『……』 枯れるのならば、”貴方”の傍で
【名前】 エルディア・ヴェーレンハイト
【容姿】 ・通常モード 膝裏まである長い銀髪と琥珀と翡翠のオッドアイが目を引く。 童顔で身長は低くスレンダー(幼児体型)。控えめな体形をしている。ちっぱい。( 銀糸の髪と陶磁器のような肌、彫刻家によって造られたかのような整った造形をしていた…が 右手と右足が魔晶化しており動く度に軋むような音がする。 髪の一部も黒曜石のような質感になっており、声質にもノイズが混ざっている。 顔や足先が隠れる大型のローブがお気に入り。基本それだけ。 因みに自分が買ったものではなく、とある人の物を勝手に拝借している。 主 に、胸 元 が、涼 し い。
・戦闘モード 背中から巨大な魔導機械じみた腕が一対現れる。(増える場合あり) これらは半マテリアルの漆黒の腕で魔導甲冑に似た装備を纏っている。 肘部分に噴式魔導推進のような機構があり、かなり大きく厳つい。
自身の姿も通常時とは一変。 手足は漆黒に染まり、零体装甲(リビングアーマ)のような造形に。 頭部には龍種に似た歪な造形の二本角が現れ、 瞳から紅い魔力性の光が零れる荒々しい姿となる。 腹部等や背中等は黒地の薄い皮膜に覆われており特に耐火性に優れる模様。
【モード:ヘカトンケイル】 複数の龍種や魔王の軍と対峙する事を想定した全火力開放モード。 黒曜の翼が現れ、背中の腕は数を増やしたうえに体を離れ独立起動となり、 自身も全身に可視化するほどの穢れを纏う。 歩くだけで周囲の生き物が死に絶えていく死の行進状態に。 過去に一度だけ開放しておりその切っ掛けとなった魔王軍を 単騎で殲滅せしめている。その様はのちに天災と謳われた。
【性格】 息をするように戦闘をする戦闘狂。 かなりの気分屋のようで自分が満足すると戦場を去る。 基本的に見境が無いため戦場や辺境で出くわした際は 種族、立場を問わず要警戒。 主に戦場を渡り歩く傾向がある。精霊術師が嫌い。 言葉は若干片言。自身の役割に忠実で一途……だった。
普段の生活では執着はあまり見せないが 実際の所興味を持てない相手は等しく無価値というのが実情に近く いざ執着した場合の執着心はかなり強い。 ミレー族やヒトに対する差別意識は薄く、 魔族にありがちな多種族を見下す思考もあまりない。 一般的な倫理観も薄く特に生死感が人とも魔族とも乖離している。
「あなた、も、ながれにかえる、だけ」
【趣味嗜好】 知識欲は貪欲といえるほど旺盛。 主に戦闘に応用する知識を求める傾向が強い。 温泉が食事と同じくらい好き。湯当たりするまで浸かっている。 辛党というよりは甘党。肉食傾向が強いが味としては果物も好き。 一方で物理的な食事は原則彼女にとっては趣味の延長線に過ぎない。 主食は魔力であり普段の食事もそれらを魔力に分解して吸収している。
【睦事面】 身体構造上可能にはなっている。むしろ具合いは良い。 (猛る精霊の欲求に応える為) 行為自体には良くも悪くも抵抗感がなく 生体欲求の一部という認識でそれ以上でも以下でもないという認識のよう。 スイッチが入らない限り反応は基本薄く、 どんなどぎつい行為でも顔色一つ変えない。 しかし執着する相手であったり、気が向いた時は例外で 一転、非常に貪欲になる。
【経歴】 魔族をベースとした魔導生命体。分類上は魔族。 長らく眠っていたようだが魔道兵器(アンゲロス)事件の余波により意識が覚醒。 本人も眠る前の記憶の大半を失っており断片的にしか覚えていないようだが 旧き者の中にはよく似た存在を知っているものがいるかもしれない。 元々好戦的な魔族の中でも突出した攻撃性を有しており 魔族からも余計な火種になりかねないとして危険視されていたが 討伐宣言が王国軍によりなされた為死んだものとされている。
