2017/05/29 のログ
ご案内:「森の中」にシンシアさんが現れました。
ご案内:「森の中」にアンセルさんが現れました。
■シンシア > 黒く大きな狼アンセルの背中に乗って森の中へと進んでくる、今日の行き先は知らない
アンセルの進む先を見つめながら、前日購入した革のリュックは…
狼姿では一人で背負えないということで、金具をつけてリュックにも首からかけれるようにも
ベルトを変えると2パターンにできるようにしてもらってた
そのカバンは自分が肩にかけて、背中に揺られながら
「ね、アンセル、何処まで行くの?」
いつもの景色のいい草原や開けた場所でなく、森の奥に奥に進んでるようで
ご案内:「森の中」にノーガルトさんが現れました。
■アンセル > 何時ものように背中にシンシアを乗せて森を歩く、何時もは教える行先は今日は秘密にして
ゆっくりとした足取りで歩く姿、その首にはいつものカバンはなく
代わりに新しいカバンをシンシアにお願いをして
「もう直ぐだ。良い場所があってな」
シンシアの問いかけにもう直ぐと言い歩いて行けば…森の中に小川が見え、その近くの開けた場所に足を止める
■ノーガルト > (いつもは先導して歩くところだけれども、今日はアンセルの後をついていった。
計画したのは彼だし、その場所をノーガルトも明かされてはいなかった。
手には、一泊できるようにとキャンプ用品を背負い。
少し大荷物になるけれども、ディンの能力のおかげで苦も無く持ち運べた。
最近、ディンの能力をこういうことにしか使っていないようにも思えるが、そこはご愛嬌というやつだ。)
「………ん…。」
(ともすれば、小川の音が聞こえてくる。
近くに沢でもあるのだろうかと思えば、確かに暑くなってきた昨今。
川べりでゆったりと過ごすのはかなりいいチョイスだと思えた。
だが、ノーガルトは道すがらいくつかの野草を手に持っていた。
シンシアの野外授業、いい機会だしと後でこれを使うことにした。)
■シンシア > 「いい場所…?」
川の音が聞こえる、揺られながら出てきたのは、少し開け場所に出てきた
ここは知らない、はじめてきたとこのようで
ノルの用意してた荷物から、前に話してたキャンプにきたつもり、ただ話が急だなと
不思議には思ってたけど
水辺が近くにあるというのは助かることも多くて、目的地についたのだろうと
■アンセル > 「そうだ、川があって開けた場所もある
今の時期は涼しくて魚も取れる」
少し森の奥まった場所、普段は全く来ない場所だけに恐らくは判らないだろうと
後に続くノーガルトが迷わないように気を付けて歩きその場とつけば簡単い説明をする
そして振り返りノーガルトに目を向け
「悪いが野営の準備を頼めるか?俺は食べてるものを狩ってこようと思う」
場所までは案内できるがその先は不得意
一応焚火後はあるので仕えるはずだと告げて
■ノーガルト > 「魚か……しまったな。それなら釣り道具を持ってくるんだった。」
(いや、残念ながら釣り道具はまだ購入はしていない。
だが、魚が釣れる場所ならば以前のように、また釣りをして3人で囲むことも悪くはない。
そう思っていただけに、本当に少し残念そうだった。
目を向けられる、それを見れば軽く頷いた。
もちろんそれは、任せておけという意味合いで。)
「ああ、わかった。多少時間がかかっても大丈夫だから、大きいやつを頼むぞ。」
(時間がかかってもいいと、ゆっくりでかまわないと。
ノーガルトはそういう意味合いでアンセルに答え、野営の準備を始めた。
大きな荷物を下ろし、軽く肩を回しながら。)
「シンシアは水の準備を頼む。…お前がどれだけ勉強していたか、テストしてやる。」
■シンシア > 「…そうなんだ」
アンセルの説明を聞きながら、景色は同じに思える
目的の場所についたようで、アンセルの背中から降りて
アンセルを送り出す言葉をかけるノルに、一緒に見送れば
