2019/02/10 のログ
ボブ > (週末の夜だけあって繁華街に面するあちこちの酒場は賑わっているのを横目に、褐色肌の男は通りから脇道に入り、
ひっそりとした外観の酒場へと入っていく。
ひっそりとしていた外観と見合うかのように大騒ぎするような客はおらず、じっくり酒を楽しむ客で席がかなり埋まっていた)

「おっと……ちょっと出遅れたかな?  でもカウンターの席が2つ空いてるな」

(危うく席に座れなかったかもしれない危機を潜り抜け、男は空いていたカウンターの席の片方に腰を下ろし、
ワインの白とチーズの盛り合わせを頼んでいくか)

ご案内:「王都マグメール 平民地区  酒場」に紅月さんが現れました。
ボブ > (客で店内がほぼ満席になっているだけあって、完全なる静寂といった訳ではなく、うるさくない程度の賑わいをしている中、
実に好ましい程度のざわめきの中、男は美味い酒をささやかなツマミで飲みあげていて)

「うんっ……本当にここはあんまり他人には教えたくない場所だよな。
あまり紹介しすぎて俺自身が店に入れなくなったら本末転倒だからな」

(そんな独り言を言いながら、カッパカパと勢い良く飲むのではなくちびちびといった感じで美味い酒を舌の上で広げていく)

紅月 > 「…ん、と……この辺りのはず…なんだけど。
お、あったあった!るっふーの秘密基地っ!」

たまに組む冒険者仲間から、とある酒場を勧められた。
なんでも、道楽経営よろしく良質な酒を良心的な価格で飲めるらしい。
地図の描かれたメモと扉を見比べて、紅…否、今は純白の髪をした女がニカリと笑った。

「わぁっ、雰囲気いいなぁ…」

扉を開けて軽く見回せば、内装もそうだが…おそらく客層がいいんだろう、場の空気が穏やかだ。
席も粗方埋まっているようで…

「あぁ、良かった…お隣、失礼しますね?」

カウンターへと向かえば空いた席に腰かけつつ隣席の人物に一声かけ、帽子を脱いだ。
…それが友人だと気付かぬまま。

ボブ > (静かな店ゆえ、出入り口の扉にドアベルという物もなく、立ち去る客、そして新たな客の存在を気付かずに
美味い酒を飲んでいた男の隣に新たな客が来たようで、隣に座る申し込みを受けて、そちらに視線を向ける)

「ん? ええ、どうぞ。 この店は空いてる席があったらすぐに取らないとすぐに無くなっちまう隠れた名店ですからね」

(男は掛けられた声にそう応えつつ、グラスに入ったワインを喉へと流し込んでいく…。
ちょっと美味い酒の世界に浸っているようで隣に座ったいい女……いや、知人の存在にはまだ気づいていない間抜けっぷりを見せていて)

紅月 > 返事が返ってきた故に、視線を向けてみる。
いや何、これが『んむ』とか『あぁ』って感じの一言だったら何も気にせず居たんだろうけど…気さくに接してくれるなら、折角酒の場なのだから一期一会を楽しみたいし。
…が、だ。
なんと、何と横に居たのは我が親愛なる友人殿ではないか!

「……あら、そうなんですの?
私、この店に来たのは初めてで…オススメとか、御存じかしら」

"教えて下さらない?"なんて、にこやかに話し掛けてみる。
初めての場所、コウゲツらしくない口調、ついでに今はおあつらえ向きに色違い…はて、気付くかな?

ボブ > (声の調子からして臨席の客は女性である事は当然の事ながら分かっていたが、他の酒場にいる時のように声を掛けるのは
この酒場の雰囲気には合っていないとは認識している男はあえて近すぎず、遠ざけずといった感じで席を勧めていく)

「初めてなんっすか……連れの人間が居ない…一人で来る人も珍しいが、酒自体がかなり絶品な物ばっかり揃えられているから
お供の料理は味付けを濃くしたような料理じゃなくって、素材の味をシンプルに生かしたものばかりですよ。
あくまで主役は酒、名脇役として料理があるって感じなので、好みの酒に出会ってからの勝負といった感じですね、この店では」

(ただ隣に座っただけの袖擦れしただけの相手、あまりジロジロと見るのも行儀が悪いのでチラリと白髪の女性の方を
見やっていけば、舌に合う酒を見つけ出す事からこの店の楽しみ方が始まると伝えていくか)

