2018/06/25 のログ
ご案内:「街道沿いの街 臨時司令部」にオーギュストさんが現れました。
■オーギュスト > 「早速お出ましか」
タナールからの報告書を読んで呟く。
何処から嗅ぎつけたのか、早速魔族、それも魔王級の妨害があったらしい。
「タナールの食料に関してはサロメに任せておけば大丈夫だ。戦時という事で近隣の町から徴発しろ。俺の名前を出して構わん」
進軍中に重要となるのはタナールとの連絡、そして連携だ。
オーギュストは特に伝令兵には必ず5騎を使っている。途中で誰か一人二人が欠けても問題ないように。
「明日の朝には出発する。輜重隊の速度にあわせて行軍するぞ。先遣隊は次の町でこちらを迎える準備をしておけ」
第七師団は計画通りに行軍している。
多少の襲撃などは既に織り込んでいる。むしろここまで順調すぎるくらいだ。
■オーギュスト > むしろ貴族どもの嫌がらせの方がオーギュストの目を引いた。
随分と手がはやいが……もしかしたら、魔族と繋がっている貴族達のあぶり出しに使えるかもしれない。
「第九師団にこちらを妨害する貴族どもの名前を流せ。
叩けば埃が出てくる可能性があるぞ。この機会に、魔族とつるんでる腐れ貴族どもを全部あぶりだしてやれと伝えろ」
街道沿いの街で徴発した臨時司令部内で、オーギュストは情報参謀達に次々と指令を下す。
既に第七師団は一個の戦争機械として稼動している。有象無象の意思や行動程度で止まるものではない。
「竜騎兵隊には空の監視を厳重にさせろ。特に進軍経路に何かおかしな点があれば、どんな些細な事でも報告させろ」
■オーギュスト > その時衛兵が来訪者を告げる。
どうやらこの街の長が面会を求めているとの事だ。
「入れ」
怯えた様子の町長曰く。
師団兵が町の若い娘に絡み、ひどい時には陣幕に連れ込み犯しているのだと言う。
師団長より綱紀粛正と厳罰を言い渡して欲しい、との事だ。
「そうか、そりゃあ難儀だったな」
オーギュストは近くの兵に命じ、適当な額の金貨を出させる。
まぁ、必要経費である。
だが、町長は意外と気骨のある人間だったようだ。
町の娘達は娼婦ではない、こんな金で売り渡したりはしない、と。
オーギュストの前できっぱりと言ってみせた。
「――おい、口の利き方に気をつけろよ?」
師団のこれからの任務を思えば、女くらい抱かせてやらんと士気も落ちる。オーギュストはドスの利いた声で言うと、町長を臨時司令部からたたき出す。
■オーギュスト > 「兵どもに伝えろ。明日の起床に遅れた奴ぁ、容赦なく首を刎ねるってな」
綱紀粛正の部分だけは叶えてやる事にする。
どの道、女に情が移っても困る。適度な所で切り上げさせるには丁度良い通達だ。
そもそも第七師団は荒くれ者、冒険者崩れの集まりである。
それらを率いて、ようやくここまでこぎつけたのだ。
「今更止まれるかよ」
参謀達が下がり、一人になった臨時司令部で一人呟く。
■オーギュスト > その夜も交代での見張りを命じながら、オーギュストは師団各員に休むよう伝える。
遠征はここまで順調――数日後にはタナールへ到着する予定であった。
ご案内:「街道沿いの街 臨時司令部」からオーギュストさんが去りました。
ご案内:「街道沿いの街」にレナーテさんが現れました。
■レナーテ > ROM多いので失礼します。
ご案内:「街道沿いの街」からレナーテさんが去りました。
ご案内:「街道沿いの街」にレナーテさんが現れました。
ご案内:「街道沿いの街」からレナーテさんが去りました。