2019/11/04 のログ
■フローディア > ・・・本当、人間って酷いことする。
(ぽつり、と呟き見下ろすのは路地裏の奥、裸で転がされた名も知らないミレーの少女の姿。首輪などがされていない所をみる限り、奴隷、という訳ではなく、ここへ連れ込まれて犯された、という所であろう。全身に余すことなくべったりと精液を塗られ、身体に卑猥な落書きをされている辺り、よっぽど手酷く犯されたらしい。
膣も尻穴もがっぽりと大きく開いてしまって、そこからどろどろと未だに精液が溢れている所を見ると、然程時間が経ったようには見えないけれど・・・。)
ねぇ、起きて。辛いだろうけれど起きて。いつまでもここにいたら危ないわ。
(ぺち、ぺち、と頬を軽く叩き目を覚ますように語りかける。名も知らない。関係のない相手ではあるけれど、同じミレーである。私には関係ない、と見捨てることも出来たけれど・・・なんとなく、同情してしまって、助けることにした。いつまでもここに置いておいたら、また何かに巻き込まれてしまうかもしれない。そうなる前にここから連れ出して、少し値段は張るかもしれないが、シャワーを浴びさせて、助けてやろう、と。流石に引きずっていく訳にはいかないから、一旦目を覚まさせようと、軽く頬を叩くけれど、反応はない。 まだ身体は暖かく、時折呻くような声を出すから、死んでいる訳ではないのだろうけれど・・・。)
・・・うぇ。
(そして、彼女を起こそうとぺちぺちと頬を叩くけれど、その際に指にべったり、と彼女に塗りつけられて精液がついてしまって、思わず顔を顰めてしまう。ねとぉ、と粘つくそれは触って気味の良いものではなく。 ・・・けれど、一度助ける、と決めたのだから今更放っておくことも出来ず、ぺち、ぺち、ともう数度彼女を起こそうと揺すってみよう。
・・・助ける、とは決めたけれどあまり長居はしたくない。もしかすれば、ここへ彼女をこんな風にした奴らが戻ってくるかもしれないし。そうなるつもりもないけれど、その時に下手をすれば私も彼女と同じようになってしまうのかもしれないのだから。)
ご案内:「王都マグメール貧民地区・路地裏」にマヌエラさんが現れました。
■マヌエラ > しゃらん しゃらん しゃらん
むっとする精液の匂いと、卑猥な落書きを施された人の姿。
凄惨で背徳的な光景に反した、涼し気な金属質の擦過音が、フローディアの背後より近付く。
その主は、魔術師然とした長い金髪の女。
「――まあ。なんて酷い」
フローディアの背後より声を上げる。続けて――
「……フローディア様?」
先に助け起こそうとしていた彼女を確認し、驚きの声を上げる。
果たして彼女は、このおっとりとした顔立ちの凶悪な魔族を覚えているだろうか。
■フローディア > ねぇ、お願い。お願いだから、起きて・・・。
(最早その手はべったりと精液で濡れて、その鼻先に香る精液の匂いからか微かな発情の兆しさえ浮かび上がる頃、少女の背から声をかけられた。
自信の名を呼ぶその姿は――。)
・・・マヌ、エラ、だったかしら。
(彼女と会った時の事ははっきりとは覚えていない。なんだか記憶に霞がかかったようであって、その時の記憶が定かではないのだ。けれど、本能が叫ぶ。 この女は危険だ、と。私もあの時の夜・・・よくは覚えていないけれどてひどい目にあったような、気がする。)
これ、貴女の仕業?
