2023/05/05 のログ
■カジャ > 声をかけられたことを聴覚で感じ取り、言葉の意味を理解するまでに数秒、数十秒かかってから、自分に向けて声をかけられたもの声だと理解し、言葉の意味を咀嚼してそれに相応しい反応を作り始める。
その結果として呪詛の塊はボロボロのローブを着込んだ少年としての行動として、声をかけられたので足をピタリ止め、話しかけられたのを理解した素振りを見せた。
然してこちらを警戒する様子が無い雰囲気と行動。
距離が詰まるまでまた数秒、手を差し伸べられたのを呪詛の塊はフードの影の奥より光らせる血のごとく赤い瞳で認識すると、また数秒、その赤い瞳で女を見つめると直ぐにも女は望んでいる負の感情を吐いてくれそうな獲物だと判断し、その瞳を怪しげに輝かせる。
「惑わし邪眼」、逃がさないために女の瞳に真っ赤な単眼による視線を重ねて、己の存在は敵ではないと、知り合いだと錯覚させる為の魔力を放つ。
――…それをその魔力より濃く注ぐ為にローブを着込んだ身体で女の身体に正面から体重をかけて寄り掛かろうと、当然触れ合えば「ぐちゅっ」と重たくどこか淫らな粘り気ある音が路地に響く。
■アーニア > 「どした? 具合悪いのか?」
ローブ越しに全容が見えない”子供”の素振りを心配するように覗き込めば、
真紅の単眼と目が合う。そのまま、離せなくなる。
「……っ。……あ、そうか……、私のところにまでわざわざ……。」
これは魔物だ。まずい、そう思う以上に、どんな魔物かと期待を抱いてしまい、反応が遅れる。
敵ではない、知り合い。
自分を頼って来たのだと誤認しながら、寄りかかられば、粘ついた感触に触れてしまう。
「……これ……。……あ、魔物、だもんな……。」
知り合い、という概念はまだ犯してくれた雄にはなく、結果、人ではないと認識しても
自分の知り合いの”魔物”という認識のまま受け止めて、魔力をより注ぎ込まれていく。
「……こんなところにいたら、ばれたらまずいから……、路地裏に行こうぜ……。
貧民地区でも、路地なんて歩いてたら見つかっちまうぞ……。」
粘り気を帯びた体表に自ら指を這わせる。それが止められない。
ゾクゾクしてしまって、癖になってしまって、それをもっと感じようと抱き抱えてしまう。
「……んふ……♥ 廃教会に……、あそこなら……、誰にも……」
しっかりとした足取りながら、魔力に当てられて”敵ではない魔物”を匿うべく誰も寄り付かない廃墟へと自ら運び込んでいく。
その間も体表で絡みつき、魔力を注ぎ込めば、負の感情が浮かび上がってくる。
犯されたい、徹底的に魔物に犯されたい。
自分の能力全部を以ても組み伏せて孕ませてくる魔物の欲望をぶつけられたい。
そのまま、貴方と二人きりになれる場所へと移動してしまって
■カジャ > 少年に擬態化した呪詛の塊は爛々と煌々と輝く赤い瞳から、絶えず女の心から猜疑心を削る魔力を注ぎながら、かくり、かくりとフードをかぶっている頭部を縦に揺らす。
女の唇から私のところにまでわざわざと言葉にされると、そうオマエを犯す為に来たのだと言わんばかりに、縦に頭部をカクリと揺らし、ばれたらまずいと路地裏に行こうと促されればまたカクリと頭部を縦に揺らす。
抱き抱えようとする両腕には抵抗をしない。
呪詛の塊であるカジャにとって魔力が通じた事がわかれば、その赤い単眼に映る女は苗床となる悪夢に片足を突っ込んだ雌肉にしか見えず、抵抗の必要性がないと考えた。
その体の大きさ、擬態しているモノと変わらぬ重さではあるが、持ち上げられ抱きかかえられ、運ばれていくのもまた抵抗しない、其処はきっと交尾に良い環境であると女の言葉から予感があったから、しかし、我慢は出来ない。
移動を始めた最中であっても苗床にしたい、すべき女の肌を味見しようと触手を動かし始め、ピッタリと前を閉じたローブの胸元の隙間から乳白色の触手をヌルリヌルリと粘液を滴らせながら伸ばすと、人の子の手を変わらぬサイズの触手二本を無防備な喉に首筋に伸ばして、早く交尾がしたい、早く負の感情を喰らいたいとねだるように、ヌル、ヌル、と喉を首筋をひんやりとした柔らかな肉で撫でさわる。
廃教会。
貧民地区に幾つかある教会の中でも目立たない廃墟と朽ちた教会。
そこにカジャは運ばれるがままであるが、女から浮かび上がる負の感情を早速薄皮を舐めるように咀嚼し、味見を繰り返し、その首に喉に粘液を押しつけ擦りつけ、執拗に交尾をしよう、しよう、しようと、行動で女に雌に訴え続け、その内抱き寄せられている半身を前後に揺らしも始めていたのだった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からカジャさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からアーニアさんが去りました。