2020/11/28 のログ
ご案内:「王都マグメール貧民地区 酒場」にムラサキさんが現れました。
ムラサキ > (日も沈み、空に満天の星と月が浮かぶ頃こそ、この場所は活気を得る。冒険や仕事を終え、それなりの給金が入った冒険者や傭兵といった荒くれ共がその給金の使いみちとして食事や酒を求めてこの場所に集う。景気の良い声でウエイターに酒と食事を求め、命をかけて共に戦った仲間たちと賑やかに己の武勇伝を語り、分前を決め、次の冒険の計画を立てる。 

・・・そして、食が満たされれば次に欲しくなるのが性というのがこの国に住まう者に多く見られる特徴だ。酒を片手に、顔を少々赤くしながら、共に戦った仲間へ夜の共を求めたり、服の上から直接女の胸を触りに行き、立場を利用しながら夜を強制するような動きも多く見られる。それを咎めるものもたまにいるが、そう多くはないのはこの街ではよくあることであるからか。

そんな荒くれ共の喧騒の中、一人テーブルについてぷらぷらと足を揺らしながら頬杖をついている女がいた。胸元を大きく開いた扇情的な着物。額から伸びる二本の鬼の角が特徴的な女だ。女は彼らの喧騒を横目で見ながらぷらぷらと足を揺らし、一人酒を嗜んでいた。
彼らの行いを止めることもなく、その喧騒に混ざることもなく。彼らのその行動をいつもの日常、見慣れた光景とばかりに自然体で過ごすその様子はこの場所の常連のように見えるだろう。)

ご案内:「王都マグメール貧民地区 酒場」にロロイさんが現れました。
ロロイ > 「や、おじょーさん。一人でどうしたの?」

そんな女の背中から話しかける、男。
この酒場に集っている冒険者の一人である。
背中には弓を背負っており、片手には酒の入った小樽。
頬がほんのりと紅潮しており、すでに酔っていることがわかる。

「もしかして暇?良かったらお話しよーよ。俺もパーティと解散した後で一人酒なんだよー。
うーわ、角、カッコいいなー…鬼って奴?マスター、彼女に酒ー!」

にへへ、と笑った男は女の隣の席にするりと座ろうとし。
陽気な声で、マスターに追加の酒を注文しよう。
その顔は美人に会えた嬉しさでニコニコと楽しそうで。
角を見ても、酔いのせいか、あるいは女の慣れた様子から害は無いと判断したのか恐れる様子はなく。
マスターが酒を持って来ればそれを気障な動作で女に渡そうと。

ムラサキ > (声をかけられればちらりとその視線の方へ。背後から話しかけられたのならくるりと振り返り、男に視線を向ける。
その声色は酒に酔っているからか、少々軽薄なものを感じ、その様子からはお調子もの、という印象を受ける。)

へぇ、気が利くじゃない?そういう子は嫌いじゃないわ。

(女が放つその声色は落ち着いていて、男の少々きざったらしく馴れ馴れしい様子に怒った様子はない。それどころか、酒を奢ってくれるならば少々上機嫌といった様子である。丁度次のを頼もうかと思っていた所であるし、気が利くじゃない?と彼へお褒めの言葉を授ける。)

まぁ、座んなさいな。酒のお礼に一晩の話し相手くらいにはなってあげる。

(彼から酒を受け取れば、ふふ、と上機嫌に微笑んで。そのグラスを宙に掲げよう。 ――それは乾杯の合図。)

ロロイ > 許可されれば、するりと女の隣へ。
自分も酒を追加で頼み、隣から遠慮なく相手を眺めて。

「へへ、ラッキー。
こうやって美人に奢るために俺は冒険で稼いでるのさ。じゃ、お言葉に甘えてしつれいしまーす」

乾杯の合図に合わせて腕を上げ。
一気にぐい、と呷る。
そこで、あ、と思い出したように口を開こう。

「そっか。冒険者じゃないなら知らないかあ…。
鬼のおじょーさん、そうだなあ…朝までに、俺、後2回褒められたら、キミが大変なことになるからやめときなよー。
俺からは褒めるけどね!ちなみに、今の…気が利くってので1回だ。
…。…あ、俺ロロイ。キミは?」

