2021/08/11 のログ
ご案内:「浴場」にアリゼさんが現れました。
■アリゼ > 【待ち合わせ中です】
ご案内:「浴場」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
■アリゼ > 武家というのはどの国でも作法や礼儀にこだわりが薄くなり、実力のみを追い求めることが多い。
ましてや実戦と訓練に明け暮れているダンタリオ家ともなれば、流言飛語程度で揺るぎはしないということなのだろう。
「か、髪なら…そうだな…それなら問題はさほど…起きない…はず…」
結局、アリゼは浴場の入り口まで悩み続けていた。
石積みで作られたそこは訓練を終えた者向けだけあって実用性を重視した造りであり、
彫刻や絵画などは最小限のものしかない。
やがて脱衣場に辿り着いたとき、アリゼは着替えることもせず黒一色の甲冑姿で佇んでいるだろう。
「そ、その…私の身体は特殊な事情があって…できればあまり、見ないでほしい…」
そう告げて、両手で自らの肢体をなぞるように触れていく。
すると重厚で黒光りする甲冑がまるで元からそこになかったかのように消えていき、
後には筋肉と脂肪がバランスよくついた肉体に浮かぶ黒い流線形のタトゥーが残っていた。
やがて一糸まとわぬ姿になれば、アリゼの首から下全てをタトゥーが覆っているのが見てとれる。
彼女の豊満な肉体をより強調するように、そのタトゥーは蠢いているのも分かるだろう。
「……やはり、疼いているのか……」
メイラに聞こえるかどうかは分からないほどの呟きが、ぽつりと漏れた。
それは、このタトゥーが身体を勝手に動かすであろうという予測。
腕試しの相手をこの場で襲うのではないかという恐れから、自然と口に出てしまったものだった。
■メイラ・ダンタリオ > ―――王城訓練場~浴場にて―――
メイラ・ダンタリオが走り込みと素振り 両方をこなしていた日のことだった
大剣使いのアリゼによる、手合わせの申し込み
普通ならば、イカれていると言われるような展開と望み
この酒池肉林と剣林血雨が広がる世界で、それを望んだアリゼに、訓練でたっぷりと汗をかいたメイラ
手合わせは次の時に行うことは約束されたものの
アリゼに興味をもったのか それとも互いに少し知り合おうというだけなのか
共に浴場に至っては体を流すのを手伝うよう指示した
華美な装飾も 職人の石像もたいそうなものはない
洗い場となるタイルスペースや疑似凝固土で造られた場所
粉末にした薬湯や香り油を落として浸かる浴槽スペース
兵らが雑多に体の汚れを落とすだけの場所とは違う
一応は貴族が扱う場所として体裁がとれている場所
「なにをもじもじしておりますの。 早く用意なさいな。」
メイラは、傍に使用人などがおらずとも構わないように汗まみれの衣類を雑多に放り投げる
それを再び後で纏うことはないだろう
元から予定されていたのか すでに脱衣場には新たにチュニックとパンツスタイルが用意されている
カチューシャや編み込みをほどき、髪を一度上でまとめ上げる
汗がまだまとわりついた筋肉質な身体
豊満な凹凸と傷痕が暴れたがりを示す
しかしなによりも、下半身で隠そうともしない男の象徴が備わっている
アリゼのタトゥー姿を見ては、蠢いている様子に赤い瞳も 口元のギザ歯も楽し気に笑みを浮かべるだろう
「あら、意外とやんちゃですのね 色気がありますわ ほら、いきますわよ」
入れ墨を 蠢く呪いの様子をなんてことはないように見つめている
まさか襲いたくなっているとは思ってもいないように
仮に襲ってきたとしたら、メイラはそれに対しどう反応を示すのか
猛獣に猛獣が襲われても、別に周りはそう慌てることもないだろう
■アリゼ > アリゼの肌を這うように動き回るタトゥーは一見すればおぞましい呪いのように思える。
だが、それをダンタリオの騎士は笑み一つでそれを受け入れた。