(正直、落書き、なんてするような女であったような覚えはないけれど、両穴をがっぽりと開く程乱暴に犯し、腹が膨れる程精液を注ぐ、なんて真似は・・・しそうな、気がする。よくは覚えてないけど。警戒し、犯された彼女を庇うように背に隠しつつ、彼女と対峙して。)
■マヌエラ > 「覚えおき頂いて、嬉しいです」
いつもなら満面の笑みの所だが、現在は少しばかり表情が硬い。
「いいえ――こんな……」
書かれた卑猥な落書き。瞳が揺れる。
「こんな、モノを扱うように……」
女は、タリスマンのついたローブを脱ぐと、フローディアに差し出した。
「かけてあげてくださいませ……場所を移しましょう。これは立派な暴力です。ここは戦場ではありませんのに……」
哀し気な言葉はいちいち本音ではある――“戦場ならば良い”という意味にもとれる言葉ではあるが。
「一緒に運んで差し上げましょう?」
フローディアが同意するなら、倒れた彼女を共に抱えて運ぼうという体勢。
■フローディア > ・・・。
(彼女からタリスマンを受け取る。少女は狩人であり、斥候である。鑑定士でも、聖職者でも、魔術師でもない。そのタリスマンが悪しきものであるのか、そうでないのか・・・それは自分には判断できない。だから、彼女を信じるか、そうでないか・・・それを判断するしかないけれど、彼女が犯された少女を憂う瞳は本物のように見えた。 ・・・少し迷ったけれど、彼女を信じてタリスマンをかけてあげることにした。ちゃらり、と少女の首筋にタリスマンがかけられ、揺れて。)
・・・えぇ。
(ねっとりと精液で濡れた身体を運ぶのは・・・彼女には悪いが少々抵抗がある。ごそごそと鞄から適当な布を取り出して軽く彼女の身体を拭いてやる。綺麗に出来る程のものではないが、何もしないよりかはマシだろう。
一人であるならば、彼女を運んでやるのは難しい話であった。けれど、彼女と二人がかりであるならばそれも叶うだろう。彼女の提案に応じて気を失ったミレーの少女を運んでやることにして。
・・・とりあえずの目的地は近場の宿屋であろうか。場所によってはラブホテルのような状態になっている場所もあるかもしれないが、文句は言っていられない。とりあえず、清潔な水が使える宿。そこを目指して運んでやることにして。)
・・・。
(そして、考えるのは彼女、マヌエラの事。この間は自分を手酷く犯しておきながら今はそのような思考は感じられない。どこぞのお嬢様、なんて様子である。まさか改心した、なんてないだろうし・・・今の彼女とあの時の彼女。どちらが本当の彼女なんだろうか、なんて考えながらミレーの少女を運んでやって。)
■マヌエラ > 受け取ってくれると、少し笑んだ。
タリスマンのついでに、ローブの方も、精液をある程度拭き取られた体に巻き付けて。
「このような姿を誰かに見られるのは……おつらいでしょうから」
ぽつ、と呟きながら、並んで歩く。その憂いには、確かに虚偽はないようで。しかし同時に、“あの時”を詫びる言葉も態度も存在しなかった。
近場の宿を目指していた道ゆき。不意に、フローディアの足裏が、硬い石畳ではなく、何か生物室の柔らかさのある床を踏んだ。気付けば周囲は薄曇りのように視界がきかず、景色も生物的に歪んだ、生物の体内を思わせる大きな部屋になっていた。
目の前には、蜂の巣を思わせる材質でできた浴槽があり、内部はさらさらとした温かく透明な液体……普通の湯にしか見えないが、かすかに甘いかおりのするもので満たされている。
「彼女を、こちらに」
あの時、フローディアを犯し尽くした異界と酷似した場所だった。
■フローディア > (ぐにり、と突然床を踏む感触が変わる。 ・・・今の今まで私は石畳の上を進んでいたはずで、それがこんな突然肉を踏んだような柔らかになるのはおかしい。何か変なものでも踏んだだろうか、と軽く片足を浮かせて、その足先を確認してみればいつの間にか見覚えのない場所になっていて。)
んなっ・・・!?
(思わず、驚いた声を出す。おかしい。私は近場の宿を目指していたはず。その道中に、こんなどこぞの迷宮のような場所はない。そも、妙に明かりが少なく、夜目が利くはずの自分ですら見通しの出来ない暗さになってきた辺りで少しおかしい、とは思っていたけれど、明らかにこれは 異常 である。)
ちょっ・・・、とマヌエラ・・・!なに、あなた、何したの・・・!?