はだけてこぼれそうな胸に眼を奪われるも、視線を相手の顔に戻し。
真面目である彼は、酔っていてもしっかり注意はする。
これも、相手を傷つけないためだ。
詳しく説明するのは…酒の力もあり、面倒になってしまうが。

そして…人脈を広げたいと思っている彼としては鬼など珍しい。
それに、このような酒場に受け入れられているということはやはり害を為す存在ではないのだろう。
ならば、仲良くしていても損は無いだろうと自己紹介と共に酒を飲み、ぷはー、と楽し気な息を漏らす。

ムラサキ > へぇ?じゃあ・・・ ねぇ、マスター?このキラーラビットのソテー持ってきて。お代はこの子が持ってくれるそうだから

(と、メニューをぴ、と指差して料理を注文し、奢る為に稼いでる、と豪語した男に支払いを押し付けて追加で料理を注文しよう。奢る為に稼いでる、なんて豪語したくらいなんだからこのくらいの甲斐性は見せてくれるでしょう?)

なぁに、それ?褒められたら、というのはあまり聞かないパターンね・・・。

(貶す、貶める、罵倒する。そういった負の言葉で怒りを覚え、これ以上言うようならば・・・というのはたまに聞くけれど、褒めることで相手が大変になる、というのはあまり聞かない言葉だ。鬼の童女は不思議そうな顔で相手を見つめて。)

――ムラサキ。

(名を求められれば、酒を一口 こくり と飲んだ後、盃から口を離し、ぺろりとその唇を舌舐めずりするように舌を這わした後にその名を告げる。 彼の名に特別反応は見せなかったけれど、しっかりと自分の名を告げた以上その名は童女の記憶に残ったことだろう。)

――・・・。

(そして、じろじろと男を興味深く観察する童女。後、2回。後2回褒めたら大変なことになる。そう男は告げた。人間、ダメ、と言われたり禁忌とされることこそ破ることに快感を得るもの。鬼も同様にダメ、と言われるからこそ余計に興味を覚えるのだ。何を考えているのか、澄ました顔でじろじろと相手の様子を観察して。)

ロロイ > 「お、おぉ…、い、いいぜマスター!キラーラビットでもブルホーンでも持ってきてやってくれー!」

酒だけでなく、食事をも男のお代にしようとする相手に、ここで引けぬと声を上げる。
一瞬怯んだものの、蠱惑的な雰囲気の女と楽しく酒が飲めるならこれくらいの出費は構わない。
財布は寂しくなるが、心は満たされる。
また依頼に赴かないといけないが、それはそれだ。

「ムラサキちゃんね。よろしくぅ。…って、その目、ダメだよ?ほんとに。
んく、んく…。ぷは……、いやまあ俺はいいんだけどさぁ…」

きらりと目が輝いたように見える相手に慌てて制止するも。
人の口に戸は立てられないもの。
ましてや、友好的とはいえ人では無さそうな鬼には…どうだろうか。
好奇心で褒められたこともあって…その後、色々とあったこともあり。

「こー、ムラサキちゃん可愛いから、褒められると照れちゃうんだよー
ほら、男が照れるのってなんか気持ち悪くない?」

好奇心を削ぐには、適当なことで誤魔化すのが一番だと考え、おどけながら話を続ける。
ただ、酒が入っているため…隠しきれず、眼が泳いでしまっているが。

ムラサキ > ふふ、まぁ太っ腹だこと。

(少しくらい文句を言われるかと思ったがそんな様子もなく、じゃんじゃんもってこい、と威勢よく宣言する男に童女はくすくすと楽しそう。なにせ男のおごりで結構な上物を無料で口にできるのだからそれこそ心が踊るというもの。)

なぁに?折角のいけめんのお顔を目の保養に楽しんではいけないというの?まぁ、傷つくわぁ。

(きっと彼が口にしたのはそのような目ではなく、玩具を見つけた子供のような・・・そのような悪戯を思いついた悪童のような。そんな目つきの事を口にしたのだろうけれど、それには気づいていないようにのらりくらりと避けて適当な事を口にする。その口ぶりは彼の言う大変な目、というのをまるで恐れていないよう。それで本当に大変な目に合ったとしてもそれはそれ。退屈な日常よりかは刺激的な一日を。ただそれが嘘でただの褒められるのが苦手なだけの男だったとしてもそういう相手をからかうのは面白いから。)