「……呪いごときで今更恐れることはない、か。
あなたはやはり、強いのだな」
浴場までの道のりと同じく、彼女の後を追うように、しかし先程よりも前を向いて。
アリゼはタトゥーが作り上げたリングで髪をまとめて一つに括り、湯気が漂う洗い場へと向かった。
洗い場はシンプルなタイルを丁寧に敷き詰められ、よく掃除されているのが分かる。
やはり貴族が使う場所だけあって、装飾はなくとも手入れは欠かさないようだ。
そんな場所に、見事なスタイルの女性が二人もいれば華があるというもの。
ただし、その内の一人は少々変わった肉体だったが。
「まずは髪から洗おうと思うが、そちらの作法に従って洗いたい。
どうすれば――えっ!?」
貴族の作法を聞こうと、メイラの正面にアリゼが向かった瞬間。
その時初めて、彼女は怪力令嬢の特異性をまた一つ知ることになった。
湯気で隠し切れない形を持った、彼女の股間に生えているモノ。
それを見た瞬間、呪いのタトゥーは求めるように主の身体を疼かせる。
「ん、んっ……いや、失礼。
そういった人間もいるとは知っているが、実際に見るのは初めてだったのでな…
では、そちらの髪から……」
じわり、と滲み出る愛液。汗と水蒸気に紛れているそれは、やがて誤魔化すことはできないほど溢れ出るだろう。
アリゼの肢体がわずかに身をくねらせる姿は、襲うというより襲われる側に近づいていることを意味していた。
■メイラ・ダンタリオ > 水浴び場や温泉宿 山脈から湧く温水
性的な行為や凌辱が目立つ、騎士が腐る国でも奔放な部分に対して
入浴や清潔という言葉は大切にされている
病や汚物塗れの体を誰もありがたくは思わないだろう故での自然な自意識か
故に、入浴という機会が多いのはありがたかった
メイラのような、常に動き回る 王都から離れた場所に赴くなど
身体を汗や泥 血肉で汚す上に鎧で蒸せることもあればなおさらだ
浴場内は湯気が漂い、体を覆う 又は拭う為の手ぬぐいが手元にあるものの
黒髪と赤髪の女戦士のような二人組が入ると少し目立つのはやはりアリゼ
身長はメイラも、同性では高いほうながらアリゼはまさしく女戦士
筋肉質 入れ墨 高身長 三拍子そろった肉体はメイラも同輩に欲しいと思うシルエットを帯びている
メイラの肉棒を見て少し、驚くようにしているところもポイントが高かった
そんな初心な反応は、結構メイラにとっても久しぶりのような気がする
「今さら雄の肉棒で慌てることでもないでしょうに」
クスクスと口元に手をやり、笑みを浮かべるものの隠す素振りはない
メイラ自身、早く身体を清めたかっただけに湯水を浴びるまでは速かった
長い髪は、メイラが立ったままでまず髪を膝までの長さが下りてくる
「汚れがなさそうなら流して構いませんわ。」
訓練中に長い黒髪は結わえていたものの
主だって砂汚れや枯葉 木片など見えるものがあるかの確認をさせる。
やがて湯桶の水で、身体と髪を流させ予洗いをさせながら、メイラが一つ息を吐いた
「こうして流せるから、汗まみれの鍛錬も気が入るというものですわ。」
そうでしょう?とアリゼに同意を聞くのは、同じ女 同じ戦士だからだろうか
長い髪を精製した洗髪剤で洗わせながらも、自身手の届く範囲をこなしていく
その間も、アリゼとは小話を続けているメイラ 興味がいろいろと尽きない様子だった
話の内容は先の反応から 「雄の経験はありませんの?」 「その入れ墨はどういう仕掛け?」
など、互いに尽きない様子だった
■アリゼ > この国に来るまでの間、アリゼは入浴という行為から長く離れていた。
湯で汗を洗い流し、身体を清める行為はできる場所が限られ、また流れ者に開放する場所もなかったためだ。
だからこそ、抵抗があったとはいえこうしてメイラと共に浴場に来ている。
とはいえ、男の象徴を間近で見ては焦るというもの。
なるべく彼女の下半身を見ないようにしつつ、彼女の肉体に湯をかけていく。
