2019/01/26 のログ
ご案内:「アケローン闘技場 調教室」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > 今日は、役得の日だ。
地下の陰気な部屋でありながら、男は陽気に鼻歌を歌いながら、責めに使う道具や磔台などを、意味もなく点検していた。

この調教室は、此処に居る奴隷は勿論のこと、試合場で負けたが勝者が犯す事を望まなかった敗者が送られる場所でもある(体裁というものがあるため、そうなる事は稀ではあるが)
今回、男が与えられた仕事は、彼女達の調教、陵辱。
誰が来るかは知らないが、少なくとも醜女という事はあるまい。

「へへ、最近はやたらと命の危険ばっかりだったからね。
来る女の子には可愛そうだけど、精々可愛がってあげよう」

そう言って、楽しそうに哀れな被虐者を待つ。

クレス・ローベルク > 「……へっぷち」

くしゃみ一発。
暖房のないこの部屋は、実は結構寒かったりする。
しかも夏は暑い。奴隷らしい境遇と言えばそうなのだが、此処を職場にしている調教師も相当つらいだろうなと思う。

「それにしても、来ないな……」

とにかく必要があればこちらに回すと言っていた。
しかし、それはつまり必要がなければ回されないわけで。

「……もしかして、今日一日寒がり損もありうるのか?」

嫌なことに気付いてしまったと、顔を渋くして。

クレス・ローベルク > 結局その日、一度たりともこの部屋には女性は来なかった。
結局男が今日得たものは、長い間寒い所に居た事による、風邪のみだったという。

ご案内:「アケローン闘技場 調教室」からクレス・ローベルクさんが去りました。