ノルからの指示に
「水…うん、じゃいってくる」
水汲み用の小さめのバケツを手に小川のほうへと足を向けて冷たい水を汲んで戻ってくる
■アンセル > 「この場所はずっと忘れていてな。思い出した以上連れてきたかった」
急な話の原因は自分だと言う様にこの場所の事を告げ
背中から降りたシンシアを見上げれば、かばんは任せると目で訴える
「釣りは次回でも大丈夫だろう、魚は逃げないぞ
そうか?では大物を狙ってみよう。すまないが少し離れるぞ」
ノーガルトの言葉に頷けば、離れるとこを謝る様にシンシアにと摺り付き薮の中へ
そして少しだけ離れれば一目散に走り出す
目的地は以前に宝石を掘った洞穴、真っすぐにかけ見えてくればそのままに中へと入り込む
■ノーガルト > 「(任せておけ、アンセル…。)」
(心の中で、アンセルとの悪だくみを思い出していた。
シンシアに贈り物をするために、彼が掘り当てていた宝石を取ってくる。
それをシンシアに悟られないように、ノーガルトが足止めをしておく。
多少遅くなってもかまわない、シンシアに見つからないように、リュックの中に宝石を隠すための算段もつけてある。
後は、自分がどれだけ時間を稼げるかだ。
その間に、ノーガルトは焚火の準備をした。
道すがら、野草と一緒に枯滝の枝をいくつも集めておいた。
それらを、空気が流れるようにくみ上げれば、その中央に紙切れを差し込む。
それに、マッチの火をつけてたき火へとすれば、火の準備は完了だ。)
「よーしよし、こいこいこい………。あ、シンシア…水はそっちの鍋に移しておいてくれ。」
(…これは、ただ単に火をつけるときの合言葉のようなものだ。
シンシアに水を持ってきてもえらえば、火の番をしておくと言い残し鍋に移しておいてもらおう。)
■シンシア > アンセルがすりついて来るときに、軽く頭を撫でて離れる
少し心配そうに見送って
カバン汚したくないらしく預けられてしまってるのだけど…
水を汲んで戻り
「ノル、このくらいでいい?他なにしたらいいかな」
鍋に移すという…さされた鍋はこれかな?と組んできた水を移して
火を起こす様子をそばで見つめる
■アンセル > 離れる心配はあるは今はノーガルトを信じて悪だくみの目的のために這い入り込んだ洞穴で必死に穴掘る
穴を掘るのは疲れる作業ではあるのだが先ほどシンシアに撫でてもらった事が励みになり、よりがんばれるとばかりにひたすらに掘る
今頃は二人で野営の準備をしているだあろうと考えて
戻ればきっとおいしいご飯が、メインは狩って帰らねばならないがそれ以外は出来ているはずと楽しみで
掘って出てくるものを見て、これは違う、これは小さいと確認して汚れる事もかまわずに探し物を探して掘っていく
■ノーガルト > (さて、アンセルが戻ってくるのはいつ頃だろうか。
おそらく宝石と、獲物を狩ることで少しばかり時間がかかるだろう。
その間シンシアを足止めする方法は、いくつかある。
その一つ、彼女が冒険者としての知識を。
レンジャーとしての知識をどれだけ得ているのかを確かめようと、テストをしてみることにした。
図鑑だけではわからないことや、実地での草木の匂いを感じながら、学んで食べる。
そのことが、何よりの経験になるはずだからと。)
「よし……じゃあシンシア。まず…この二つの草のうち、片方はゆでて食べるとほのかに苦みがあって旨い。」
(見せたのは、青くなめらかな曲線のある厚みのある草。
もう一つは、色が薄く、厚みも薄いギザギザな葉。)
「このうち、どっちだと思う?ちなみに、もう一つは毒草だ。こっちだと思うものを煮込んで、俺に食わせてくれ。」
■シンシア > 「え…食べさせるってそんなの」
突然の話題に驚いてしまう、見たことはあるけど実物はまだ慣れてもいない
その毒を彼に食べさせるというのは、万が一解毒もわからないのに
それでも選択を迫る様子に、思い出すいろんな特徴を組み合わせて