肉体に傷跡こそ多いものの、その長い黒髪に傷みや汚れはまったくない。
香りと手触りから、洗髪剤はおそらく高級なものだとアリゼは考えていたが、それだけではないのだろう。
「鍛錬も、その後の入浴も同じくらい大事だと私も思う。
まったく、湯が沸き出てくるこの地は大したものだ……あなたの髪の艶と同じくらいには」
するりと手の間を抜けていく黒い髪は、戦士というより華やかな舞踏会に出る令嬢のようだ。
『怪力令嬢』の二つ名は戦働きだけではないのだなと、アリゼは強く感じている。
そうして流浪の騎士は、ダンタリオの騎士と会話を通して学びを得ていく。
「ず、随分と率直だな…数回程度だ、どうしようもなく疼いたときに、たまたま行き先が同じだった知り合いと…」
「このタトゥーは…私の国を滅ぼした、魔族が最期に放ったものだ。
私の装備を自由に再現でき、力を与える代わりに私の欲望を……増幅する。
私自身の意思すら捻じ曲げて、タトゥーが命じるままに動いてしまうんだ」
と、問われるままに素直に答えていけば、今度はアリゼが彼女に質問をしていくだろう。
「……やはり、今後の戦場はタナール砦が中心だろうか…」「私は大剣以外には槍を使うが、そちらは何を扱える?」
あまりこの場に相応しいと言えない話題なのは、生真面目な性格ゆえ。
けれども呪いのタトゥーは確かに肉体を疼かせ続け、髪を洗う手が時折びくんと跳ねてメイラの引き締まった背中や脇腹に触れてしまうだろう。
■メイラ・ダンタリオ > やがて黒髪が終わると、メイラは満足げに髪の様子を確かめている
戦働きが多い中でも、この長さを維持し伸ばしているとなれば 髪への気持ちが入っているのはわかりやすいだろう
笑みを浮かべながら、後ろを眺め素直に礼を述べる 二人係で髪を清めるとやはり、時間も早い
「あら、ありがとうアリゼ 髪を誉めてくれたのはアリゼくらいですわよ
それに、後で乾かすときにも貴女がいると思うと心強いですわ。」
長い髪は、洗うことも大変だが、乾かすこともまた大変だ
アリゼの存在にメイラは気を良くするまま、洗髪剤の香に紛れてアリゼの股座が濡れ切っている様子
それに黙っているのは、アリゼの様子を眺めているのが面白かったから
話す内容もメイラにとっては弾むものだったのもある
「戦場の話題は相変わらずアスピダですわね しかし重要というのなら砦も同じですわ」
「武器? 刀に戦槌に、槍に大剣長剣えーっと…」
メイラが握っている武器の種類を問われ、指を折り曲げながら確かめていく
極めているのかと言われれば否定する 須らく暴力の手先だ
唯一上げるとすれば、先の巨剣以外では刀や双剣をあげた
そしてもう一つは
「アリゼ、その場に屈みなさいな」
そう言って背中や腕に張り付く髪を上で結わえ直す
前を向いたメイラが、アリゼの様子をわかっていながら先ほどまで様子見にしていたのは
メイラ自身の身体で遊ばせるほうが良いと、判断したからに他ならない
屈ませたアリゼの目の前には、見せつけるように隆々と起立しているふたなり肉棒
入浴直前までは、垂れさがっていた状態のそれが、アリゼの眼前で勃起している
「じゃあ次は、口の中で洗ってくださる?」
普段は使わない、肥え豚貴族めいた横暴な素振り
けれども、今のアリゼには、雄を見せつけ、そうやって誘導することで
雄が雌を挑発する方が易しいだろうとメイラは読んでいた
「何処を、というのは言わなくてもわかるでしょう?」
そう言って、片手が頬にぺたりと触れると、猫を愛でるように撫でていき。
「ちなみに奥までのほうが好きですわ。」
そう言って、発情した赤毛の雌山猫を、怪力令嬢は遠回しに誘う。
■メイラ・ダンタリオ > 【中断後日継続します】
ご案内:「浴場」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。
ご案内:「浴場」からアリゼさんが去りました。