2018/04/24 のログ
ご案内:「設定自由部屋3」にスーさんが現れました。
ご案内:「設定自由部屋3」からスーさんが去りました。
ご案内:「骨董屋”影の国”」にスーさんが現れました。
スー >  
ぎぃぎぃっと椅子を揺らしながら、老婆は静かに目をつぶる。
真っ暗な部屋の中。何もせず、ぎぃぎぃと。

寝ているような――寝てるとしか思えないようなそれ。

そとには、開店中の看板。
そして――”試験者募集”との看板。
一日、二日くらいであれば生活はできそうな給金。

――今日も影の国は、静かに――静かに開店中

ご案内:「骨董屋”影の国”」にアラミルさんが現れました。
アラミル > 「……?」

いつも通り、おいしいごはんにありつくため、ふらふらと歩いていたが、ふと、視界に不思議なものが目に入る
試験者募集、の看板、給金はかなり高く、今や一日に何人か客を取る自分の一日の給金よりも高額だった
しかし、店の内容がわからない。閉まっているのではないかというほど暗い店内だが、看板には開店中の文字
普段ならそのまま通り過ぎるところだが、暇を持て余した彼女は、何に釣られたわけでもなく、ぎぃ、と軋む扉を開く

「……暗い」

まるで自分が元いた貧民地区の路地裏のような、いや雰囲気はそれよりも暗い店内…
ぎぃ、ぎぃ、と何かが動く音が聞こえるがそれ以外に情報はなく
一つ呟きを漏らしながら、床を軋ませながら、店の奥へと進んでいく
その奥に誰かがいることなど今はまだわからず

スー >  
軋む扉――閉めてからなる――鈴の音。

――リンリンという音が聞こえれば、ぼんやりと灯の蝶が来客を歓迎し、奥に奥にと進んでいく。
そして灯された場所にいたのは、木の肌のような面をしたしゃがれた……

「……すぅ――……」

寝息が聞こえる。
醜い容貌の、この婆がきっと。ここの店主、なのだろう。

「……おやぁ、来客かい?」

耳障りな、壊れた鈴のような声が、暗闇に響く

アラミル > 鈴の音に少し体を反応させ…灯の蝶が飛べば導かれるまま奥へと
そして目に入ったのは

「……」

今すぐに息を止めてもおかしくなさそうな老婆
寝息を立て、店主とは思えない無防備さを見せていて

「……特に、用事があるわけじゃ、ない…、けど…入り口の、を、見た。何か、してる、の?」

目覚めた相手の声には首を傾げるだけで
簡潔に、入ってきた理由を告げつつ、あんまりおいしくなさそうだなあ、なんて彼女らしい第一印象を抱いて
灯りが点いたとはいえ、雑多にモノが置かれた店内では、何をするかは彼女には想像もつかず、素直に聞いてみることにした

スー >  
手をひらりとすれば、蝶がろうそくへ向かい。
ほんの少しだけ、店内を灯す。
周りをみれば”ゴミ”とも見えるものが棚に陳列している

「おや、試験の看板を見たのかい……」

ぎぃぎぃっと、椅子を揺らして一度立ち上がり。
”お湯”を何かで沸かした後、カップに入れる。
香る――”茶”の匂い。

「……見ての通り、いろんな物を”買い取ってる”店でね。大体の仕様はわかるんだが――どこまでの”効果”なのかの確認をしているんだ」

――命にかかわるものは試さないけどねぇ

なんて、喉を潤しながら答え

「……引き受けてくれるのかい?」

アラミル > 少し光が強くなればそれだけ相手の姿も少しはっきりと
同時に店内の様子も鮮明になり、詳しくない彼女でもわかる商品にならなさそうなものが並んでいるのもわかって

「………ん。…」

こく、と言葉少なに頷き
ただ立ち上がった相手の行動には少し驚いた
立ち上がれさえしないと思った老婆が容易に立ち上がり、湯をあっという間に茶に変えて見せたから
少し相手の見方が変わり…僅か、身を硬くして