紅月 > 「ふふっ…女にもね、何も知らない場所でゆっくりしたい時があるのよ…?」

御一人様を珍しがられれば、そんな風に意味深げに返してみて。

「…うぅん、どれも美味しそうねぇ…?
それじゃあ…ふふっ、折角だから今夜はお兄さんとおんなじのにしてみようかしら」

彼の手許に目を遣れば…白ワイン、だろうか。
爽やかな香りがする。
…男からは、髪の隙間から伏し目がちな長い睫毛の奥に深みのあるブルーグリーンの瞳が見えたやも知れない。

「すみません、甘めの白ワインとミックスナッツ…後はビターチョコレートがあれば」

店員に笑みを向けつつオーダーを。
…いくら遊びがかかっていようと、甘いもの好きな気質まで隠す気はないらしい。

ボブ > 「そういうもんっすかね? まぁ、そこら辺は俺は触れない方向で」

(意味深な言い回しをしてくる女性の言葉を受け止めるかと思いきや、するっと受け流すような言い方をし、
白ワインに口を付けていけば、女性も男と同じ白ワインを注文していくのを耳にすれば、
ずいぶん話好きな女性だなと思いつつも、
「もしや逆ナン?  いやいや、そんなそんなこっちに都合の良い事なんて起きやしないって」
…とちょっと頭を左右に振っていく仕草していけば)

「まぁ、そこら辺は自分の味覚との兼ね合い次第だ、そこから楽しみをとどめるのもいいし、一歩深く切り込んでもいい訳だ」

(酒の種類はともかく、酒のお供に関しては女性の感性のチョイスをしたのを聞き、それを良い事と話を続けていく)

紅月 > 「あら、お利口だこと。
……"秘密は秘密のままが最も美しい"…なんて、ね」

クスクスと小さく、愉快げに笑んでみせて。
やはり男が話し始めれば興味深そうに耳を傾けるのだ。

「…ん~……一歩深く、ね……
私は"チョコレートが美容にいいから"なんてのも含めて、選んだ訳だけど…例えば、お兄さんならどう切り込むのかしら?」

最早騙す云々より、純粋な興味。
酒好きが二人揃えば、むしろこうなるのが自然というもの。
…とことん好奇心に勝てぬ性分であった。

ボブ > (最初の方に隣に座った女性をチラ見した後はそちらに視線を向けないで話し続けていた男だったが、
男の言葉を受けて返し続けてくれているのにそちらの方を向いて話さないのは失礼に当たると思い、
ここらで男は女性の方に顔を向けていっていけば、艶やかな白髪に青緑色の瞳をしたほぼ同年代の女性……
ただどこかで見たような面影をしているのを見つめ、軽く首を傾げるような仕草をしていくが、
さすがにここで…「どこかで会った事ないですか?」…なんてベタベタのナンパ台詞を吐くのもなんだなと思い、
その疑問は男の心の中に秘めておく事にした)

「まぁ、俺の場合はこうしてチーズと合わせているわけだが、それを膨らませるならば原料乳によっての味わいの変化とか
白カビ、青カビとかの方に手を出してみるか…なんて辺りかな?」

(男が酒のお供に選んでいるチーズは無難な物を選べば万人に受けるが、冒険をしようと思えば
いくらでも冒険が出来る代物だと薀蓄を並べていって)

紅月 > 彼が此方の方を向けば、すわいよいよ御対面かと僅かに胸を鳴らしつつ…けれど、どうやら彼は見抜けなかったらしい。
軽く首を傾げる様子に、ふわりと笑みを微笑んではみせるが…これはむしろ"いつまでバレないか"にチャレンジをシフトすべきだろうか。

「あぁ、チーズは洋酒には万能選手だもの…ねぇ?
私はスモークなんかも好きだけど…作るときに使うチップでも変わるから、奥が深いわねぇ」

…個人的にはカビ系よりノーマルな物を好む故、好みじゃないものには触れない方向で話を流してみる。

「私の方は、ワインなら…チョコはビターかビターナッツ、あとはレーズンが安心かしら?
それ以外は結構喧嘩するのよ…」

クスクスと楽しげに笑いながら、ささやかな研究成果を発表してみて。

ボブ > (頭の片隅に「どこかで出会っているような…」という事がこびりついているが、今、目の前にいる白髪の女性と
似通う女性の記憶はなかなか掘り出せないでいて)

「まぁ、チップの種類、燻煙の時間の長さ短さで鼻に抜ける匂いの具合も変わるよな。
……それを言ったらスモークサーモンとかに方向性を変えてみるのも悪くないかな?」

(チーズのスモークの話題を振られて、燻煙の話の話を持ち出していけば、そこから派生してチーズのみに固執せずに
色々試してみようかと考え始めている事を言葉にして出していくか)