(こんな事をするのは彼女以外にはいまい。彼女はそれを当然のように受け入れ、先導している。彼女の仕業に間違いはないだろう。元の場所に戻ろうにもう振り返ってもあの石畳の道は存在せず、いつの間にか彼女の術中に飲み込まれてしまっていて。)
・・・説明、してもらうから。
(不満そうに彼女を睨みつつも彼女の指示に従う。この場所を怪しく思い、疑いはするけれど、この場をどうにかする手段は自分にはなく、今は彼女に従うしかない。
・・・この子を憂う彼女の目は本物であった。そう感じた自分の勘を信じて、彼女の指示に従い、透明な液体にミレーの少女を浸そう。
・・・記憶に霞がかかっていて、いまいち確証が持てないが、少しばかり見覚えのあるこの場所に、警戒心を覚えつつ。)
■マヌエラ > 「私の“部屋”にお連れしました。このほうが速いですから。私の“部屋”には、どこからでもつなげることができるのです」
透明な液につければ、非道で卑猥な落書きが早速ふやけたようにぼんやりと薄れ始める。逆に、乱暴に扱われて出血等の見られた所は少しずつ治癒してゆくのが分かる。
「……後ほど、精神にも霞をかけておきましょう……こんな、物のように扱われるなんて、あってはならないことです」
瞳を伏せてから、フローディアに向き直る。
「ありがとうございました、フローディア様……私と共に来てくださって。
……やはり、優しく公正な方ですね、フローディア様は」
微笑みかける様子は、修道女めいてもいた。――だが、治癒の薬湯を備えていたとしても……この場はそもそもが魔族の領域。瘴気そのものは常に存在し、その主の意志に関わらず、その場にいる者を蝕もうとする。
■フローディア > そう。便利なものね。
(実際、それはとても便利なものであろう。皮肉などではなく。もし、うっかり危機に陥ったとしてもそれが出来るのであればどこからでも帰還ができる。野宿の道具も必要ないし、 ・・・羨ましい限りだ。)
そうね。・・・でも人間は平気でそういうことをするわ。
彼らからすれば、私達みたいなのは使い捨ての道具、玩具と一緒なのでしょう。
(ミレー族は人に非ず。彼らからすればミレーとは奴隷であり、虐げて良い格好の獲物。罪悪感など欠片もなく、欲望のまま弄ぶ。
・・・それが全てではないのは知っている。私にも人間の友人もいるし。けれど、どうしてもそういう輩は多く、目につく。)
別にそんなんじゃないわ。 ・・・ただの気まぐれよ。
(腕を組み、ふん、と鼻をならしぶっきらぼうにそんな風に言ってみせる。事実、本当に気まぐれだ。
もし、彼女が人であったのならば同情こそすれど助けるまではしなかっただろう。ミレーであることが露見すれば、めんどくさい絡まれ方をする人間もいるし、あることないことこちらになすりつけてくるような輩もいる。
けれど、部族こそ違えど、同じミレーであるから同情した。なんとなく、助けてあげよう、と思った。それはほんの気まぐれで、優しいとかそういうのじゃ、ない。)
・・・よくわからない子ね、あなた。
(魔族であるのに人の惨状に嘆き、悲しむ。かと思えば魔族らしく人を犯し、蹂躙することもある。どちらも彼女の顔、なのかもしれないけれど・・・話に聞く魔族よりかは、まだ会話が出来るようなタイプに感じられて。)
■マヌエラ > 「ありがとうございます!」
にこりと微笑み返す。褒められるとすぐに喜ぶさまは、素直過ぎて小動物めいてもいた。
「……人間にも、優しい方、気高い方、種族の差など気にされない方。色んな方がいらっしゃいます。勿論……こんなことをする方も。前にお会いしたとき、フローディア様も不当に貶められていました」
難癖をつけられ、牢に捕えられ、慰み者されていたときの出会い――彼女自身はどれほど覚えているかは分からないが。
「こういうときに、不利益があるのに助けるような気紛れを起こすことを優しいというのだと、私は思います」
彼女がどう思おうと、それが己の定義だと。静かな微笑みと共に告げる。――が。
「? そうでしょうか?」
本気でよくわからない、という顔で首を傾げる。
「私は、素直に行動しているだけなのですけれど……。あ、まずお座りになりませんか」
生物的なフォルムだが、意外と座りやすそうなベンチがいつの間にか床から盛り上がっていた。進めるだけ進めて自分は先にすとんと腰掛けてしまう。
■フローディア > ・・・調子狂うわ。
(本当にあの夜はあったこと、なんだろうか。自分があの夜、淫夢でも見たのではないか、と思ってしまう程に彼女は純粋で、素直で。
・・・けれども、それはない、と目の前の彼女が証明する。
あの時の夜のことを、他ならぬ彼女自身が口にした。不当な罪を着せられ、捕らえられていたあの夜の事を。)
・・・そう。
(真正面から素直な声で褒められると少しばかり照れくさい。それを隠すようにすい、と視線を外し、ほんのり頬を赤くしながら軽く頬をかいて。)
・・・。
(え?本当にこれに座れと?本気?本気で言ってる?と、驚いたような顔で彼女を見つめよう。
グロテスクな肉の塊で出来た床からせり上がったベンチだ。その材質も、この床と同じものであろう。足でぐにぐにとその感触を確かめれば案の定生々しく、柔らかい感触を足に返してきて。
・・・けれど、勧められたのだ、一応。一応、うん。少しだけ。もう少しだけ話に付き合ってあげてもいいかな、という感触はある。おそるおそる、といった様子でその場に腰を降ろし)
後少しだけよ。
(そう釘を刺した。流石にいつまでもここにいたら何されるかわからないし、魔族の彼女からすればここは居心地の良い場所かもしれないが、自分はそうではない。気分が悪くなる前になんとか帰してもらうつもりで。)
■マヌエラ > 「フローディア様、照れていらっしゃいます?」
くすっ、と微笑む姿は、成熟した肉体に反してどこか子供っぽい。
「?」
その笑顔のまま、見つめられて首を傾げて。
「ええ!」
と元気よくお返事をすれば――座ってくれるフローディア。その尻に、やや生暖かく、弾力と柔らかさのある感触が伝わる。
「お疲れだったでしょうから――」
くにくにと、接触した部分を官能的にベンチそのものがマッサージを開始する。
■フローディア > ・・・別に。照れてない。
(照れていることを指摘されること程照れくさいことなんてない。ぷい、と更に明後日の方向を向いて。)
・・・。
(魔族の人ってわからない。別に趣味は人それぞれだし?声だして批判するつもりはないけれど・・・本当に、これが良いのだろうか。私的にはぐにぐにしてて、生暖かくて、ついでになんか生臭い気もして。気分が良いものではないのだけれど。)
――ひあっ!?