「効果。くすり、とか…?…私も、死ぬのは、嫌…」

自分が知っているのはそれくらいのため、例としてあげ
喉を潤す相手を見つめながら呟いて

「……やること、も…、あるけど、いそがない、し…
…お金は、どっちでも、いいけど…やる…」

小さくまた頷き、承諾して
何をすればいいのだろう、と豪奢な衣装を揺らし、相手の言葉を待つでしょうか

スー >  
「おや、お金がいらないのにやるんだねぇ……」

大体は、金がほしいからやるものが多いんだが。
変わった嬢ちゃんだと思う。

「それじゃあ、此処に血判をおくれ」

紙を見せる。
文字が読めるなら、そこには同意書とその内容について書いてある。
読めば、客が不利になるようなことは一切書いてないのが理解るだろう。

「そうさね。じゃあ、今日は、この”軟膏”と”棒”にしようか」

ことりと、机の上に起きながら

アラミル > 「…ある方が、いいけど。こだわって、ない…」

お金についてはそう告げてから紙を見やり


「け、っぱん…?…。どうすれば、いい…のかな…」

少し困惑した様子を見せ。契約などは交わしたことがあるが正式にこういった形ではないため指で押すそれを知らない様子
ただ、教えれば素直に、有利なことしか書かれていない契約書に、ぐ、と指を押し付けるでしょうか

「……。このまま、立ってれば、いいの…?」

ことり、と静かに置かれた二つのもの
軟膏はひとまず塗ればいいのかな、と思いながらも、なら棒は何に使うのだろう、と首を傾げて
ゆらゆら揺れる灯りを銀の髪で受け止めながら指示を待つ

スー >  
「……そうかい。貰えれば儲けものっていうならそれでもいいさ」

血判を知らないのかいと、呟きつつ。
使い方を教える。そして押されれば――

「それじゃ、やろうかね。立ってるだけじゃダメだよ。この”軟膏”を身体に塗っておくれ」

ずいっと、軟膏を差し出し。

「どうやら、この軟膏は身体を活性にするらしくてね。傷の治りとかを促進するもんらしい。正常な部分にはなんらかの作用があるらしいんだが――その作用が、どこまで伸びるのかを知りたいんだ」

さぁ、塗っておくれと。差し出しながら――

アラミル > 孫のように、血判を教えてもらいながら
不思議なごはんだな、とぼんやりと思い
今にも倒れそうなのに話すときはしっかりとしている…とにかく不思議な相手

「身体に…。手とか、でいい?」

する、と袖を捲りながら差し出された軟膏を受け取る

「確かに、傷ついてない、から…実験には、い、い…のかな…。よく、わからないけど…
…ん。……こう…?」

ぬりゅ、と指に軟膏を付けてから…特に指示が無ければ、まずは手に、それを広げ、塗っていくだろうか

スー >  
「あぁ、とりあえずは手で良いよ」

しゃがれた声が、耳障りで。不快にさせるのがほとんどだろうが。
眼の前の少女は気にしていない様子に不思議な子だなぁと思い……

「――さて、空気に触れれば。少しは効能が出てくると思うけどねぇ」

塗ってから少しすれば。背筋がぞくぞくするようなそんな感覚がしてくるだろうか。

「どれ、手を貸してごらん?」

枯れた木のような手を差し出して、老婆はそんな状態でも言うとおりにしてくれるよねというような口調で――行動を促す

アラミル > 「そう…?それ、じゃ…」

彼女にとってごはんの声が綺麗か汚いかはどうということはなく
ただ、自分にとっておいしいものをくれるのか、というところであり

「……っ…、?、…こういう、こと…?」

ひりひり、とも違う…手を、空気がまるでブラシで撫で上げるように感じてしまい
淫魔の彼女でも、思わず背をぶる、と震わせてしまって

「ぁ…今…。……わか、った…」

躊躇したものの、しかし…なんの力も働いていないのだが、契約の事を思い出し
ゆっくりと、敏感な手を、老婆に差し出すでしょうか

スー >  
「さて、一度塗ったらどこまでいくのかねぇ?」

手を撫でる。枯れた枝のような。ザラザラとした手で撫でられる。
それはまるで、猫の舌で舐められているような感触だ。
鋭敏になった手は、性感帯をぞりゅぞりゅとこすられているように感じる。
くまなく撫でられて――