しかし討伐者が不明であることや当時の王国軍との戦力差が大きすぎる事、 肝心の討伐証拠がないなどの理由から本当に討伐されたのか疑問視されている。 実際は諸事情により王都にお持ち帰りされた。
その後暫くその場に留まっていたものの瘴気欠乏状態になり 山奥の瘴気帯にて暫く眠り続けていた。 瘴気、魔力不足が原因で記憶が欠落しており 山間部の奥深くなどで眠りながら”カエリミチ”を探している。
【戦闘面】 超高機動バ火力を誇る破壊の申し子。 その戦闘能力は非常に高く、魔王を称するものでも容易く屠る。 特に加速、移動性能はずば抜けており 音速を突破し断熱圧縮により高熱を纏うほど。 当然下手な弓兵より攻撃可能範囲が広く、 その速度から繰り出される攻撃威力も驚異。
主にその破壊力を最大限に活かせる近接戦を好むが 遠距離戦も苦手なわけではなく、むしろ遠距離戦でより多彩な攻撃手段を持つ。 広範囲術式を近距離戦中に自身をも巻き込んで放つ事すらもしばしばある。 独特の精霊術式はいずれも強烈な破壊力を誇り、魔力汚染や精神汚染をも引き起こし 無造作にばら撒くだけで周囲一帯の魔術具現化、特に回復を阻害する効果すら持つ。 並の魔術師団では抵抗は愚か、移動魔術を発動して逃げる事すら叶わない。
その苛烈な火力に反して危機回避能力や第六感が非常に鋭敏であり、 精霊の声や姿を認識しているようでそれらの情報も利用し理外の超感覚に近い反応を見せる。 苛烈な戦闘能力の陰に隠れているが、一番の武器であり敵にとっての脅威はその感覚の鋭さ。 戦闘の全てを楽しむ性格も相まって不意打ちや予想外に対する対応が非常に早い。 魔種、人種の何方をも敵にしてなお生き残っている所以。
一方で継戦面にはやや問題あり。 超音速での戦闘に耐える程度にはタフネスはあり 直接的な耐久力や魔法抵抗には優れるものの消耗が激しく戦闘可能時間自体はあまり長くない。 圧倒的火力、機動力の裏で自身にもダメージを与えながら 暴れまわっている文字通り狂戦士スタイル。 驚異的な体力と魔力、回復力で補っているものの燃費が良いとは言えない。特に魔力消費はすさまじい。 RPG風に言うと高威力広範囲の代償にHPを削る攻撃をフル使用しながら戦っているようなもの。 更には戦うに足ると判断した相手と対峙する際は相手の得意分野や 得意領域で戦おうとする悪癖があり、それに拍車をかけている。
そのため彼女を止めるには1:1でなおかつ防御に秀でたものや 幻術等の絡め手による時間稼ぎが総合的に見た場合最も有効かつ被害が少ない。 もっともその攻撃力や超感覚を凌ぎ切れるという前提があればの話。 殲滅モードともなれば攻撃力、範囲共に非常に高いうえに 精神汚染、果ては魂の浸食すら巻き起こすため それ相応の対策を踏まえても少なからぬ被害は覚悟する事になるだろう。
[黒剣:災華(サイカ)] ハデク、東部戦線にて使用が確認された大剣。 身の丈を優に超える漆黒の刀身に様々な色で刻印が刻まれている。 全体が結晶質で刀身部分もそれに準ずるため 斬るというより圧し斬る、砕くという表現が近い。 大剣の形をしており本人もそのように扱う事が多いが 本来は淀みや穢れを結晶化したものに刻印を刻んで刀身とした魔具であり 斬られれば勿論、打ち合うだけで精神汚染を引き起こす。 贄巫女が振るえば自在に形状を変え、砕けても再び形を取り戻す脅威の魔装。
[黒茨剣:――・―――] タナール砦近辺での交戦にて確認。 人の身長程の黒薔薇の鋏を模った双子剣で 中央付近を絡め合わせて鋏のように対象を斬る事も可能。 詳細な能力は不明。