(ついでにそれがぐにぐにとマッサージを開始すれば思わず飛び上がった。思わず触られたお尻を抑えつつ、な、な、な、な、と顔を赤くしながら)
何、するの・・・っ!
(顔を真っ赤に染めながら、明らかな羞恥を浮かべ、彼女をにらみつけるように。なんか、変な所触られた、まさぐられたんだけど・・・!)
■マヌエラ > 「フローディア様……凛々しいですし、でも、とっても可愛らしいのですね」
くすくす笑いが継続し、少女同士の屈託ない会話のような色すら出てきたが――
「? お疲れでしょうから、マッサージです! 気持ちよくなっていただきたいですし、疲れも取っていただきたいですから!」
にこ、と微笑む。と同時に、足元から音もなく触手が這い上り、巻き付こうとする。例の粘液……魔族の体液を分泌したそれは、「マッサージ」という言葉の定義が違うことを知らせるには十分か。当然ながら、臭気は強くなり、フローディアの鋭敏な感覚を刺激する。
「どうぞ、おかけになってくださいね」
更に床から生えてくる触手たちは、フローディアを捉えて無理矢理座らせ、「善意のマッサージ」をしようと襲い掛かった――本人の感覚では「差し伸べた」程度の認識だが――。
■フローディア > ・・・何よ、からかってるの?
(くすくすと微笑む彼女に対し、腕を組み、むすっと唇を尖らせる少女の図は他愛もない少女たちの談笑のように見えるだろう。場所がこのような肉の迷宮ではなく、教室やどこか食事処であったのならばまさしくそのように見えただろうけれど。)
いい!結構、大丈夫、だから・・・!だから、私を元の、場所に、ひっ・・・!?
(返して、という言葉は触手が足に巻き付き、這い上がるその不快感で消え去った。 ひっ、という悲鳴があがり、思わず息を飲む。ぺたり、と粘液をすりつけながら生々しい感触の触手が素肌を這い上がるその感触は不快、気味が悪いの一言。嫌、嫌、と足をじたばたと振り乱し、暴れるけれど、自由は許可されるだろうか。否。白狼の少女は魔族の少女の善意の元、椅子に座らされ、マッサージという名の陵辱を受けることとなる。彼女の世界の中で、間もなく聞こえる音は少女達の談笑から一人の少女の嬌声と悲鳴に変わりゆく。それが途絶えるのは何時のことか。日の光も当たらぬこの場所では、それが止むのは何時になったか、知るものはいなかった・・・。)
ご案内:「王都マグメール貧民地区・路地裏」からフローディアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール貧民地区・路地裏」からマヌエラさんが去りました。
ご案内:「九頭竜山脈 山中の温泉宿」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 夜。
九頭竜山脈のとある山の麓付近にある、やや寂れた感のある小規模な温泉宿を、男は訪れていた。
ロケーション的に立ち寄りやすい場所ではあるものの、あまり目立たない隠れ家的な
建物ゆえか客は殆どおらず、人気もあまり感じられない。
夕食を済ませ、ひとっ風呂浴びようと露天風呂まで足を向け、脱衣所で服を脱ぎ
タオル一枚を携え、浴場へと足を踏み入れて。
「いつもの旅籠の温泉もいいのだが、たまには違う風呂も楽しんでみるのが大人の醍醐味」
などと得意げに独り言ちながら、目前に現れた露天の岩風呂を眺め回す。
見慣れた旅籠のそれとは違う趣に、表情を緩めて。
「あっちよりは出会いの期待値は些か低いが、まああそこら辺はしょうがな──て、おや?」
その視界に、先に湯船に入っている人影を捉え、男は意外そうに目を丸めた。
てっきり今は自分以外は居ないものだと思っていたので驚きだ。
そう思いつつ、タオルを腰に巻くと湯船にゆるりと歩み寄って行き。
「……やあやあコンバンハッ。湯加減いかがですかな?」
と、緩い笑みを浮かべながら、片手を上げつつ気安く声をかけてみた。