「すべすべだね。なにか手入れしているのかい?」

指の隙間から、もみほぐされるようにされれば乳房を揉まれているような感触にかわる。
手のひらを指圧されれば、それは乳房の先端をつままれたようで――

「さて、どうかな。感じは。ちゃんと、口に出して教えてくれるね。そういう、契約だ」

アラミル > 「ふ、ぁ……っ、わか、らな…い…手が、こんな、に…」

軽く、動かしただけで令嬢然とした表情がくしゃ、と歪み
しわがれた手で撫で続けられれば、僅か、左右に体が跳ねてしまい
押しのけようと思えば押しのけれるはずなのに、その甘美な感覚に被虐に火が点き始めて

「べつ、に…なに、もっ…、ぉ♡、んっ……」

意識してしまえば、後は流されていく。即効性らしいこの軟膏は
普段性感帯として意識することがない手ですら、直接敏感な箇所を擦られ、緩く潰されているような感触を体に伝えてしまって
つい、明らかな短い嬌声を、手を触られているだけで、あげてしまって

「っ…ぅ…♡、…手、が……かんじる、きもちい、ところ、触られて、る、みたい、になって、
さわられ、なく、ても…ぞく、ぞく、す、る…っ…」

途切れ途切れであり、生来の声の小ささも合わさってもしかすると老婆の声より聞こえづらいかもしれないが
ただ、なぜか、相手の言葉に従わないといけない、そんな思いに動かされ、感想を告げてしまう

スー >  
「おや、一回目なのに大分いい声上げるねぇ?」

すっと、手を離し。その声と表情にくつくつと喉を鳴らす。

「――手入れしてないのにキレイとは。そういう体質は羨ましいことだ。さて。では――もう一度、同じく手に塗ってくれるかい?」

重ねて塗る。その意味は、少女にも理解るはずだ

アラミル > 「…ぁ、げ、て…ない……」

か細い声で、せめてもの抵抗を
撫でられだけで感じるという状況は彼女の性質に火をつけるのに十分であり

「そう、いわれ、ても…、…っ、もうい、っかい…?」

うらやましいという言葉にはよくわかっていなさそうな反応を返し…
もう一度、と言われれば嫌でもその意味はわかってしまう
被虐に快感を感じるとはいえ、もう1度、この敏感な肌に軟膏を重ね塗りすることが何を意味するか…
けれど、それでも

「…―――っ…」

先ほどよりもゆっくりと、震える指で軟膏を掬い取り
重ねて、1度目に塗った箇所に、塗ってしまう。さて、重ねることでこの軟膏はどう彼女の肌に影響してしまうのか…

スー >  
「いやいや、ずいぶんいい声だよ。ここは2人しかいないからね。耳が遠い婆婆でもよく聞こえるんだ。ずいぶんと艶っぽい。結構遊んでるのかな? 淫乱さんだったかい?」

なんて、言いながら。椅子に腰掛ける。さて――

同じところに塗れば。塗っている最中にじんじんっとうずくのが理解る。
自分でまるで自慰しているような感触だ。下腹部がうずく
じわじわとしみいる感覚は、まるで挿入を焦らされているかのよう。
自分で塗っているせいか、力加減も調整してしまうのが唯一の欠点……いや救いだろうか。
それだけで絶頂するまでは至らないが……

「さてどうだい、感触は」

アラミル > 「―――…、いんらん、…言われた、事は、ある…けど…ぉ…」

それだけしか答えられず椅子に腰かけた相手を見れば軟膏を塗り終え…

ぼ、と手の内側に火が起こったような感覚
手だけしか触っていないにも関わらず全身に、巧みな愛撫をされているかのような甘い痺れが走って
ただ、強いものではなくじわじわと炙るような、そんな快感
その先を求めるように、自然と軟膏を塗った指がそのまま、手を往復し、自分自身で擦り始める
身体は怯えてしまうのか、どうしても緩い刺激になるがそれもまた彼女の表情を蕩けさせて
軟膏を掬った指からもじんじん、とした感覚が広がっていき
老婆にされたことといえば手を撫でられた、それだけなのに、衣服の下で品のいい下着にとろ、と蜜が染み出すほどで

