2020/02/06 のログ
■エシル・アルトワーズ > 「あだだ...あんまり久しぶりすぎて...ね?」
先程までの光景を思い出しちょっぴり赤面する。
久しぶりの戦闘で完全にハイになりすぎた。
昔から憧れてた、「お淑やかさ」とはかけ離れた痴態にも似た姿を抓り伸ばされる頬の痛みとともに恥ずかしくなる。
「楽しかったね」
ようやく解放され頬をさすりながら、思わず笑みがこぼれる。
ご案内:「魔物の雪山」からエシル・アルトワーズさんが去りました。
ご案内:「魔物の雪山」からクロイツさんが去りました。
ご案内:「薬屋のテント」にタン・フィールさんが現れました。
■タン・フィール > 王都の住宅街と市場を挟む路地、空き家や空き地が並ぶ区画に、
ちょこんと設置された小屋ほどのテントからは、薄桃色の煙が甘い匂いとともに漂っている。
幼い少年が店として構えた其処は、子供のお遊戯でひらかれたお菓子屋さん…などではなく、
王都から許可を得て、冒険者や魔道具屋などにも薬品を提供する、れっきとした薬屋である。
テントの天幕をくぐって店内に入れば、民族調の絨毯やタペストリーに彩られた4畳半ほどの店内に、
無数のビーカーや薬瓶、不気味なものから奇麗なものまで、
動植物が干してある独特の景観が広がり、
その中央のカウンター・テーブルにちょこんと座った幼い店主が、
出来上がったばかりの桃色の液体を、蜂蜜をちびちび舐める子供のように指先に乗せては味わっていた。
「ん、…んんー… おいしいといえばオイシイ…んだけど、
あまくすれば、いいってもんでもないよね…」
本日、開発したのは苦味の強い体力回復を、甘く摂取できるように工夫した代物。
しかし、「美味しすぎる」ことが仇となり、少量でも十分に体力の全快がみこめるものを、余分に摂りすぎてしまうのでは?
という問題点に気づき、どうしたものかと思案しながら、
試作品たる甘露を「処分」している、
とっくに体力気力の上限を超えて回復してしまいながら、実によろこばしそうに。