見覚えのある葉っぱの形に選んだのはギザギザなほう、手にとって鍋にいれて茹でてみる
■アンセル > ゆっくりとは言われていてもやはり急いてしまうのはしかたがなく
これは小さい、これは駄目と何度も掘ってはダメ出しを繰り返し
「これならば…よさそうだ。色も大きさも問題ない」
ようやく掘り出した二色の宝石
それを仕舞おうとするが新しいカバンをシンシアに預けていたのを思い出し
やむを得ずと人の姿になり、やや大きなそれをポケットにと押し込んで洞穴から抜け出す
「次は獲物だな。こちらも気合を入れねばな」
パタパタと汚れを落とせば次はメインと森をかけ獲物を探していくことに
■ノーガルト > (大丈夫だ、選んだほうが仮に毒であったとしても、腹を壊す程度だ。
ちゃんとそのあたりは、目利きをしてあるので死ぬようなことはない。
ただ、シンシアの弁当を食い損ねてしまうのが、若干残念だったが。
だが、その思いもどうやら杞憂に終わったようだった。
シンシアが選んだほうが正解、煮込むと鮮やかな紫色となり、さっと湯通しするだけでいい。)
「よし…どうやら見た目で判断できるみたいだな。」
(しっかりと、図鑑で特徴を覚えていたようだ。
肉厚のほうは、内部に毒を仕込んであり蟲に対する防御を取っている。
薄いほうは、木の根元に生える野草であり主に煮物や、揚げ物で食べられている一般的なもの。
実は、黙っていたがシンシアがよく行く八百屋でも、取り扱っているものだ。)
「よし、じゃあ次だな。…この近くに、山菜が生えている。その山菜の中で、食べられるものを取ってきてくれ。」
(俺はここで、テントの準備をしておく。
そういって、野営に必要な日よけを準備し始めた。)
「制限時間は30分、その時間が経ったらシンシアを探しに行くぞ。」
■シンシア > 「今から…」
間違ってなかったことには、ほっとしたけど、すぐに次の課題を言われて立ち上がる
なんだか楽しくない…。
アンセルいないし、急に薬草の話になるし
楽しいキャンプのつもりで出てきてたから少しがっかりした感じ、森のほうに足をむけて
とりあえず、探す
地面を見ながら、木の根元や…川沿いの水辺とか
食べれそうな山菜、シダ科の植物が多い。じゃあゼンマイ系なら見つけることがいくつかはできて
ただ川上にあがりながら探していく、迷っても川を降ればいいと思ってるから
■アンセル > 採掘に比べれば獲物を探すのは得意の範囲
直ぐに手頃な大きさのシカを見つけて追いかける
狼の姿ではないので少々てこずりはしたが無事に捕まえてほっと一安心
後は戻るだけとシカを背負い先ずは水の匂いを頼りに川へと出て
後は戻るだけという所で……
「シンシアの匂いがするな…?」
キャンプ地にいるはずなのにと不思議そうに川を下っていけば逆に上がってくるシンシアを見つける
「シンシア、探し物か?」
この辺りは足場は悪くないが心配で、獲物を背負ったままに駆け寄っていく
■ノーガルト > 『ノル……あれはまずいと思うぞ…。もう少し、やはりお前がそばにいて教えてやるべきじゃないのか?』
「ぐ…や、やはりそうか?どうも誰かに何かを教えるというのは苦手だ…。」
(…少し失敗しただろうか……。
本当はもう少し楽しく選ばせてやれればいいのだが、あいにくノーガルトは誰かに教えるということを苦手としている。
彼女の知識で、どういうものを選んでくるのかを確かめようとしているのだが…やはりあれこれと自分で選ばせるべきだろうか。
いや、アンセルが戻ってくるまでの時間稼ぎだけでいい。
彼が戻ってきたら、きっと機嫌もよくなるはずだ。
だが…間が持たない。
できれば早く帰ってきてくれ、と思いながらテントの準備をしていた。
日よけのそれも出来上がったし、湯もだいぶ煮込まれている。
後はアンセルが戻ってきてくれるのを待つだけ、なのだが…。)