「は、ぁ…♡、自分で、シてる、みた、い…、て、を、触って、るだけ、なのに、きもち、い…ぃ…」

呟きながらもすりすり、と自分の手を擦り続けながら、再び、従順に感想を告げる

スー >  
「おや、言われたことがあるのかい。それじゃあ結構好きものだねぇ?」

頬杖をつきながらその様子を見つめる。
静かに時間が立てば、更に浸透していき。より、よりじわじわと感触が広がって。
簡単に言えば先程の2倍は、感度は上がってる気がした。

「気に入ったかい? 手をずいぶんと擦り込んでいるようだけど……もう、塗り終わってるように見えるね?」

淫欲に包まれて、自身から進んでそうしているようだと
あえて、告げてみる。そうすることで、目の前の少女がどうするのかを見つめるように。

「さて、それじゃあ、もう一度重ねるかな。それとも、一度検証しようか。どっちがいいかい? 私はどっちでもいいんだけどね」

選択権も渡してみる。さて、少女はどうするのやら

アラミル > 「……――――」

否定はもうできず
時間がたてばたつほど、手の皮膚が性器になったような感度に
触る、触られるだけで、高く、可愛らしい声をあげてしまうほどに

「…っ!、じっけん、だから…しっかり、しない、と…って…おも、って…っ…」

相手の言葉に、小さな声で反論しながら
ただ、手は止まらず、緩く、すり、すり、と自分の手を撫で続けてしまい

「けん、しょ、って…なに、を…、んく…、もう一度、塗る、の、は…、やめ、て、おく……っ」

何をされるのかわからず、指の動きが微かに動くのみになって
相手の言葉には…三度塗った場合が想像もつかなかったのか、やめておく、と…検証を、選択するだろうか

スー >  
「おや、そうかい? 嫌だと言うなら、もう勧められないねぇ」

それじゃあ、検証だと付け足して。

「こっちにおいで。さっきみたいに触るから。自分の感覚だけじゃわからないだろう? 手がどうなってるのかちゃんとみないといけないしね」

手招き。さっきのようなざらざらな手で触られるのだろう。
今の、感度で。

「ほら、こっちにおいで」

アラミル > 「う、ん……」

本当はいやではないが
三度も重ねられればこの感度だ。塗った瞬間、崩れ落ちかねない
けれど、もう一つの選択肢も、結局は似たようなもので…

「…――――っ、そういう、……。」

手招きに、すぐに動こうとしたが、体が動かない
あのざらざらとした手で今触れられればどうなるか、想像に難くない
しばらく、止まっていたが…

「……う、ん…」

遂に、快感への期待と、契約した、と再び浮かび上がってきた思いで…
もはや、一部分だけが女性器になったような手を、無防備に、差し出して、しまう

スー >  
「なんだい……? 普通に考えたら理解るだろう? さっきもしたことだよ?」

暗くて、婆の顔は視えない。近づいても”視えない”。
でも、笑ってるような、気がした。

「それじゃ――」

その期待を裏切るように。

つーっと、つま先で表面を撫でるだけ。
まるで秘所を筆で撫でられている感触だ。

「さて、これでどれくらいかねぇ?」

そんな生殺しが続く。十分? 二十分? 触ってる時間が長く感じる。実際は数秒なのに。
じくじくと子宮が疼き、期待したもみくちゃにされることは一切ない。

「さて、感想もちゃんと言うんだよ」

手を引き寄せて、婆が喋れば。息が手にあたって

アラミル > 「は、…は…ぁ…、ぅ…」

考える力も、奪われ始め
ただ頭に、婆の笑みが浮かび上がる。目では相手の表情はわからないのに
なぜか、今相手は笑っている、と

「―――っ」

くる、と身構え、快感の衝撃に備えたが…

それは、来なかった
その代わりに来たのは、またもや性感を煽るだけの、軽い接触

「は、ひゅ…、ぅ、ぅ…♡、く……っ」

店に入ってから幾ばくの時間も経っていないが
彼女にとっては触られている一瞬ですら、永遠のように感じられて
発情させられた体は、雌の匂いをまき散らし、刺激を求めて体内がずくずく、と強く強く、際限なく疼き始めてしまい

