2020/08/15 のログ
ご案内:「運動場」にシンディ・オーネさんが現れました。
■シンディ・オーネ > 冒険者やアスリート御用達の運動場。
整備された広場で必要ならトレーニング器具とか借りられるそんな場所で、
身体のラインをトレースするようなレザースーツに身を包んだポニーテールの女が、サンドバッグに組み付いている。
固定されていない成人男性サイズのサンドバッグを、倒して転がして起こして抱えて立てて倒してと、
ぐるんぐるん自分の立ち位置を変えながら、ぐるんぐるんどしんばたんずどん。
いささか窮屈そうで暑そうなスーツはそれなりの品らしく、容赦なく地面を転がり擦れても、
一般的な布製品なら雑巾になってしまいそうなところを、汚れるだけで済んでいるようだ。
レスリングか何かのようなトレーニングを、スタミナ証明するのに十分そうな時間続けて、
最後にドンと振り下ろしたサンドバッグをしっかり立てて安定させると、満足気にスーツの誇りを払う。
水分補給して「あ゛ー」と唸り、汗を拭い拭い胸元を緩めた。
ご案内:「運動場」にノウブルさんが現れました。
■ノウブル > (この大陸でには、様々な戦闘術が存在する
人や民族、種族の多さ故に、数多の技術や系統が伝えられ
そして、其の殆どは、己が故郷の地には存在しなかった物だ
丁度、目の前の女が、木偶人形と繰り広げて居るのもそのひとつ
恐らくは、組み付きと投げを主体とした動きなのだろう
一度の投げでは終わらず、其の儘二度三度と、連続して相手を地面に組み伏せる様相は
恐らくは、主に人間相手に考案された物、と思えたが
中々、体幹や筋力が必要だろう其の動きを、何度も何度も繰り返して居るあたり
見目以上に、身体は鍛え上げられて居るのだろうと、そう知れた。)
「―――――……魔術師にしては、随分動けるな。」
(声を響かせ、一息ついた相手へと届く様に。
己が何時入って来たのか、果たして相手がそもそも気付いて居たかは判らないが
少なくとも気配を消しては居なかった筈だ)。
■シンディ・オーネ > 「――?っあら、ノウブル。」
誰かしらこちらを見ている感じはしたが、まあそういう場所なのでわざわざ確認はしなかった。
声がかかりそちらを振り向いて、知人との偶然に目つきの悪い顔をほんのりと和らげる。
滝のようになっている汗を拭い拭い。
「ええまあね、こと接近戦になったら魔術の強さなんて何の意味も無いの。
耳元で爆竹鳴らされたりつま先潰されただけで、人間は悶絶するんだから。
…私の魔術は、ボディイメージがトランスへの移行を邪魔するーとか、そういう要素無いし。
ノウブルも何かの練習?」
息を整えながら答えて、やはりこの防具は、夏場は特に、考えなくてはいけないなと思う。
こうして練習に使う分には我慢出来るけれど、これを着て旅する気にはなれない。
■ノウブル > 「―――――……魔術へ頼りきりにはなれない、か。
さっきのは、何と言う技術だ。 打撃は入れない類の型に見えたが。
俺は――見学だ。 見て居るだけでも、得る物は多い。」
(――魔法使い、と言う物の中には、知識や魔法の才にこそ溢れていても
凡そ戦場へと赴ける程に、最低限鍛えられた肉体さえ持たぬ者が多い
仕事で組む以上、其の最低限が在るのならば、其れに越した事は無く
そう言った点では、目の前の女は有る程度安心出来るのだろう
名前も知らぬ体術だと、やはり、辺境出身で有るが故の
この大陸に関する無知を伝えながら
ゆっくりと、相手の下へ歩み寄って行けば、立てられた砂人形の
重みや、或いは硬さなどを確かめる様に、手を伸ばしてぽむぽむと叩いて見つつ。)
「――――然し…、……暑そうだな。 そう言う訓練か?」
(――以前は、また違った姿だった、筈だが。
今宵の見目を問いかけては、何か暑さ訓練の一環なのか、なぞと
其の矢鱈暑苦しそうな革防具を、視線で示した)。
■シンディ・オーネ > 「……。
…なん、て言うのかしらね? レスリング、かパンクラチオンとかだと思うんだけど。
先生はそういう名前とか付けない人だから、もしかしたら聞きかじった程度で、
どういう武術でござい、みたいにちゃんとしたものを教わったわけではないのかも。」
尋ねられてはじめて気付いたという風に視線が宙を泳ぐ。
先生、とは養父の呼び名だが、そこはどうでもよく。
ごめんなさいねと、気まずそうに首を傾げた。
「ヒトの手はそんなに頑丈じゃないし、女の腕力で叩いても、とは言われてた。
確実に鼻なり顎なり耳なり、イイところを打てるならそうするけど。
基本は転ばせて踏ん付けろ、だからああやって組み付くのが好きなのは私の趣味ね。」
サンドバッグは直立を倒すのはた易くても、転がすにもコツが要りそうな重量感。
シンディの腕力だけで押し切れるものではなく、身体のテコを上手く使えていたのだろうと知れるか。
暑さの耐久訓練かと問われると、もうそういう事にしちゃおうかなあと思う。
「一応これが私の戦闘服。良い物なのよ、軽くて刃物に強い。
けど練習としてしか着てこなかったから、これずっと着て仕事するとなるとムリね。
何か用意しないとって思ってるところ。
あ、良いお店知ってる?」
あんまりお金無いが、防具をしたためるのに良い所を知っているかと。
「ノウブルは、こういう武術の流派とかを極めようって人? 勉強熱心なのね。」
ところで、狩人と言っていたか?
その職業名からは、戦闘訓練の見学に赴く印象は無くて。
しかしノウブルのタトゥー?などは、部族戦闘術の継承者とか言われればそれっぽく見えるもの。
あなたはと背景を尋ねてみる。