■シンシア > 片手にゼンマイ系をつみながら川沿い、木のそばと探しながらあるく
自分なりに迷わないで帰れる方法のつもり
だれもいないから、誰にも見られてないと思って
少し拗ねた顔をしてたかもしれない、アンセルが近づいてきてたのも
声がかかるまで気づかず
すぐそばで声がして顔をあげると人の姿のアンセルがいて
「わ…びっくりした」
つい、驚いて声をあげてしまう、手にもってた山菜を少し落としてしまったのを拾いながら
■アンセル > 見れば拗ねているシンシアの様子にどういう時間稼ぎをしてるのかとノーガルトを問い詰めたくなる
だが今はそれよりもと声を掛けたのだが驚かせてしまった事に耳が垂れ
「すまない、驚かせたか。戻る途中なのだが見つけて声を掛けたんだ」
山菜を拾うシンシアに見えるように狩った獲物、シカを見せてどこか誇らしげに
もしシンシアの用事は終わっているなら一緒に返ろうというつもりで
■ノーガルト > 『今からでも遅くはない、迎えに行け。…もっとも、女に逃げられて貴様の泣き顔を見るのも悪くはないがな。』
「ダイン……割と冗談にならんぞ、それは。」
(だが、ダインのいうことももっともだ。
いちいち厭味ったらしくはあるのだが、正論を言う漆黒の剣。
どうせテントの準備もできたし、することもないのでシンシアを探しに森の中へ。
その姿は、割と浅いところで見つかった。
傍らには、大きな獲物を抱えているアンセルの姿もある。
どうやら、彼とうまく合流できたようだ…が。
どうにも声を掛けづらい。
さっきのシンシアの様子からして、あまり楽しいという表情には見えなかった。
さて…この方法はもう今後やらないということで、誤って赦してもらおうと思うが…どう声を掛けたものか。)
「……えーっと、な、なあダイン……。」
『知らん。』
(いったん隠れて、ダインに助言を求めようと思ったが…一蹴されてしまった。)
■シンシア > 「あううん、私もう少し採っていくからアンセル、その鹿ノルに捌いてもらって?」
新鮮なんだから立派な鹿をシメて臭みをとっておきたい
でも今は…山菜を時間内にとるようにという話だから
まだ片手には少ない、ありきたりなものしかないし
と視線を森のほうにむけ、茂った場所にみつけた
セリとコシアブラがたくさん
「そこにもあるから、先かえってて」
間違いのない葉っぱの形、春先の山菜を茂みに2種類も同時にみつけた
これで少しは量も増えるだろうと
■アンセル > 「そうか…?では俺も一緒に居よう。今のシンシアは一人に出来ない」
新鮮ではあるがちょっとぐらいシメるのが遅くなっても大丈夫
それよりも不機嫌という顔をしたシンシアの方が心配だと告げて
手に持っている山菜を見るに取ってくるようにと言われたのか?と首を傾げて
この辺りは沢山山菜が生えているので直ぐに集まると思って
「そこのほかに。そちらにもあるぞ。集めて一緒に戻ろう」
シンシアが見つけた場所の少しだけ離れた場所にも生えていると告げて
そして視線を巡らせればノーガルトを見つけてしまい
どうしてこうなっている?と視線で問う様にじっと見つめる
■ノーガルト > 『……おい、見つかっているぞ。』
「え……?」
(木の向こうを見ると、確かにアンセルがこっちを見ている。
なんだか睨まれているような気がして…かなりばつが悪い。
敬われている男だが、この時ばかりはその評価も随分と下がる覚悟をした。
ノーガルトも人間だ、失敗したと後悔する時だっていくらでもある。
例えば、今なんかがまさにそれだろう。
二人で山菜を取っている様子を見ながら…軽く両手を合わせた。)
「(すまん、シンシアが最近見ている野草の実地体験をさせてやろうと思ったんだが失敗した。)」
(そういう風に、伝わるかどうかもわからない念を飛ばす。
やはり、時間稼ぎの難しさを改めて思い知らされたのであった。)
■シンシア > 「いいの?ありがと」