そーお?私は楽しいけど?大の男が私の一言で翻弄されるのはたまらなく楽しいわ。

(そう言い残し酒を一口。その口ぶりは悪女のそれである。くすくすと楽しそうに笑う鬼という名の小悪魔がそこにいた。)

ロロイ > 例え、この出会いが一夜限りであったとしても。
少しでも覚えていてほしい。
そんな見栄から、持って来い―と言った男は…童女の言動に慌てることになる。

「お、おいおい。ほんと、やめとけ、って……っ」

ほら酒のめ、と言いたかったが。
二度目、三度目…。太っ腹、いけめん、と続けられて。
急に押し黙る男。
マスターが不思議そうな顔をしながら肉を持ってくるが…それにも反応せず。
とん、と酒の小樽をテーブルに置けば…ぐい、と童女に身体を寄せ…その腰に手を回そうと。

「…忠告したのによ。鬼とはいえ、無事で帰れると思うなよ?」

そして顔を上げれば…男の雰囲気は一変していた。
ぎらりと眼は輝き…まるで相手を見下すような鋭さを滲ませて。
喧騒に紛れる自然さで、その唇に顔を寄せていく。
叶うなら、そのまま…初対面とは思えない、唇を舌で割り開く口づけを交わそうと。

ムラサキ > 二言。。太っ腹、と褒め言葉を口にすれば明らかに狼狽する相手の様子。その様子が楽しくて、面白くて、可愛らしいから。そして、男が口にした大変なこと・・・それが意味する所を見てみたくて。そのまま自然な様子で3言目を口にした。)

――・・・ふぅん?

(そして、その3言目を口にしたその瞬間。あからさまに相手の様子が変化した。先程までそこにいたのは軽薄で、軟派な男であったけれど、今そこにいるのはそんな生易しいものではなく、まるで獣。ケダモノの如き雰囲気を纏った男であった。

そして、そのまま童女に体を寄せて腰を回し、にらみつけるようなそんな視線を向けてきた。
さて、当の童女はといえばまるでそれに堪えた様子は見せず、によによと楽しそうに笑うばかりでその相手の放つ気迫に楽しそうにしているばかり。)

まさか。貴方に私がどうにかできるとでも思ってるの?

(くすりと笑う様子は強者の余裕か。それとも慢心か。
そのまま童女の方に顔を寄せてくるならば。)

――なまいき。

(むんず、とその鼻を摘み上げてやろうと。相手が何をしようとしているのか、なんてその雰囲気と行動で容易く想像できる。その上でむんず、と鼻を摘み上げてやる。それを止められることなく、つまみ上げることに成功したならば、男の行動は一瞬止まるだろう。)

そう易易と主導権を渡すと思って?あなたが する んじゃないの。あなたが される のよ。

(相手の顔はいけめん、といっていい顔立ち。そんな相手とするのはまぁ、やぶさかではない。けれど、それに良いようにされるのはなんか、むかつくから主導権はあくまでこちらが握っていたい。 ――その本性が主導権を握られて良いようにされるのを好んでいたとしても素面のまま、プライドのあるままそれを許す程鬼の童女も甘くはなかった。

相手の鼻を摘み上げ、言いたいことを言い切ったのならば、その細く柔らかい指で相手の顔を捕まえ、撫で、顎に指先を添わせた後に、くいっ、とこちらにその顔を寄せてやりその唇を、こちらが奪ってやろう。

――もし、もしもだ。鼻を摘み上げた程度では男が止まらなかったとするならば、動揺し、困惑しながら男の胸をどんどんと殴りつける少々珍しい鬼の姿が見られるだろう。)

ロロイ > 童女が目撃した通り、酒場はセクハラが溢れかえっている。
まだこの程度では…じゃれ合いにも似たものだろう。

けれど…童女の好奇心によって、どこかの魔族から受けた呪いに侵された男は、獣の如き欲望の塊だ。
それがかろうじて、人の皮をかぶっているだけのような状態である。
一気にナンパな雰囲気は童女の見た通り消えうせ、そこには爛々とした目で『女』を見る獣が居る

