2018/05/09 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場/岩風呂」にカインさんが現れました。
■カイン > 「いつ、つ。ひどい目にあった」
宿の一つにあるに設えられた露天風呂、
大きな湯船の前で湯船から救った湯を体に流して息を吐く男の姿。
見れば出血こそ止まっている物の、幾らか真新しい傷が手首や背に見て取れる。
どうやら湯を浴びたことでそれが染みたらしい。
「まったく、苦労して山の中駆けずり回って周囲を荒らしまわってる主とやらと対面してみたら、
あっという間に倒せちまうとか拍子抜けにもほどがある」
ぼやきながらもう一度湯を被り、全身にしみいるような痛みに軽く身震い。
どうやら全身の擦り傷切り傷の類は山中を歩き回った結果ついたものらしい。
■カイン > 「……よし、とりあえず入るか」
湯を被っただけでこの様である。正直今一つ気乗りはしない。
気乗りはしないのだが、とりあえずこのままという訳にもいかない。
正直寒いのが問題だと意を決して身を足からつけて行って、
何とか肩まで体を沈め切れば全身がピリピリと刺激されるような感覚に渋い顔。
「こりゃあ慣れるまでちょっとかかりそうだな」
思った以上には痛くはない。
ホッと息を吐きながら体を伸ばし。
■カイン > 「はぁ…温泉にはいってるだけで体が癒えていくか感じがするな。
とはいえこのまま寝ちまう訳にはいかないしな。
……一拍宿取るか?」
そっちの方がいいかもしれないと少し考えた後に結論付けて立ち上がると、
そのまま風呂の外へと歩いて去っていくのだった。
ご案内:「九頭龍の水浴び場/岩風呂」からカインさんが去りました。