「ひぃんっ♡、は、ぁ…、さわられ、て……る、だけ、で…ぜんしん、ぞくぞく、して…しきゅ、にごはん、ほしく、なっちゃ、って…
息、だけ、で…たえられ、な…ぃ…っ」

軽い吹きかけでも、面白いように相手の体が震えてしまう
ただ絶頂するには足りず、もじもじと体を揺らし続けるだけで
何度目かの報告だが、段々と限界が近づいてきており、荒い息を吐きながら、切なそうな表情を浮かべてしまって

スー >  
「――おや、ご飯……かい? ご飯が欲しくなるとは、ずいぶんな淫売だし、言い分だ」

ざっと、一回目で起こした2倍といったところかと頷く。
一度目が大分効果がでてるようだから1回でも十分と売るときは伝えたほうが良いか。

――筆で撫でるような愛撫を続ける

「その言い方だと、まるで精液が欲しいような言い方だね? それとも、イッてしまいたいかのどちらかな?」

そこまでの軟膏か。なら女殺しとでもしておいたほうがいいかななんて考える。
考えるときは”手を止める”。止めてしまえばそれすらも相手はもどかしく感じるだろう。

「おや、ずいぶんとクサイねぇ……おもらしもしてるのかい。はしたない……」

そんな言葉も少女には、官能になるのだろうか。

「びちゃびちゃに、あそこを濡らす、売女みたいな女の子とは人は見かけによらないねぇ……」

アラミル > 「―――、ぁ…、う…ほんと、のこと、だ、からぁ…」

検証を続ける…自分にあまり意識を割かれていないこの状況にも感じてしまい
筆でひたすらになぞられるような性感は徐々にその水位を上げ始め

「ど、っち、も…、どっちも、したい、けどぉ…、こんな、まま、はいやぁ…っ…」

筆のような弱い刺激だけではなく
時折止まってしまうその刺激に、ねだるように手を動かしたりと体が勝手に動いてしまって

「――――、そんなこと、ない…、こんな、の…がまん、できない、からぁ…っ」

予想通り、ぼ、と顔が紅くなり、立ったまま膝を緩く折り、もう少しで崩れ落ちそうになりながら…

「あ、あ……、ごは、んに、きれ、いっていわれる、けど…う、ん…、ぬらし、ちゃって、る…、へんた、い…なのぉ…」

もはや適当な長物にもたれないと立てないほどになっており
相手の罵倒にいちいち、びく、びく、と気持ちよさそうに体を震わせ、か細い声で、認める

スー >  
「おや、男をご飯なんて……ずいぶんな言い草だねぇ……まるで魔族だ」

ガクガクしている膝。なるほど――ずいぶんと”感じやすい”からだというのもあるのかも知れない。

「あぁ、そんなふうにねだるようにされてもね。軟膏の検証はもう、終わったから。これでおしまいだよ? それともしてほしいことがあるのかな?」

さて。快楽にとけている少女には婆はどうみえているだろうか。
そこに”愛”があるなら、変じて聞こえるかも知れないが。さて

「さて、それじゃあ次だね。次はこの棒かな」

――何も言わなければ、手が離れていく

きっと、手に関してはもう、何もしてくれないだろう

アラミル > 「ま、ぞく…?そういう…ふ、ぁ…、の、じゃ、ない…っ…♡」

自分自身から生まれる快感に翻弄され
開発されきった彼女の身体はあっさりと軟膏が肌に与える影響に飲み込まれ

「―――っ、も……」

もっと、という言葉はでなかった
契約のせいもあるだろうが、彼女自身の受け身な性格故、か
愛など彼女にはなく、快感を求めるのみだが


「…っ……それ、は、な、に…?」

手が離れていくとしても、何も言えず
ただ、棒が目に入れば…手を触られることがなくなった、という喪失感と新たな検証に対する期待が入り混じった
そんな目を、相手に向けて