そして、顔面でも殴りつけるならまだしも、鼻を摘まんだ程度では完全には止まらない。
もちろん、驚きによって一瞬、動きは止まるが…

「ふぁれが、ふぁまひひだっへ?、…っ!」

鼻を摘まみあげられているから、少々情けない声にはなるものの。
誰がなまいきだって、という言葉とともに。

童女の言葉に、眼光は全く緩まず…相手の柔らかな指で捕まえられる前に振り切るように頭を振り。
殴られて…例え体に痣ができようとも。構わずにぐいぐい身体を近づけていき。

弓を扱っているためか、妙に筋肉の付いた腕でその身体を引き寄せ、生意気な唇を塞いでやろうと。
どちらも、主導権は俺のモノだ、と主張する者同士。
相手が鬼であろうと…その魅惑的な姿と自身の呪いに抗うはずもなく。

唇を塞げれば、門を崩す攻城戦のように。
舌でぐいぐいと、先ほどの目論見通り艶やかな唇を割り開き、その奥へと自分の舌を潜り込ませるのは確実だ。
ねっとりと、俺が上だと主張する男。

男の舌を噛むなり、鬼の膂力をこの状態でも発揮できればまた変わるだろうが。
そうでなければ、長く長く、自分を刻み込むかのように…男は舌を童女の口内で暴れさせていくことは間違いない。

ムラサキ > (童女はそれなりに力がある方だ。鬼としては中の下程度であるが、人間の女、としてみればかなりある方。その力でもって思い切り摘み上げたのだから怯むくらいすると思っていたのだが怯むどころか止まりすらせず、そのまま強引に童女の唇を奪い、舌を強引に絡め取ろうとしてきた。
そうなれば、童女としては出ていけ、とばかりに舌で男の舌を追い出そうとするのだけれど、それはあまりにも可愛らしい抵抗で、その程度で止まる男ではないだろう。

そして、男が鬼を抱き寄せているならば、腕の可動域はそう広くなく、殴りつけるにしても腕を動かしづらい距離。ならば、使うのは足だ。その厚底の下駄で男の足を踏みつけ、男の足に対してげしげしと膝蹴りを叩き込む。もし、それで怯むならば主導権を奪い返す訳であるが、それは果たして叶うのか否か。)

ロロイ > 「っ、おいおい。そんなに暴れるなよ、ムラサキ」

流石に、童女の上半身はある程度抑えているものの。
中の下程度とはいえ、鬼の力で足に対して執拗に攻撃をされれば。
欲望が滾っていたとしても…痛みというのは欲望を阻害していく。
特に足…それも、脛にがしがしと当たるのはいけない。妙に痛い。

「…いいぜ。なら好きにしな。暇そうに一人で飲んでたんだ。予定はないだろ?
…お前が精一杯主導権握って、俺が満足しなかったら…その体、好きにさせな」

どちらにしても、欲望は満たすつもり。
高圧的な口調で、話しかけ続け。
チャンスをやろうと提案する。
男としても…ただの女ならともかく。
鬼の力を受けながら襲っても、全身が酷いことになりそうだという判断

「マスター。部屋、用意してくれるかい?
あ、料理と酒は部屋に持っていく。いいだろ」

冒険者や傭兵向けらしく、この酒場の二階は宿屋となっている。
そこに連れ込み、たっぷりと楽しもうという魂胆だ。
さて、童女は誘いに乗ってくるのか。そして…結果はどうなったことか。

ムラサキ > ――っ、はぁっ・・・!はぁっ・・・!ん、え、ふ・・・。

いいわ。その生息な顔、トロトロに蕩かして無様におねだりさせてやるわ・・・!

(唇を指で拭つつ、鬼も男の挑発に乗って買い言葉に売り言葉。相手を下からにらみつけるようにしつつ、相手の挑発に乗っていく。
まぁ別に、私としてもそういう事するの嫌いじゃないし、一夜の夢に興じるのも悪くない。その淫夢が悪夢となるか天国となるかは・・・男と鬼の争い次第であるか。

男の誘いに乗って男と鬼は部屋へと消えていく。その勝負の結果はどうなったことか。どちらが勝ったとしても部屋から淫らな水音とぱん、ぱん、ぱん、という肉を打つような音が長い間響き合うこととなったのは確かであるか。)

ご案内:「王都マグメール貧民地区 酒場」からムラサキさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール貧民地区 酒場」からロロイさんが去りました。