそちらは躊躇する。
本人が嫌がるようなら無理には洗わないつもりだ。

ドロシー > 「あ、うん?――ああ、ええと。」

終わったといわれれば、次は前。なのだが。逡巡してしまう。
僅かにこすり合わせた内腿がにち、と音を立てた気がする――少女、のものとはいえ、間近で見た射精と、その感覚は刺激が強すぎた。
バレはしないか、と心配になったりもするのだが――背だけ、というのも不自然だろうし――あまりにも気を使わせてしまっている負い目もある。

「――ん、それじゃあ……すまない、お願いしていい?」

言いつつ、くるり、と椅子の上でマルティナの方へと体の向きを変えて。

マルティナ > 「で、では失礼しまして…。」

嫌がられても仕方ないとは思っていたが、自分で思っているより信用されていると捉えていいのであろうか。
とにかくドロシーの信を裏切らないよう、真剣に体の前面を洗っていく。
まずは乳房の辺りから、背中と比べればかなり弱く加減して手ぬぐいで擦っていく。
しかしどれほど真剣に集中しても女体を間近にして勃起しっぱなしなのではあるが。

ドロシー > 「んっ――ああ、あんまり、気は使わなくても――、……」

形のいい乳房を突き出せば、ふるりと震えて。
背中ほど酷くはないものの、汚れの溜まりやすい場所はそれなり以上に汚れがたまっている。
視線はなるべく合わせないようにはしつつも――やはり間近で揺れるモノにいってしまう。どれだけ気にしないようにしても、やはり、完全には無視できない。
真剣に洗ってくれている相手にはひどく失礼かもしれない――そこで、また自己嫌悪が、少し。

マルティナ > 真剣に集中はしているのであるが、手の中に乳房の柔らかさがあると男性の部分はどうしても滾ってしまうようであった。
男根は意思とは無関係に張り詰めており、このままではまた射精してしまうのではないかと思う程だ。
なので、乳房を洗うのは程々にして切り上げる。

「つ、次は、脚の方を洗ってしまいますね。」

脚ならば、乳房よりはまだマシであろう。
そう考え、しゃがみこみドロシーの脚を洗い始めた。

ドロシー > 再び、視線の先で起き上がっていくのを見ていると――自分まで変な気分になってくるようで。呼吸を隠すように整えるのに必死である。


「ぁ――……」

足先は、脚甲をずっと身に着けていたせいか、特に臭いがきつい。
せめて洗いやすいように、と脚を動かせば、閉じていた内腿から僅かに粘ついた音が響いた。マルティナの視界には、僅かに開いた足の間から毛深い股間も見えてしまう――

マルティナ > またもや浅はかな考えであった。
湯を浴びて汗は流されたとはいえ、洗っていると蒸れた脚の匂いが鼻をくすぐりまったく萎える様子がない。
さらには、目の前にドロシーの下腹部がきているので手入れされていないであろう股間もちらちらと視界に入ってきてついそちらを見てしまう。

(ほ、本当に、お風呂のお世話が、こんなに大変だとは思いませんでした…!)

思えば今日は何をしても裏目裏目で、厄日というやつであろうか。
一瞬逃げ出してしまう事も考えるが、自力では甲冑の装着もままならないというドロシーを残して行ってしまってはどうなることか。
しかしこのままだとまた、今度は触れずとも暴発しそうである。
今はとにかく可能な限り手早く終える事を考え、ひたすら手を動かした。

ドロシー > 「っ、――その、マルティナ……?」

必死に洗ってくれるのはうれしい、のだが。視線が向く先を理解して顔が赤くなる。
無理をしてまで堪えてくれる様子は健気で、献身的で――いじらしい。
意を決したように息をのんで――

「あんまり、辛いようなら――此処なら見られないし、その、出すの、手伝う、けど……」

マルティナの自尊心を傷つけはしないか、とも思うのだが。
やはり無理をしてまで洗わせてしまって、また落ち込ませる方が、心が痛むのだ。

マルティナ > 「え…?えぇっと…。」

一瞬何を言われたのか分からず、意味を理解すると慌てて首を横に振り。

「あわわ、だ、駄目っ、それはダメですよ!私ってその、すっごく射精量多くて大変ですし…!」

非常に魅力的な提案ではあるが、様々な観点から見てそれは無理であろう。
今言ったように量もであるが、一度火がつくとなかなか収まらないので余計酷い事になるのは流石に予想できる。
なので……。

「とにかく、それはダメです!」

そう言い放ち、ドロシーにまた頭からお湯をかける。

「……で、でも、お気遣いは、ありがとうございます。あの、ちょっと半端かもしれませんけど、先にお湯に浸かってきて下さい…。」

気まずそうに呟くように告げると、またお湯を汲みに行き今度は自分の体を洗う事に。

ドロシー > 「……そう、か――、いや、変な事を言った。すまない。」

飲酒直後に風呂――少々酔いが回っているのだろう。と。
突拍子もないことを言って困らせたのを頭を下げて。直後、頭から掛けられる湯に目を瞑り――

「ん、いや、ありがとう。――ここまでさっぱりしたのは、うん。久しぶりだ……その、あまり無理はしないように、な。」

気まずそうに湯を汲みに行くのを見送って――壁を使って、どうにか立ち上がる。
先ほどの事もあるし、そっとしておいた方がいいか、と湯船の方へ向かう――支えられていない分、肩を壁に押し当ててバランスをとって。かなり時間は掛かってしまうが。

ご案内:「大衆浴場」からマルティナさんが去りました。
ご案内:「大衆浴場」からドロシーさんが去りました。