【既知情報】 ・黒緋の狂魔 主に戦地に現れ相手が魔族であろうと軍隊であろうと襲い掛かり等しく殲滅する。 半精霊状態の為捕捉術式に高い抵抗と警戒を有しており捕捉が非常に難しい。 魔族の古い記録に類似した存在が記録されているが関係性は不明。 魔力総量の多い精霊術式の使い手を優先的に狙うとの報告がある。 その記録では一種の天災扱いをうけている。
・ヴァーレンハイト(一部の旧家魔族情報) 魔族の中でも古い血筋の名家であった精霊殺しを司る精霊遣い。 精霊化により災禍をばら撒く存在となったため封印された……とされている。 実際の所なぜ急にそのような現象が起きたのか等謎が多い。 各地にその姓を冠した魔導機の情報が残っているが関係性は不明。
・賞金首(ギルド掲示板) 「危険度は推定古代竜級。 単体にて1師団またはそれを超える戦闘能力を有するとみられる。 近日その形跡が途絶えているため暫定措置として討伐済と認定する」
・黒き精霊の胤(一部PCのみに公開情報) 魔人としての精霊遣いであり、 堕ちた精霊を慰め、時にその命を絶つことで 理の流れへと戻す法を振るう天性の神殺し。 強大な淀みや悪意に晒され続け堕ちた精霊、荒神を相手に それらの代わりに全てを引き受ける巫女であり 絶大な力を振るう反面、その代償も大きい。 その性質上、特定の精霊の加護を得る事は出来ず それどころか淀みや穢れの塊であることから 基本荒神化していない精霊は怖がって近寄ろうともしない。 また精霊が墜ちるほどの呪や恐怖、 感情に晒され続ける事から大抵が狂気に陥り、壊れる。 精霊の命を絶つ事から他精霊遣いからは邪法、禁術とされ 粛清の対象となっていたため絶えて久しいとされる。
一方で、彼女らも他精霊使いを 精霊を酷使し、歪め、淀みを貯める存在として嫌悪しており 精霊使いを優先的に攻撃する傾向がある。
・精霊の贄巫女(一部PCのみ公開情報) 精霊の為に生まれ、作り変えられ、力尽きる事を定められた供物。 堕ちた精霊への贄であり同時に彼らを鎮める死神でもある。 時に猛りの贄となり、時に討ち滅ぼすことで 力尽きるまでその穢れを一身に集める為の存在。 戦闘はそれらの浄化行為の一環でもあり、対峙した精霊の力と共に 周囲の穢れを取り込み浄化後世界へ還元する。 自身の機能維持のためにも定期的に特定の魔力を吸収する必要があり、 それにより自身の使命を果たすよう調整されている。
堕ちた精霊をその身の内に宿していく為膨大な魔力量と 常軌を逸した回復力を持つが……
【近況】 暫くリペアモードで休眠しており少し後遺症が減ってきたが 同時にストックした魔力を消費し続けている。 それらにより現在飢餓状態にあり、記憶の欠損が生じている。 が、補給が必要な状態にも関わらず何故か彼女は戦場に出ていない。 例え顔も名前も忘れても、それでも……
【色々】 半精霊のThe戦闘狂。 超火力をこれでもかと叩き込んでくるこの子と 真正面から戦うのはさぞかし派手な見物になるでしょう。 彼女にとって命のやり取りは生の延長線上の為、殺意や悪意といった感覚が基本皆無ということもあり 人によっては随分不気味な存在として目に映るかもしれません。 とは言え疲れている所を襲ったり、上手い事タイミングをはかって やれば結構簡単にころりと行くのもご愛敬。 (圧倒的に勝つより上手に負けるほうが難しいと思う今日この頃)
獣じみた子なので餌付けや力業の調教等も有効かもしれません。大変ですけど。
【背後】 設定厨の物語中毒。加えて修正魔。 遅筆の癖に長文になりやすく、レスには2〜30分程度かかります。
睦言表記にはあまり慣れていないので 密室での進行とさせていただければ嬉しく思います。
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