2018/12/09 のログ
ご案内:「九頭龍温泉 露天大浴場の奥」にレオンハルトさんが現れました。
レオンハルト > 「――――なんとも、風情があっていいものだね。"ワビサビ"とか言うのだったかな…?」

心地よさげなテノールヴォイスが立ち上る湯けむりと共に、粉雪の舞う冬の夜空へと流れ散る。優雅に寝そべる背を浴槽縁の岩壁に預け、濡れた金髪の後に両手を組んで、すらりとしなやかな長脚を伸ばした姿勢。細身であってもしっかりと鍛え上げられた裸身は、傷一つ見られぬ白皙の肌もあって彫像の様。胸、腕、脛は当然の如く、晒した腋下や湯船の下で揺蕩うペニスにさえ体毛の類が一切見られず、それが青年に非人間的な印象を与えていた。それでいて、乳首や白い肉竿の先端は色素の薄いピンクの色彩を帯びていて、そこだけが妙に生々しい。

そんな裸身が浸かるのは広々とした露天浴場の最奥、植樹に囲まれた場所に隠れ家の如く存在するこじんまりとした岩風呂である。長駆の青年が悠然と身を伸ばせるだけの広さはあるが、入るにしても精々もう一人が限度だろう。青年の様にゆったりと身を浸すなら、互いの肌が触れ合う添い寝のごとき距離感を味わう事となるはずだ。

レオンハルト > 品位の滲む所作と涼やかな美貌が如何にも貴族らしい青年に、自ら声を掛ける淑女は少なかろう。それが一糸纏わぬ姿とあれば尚更の事だ。それを十分承知しながら、女好きの青年貴族がこんな場所でのんびりと網を張るのは理由がある。
浴槽の傍ら、観葉植物の茂みに隠れる様に作られた掃除道具入れと思しき木造の小屋。厠の個室程度の大きさのそこが、どうも他の風呂の更衣室とつながるらしいのだ。その空間の歪みは一方通行で、こちらから向こうに戻る事は出来ない。

となれば雪降る露天を建物の方に戻るしかないのだが、その途中に広がる大温泉が、今の時間は輪姦乱交の真っ最中。先刻からその喧騒と嬌声がこちらにまで響いており、青年貴族の牡もついつい反応しがち。そんな狩場に女一人でのこのこ踏み込めば、色に狂った男達に絡まれて、哀れな供物となるのは間違いない。
となれば、歪みに捕らわれた迷い子は寒空の下半裸でガタガタ震えて乱痴気騒ぎが終わるのを待つか、諦めて青年貴族の傍らに身を沈めて暖を取るかという二択を迫られる事となる。嬉々として乱交に参加するような好き者が迷い込んだなら、こちらも軽薄に彼女の尻を追いかけて肉の宴に参加すればいい。その辺りに貴族としてのプライドを覗かせぬのは、青年貴族の美徳と言えるかどうか微妙な所。

レオンハルト > 「――――これはどうにも忍耐力が試される狩場の様だね…。」

先程までは程よい温度の湯水の中で、のんびりと揺蕩っていたはずの長竿が、白色の胴部に野太い血管浮き上がらせて、腹直筋の連なる臍を越えて硬く反り返っていた。音量こそ控えめとは言え、複数の男達に陵辱されてついには隠しきれない艶を帯び始めた嬌声を延々聞かされて続けているのだから当然の結果と言えるだろう。
―――程なく、忍耐の限界を迎えた貴族青年は湯気立つ裸身を湯水から引き上げ、張り詰めた肉棒も晒したまま大温泉へと移動する。そして、大多数の見知らぬ男女と絡み合い、冬の一夜を彩るのだった。

ご案内:「九頭龍温泉 露天大浴場の奥」からレオンハルトさんが去りました。