知らない森だし、少ししか離れていなくても
近くにいてくれるなら安心もする、見つけた山菜をしゃがんで摘み取っていく
アンセルが示した場所には、コゴメとウルイを見つけることができた
でもこれは…自力じゃない、あとでノルに伝えればいいか、ととりあえずそれも摘み取りながら
けっこうな量が集まったから
「アンセルこのくらいでいいかな」
3人の量としてどうだろう、いちおう覚えた食べられるものを選んだつもりだけど
■アンセル > こっちに来ればいいのに来ないノーガルトをじっと見つめていると声を掛けられ
普段と変わらない真面目な顔でシンシアに振り返り
「この辺りはまだ知らないだろう?大丈夫だとは思うが念のためだ」
川をたどれば戻れるはずだが万が一もあるので一緒にいると
シンシアのお礼の言葉には当然と言う様に頷いて見せる
告げた場所の山菜も収穫しているシンシアを見ながらも周辺に気を配っておき
「それぐらいあれば大丈夫だろう。戻るか」
それだけあれば大丈夫だと思う、そう頷いてみせて
迷子にならないように手を繋いで帰ろうと手を差し出し
そしてシンシアに気が付かれないようにノーガルトにこれから戻ると視線を向ける
■ノーガルト > (まあ、テレパシーなど使えるはずもないので、やはり意図は伝わらなかったか。
シンシアとアンセルが二人で山菜を取っているのを見つつ。
本当ならノーガルトがこうするべきだったのだろう。
やはり、一人でいるときの時間が長かったためにそのことに完全になれてしまっている。
そのことを、シンシアにもさせようとしていたのは失敗だった。
今後は、このことはやめておこうと心に誓いつつ。)
『戻るようだな……。』
「みたいだな…お詫びに、何か果物でも取っていくか…。」
(あまりシンシアの機嫌を損ねさせたくはない。
せっかくのキャンプが台無しになってしまわないように、何かをしなければ。
もちろん、同ずつをさばくのも大事だが、二人が喜んでくれることを。
いろいろと考えることが得意なはずのノーガルトが思いついたのが、果物を持って帰ること。
このあたりならばキイチゴが取れるはずだ、地面を凝視しながら、イチゴがなっていないかどうか探しつつ戻っていく。)
■シンシア > ノルの視線や気配に気づくことなく
山菜をとってた
とりあえず量をアンセルにも見せて、このくらいでいいという返事をもらえば納得し
あとはノルがこの山菜でどう言うのか
…急にテストみたいなのが始まったことで、キャンプをしにきてる風じゃないことに
つまらなく感じてたけど…アンセルも帰ってきたし、今から戻るとノルもいる
やっと3人でいられるはずで
「うん…」
川沿いを戻るだけだけど、手を出されると嬉しそうに繋いで握って
■アンセル > 近くにはノーガルト以外の気配もなく、獲物を奪う獣も来ない様子に力を抜き
始めてくる場所でこれだけの山菜を集めれるなら凄いとシンシアに告げる
一つ判らないのはなぜ山菜集めなのだろうとノーガルトの考えが判らずに
先ほどの拗ねたような顔で自分から進んではないのは判るのだがと
「シンシア、ノーガルトに悪気はない。だから拗ねないでくれ」
手を握り嬉しそうにするシンシアに告げれば歩幅を合わせて川沿いを歩き
きっと今事は先に戻ったノーガルトがいると判っているので戻ればそれとなく聞いてみようと思いながらもキャンプ地に向かって
■ノーガルト > (キイチゴを集めながら、ゆっくりとキャンプ地に向かって歩いていく。
さて、どうやってシンシアの機嫌を取ろうかと考えつつ…やはり山菜をちゃんと取ってこれたのを褒めるべきか。
できたことをちゃんと褒める、当たり前のことだが…シンシアにはこれが割とよくきく。
さすがにアンセルとの悪だくみを話すことができないので、そこは黙っていようと…。
キャンプ地に戻れば、さてどうしたものかともう一度考えていた。
集めたキイチゴを眺め、ご褒美にこれを送る?
