2021/11/20 のログ
ご案内:「無名遺跡深部」にクル・コービンさんが現れました。
クル・コービン > ゴブリンにやり過ごされてしまったクルは間抜けにも遺跡の深部に突進して。
意図的に突進したわけではもちろんないのだが気が付いたらとても来るでは対処できないような魔物がいるところまで下りてきてしまっていた。


「……戻らないと」

可愛い顔が恐怖で突っ張り。余裕のない表情でようやく探索魔法を使うが、前にもやらかしたように始点があやふやなときに探索魔法を使うことにはあまり意味がないか。
足音を隠すことも出来ずにコツコツと音を立てながら歩く爆乳少女はいい獲物ではあるはずなのだが。

ご案内:「無名遺跡深部」にエズラさんが現れました。
エズラ > 遺跡に潜って一週間以上。
流石に最深部まで来ると探索には慎重にならざるを得ない。
可能な限り戦闘は避けて、やむを得ない場合は奇襲――
しかし、そろそろ限界が近い。

「ったく、マッピング依頼なんぞ受けるんじゃなかった――ン?」

足音――敵?
それにしては緊張感がない。
気付かれぬよう背後に回って――

「誰だ!」

一気に飛びかかり、首筋にナイフを突きつけようと。

クル・コービン > 「え……へっ!?」

間抜けな声を上げて硬直する修道女。かなり遅れてようやく手を上げて。

「えっと……クル……です」

間抜けな声に間抜けな答え。名前を聞かれているわけではなかろうがナイフを突きつけられただでさえなくなっていた判断力が霧消してしまってしまっていて。

エズラ > 捕まえてみれば年端もいかなそうな少女。
おまけに修道服――回復術士にしても、仲間もいないとは。

「……って、クル?」

名前を名乗ったのか――呑気な、と少し呆れて。
手元のランタンでその顔を確認すれば、男の表情が緩んで。

「おおっ、誰かと思ったら前にあったシスターちゃんじゃねぇか」

「前に会った」というより、前に襲ってその身体を味わった――が正解であったが。
放してやってナイフも鞘に収めて、何でまたこんな場所に?と問う――

クル・コービン > 「えっと……ゴブリン退治しに来たんですけど……」

すごくばつが悪そうな顔で答えた。いくらなんでもこんな最深部にいるゴブリンはいない。

「ちょーっと奥に来てしまったかなと……」

目をそらして頬をポリポリと。
場所が場所なので緊張しすぎて前にどうこうというのはほとんど頭から飛んでしまっていた。

エズラ > 「ゴブリンね……ここらにゃもっとやべーのがゴロゴロしてるぜ」

生きているのが奇跡的――
こっちのことは覚えていないようだったが、無惨な姿を見ないで済んだのはよかった。

「まっ、とりあえず脱出の方へ舵を切った方がいいぜ。オレもそろそろずらかろうと思っていたんだ――」

一緒に来るか?と誘い。
しかし、その顔はムッフッフ、と何やら助平心を隠そうともしない笑み。

クル・コービン > 「はい!」

一緒についてくるかと言われると嬉しそうに頷いて。
いかに鈍いクルでもこのままでは助からないというのはわかっていた。

「……どうかしましたか?」

とはいえあからさまにスケベ顔をされるとそれに気づいた。
勿論クルに何ができるわけでもないので言われるままに相手の後ろについていくしかないのだが。

エズラ > 「ムッフッフ、そんじゃ行こうか――」

そう言って、先導していく――

ご案内:「無名遺跡深部」からクル・コービンさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡深部」からエズラさんが去りました。