2019/07/17 のログ
ご案内:「王都マグメール/平民地区にある図書館」に幻鏡の迷宮さんが現れました。
幻鏡の迷宮 > 王都マグメール、その平民地区に点在する名もなき図書館。
規模から言えば小さい順に並べた方が早く名前の挙がる庶民向けの図書館の一つである。

書架には料理のレシピ本から絵本や初級の魔法書までとジャンル問わず幅広い本の種類が揃えられている上に24時間運営している事で人気があるようで、どんな時間であれ人影がちらほら見受けられる。

その貸し出しカウンターには女性型の魔導人形が司書の代わりをしているのだが、今宵はその姿は見えない、更に言えば何時もなら夜分遅くでもいる筈の客も気配すらない。

もっと注意深く見るのなら、生物の気配がない。
耳を澄ますなら物音ひとつ無く、代わりに…その代わりに子の異変に気がつかず図書館に足を踏み入れるのであればその耳に耳障りな鈴の音が聞えよう。

ジャリジャリと表現すべきが、キリキリと軋む音と言うべきか、甲高く金属同士が擦れあう決して聞いて気持ちよいものではない音が魔導人形の司書がいる筈だった貸し出しカウンターの方から聞えてくるだろう。

其処に存在しているのは図書館を静寂で支配したモノ。
見る物が見ればそれは魔力ある品とわかるだろう、年代ものの風格を感じさせる鈍い輝きを放つ呼鈴……喰らう迷宮を呼ぶ『彷徨いの呼鈴』。

誰がそれを置いたのか、誰が鳴らしてしまったのか定かではないが、現実として図書館は迷宮になりかけており、一度図書館の中に入れば迷宮を攻略するまで出ることは叶わないだろう、もし入り込んだものが膨大な魔力を有しているか知恵ものであれば別かもしれないが、この小さな図書館にそんな人物は足を運ぶだろうか。

幻鏡の迷宮 > 今宵は遅い時間で利用者が居るわけではないようで、幸運にも迷宮に巻き込まれる、呼鈴を手にしてしまう者は居らず、静かではあるが平穏な時間は過ぎていくのであった。
ご案内:「王都マグメール/平民地区にある図書館」から幻鏡の迷宮さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区路地裏」にシェラさんが現れました。
シェラ > (貧民地区路地裏・・・その奥地。魔導器によって僅かな光が当たるその人目のない場所に3つの影が重なっていた。
一つは濡羽色のウェーブのかかった美しい髪を持った清楚な印象を与えるシスター服を纏った少女。
もう一つは一人目の少女と同じシスター服を纏った、紫色の髪と猫耳を持つ妖艶な雰囲気を纏う褐色のミレーの女性。
そして、最後の一人は下半身を大胆に露出した遊び人、といった言葉がよく似合う、日焼けをし、ピアスなどを嵌めたやんちゃそうな青年。

・・・男の姿を見れば、そこで何をしているか、なんて一目瞭然であろう。ぐちゅ、くちゅ、ずりゅりゅりゅっ、という何かを吸い上げるような音と水音。そして、周囲に漂う濃厚な性臭・・・つまり、人目のないこの場所で青姦をしている、ということだ。黒髪の少女と褐色のミレーの少女が二人でまるで取り合うかのように男の肉棒を咥え、舐め、刺激を与えていて。
男性が一人に対して、女性が二人、という組み合わせはこの国では少々珍しいかも知れないが、外で堂々とそういうコトをしているのはさほど珍しい光景ではないだろう。)

――ッッッ!!

(そして、男の肉棒を咥え込み、舌で刺激を与えていた黒髪の少女。その黒髪の少女の口内で男の欲望は爆発した。
びゅるっ、びゅるるる、と最後の一絞りであるかのように勢いのない白濁を吐き出して少女の口内を穢す。
そうすれば、少女はぷるん、と男の肉棒を口から抜き、とろり、と唇から白濁を少し零しつつも、隣の褐色のミレーの女と口づけを交わす。
んちゅ、くちゅ、れろ・・・、とまるで目の前の男など眼中にないかのように濃厚な女性同士のキスを交わし、男から受け取り、奪った精液を互いの口内で分け合い、こくん、と飲み込んで。

・・・それを目の前で見ていた男はさぞ眼福であったであろう。けれど、その光景を男は見ることは叶わなかった。男は口から涎を零し、白目を剥いてその場に倒れ伏し、気を失っていたからだ。)

ちょっとぉ、もう終わりなんですかー?私達を二人まとめて肉便器にするんじゃなかったんですかー?

(つんつん、と指で男のへなり、と元気を失った肉棒をつつくけれど反応はない。男の許容量を超えて精を絞り上げた結果、気を失ってしまったようだ。言うことは達者であったので期待したのだけれど、あまり量をとれなかったし、美味しい精でもなかったし・・・母に捧げるに値しない相手であった。
つまらない、と言わんばかりに気を失って地面に転がる相手を見下ろす二人のシスターの姿が路地裏にあった。

そんな、二人のシスター、二人の悪魔によるつまみ食いが今夜、路地裏で行われていた。匂いに誘われて路地裏に近づいたのならば・・・もしかすれば二人の悪魔に更なるおやつが与えられるかもしれない。
もっとも・・・相手は常に自分よりも弱いとは限らない。もしも、少女たちを打倒しうる実力者が匂いに感づいて来たのならば・・・逆に食べられるコトも、あるのかもしれないが。)

ご案内:「王都マグメール 貧民地区路地裏」にルヴィエラさんが現れました。
ルヴィエラ > (――其れは、何処か懐かしさも感じる気配だった。
この地に住み着くよりも遥か以前、己が未だ彼方の地に居た頃
人が人を貪る、其れよりも遥かに淫蕩で背徳に満ちた宴が
其れこそ、其処彼処で行われていた物だ。

命を育む為に、魂をも捧げる二律背反。 圧倒的な強者が、弱者を搾取するに等しい行為
無論この地でも、そう言った事は儘起こりうる、が。)

「―――――……懐かしい気配がする様だ。 ……はて、本人ではない様だがね。」

(かつり、足音響かせた其の気配は、行き止まりである筈の場所に。
溶け出した闇が形を取った様に、何時の間にか其処へ存在しては
二人の少女を、目深く被ったローブ越しに見詰めるだろう。
男の方は――死んだ、と言う訳では無さそうだ、ならば気にする事でもない。
まるで冒涜を描いた様な聖職者姿の二人に、くすくすと笑みを響かせながら。

――ゆっくりと、歩み寄って行く。)

「――――ごきげんよう、御嬢さん。 ――お邪魔だったかな?」