2017/05/24 のログ
ご案内:「川」にオーベさんが現れました。
■オーベ > くい、と僅かに竿の先端を引かれる感覚
その感覚に、むっ…と閉じていた瞳をかすかに開けば、竿を持ち上げてつれた魚を川面から引き上げる
針を外し魚を手に取れば、じ、と魚に目を凝らす。サイズは良く食べ頃、といった所だったが、
そうっと流れの弱い場所へ離してやる
「雌を食うとそのうち釣れなくなるからな…」
特製の練りエサを針の先端に付ければまた、川の流れの魚の潜んでいそうな場所へ落としてやる
くわ、と欠伸を零せばまた、眼を閉じて微動だにしないものだから傍目には起きているんだか寝ているんだか、
と言った雰囲気であった
■オーベ > 川の流れる音、鳥の囀る声…自然と一体になるほど眠気が増して行く気がする
近隣には魔物も出没するというのに良い気なものである…隙だらけの風体を魔物が見れば、
しめた、と飛びかかるか…それとも、不気味なほど隙だらけな事を警戒して訝しく思うのか…果たして…
竿に再び反応があれば、先程と同じようにくい、と竿をあげて魚を針から外す
今度は雄であったから、遠慮なく腹を裂き、内臓を抜けば蔦を縒ったものに通しておく
「二匹食って残りは燻すか…」
持ち帰るのが面倒ではないのは5匹か6匹といった所だろう
あと、数匹も釣ったら家に戻ろう、と再び餌を川に投入する
今度は先程と少し位置を変えて、大物がいそうなポイントにした
■オーベ > もうしばらく川で釣りを続け、持ち帰るのに苦労はない程度、自分が消費できる程度の魚を確保すれば
竿をさっ、と片付ける
「まあ、こんなもんか…次、王都行ったら鍛冶屋に針作ってもらうか…」
最後に忘れ物がないか、周囲を確認すれば軽く伸びをして住処に帰っていった
ご案内:「川」からオーベさんが去りました。