スー >  
「そうなのかい? じゃあ一体なんなんだい?」

眼の前の少女を識るのもいい機会だ。
漏らしてくれるなら儲けものなのだから――

「――そうかい。なら次にいこうか」

棒を差し出して。

「これはね、どうやら”震える棒”らしい。どういう構造かわかりはしないが。棒全体が振動するように出来てるみたいでね」

ほらと、持つように、差し出し。

「その振動の強度が知りたい。持ってくれるかい?」

――持てば。持った瞬間に”震える”。アナタが快楽を求めたなら。

微弱な震え。全身を静電気で弾かれたようなしびれ。でも、少女にはまだ、”足りない”かもしれない

アラミル > 「わたし、は……わたしは……
ちゅう、と…はん、ぱ、な……、も、の…っ」

快感でぼんやりとした頭で自分の、一番と言っていいほど気にしていることをそのまま口に
淫魔というには力は無く、かといって人間ではない、そんな中間…
それを察せるかは、婆次第だが

「……♡」

こく、と頷く。きっと違う刺激が、今度こそ自分を絶頂へと押し上げてくれる、と期待して

「ふる、え……」

今の、敏感な体でそんなものを持つとどうなるのか
それはわかるけれど、今度もまた、興味と、快楽への欲求には逆らえず

「う、ん…、わか、った…、ぁ――――っ、く…ぅ…!」

従順な奴隷のように、言われるがまま、握る…
瞬間、ぶる、ぶる…と婆の言う通り、棒が震え始める
全身が、中も外もその震えに引きずられるような感覚
しかし、もどかしいというところは、先ほどの軟膏と変わりなく

「も、っと…もっとぉ…っ」

ぎゅ、と願いを込めて握り込んでしまう
足りない、もっとほしい、ともはや立つこともぎりぎりの体で、懇願するように

スー >  
「へぇ……中途半端、ねぇ……?」

混ざりモノ。聞いたことはある。友人に。
なるほど。それなら精液は欲しいだろうが――さて、そんなものが店にあったかな……?

「おや、淫乱の割にはおねだりの仕方を知らないらしい。検証の主導権はあくまでこっち。なのにそれを無視させるなら、ちゃんと言うことは言わないとダメじゃないか」

手が融けそうなほどの、微弱な刺激。普通の薬、プレイじゃ中々味わえない蓄積だ。これが破裂したら例え混ざりものだろうと、かなりはしたないことに成るに違いない。

「その棒は、”欲求に反応する”らしくてね。今のアンタならすごい刺激をくれるだろうが。所有者の許可がないと強度はあげられなくてねぇ。それの所有者はこっち、だから――」

一瞬、振動を最大まで上げる。なんなら、振動を”集中”させる。例えば子宮とかに。

このマジックアイテムは、振動を欲求に合わせて調節でき。なおかつ、振動させる場所を掴んでいる者の任意の場所に集中させることが出来る、所謂”快楽拷問用”のものだ。
だから、そんなことをしたあとに

最小にして、絶頂しそうになった途端快楽を最小にすることも出来るわけで。

「――結構、良い震え方したからコッチ的には検証は満足なんだが」

最大を一瞬でも見れたからそれでいいとでも言うように

アラミル > 相手の呟きは、もう遠く
ただ、自分が何かを言ってしまったというぼんやりとしたことだけが残り

「あ、あ…ごめ、なさ…、も、じらさない、で…
いか、せて……いかせ、てぇ……っ」

短いながらも、表情を更に情けなくゆがませ、目の前の相手に懇願する
身体の疼きはもう溜まり切っており、爆発させればどうなるか予想もつかず
下着では既に女蜜を受け止め切れず
とろ、とスカートの内側で腿に沿って、淫らな液体の筋を作ってしまっており

