2016/11/06 のログ
ご案内:「古代遺跡型ダンジョン」にセラさんが現れました。
■セラ > 古代の遺跡にして魔物の蠢くダンジョン。
その内部の一室。閉ざされた扉の向こうで響く、どこか卑猥に響く粘着質な水音。
扉の向こうで蠢く何かを想像させる音に、怒れる少女の叫びが混じり。一拍遅れて、室内から扉が吹き飛ばされ、剣を片手に握った黒衣の少女が通路へと飛び出してくる。
少女に追いすがるように、室内から触手の伸びるが通路はテリトリーの外なのかすぐに引っ込み。
それを確認して、ほっと一安心とばかりに肩の力を抜いて息を吐き。
「転送トラップから触手部屋送りとは……服がべとべとではないか……」
触手の粘液で濡れて肌にまとわりつくドレス。ダンジョンアタックにふさわしいとは言い難いが、見栄え優先で選んだ格好。ついでに、魔法の使用を自重した縛りプレイで剣術鍛錬と遊びを交えてのダンジョンアタックだったが、開始後一時間も立たずにちょっとした酷い目にあってしまったと肩を落とす。
さすがに全身ぐっしょりとはいってないが、ちょっと油断が過ぎたかと反省し。さて、ここはどこだと左右を見渡す。
転移で飛ばされて、ここがどこだかも、出口はどっちかもわからない。
少しばかり、考えてからとりあえず進めばどこかに行きあたるだろうと、先ほどまでよりも少しばかり慎重な足取りでこちらが先と決めた方向へと歩き出す。