何を馬鹿なことを、シンシアを余計におこらせてしまうだけだ。
やっぱり、最初のプランで行こうと、消えかかった日をもう一度起こした。
アンセルの飼った獲物のこともあるし…。)
『ノル、帰ってきたみたいだぞ。…さて、お前の慌てふためきながら言い訳をする、無様なさまを見せてもらおうか。』
「いつになく嫌味が厳しいな、ダイン……。」
(いや、むしろ平常運転というところか。
振り返れば、大きなシカを持っているアンセルとシンシアの姿。
さて…どう顔向けしようか。)
■シンシア > 「わかってる…ちょっと…拗ねただけ」
軽く手を揺らし、テントが見えてきて、またノルに言われそうで手を離した
森に遊びにいく、キャンプをしにいくつもりで出てきてたから…急なことについていかなかっただけ
家であれだけ本を読んでたのだから
実物もちゃんと集めることもできてた、つもり
キャンプが見えてきたら人影も見えた
「時間過ぎてない?見つけたのだけ持ってきたけど、アンセルも帰ってきたから一緒になった」
少しぎこしないながらも、アンセルと合流した理由を話し、集めてきた5種類ほどの山菜を広げるように見せて
■アンセル > 手を繋いでキャンプに戻る道中
少しでもシンシアの機嫌が直って欲しいと強く手を握り
キャンプが見えてくれば離される手にさみしそうにしてしまう
きっとシンシアとしては楽しいキャンプを考えていただけに想定外の事だったのだろうと
それを思えば男二人の悪だくみを話せない事の罪悪感に尻尾が垂れて
キャンプとノーガルトが見えてくれば、静かに焚火に近づきシカを降ろし
ノーガルトに山菜を見せているシンシアとを交互に見て
今の内と掘ってきた宝石と新しい鞄へと入れて隠してしまう
■ノーガルト > 「ん、お帰り……ああ、アンセルも一緒になったのか。」
(努めて普通に、努めて冷静に。
いつものノーガルトをある種演じながら、ノーガルトは二人に話しかけた。
男二人の悪だくみ、それを話せないのは仕方がない。
だが、それをすればきっとシンシアは泣いて喜んでくれるに違いない。
そう思わないと、罪悪感から話してしまいそうになってしまう。
ノーガルトは、後ろめたさをひた隠しにしていつもの表情を作った。)
「ああ、むしろぴったりだ。…さすが、よく勉強しているだけあるな。これなら、長期野外の依頼でもシンシアを連れていけそうだ。」
(山菜を見れば、このあたりでとれるちゃんと食べられるものばかりだ。
きっとこれを煮込み、そして肉と一緒に煮込めばうまそうなスープが出来上がるだろう。
調味料も持ってきていることだし、料理はシンシアに任せて、まずはシカをさばくとしよう。
その傍らで、宝石を隠しているアンセルの姿が見えた。
なるほど、どうやら納得のいくものも見つかったようで何よりだ。
これで心置きなく、キャンプを楽しむことができそうだ。)