「…っ、?、…―――え、あ…?」

相手の話は、呆けた頭には半分も入ってこず
ただ、所有者…目の前の婆が何かをした、瞬間

「ぉ…っ♡!?、あ、――――ぎ…っっっ♡♡♡」

子宮に、溜まった自分自身の欲求が、振動となって、叩きつけられる
まがい物とはいえ雌は雌。その中心を、強引に揺さぶられればその一瞬で崩れ落ち
ただ、絶頂を体が感じる前に、ふ、とそれは消えてしまって
達せると思った瞬間の…再びの焦らし、に既に店に入ってきたときの面影はなく

「けんしょ、も、いい、なら…おね、がい…、おねがい、し、ま、す…
もう1、かい…いまの、して、くだ、さ、い…ぃ…、それ、で…これ、も…なおる、からぁ…!」

身体が燃えているかのように熱く、火照りきり
最後まで頭を真っ白にさせてほしい、と、崩れ落ちたまま、相手を見つめてしまって

スー >  
「仕方ないねぇ……ちゃんと、実況するんだよ?」

やれやれと肩を竦めて。
最大にしてやる。全身くまなく。子宮だけでなく。
足も、性感帯になった手も、指も、耳の奥も、とろけた脳も、ベチョベチョの秘所も、襞の一枚一枚を、子宮も卵巣も、全部――

「ほらおイキ……お待ちかねだ。一回と言わず何度でもどうぞ」

止まらない。イッても、止まらない。
満足しても、きっと――

――”レポート”が満足するまで。

でもそれでも、死にはしない。だってそういう――

”契約(ギアス)”だから

「――さて、どれくらいまで、”啼ける”かねぇ?」

アラミル > 「す、る…、する、する…っ、――――っ!?♡、ぁ――――♡」

その条件にこくこくこく、と壊れた玩具のように頷き
そしてそれは、唐突に、彼女の内外を襲った

軟膏によって敏感にさせられた手は指の先まで
身体の外側、耳、目、鼻、足、…すべてが、快楽の振動で塗りつぶされる
一瞬、何が起こったかわからず、戸惑いの表情が生まれ
やっと感覚が、外側への刺激に追いつき、続けて内側の刺激を感じ始めれば
秘所の外側も、いつもは男根を迎え入れる肉襞の一枚も、子を孕むための場所の奥の奥まで全て、強烈に、揺さぶられる

「ぁ、イ、っで♡♡、ぃっでる、ぅっ、♡、わがんな、い♡、ぁ――が、わが、んなぃぃぃ…っっ!!♡♡
で、も、あだまも、な、か、も、イっで、とま、らな、いぃぃっっ♡♡」

知覚してしまったがゆえに、混乱と快楽というのも生ぬるい刺激の濁流にのみ込まれていく
店の床に倒れ伏し、いきのいい魚のように跳ねまわる
常人、かつギアスで『守られて』いなければ一瞬で気が狂うほどの快楽の爆発
みっともない声をあげ、涙、涎、愛液…液体を全て、体からだしながら暴れまわって
ただ、実況をしなければ、という意識はこびりつき、叫びのような実況を響かせて

「ぉ、あ、ああぁあ―――!♡♡、いぎゅ、いぎゅ、い、ぐ…っ!♡なか、も、ぞとも、イっでるぅぅっ!!」

それは、婆が十分だ、と思うまで続くだろうか

スー >  
「おやおや、洋服がぐしゃぐしゃだ」

するといったのに、これでは何もわからないなと首を横に振る。
振動を少しだけ緩めてやる。それでもイッている最中なら、十分なはずだ。

「ほら、わかんないじゃなくて、ちゃんとイッてご覧なさいな」

くすくすくすと、しゃがれた鈴の音が響く。

「秘所はどうなってる? どこが震えてる、どうなってて一番気持ちいいの、ぐしょぐしょなところ、膀胱をずんずんされたほうがいい? 潮はもっと吹きたいんでしょ? あぁ、卵子が出るようにする? 受精できないけど排卵絶頂でも、する?」