「そんな感じなのか……正直、俺はそっち関係はあんまり手を出した事がないんで何とも言えないな。
食わず嫌いっていうのは分かってるんだが、どうも食指が伸びなくてな……」

(女性が楽しそうに研究結果を発表してくれているのを見て、男はちょっと申し訳無さそうに
自分の舌で味わってないからこそ適切なコメントを返せない事を告げてみせていく)

ご案内:「王都マグメール 平民地区  酒場」に紅月さんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区  酒場」に紅月さんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区  酒場」に紅月さんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区  酒場」に紅月さんが現れました。
ボブ > (白ワインをそれぞれの相方と共に飲みながら会話を続けていた二人だったが、女性の目がまばたきが多くなってきたのを見て)

「そろそろお開きにした方がいいみたいだな。
そちらさんも送り狼を家に上げるつもりはないだろうから、まだギリギリ、頭が働いているうちに家に戻った方がいいぜ。
ここの会計は俺が持っておくから、そちらさんは早く帰りな」

(たまたま隣の席に座った女性の会計をうけおい、女性が酒場を後にしていったのを見送れば、
男は二人分の会計をまとめて済ませて、軽く鼻歌を口ずさみながら酒場から宿へと向かう道へと姿を消していった)

ご案内:「王都マグメール 平民地区  酒場」からボブさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区  酒場」に紅月さんが現れました。
ご案内:「」に紅月さんが現れました。
ご案内:「」に紅月さんが現れました。
ご案内:「」に紅月さんが現れました。
ご案内:「」に紅月さんが現れました。
ご案内:「設定自由部屋3」に紅月さんが現れました。
紅月 > よき酒、よき肴、そして…愉快な遊び相手。
一仕事終えた後の一杯だったからか、それそも白化してからの体力の無さのせいか…ボンヤリし始めたのを見抜かれてしまった。

"ソッチじゃなく正体見抜いて欲しかったんだけどねぇ…?"
なんてコッソリと笑いつつ、のんびりと帰路へ。
やはり、酒場開拓は楽しいものである。

…後日、褐色の男が紅を取り戻した己にからかわれるのはまたいつかのお話。



【ボブ様~っ!!
眠くなるまでなんて阿呆なオネダリにもかかわらず…眠れぬ夜の御相手、有り難う御座いましたっ!
マッタリ雑談楽しかったです…おつまみ食べたい。
また遊んでやって下さいましな?ではでは…♪】

ご案内:「設定自由部屋3」から紅月さんが去りました。
ご案内:「九頭龍の湯浴み場」にエルディアさんが現れました。
エルディア > 「んぁ―……」

ぺちーんして巻き付けたタオルが冷たくなって表面が少し凍るくらいになって
離れの露天風呂へとたどり着いた。
顔は割れていないと思うけれど曲がりなりにも指名手配中。
顔を覚えられる事は少ないに越したことはない。
何よりお風呂を暫く占有したい欲が今日はとっても強い。
ざばぁっと手ごろな桶でお湯を頭の上でひっくり返すとタオルを岩場の上にポイしていそいそとお風呂に入り込んでのびーっと。
ついでに持ってきた飲み物(みせいねんひたいおう)をセットして準備万端。
これでお手軽最強空間の出来上がり。神は此処にいた。

「ぅー……ごくらく……」

エルディア > 「なんだっけ―……あそーだ」

こういう時に言わないといけないお約束があったはず。
暫くそれを考えるとわざわざ湯舟から立ち上がり一旦出ると
畳んだタオルを頭にのせてまた戻る。

「んぁぁぁぁぁぁ……」

そう、タオルをのっけて何だか年より臭い声を上げながらつかるというのが御約束だと誰かが言ってた。
オヤクソクは大事。形式美というのはそれなりに理由があるもの。
普通に寒かったのでノーモーションで入り込んでしまった。失敗。

エルディア > 「そーいえば」

近くの木版をじっと見つめる。
そこにはこの温泉の薬効が細かい文字で書かれている。
若干眉間にしわを寄せながらそれを凝視。

「ほおん、ほしつ、はっかん、びはだー」

一つ一つ読める順に読み上げていきながら指差し確認。

エルディア >   
「きり、きず? んー、なんかごちゃっとしたの。
 ひえしょー、うつしょーじょ、またごちゃっとしたの」

東洋の文字で書かれているという看板もだいぶ読めるようになってきた。
なんというか、こう四角いのにごちゃぁッといろいろ詰め込むのはアートだと思う。
あれ全部一文字一文字に意味があるらしいし。

「ほもばらんすのみだれ?」

これが一番よくわからない。