2015/11/04 のログ
ご案内:「第七師団 執務室」にオーギュストさんが現れました。
ご案内:「第七師団 執務室」にフォルさんが現れました。
ご案内:「第七師団 執務室」からフォルさんが去りました。
オーギュスト > オーギュストは執務室で酒を傾けていた。
タナールの戦況は悪くないが、先日の報告によるとかなりの高位魔族が出現したらしい。

どうも最近魔王クラスの出現、観測頻度が増えている。
それが頭痛の種だった。

「――ちっ」

ご案内:「第七師団 執務室」にサリファスさんが現れました。
サリファス > ―コンコン

「サリファス・フォンローク入ります」

野性味ある風貌の青年が入室する
貴族の礼をし、跪く。

「お初にお目にかかります将軍閣下。」

オーギュスト > 「――あ?」

ふと見れば、先日入ったばかりの若者が礼をしていた。
確か、フォンロークの一族だったか。
あの一族はどいつもこいつもぶっ飛んでるので有名だったはずだが……

「――フォンローク爺さんのとこの奴か。
堅苦しい挨拶は抜きだ。ここじゃ、んなものは亜竜の餌にしてクソになるぐらいの価値しかねぇよ」

ぶっきらぼうに楽にするように言う。

サリファス > 「はん、そいつはどーも。
これでも自由を愛していてなァ、オレも苦手なんだぜ」

野性味あふれる彼だがこれでも割とまともの方だ。
口調や格好をはやくも崩して懐から葉巻を出してオーギュスト に差し出す。
狂犬、野犬の様だが上司にはきちんと従うように教育されているのだ。

「ははは、こいつは麻酔替わりにもなるウチの特産なんですよ、是非に」

フォンローク領の裏の名物ミトラスの花の麻薬葉巻。

オーギュスト > 「お前みたいな奴ばかりだからな、この師団は。
あぁ、副官サロメには通じんからな、覚えとけ」

まぁ、予想通りというところだ。
フォンロークの爺さんのところに居て、こっちに回されてくるくらいだ。素行に問題がないわけがない。
だが、オーギュストは特に気にしない。彼が気にするのは剣の拵えではなく切れ味だ。

「おう、悪いな」

遠慮なく受け取ると、机の中の葉巻入れにしまいこむ。
近頃は吸っていないが、昔はよく使ったものだ。そのうち葉巻趣味を再開するのも良いかもしれない。

「で、本題だ。
フォンロークではどんな戦い方を学んできた」

ご案内:「第七師団 執務室」にサリファスさんが現れました。
サリファス > 葉巻を咥え、頭をかく。
机の上に腰掛、くくくと笑って

「あーそうっすね、一通りは学びましたぜ?
……主には少数での偵察、まァ実務もボチボチ。」

腕前って話じゃないんでしょっと言うと何時の間にか
取り出していた短剣をジャグリングしてみせる

オーギュスト > 「やっぱりな」

あの家なら、そういう風に仕込んでいると思った。
気構えは良し、実力はある、少数での動き方などに長けた男。
使わない手は無い。

オーギュストはグラスをもう一つ出すと、一杯注ぎサリファスの側へ置く。

「お前は所定の訓練は無しだ。
1小隊、預ける。タナールから魔族の国国境付近にかけてを調査しろ」

つまりは、特務の偵察、調査小隊だ。
国境付近の地勢から動向、ついでに魔族全般の調査をする機動力に優れた偵察部隊。
こいつならうってつけだ。

サリファス > ふと気づいた様にここへ来た経緯を語る

「つーかアレっすよ。オレはましな方。
三男のクソ兄貴、知ってるでしょ?あのクソは身内でも
意味不な思考してるんすよ。
たいした意味もなく味方斬るし」

捕らえた女をヤリもせずに首を落とすとかざらですわ。
まァ一応理由はあると思いますがね、っとフォローし

「ヒュー。あーご命令承りたいとこですが…。
女っています?そこ」

短剣をしまい、手で腰を叩く。

オーギュスト > 「――あぁ、そういや居たな。
フォンロークの狂戦士、だったか。
戦場じゃあ、たまに居るタイプみたいだがな」

オーギュストも戦いを好むが、戦いを愛し、のめりこみすぎると、たまに戦いに呑まれる人種が居る。
特に魔族に多いが、人族にも相応に居るのだろう。

「女? 欲しけりゃ現地で調達しろ。
多少の事は大目に見てやるし、魔族の女捕虜はお前の好きにしていい」

小隊に参加させるのは、腕利きで扱いにくい奴を選抜する予定だ。
何人かを選ぶと、資料をサリファスに見せる。
女はさて、居たかどうか。

サリファス > 「サロメちゃんとか新しく来た娘とか。敵の女を犯すも良いけど味方を犯すのも乙ですぜー。わかるだろゥ将軍閣下」

ウインクを飛ばし、三男はオルヴァ、オルヴァンデールですと言う。心底嫌いな様に顔を歪める。

「将軍とはなんつーか、好みが似てると思うんでさァ
オレと。」

資料をパラパラめくると屈強そうな多分ミレー族っぽい
男3名を選ぶ。ため息をついて

「はァ、調査任務はこいつら以外は脱落するかなァ。
綺麗どこの女なら無理しても教育しまぜ。」

オーギュスト > 「そうだな、こんなとこだろう」

彼から渡された資料を見て頷く。
人を見る目もあるようだ。これなら任せて問題あるまい

「――まぁ、好きにするといい。
だがな」

一度立ち上がると、サリファスの顔を覗き込む

「この師団にゃ二つだけ教えがある。
飯の時間に煩くしない事と、俺の女に手を出さない事だ。
分かったな?」

ちなみにサロメに手を出された事はまだ知らない

サリファス > 「えー分けてくれても良いじゃないっすか。
減るもんでもないし、嫉妬深いんです?
上司の懐がデカイとこ見せて下せーよ」

覗き込まれたら目を瞑る。肩をすくめて笑う。
クルリと立ち上がり一礼すると扉にむけて歩き出す

「あいあい了解しました。
取りあえずメインは魔族の兵舎でも襲って、誘拐、尋問で。
女いるかなァ、魔族の女は高位だって話だけど。
あー…くそがァ」

と言いながらスリルがあると喰いがいが有ると
言葉とは裏腹にご機嫌で退出していく。
誓って言おう、またやるぞ。

オーギュスト > 「だったら俺と同じだけの実力を見せるんだな。
俺は、俺より弱い奴におこぼれをやるほど優しくねぇんだ」

ふんっと一言言うと、手を振って退出を許す。
まぁいい、こういう手合いは好きにさせておくに限る。
何か仕出かしたらフォンロークに責任を取らせればいいのだから楽なものだ。

しかし、それ以上に彼の実力を買っても居る。
多少成果を見せ付ければ、煩い連中を黙らせる事も出来るだろう。

ご案内:「第七師団 執務室」からサリファスさんが去りました。
ご案内:「第七師団 執務室」からオーギュストさんが去りました。