出てくる淫語は、聞こえているのか。いやいなくても――

「手はどうなってるの。おまんこみたいに気持ちいい? あぁそれよりも手のほうが良いのかな。振動はどこに一番欲しいの。まだ足りないでしょう? だって我慢してたんだもの。ほら――ちゃんと、”欲望をさらけ出して(じっきょうして)”」

アラミル > 「――――!、っ、ぁ、いぐ…!ま、だイ…っ!♡、ぁ、はー…はー…っ♡」

自分の状態すらわから無い状態から
少しだけ、全身を襲う暴虐が緩まる。ただそれでも、イき続けるには十分で

「っ――、ま、た、ひっ、ぁ…」

びく、びく、と先ほどよりはまし、という程度に体を跳ねさせて

「ぁ、あ…おま、こ…おく、の、おく、きもち、ひ…♡、もっと、だし、たい、たまご、も、だ、し、てイき、た、い…っ♡♡」

繰り返すように、うつろな目でおねだりを続けながらイき続ける
強弱もつければ、面白いように反応が変わる様も観察でき

「手、ぬ、ったとこ、ろ…びりび、り…し、て…♡、しきゅ、とおなひ、くら、いきもち、ひ…っ♡
ぶる、ぶる…、ぜんぶ、ぜんぶ、ちょ、だい…っ、くる、っへもひ、かひゃ…なか、と、しょ、と、に…ぃっ、ぶる、ぶるひっぱ、いちょ、らい…っ!♡♡」

じんわりと暖かい湯のように、相手の言葉が沁み渡る
それに従って、素直に、中も外も壊れてもいい、と実況と懇願を混じらせて

スー >  
「――なるほど。じゃあ――……」

――お望み通りに

拒否がないなら差し出す。
せっかくだ、棒の強弱切替がどこまで瞬時で出来るのかを試してみようか。
望まれたまま、卵巣を刺激し続けて。卵子を無駄にさせる一人絶頂をさせながら。
さっきとおなじように全身を最大にして――吹っ飛ぶくらいに……

――そして、お互いに満足して。アナタが、落ち着いた頃に……

ぎぃぎぃっという椅子の音が聞こえるだろう。

そうすれば、あなたは、いつのまにか商品の”ソファー”の上に居て

アラミル > 「ぉ――――ご…ぁ…―――っっ!!♡♡」

おおよそ、令嬢どころか女が上げてはいけない叫びをあげながら
一人絶頂を延々と続けられ
意識が飛び続けてもなお、刺激によって身体だけが跳ね上がるように…

そうして、どれくらいの時がたったのだろう
ぼんやりとする意識に、またぎぃ、ぎぃ、という音

「……………ぁ……、」

起きてもなお、まだ思考が無限絶頂から帰ってきていないのか身体を震わせて
…そうして、そのあと、またくる、などと一言、言って不思議なこの店をひいきにしよう、と決めた様子で

スー >  
「おや、お目覚めかい?」

ぎぃぎぃっと、鳴らすいすの音。
しゃがれた声が耳朶に響く。それはもう、彼女にとっては官能か。

「おやおや、ハマっちまったかい? 同じ試験はもうしないよ。まぁでも、必要とするなら……」

――また、ご贔屓に。お客様

その声は、どう聞こえたのやら。

蝶が照らす、暗闇を。
帰路はあっちだというように……

老婆は……

「すぅ……」

もう、寝てるようだった

アラミル > 「………う、ん…」

小さく、応える
その声だけで、快感を感じてしまえそうなほど、1度の試験は強烈で

「……また、くる…」

そう告げれば灯りの蝶が、帰路を示す。それに従ってゆっくりと進み…

「…へん、なの…」

老婆の寝息を背に、鈴の音と共に、店を去った

ご案内:「骨董屋”影の国”」からスーさんが去りました。
ご案内:「骨董屋”影の国”」からアラミルさんが去りました。